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2017.12.22科学・IT

週末の定番お天気番組TBSテレビ「ウィークエンドウェザー」ができるまで

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毎週土曜日、楽しいニュース.com でお天気コラム「久保井朝美の空だより」を執筆中の気象予報士の久保井朝美さん(以下、久保井さん)。
その夜には、TBSテレビ「ウィークエンドウェザー」で、日曜日のお天気を生放送で伝えています。
今回は、その「ウィークエンドウェザー」ができるまでを放送当日に取材し、報道局ウェザーセンターの チーフOさん(以下、Oさん)、ディレクターNさん(以下、Nさん)、そして、久保井さんにお話を伺ってきました。

 

TBS放送センター

 

— 何名ぐらいで番組を作られているのですか?

Oさん: プロデューサー、チーフ、ディレクター、気象予報士の久保井さんで作っています。

 

— 季節にまつわる各地の映像が番組冒頭で放送されますが、どのように決めているのですか?

Nさん: ネットや雑誌を見て、調べて、現地に電話して、状況を確認しています。
そして、場所が決まったら、放送前日などに自分たちでカメラを持って行って、撮影しています。

 

Oさん: お天気の番組なので、季節感を重視しています。
天候が悪い場合を考えて、ロケの日程を前倒しにして撮りに行く場合もありますね。
撮影した映像を編集し、原稿を用意するのはディレクターのNです。

 

編集会議の様子 左からOさんとNさん

 

— 番組作りで楽しいことや苦労していることはありますか?

Nさん: まだ経験が浅いため、撮影しながら新しい知識がどんどん増えていくことがやっていて楽しいです。回を重ねるごとに、文章を考えながら、こういう映像が撮りたいなぁというのが具体的にイメージできるようになってくるのが楽しかったりしますね。
大変なところは、ロケ先を探すのが大変です(笑)
ありきたり過ぎずに、ちょっと変わった楽しいものを探そうと思っています。
短い時間に伝えるのに、どうしたらわかりやすい文章になるか、どういう順番にして、どこをカットすればよいのか、といったことがすごく大変です。
たとえば、今日これから放送する日比谷のクリスマスマーケットのロケの場合、イベントの規模が大きくて、撮影対象になりそうなものがいろいろとあるため、どれを採用するか、どういう説明の文章にするかは結構苦労しました。
取材は1日かけていますが、せっかく撮っても使われないシーンも多く、放送では一瞬で終わってしまって、儚い感じです(笑)
また、どういう文章にしたら視聴者のみなさんに伝わるのか、その文章に合った映像をどう合わせていくのか、という点に苦労しています。番組スタッフの人たちにもいろいろとアドバイスをもらいながら進めています。

 

Oさん: 短い番組とはいえ、多くの人に観ていただいているというのは楽しく、やりがいがあります。私も撮影が好きで、いい映像が撮れたときも楽しいですね。
Nがやりたいことと、私がやりたいことをうまくすり合わせて調整していくのが少し大変です。ちゃんと話し合って決めています。ですよね? Nさん?(爆笑)
放送では耳から入る言葉になるので、難しい言葉を使わないようにとか、テロップの表記とかを指摘したりしています。

 

VTRのプレビュー

 

— 放送当日に台風情報などを伝えるために、ロケで撮った映像が使われないこともありますか?

Oさん: あらかじめ台風情報を伝えると予想できる場合には、ロケに行かないこともありますし、ロケの撮り直しに行ったことも2度ほどあります。そのあたりは しょうがないと割り切っています。

 

— 視聴者のみなさんに番組のここを観てほしいといったところはありますか?

Oさん: 実は、ロケは撮影機材を持って、公共交通機関を使って現地に赴き、たくさん撮った中から、短い放送時間に合わせて、ワンカット、ワンカットにこだわって厳選したものを放送しています。また、なるべくお天気の良い日に撮影して、きれいな映像をお届けできるように心がけています。 そういうところを視聴者のみなさんにぜひご覧いただきたいです。

 

天気図を見て情報収集中の久保井さん

 

— 放送で話す予報内容はどのように決めているのですか?

久保井さん: 関東ローカルの番組なので、まず、関東の天気図を解析して、次に明日の一番伝えたいポイントは何かを判断します。そして、テレビなので見た目でわかりやすく伝えるにはどうしたらいいかを考えて、CG(コンピュータグラフィック)にして視聴者のみなさんに見せる、という流れです。
たとえば、今日の場合、ちょっと気温が高かったのですが、あすの朝方は寒くなります。「寒気」の絵を使って、上空に冷たい空気が流れ込んでいる様子と、冬型の気圧配置で北よりの風が吹くので、明日は今日よりも寒くなる、ということを一番大事な情報としてメインに伝えようと思っています。

 

— 予報を解析するのには、どういうツールを使っていますか?

久保井さん: 天気図自体は、紙に印刷してチェックします。時間遷移がわかるような動きのあるものは、PCで確認します。その日の天気によって、複数台のPCを使うこともあります。

CGルームで予報画像の確認

 

スタジオリハーサルをする久保井さん

 

— 伝える内容はすべて丸暗記されて話しているのですか?

久保井さん:  もちろん伝えたいことは事前にまとめていますが、原稿に書いているというわけではなく、映像に合わせてその場で話しています。

 

生放送オンエア中の副調整室

 

— 放送する上で意識していることは何ですか?

久保井さん: 「使える情報」を伝えるということを意識して放送しています。
たとえば、平年よりも気温が高い・低いということを伝えるほうが、わかりやすい時期とそうでない時期があります。昨日との気温差で伝えるほうがわかりやすい場合もあります。状況に合わせて、使い分けることで、視聴者のみなさんに、あすは今日より暖かい服装にしたほうが良いと思ってもらえるかなと。よりイメージしてもらいやすい言い方をするように心がけています。
傘を持っていくということでしたら、大きい傘を持っていくのがいいとか、折り畳み傘を持ってくのがいいとか、服装なら、半袖がいいのか、長袖がいいのか、秋物ぐらいのコートでいいのか、冬物のコートがいいのか、もっとしっかりとした防寒でダウンコートを着たほうがいいのかなど、具体的に言うようにしています。
限られた時間の中で、何を伝えるかは一番考えるところです。あれもこれも伝えても逆にわかりにくくなることもありますので、情報の取捨選択が悩むところです。

 

番組終了後の反省会

 

たとえ数分の番組でも、ロケや分析・リハーサルなどの準備を十分に行って、よい映像を放映し、わかりやすく予報内容を伝えようとする努力が「ウィークエンドウエザー」には凝縮されているんですね。
本番前の非常に忙しい時間に、取材に快く応じていただきまして、本当にありがとうございました!

 

(執筆 森川創)

 

関連リンク:

▼ウィークエンドウェザー – TBSテレビ (毎週土曜日 18:50放送中)
http://www.tbs.co.jp/tenki/weekend.html

 

▼久保井朝美プロフィール
http://www.weathermap.co.jp/caster/kuboi-asami/

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