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2017.04.06話題・おもしろ

気象予報士ランキング2016 総合 第1位 手塚悠介さんに まるごとインタビュー!(前編)

気象予報士ランキング2016で、見事、総合第1位に輝いた 手塚悠介さんにインタビューをしてきました。

今回は その前編です。気象予報士になるまでの話を中心にたっぷり語っていただいています。

 

 

まずは気象予報士になろうと考えたきっかけを教えていただけますでしょうか。

 

元々は商社で営業の仕事をしていました。子供のころは気象予報士になるなんて、まったく考えてもいませんでした。サッカー選手になりたかったんです(笑)

高校時代は Jリーグの下部組織でプレーしたこともありますが、大学の時に挫折しました。当時、グローバル化が叫ばれていたことと、よく海外出張をしていた父の影響もあって、商社へ就職しました。仕事は楽しかったのですが、ずっと続けられるものとして何か資格を取りたいと思うようになりました。中小企業診断士や通関士などの候補のうち、気象予報士を取ろうと思うようになりました。

 

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いろいろな資格の中で、気象予報士を選んだ理由は何ですか。

 

サッカーをやっていたので、翌日の天気が気になって、テレビの天気予報番組を観るのが好きでした。小さい頃から夕方放送していたTBSテレビ「ニュースの森」に出演されていたお天気キャスターの森田さんを観ていました。気象予報士の方々は、温かくてホッとできるという漠然とした印象でした。

大学の専攻が商学部経営学科だったので、理系の気象予報士なんて絶対できないと思っていましたが、いざ気象予報の勉強を始めると、面白くてすごくのめり込んでしまいました。

 

気象予報士の試験は合格率も低く、難関な試験ですが、すぐに合格されたのですか?

 

4回目の受験で合格しました。自分の得意とする答えやすい問題が出題されて運が良かったと思います(笑)

最初は仕事をしながら1年間ぐらい独学していました。この1年で気象予報の楽しさを知り、本格的に勉強をしようと商社を辞めました。契約社員として、定時で終えて勉強時間を確保できるコールセンターの仕事に変えて、気象予報士講座「クリア」でさらに1年間勉強しました。クリア受講から、気象予報士試験の受験にもチャレンジし、2年目に合格しました。(注: 気象予報士試験は 夏・冬 年2回実施されます。)

同世代の人たちは少しずつ会社で頭角を現してきている頃でしたし、実は、両親には会社を辞めて気象予報士の勉強をしていることを一切話していなかったので、精神的に追いつめられるようなプレッシャーを感じることもありました。30歳になる前のぎりぎりのところで合格できて、本当に良かったです。

 

 

合格されてからは どうされたのですか?

 

合格してからもすぐに気象予報関係のお仕事があるわけではないですし、年齢も30歳になっていましたし、再び営業職に就こうかな~と心が揺れ動いていました。

そんなときに、ウェザーマップからお仕事の話があって、気象予報士としてのお仕事に就くことができました。結局、合格から1年間かかりました。

気象予報士試験に合格しても、実際に気象予報の仕事に就いている人は1割ぐらいしかいないのが実情です。

 

現在出演されている静岡第一テレビのお仕事を担当されたのですか?

 

いいえ、最初は東京でテレビ局のお天気番組の原稿を書いたり、サポートをしたりといった裏方の仕事を半年ぐらいしていました。

その後、静岡でお天気キャスターをやってみないかというオファーが急にありまして、その1週間後に静岡で面接とカメラテストがありました(笑)

 

 

今までテレビに出演するというお仕事はしていなかったのに、いきなりカメラの前に立つお仕事をすることは、ハードルは高くなかったですか?

 

正直なところ、あまりハードルを感じませんでした。もちろん緊張もしましたし、不安もあったのですが、「待ってました!」という感じでした。

「なんか、できそう!」って勝手に調子に乗ってました(笑)

おそらく、商社で営業をしたり、コールセンターの仕事をして、話すことに慣れていたからだと思います。そのため、緊張していましたが、最初から楽しく仕事をすることができました。

 

 

アナウンサーのような「話し方」のトレーニングはしましたか?

 

ウェザーマップで、録画をして上司にチェックしてもらいフィードバックを受けるという練習は多少しましたが、当時はアナウンサーのような本格的は話すトレーニングはなかったです。今は、ウェザーマップでもアナウンスの練習をする機会があるようです。

滑舌をよくしたり、早口になってしまわないように心がけています。

 

 

最初の出演は緊張しましたか?

 

緊張はもちろんしていましたが、本番放送よりも、カメラテストの時のほうが緊張していました。

放送では、カメラを相手にしていて、その向こう側にいらっしゃる視聴者をなるべくイメージしないようにすることで落ち着いていられたと思います。

また、静岡第一テレビの番組に出演されている方もスタッフの方もみなさんがすごく良い方々ばかりで、あまり緊張しなかったんだと思います。

 

後編を読む

 

(撮影・編集: 森川 創)

関連リンク:

手塚悠介(てづかゆうすけ)さんプロフィール

http://www.weathermap.co.jp/caster/tezuka-yusuke/

 

静岡第一テレビ まるごと

https://www.tv-sdt.co.jp/marugoto/

 

静岡第一テレビ マルシェア

http://www.tv-sdt.co.jp/bangumi/index.php?mode=show_article&seq=52109

 

静岡第一テレビ news every. しずおか

http://www.tv-sdt.co.jp/nnn/area.html

 

ウェザーマップ

http://www.weathermap.co.jp/

 

気象予報士応援ナビMAGAZINE

https://mag.weathermap.co.jp/