『GQ JAPAN』(コンデナスト・ジャパン発行)は、ジャンルを問わずその年に圧倒的な活躍を見せた人々を讃えるアワード 「GQ MEN OF THE YEAR」を毎年開催しています。
日本での開催は今年で 20回目を迎えます。記念すべきアニバーサリーイヤーを彩る受賞者は、アイナ・ジ・エンドさん(アーティスト)、小田凱人さん(プロ車いすテニスプレイヤー)、小島秀夫さん(ゲームクリエイター)、timelesz さん(アーティスト)、高橋文哉さん(俳優)、藤本壮介さん(建築家)、吉沢亮さん(俳優)、RIP SLYME さん(アーティスト)の 8組に決定しました。(※50音順)
■高橋文哉さん(俳優) ブレイクスルー・アクター賞

〈受賞理由〉
NHK 連続テレビ小説『あんぱん』で辛島健太郎を演じた高橋文哉さん。
穏やかで素朴なケン ちゃんは、日本の朝を明るくしてくれた。
博多弁での演技や主演映画の公開、ドラマのプロデ ュースを手掛けるなど、多岐にわたる活躍で、表現者として覚醒していく高橋さんから目が離せない。

- 2025年を振り返っていかがでしたか?
今年は、朝ドラに初出演させていただいたり、自分の初プロデュース作とか、「初めて」を経験させていただいた1年でした。
2025年が始まるときに、今年は挑戦の年にしたい、と1年間突っ走ってきたのですが、それがかたちになった1年でした。

- 活躍を一番感じた瞬間は?
バラエティー番組のレギュラーをいただいて2年目になったり、朝ドラに出演させていただいたりして、知っていただく方々の年齢層が上がったのを感じました。
地方ロケで食事をしているとお声がけをいただく機会がすごく増えました。

- 役に入る前のルーティンがあれば教えてください
まったくなくて、現場に行って、現場の空気とヘアメイクや衣装に助けていただいてスイッチが入って役になれます。
■小田凱人(プロ車いすテニスプレイヤー) ベスト・アスリート賞

〈受賞理由〉
全米オープン車いすテニス男子シングルスで優勝して 4 大大会を制覇。
昨年のパラリンピック の優勝を合わせた”生涯ゴールデンスラム”を、史上最年少 19歳 3カ月であっさりと達成してしまった。
ベスト・アスリート賞の授賞は、満場一致で決定だ。

- 受賞の感想は?
昨年はネクストのジャンルで選んでいただき、夢見ていたステージのアスリート部門に今年は選んでいただき、光栄に思っています。

- 1年を振り返っていかがですか?
満足いく1年になったかなと思いますし、目標としていうところにたどり着けたかなという自覚はありますが、まだまだ上に上がれるんじゃないかと思った1年でした。

- 今日の衣装のポイントは?
この日のためにオーダーしたスーツで、杖だったりアイテムだったり色味に合わせて選びました。
キラキラが付いた白いスーツは着たことがなかったのですが、特別な日に纏うことができて、テニスとは違った気持ちで楽しんでいます。
■アイナ・ジ・エンドさん(アーティスト) ブレイクスルー・アーティスト賞

〈受賞理由〉
BiSH 解散後、ソロアーティストとして飛躍を遂げたアイナ・ジ・エンドさん。
アニメ『ダンダダン』の主題歌「革命道中 – On The Way」が全世界で大ヒットし、その唯一無二の声と表 現力が国内外で高く評価されている。
自らの感情を全身で歌い上げる姿が、多くの人の心を震わせている。

- 今の気持ちは?
グループを8年やって、まだファッションに自信がないときに、ソロとしてGQ JAPANの表紙を飾らせていただいたときに、ファッションは楽しんだという学びをいただきました。
それから時を経て、このような機会を得て有難いです。

- この1年を振り返っていたかがですか?
アイナ・ジ・エンドとしては、10周年、解散してソロとしてはまだ2年目の新人のような気持ちでした。
ツアー中にファンの人を家族と同じぐらい大切なんだと伝えられるようにライブをしたら、自分の意識が感謝できるようになった1年でした。
- 「革命道中」の再生回数が1億回を突破し、人々に愛される理由は?
自分自身が革命の道中にいる気がしています。
革命を起こしたいときはひとりではまったくできなくて、目の前にいる大切な人を守るために頑張れるという気持ちをこめて書きました。
アニメ「ダンダダン」の面白さのおかげで、こういう景色を見させてもらえることに感謝の気持ちでいっぱいです。
■小島秀夫さん(ゲームクリエイター) ベスト・クリエイター賞

〈受賞理由〉
小島秀夫監督が手掛けた『DEATH STRANDING』は、ゲーム内でプレイヤー同士が繋がり、ゲームと映画が繋がり、監督自身が繋いだ俳優や監督が出演するなど、ゲームという概念を超えた新しいエンタメ。
次作以降も私達の想像を凌駕する革新的な作品を開発中で、その鋭い感 性に圧倒される。

- 今の気持ちは?
ビックリしています。ゲーム業界で来年で40年になりますが、ゲーム作りが評価されたのかなと喜んでいます。
- 1年を振り返っていかがですか?
新作ゲームの「DEATH STRANDING 2」が発売されて、プロモーションのため地球6周ぐらい世界中を飛び回って大変な1年でした。

- 今後の夢は?
ゲーム作りは続けてたいですし、映画も作りたいですが、宇宙飛行士にあこがれていたので、地球6周といわずに大気圏外に行きたいです。
それに、今年流行りましたが、「国宝」になってみたいです。これ、笑うところです(笑)
■藤本壮介さん(建築家) ベスト・アーキテクト賞

〈受賞理由〉
大阪・関西万博の会場デザインプロデューサー、大屋根リングの設計で、多文化的な“人の集 まり”を象徴する場を見事に創り上げた。
特に大屋根リングは、圧倒的スケールながらも周囲 と調和する心地よい空間で、今年最大のシンボル建築と言っても過言ではないはずだ。

- 今の気持ちは?
万博もあって1年間かなりバタバタで走り抜けた年でしたので、すばらしい賞をいただけて本当にありがたいです。
- この1年を振り返っていかがでしたか?
万博開幕前は厳しいお言葉をいただいていましたが、最終的にはみなさんに喜んでいただき、大いに盛り上がったので、ほっとしてます。充実した1年でした。

- この1年で一番幸せを感じた瞬間は?
万博最終日に現地でいろいろな方から「ありがとう」という言葉をかけていただきました。
自分一人で実現したものではなくて、来場者のみなさん、関係者のみなさん、その他大勢のみなさんに盛り上げていただいたので、同時に自分からもみなさんに「ありがとう」と言えたのがすごく印象的でした。
■timelesz さん(アーティスト) ブレイクスルー・ポップ・アイコン賞

〈受賞理由〉
社会現象にもなった新メンバーオーディション番組「timelesz project -AUDITION-」で5人のメンバーを迎え、再び歩みだした timelesz。
個性あふれるメンバーと確かなグループとして の結束力で躍進し、年末年始には初ドームツアーも決定。
いままさに日本のポップシーンに新風が吹き込んでいる。

- 今の気持ちは?
元をたどれば、去年オリジナルメンバーがオーディションを開催してくれたこと、何か夢をつかみたいと一歩ふみだした僕たち新メンバー、そして、何よりささえてくださったファンの方、スタッフの方がいたから受賞できたものと思っています。
来年からも自分たちの信じるエンタメを突き詰めて突き進んでいきたいです。
過去への称賛だけでなく、未来への責任として今回の賞を受賞させていただきたいと思います。
- この1年を振り返って
個性豊かな5人の新メンバーが加わって、新しい価値観が加わることで新しいものが生まれましたし、今まで以上に楽しく活動していくことをコンセプトに取り組んでいます。
timeleszらしいエンタメを追求しながら、一人でも多くの人に幸せを届けることができたらと思っています。
- 1年間を採点すると?
150点。ドーム公演が控えているので、そこでは 200点を目指したいなと思います。
- 参加されていないメンバーとも話をされましたか?
スケジュールの都合上来れなかったメンバーも会場に来たがっていました。

- 挑戦してみたいことは?
メンバーの家でホームパーティをしたいです(笑)
活動に関しては、常に挑戦するグループでありたいなと思います。
- ホームパーティは誰の家で?
寺西くんの家じゃないかな?(笑) 貝パーティをしたいです。
■吉沢亮さん(俳優) ベスト・アクター賞

〈受賞理由〉
映画『国宝』で稀代の女形・立花喜久雄を演じた吉沢亮さん。
1年半かけて磨き上げた歌舞伎 の所作や踊りに息を呑み、その圧倒的な表現力に多くの観客が涙した。
堕ちた喜久雄が乱れ踊 るシーンは、狂おしいほど美しく、日本映画史に刻まれる名場面になった。

- この1年を振り返って
主演映画2本と、朝ドラがあって、特に「国宝」は、こんなにもたくさんの方に観ていただけるとは想像もしていませんでした。
たくさんの方々に支えていただき、いろいろな挑戦ができました。

- 来年挑戦したい役柄は?
来年はミュージカルをやるので、自分の中ではハードルの高い挑戦です。
舞台に立てるように、今のうちから必至に稽古を重ねている日々です。

- ここ数年で俳優として成長を実感した瞬間は?
いろいろありますが、やっているときは成長していることは気づかないのですが、何年かたってから気づくことが多いです。
4、5年前に大河ドラマに主演で出させていただいたのですが、たくさんのことを学ばせていただきましたし、共演した俳優さんも本当に素晴らしい方ばかりで毎日いろいろなことを吸収させていただいた現場で成長させていただきました。
- 年末年始の理想の過ごし方は?
男4人兄弟で年末過ごすのですが、今年は役作りでやることが多いのですが、できれば家族と過ごしたいなと思います。
■RIP SLYME さん(アーティスト) アチーブメント・アーティスト賞

〈受賞理由〉
来年 3月でデビュー 25周年を迎える RIP SLYME が、1年間に期間を絞り 8年ぶりにオリジナルメンバー 5人で再集結した。
洒脱なトラックとユーモア溢れるスタイルで、日本のヒップ ホップシーンを切り開いてきた彼らは、今なお多くのアーティストに影響を与え続ける存在だ。

- 再結集して1年を振り返っていかがですか?
春フェス、夏フェス、自分たちのワンマンツアーも回って、気づけば師走で、充実した年を過ごさせていただきました。

- 印象的なエピソードは?
ワンマンツアーを 10月から 11月に行って、ほとんど東京にいませんでした。
この年齢で大丈夫かと思いましたが、和気あいあいと楽しくライブができ千秋楽を迎えることができました。

「GQ MEN OF THE YEAR 2025」特設サイト: https://www.gqjapan.jp/moty
(取材: 森川 創)







