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2026.04.30イベント・キャンペーン

オーストリアの「ウィーン少年合唱団」来日記者会見!

 

ユネスコ無形文化遺産にも登録されている世界的なウィーン少年合唱団は、1498年に創立され、現在は約100名の団員が4つのグループに分かれて世界各地で「天使の歌声」を届けています。
2026年の今回の日本ツアーでは、著名な指揮者マノロ・カニンが率いる「ブルックナー組」が全国31公演を行う予定です。
日本ツアーを前に、本日 4月30日に来日記者会見が開催されました。
記者会見では、日本人作曲家が手掛けた日本語の新曲が、ツアーに先駆けて記者会見で世界初披露されました。

 

 

■登壇者(発表順)

株式会社ジャパン・アーツ 代表取締役社長 二瓶純一さん
住友生命保険相互会社 取締役会長 代表執行役 橋本雅博さん
オーストラリア大使 ジグリッド・ベルカさん
ウィーン少年合唱団 団長 エーリッヒ・アルトホルトさん
ウィーン少年合唱団 ブルックナー組 カペルマイスター マノロ・カニンさん
ウィーン少年合唱団 ブルックナー組のみなさん

ビデオメッセージ Moon Boatの作曲者 藤倉大さん

 

ウィーン少年合唱団 ブルックナー組のみなさん

 

【主催者挨拶】

 

株式会社ジャパン・アーツ代表取締役社長、二瓶純一さん

 

二瓶さん:
ウィーン少年合唱団が、今年もまた日本に来てくれました。

昨年は初来日から70周年という大きな節目を迎えましたが、こうして毎年のように来日を続けてもらえることを、本当に感慨深く、有意義なことだと感じております。
今、世界中が多難な時代にありますが、彼らの歌声が世界を回り、人と人を繋いでくれる。その姿を日本でご紹介できることは、私たちの誇りです。
今回のツアーは、全国19都市において31公演を予定しております。サントリーホールや東京芸術劇場をはじめ、大阪、福岡、札幌などの10公演におきましては、住友生命様に特別協賛をいただいております。
このような大規模なツアーは、スポンサー様のお力なくしては実現しにくい状況であり、橋本会長をはじめ住友生命の皆様には深く感謝申し上げます。
また、今回の大きなトピックとして、作曲家の藤倉大さんに委嘱した新作「Moon Boat(月の舟)」がございます。
藤倉さんは現在、大阪の泉ホールの「泉シンフォニエッタ」の音楽監督に就任されましたが、その繋がりもあって今回のプロジェクトが実現しました。
これまでウィーン少年合唱団は「ふるさと」や「花は咲く」といった日本の名曲を歌ってきましたが、今の時代にふさわしい「新たな日本の曲」を歌っていただきたいと考え、イギリスを拠点に活躍される藤倉さんに委嘱しました。
この500年以上もの歴史を持つ合唱団によって新しい日本の歌が世界へと発信され、世界を繋いでいく。
これほど嬉しいことはありません。ぜひ皆様、広く告知していただければ幸いです。

 

【特別協賛社挨拶】

 

住友生命保険相互会社 取締役会長 代表執行役 橋本雅博さん

 

橋本さん:
500年以上の歴史を誇る伝統ある合唱団の皆様をお迎えし、特別協賛として関われることを大変光栄に思います。
2026年は、合唱団が初めての国外コンサートツアーを開始してからちょうど100年だそうですが、実は弊社の社名が「住友生命」となってからも、ちょうど100年という節目の年になります。
この特別な年に、皆様に歌声を届けていただけることに深い縁を感じております。
弊社では1990年に音楽による社会貢献を目的として「いずみホール」を建設しました。
現在の弊社のパーパスは、ウェルビーイング(心身ともに満たされた状態)に貢献することであり、ライブアートに触れることはその重要な要素だと考えております。
今年はカペルマイスターのマノロ・カニン先生率いる「ブルックナー組」が来日されますが、恒例の「ウェルビーイング・タイム」として、合唱団の発生練習を体験していただくなどの施策も実施いたします。
「天使の歌声」を全国各地へお届けし、一人でも多くの方に明るく楽しい、ウェルビーイングな気持ちになっていただけるよう願っております。

 

【来賓挨拶】

 

オーストラリア大使 ジグリッド・ベルカさん

 

シグリッド・ベルカさん:
ウィーン少年合唱団の2026年日本ツアーを迎えられることを大変光栄に思います。

私は着任してまだ数ヶ月ですので、今回が初めて少年合唱団を日本でお迎えする機会となります。
オーストリアと日本は150年以上にわたり親密な友好関係にあり、その文化交流の中心に彼らがいます。
今回のプログラムは、伝統的な曲から国際的な作品、そして世界初演の新曲まで含まれており、聴衆の心に長く残る印象的なものになると確信しています。
団員の皆様、素晴らしいコンサートを期待しています。

 

【団長挨拶】

 

ウィーン少年合唱団 団長 エーリッヒ・アルトホルトさん

 

エーリッヒ・アルトホルトさん:
記念すべき年に再び来日できたことを心から喜ばしく思っております。
最初のコンサートツアーは1926年8月、ドイツ、スイス、オーストリアでの7公演でした。
1935年には8ヶ月もの長期間、船旅でオーストラリアまで向かったという記録も残っています。
日本との歴史も長く、1955年のアジア初ツアー以来、今年で38回目の来日となります。
この100年の間、私たちは世界中で2万9000公演を行ってきましたが、そのうちの1600公演がここ日本で開催されました。
日本のファンの皆様が、二代、三代と受け継いで応援してくださっていることに感謝し、今回の公演も心待ちにしております。

 

【カペルマイスター挨拶】

 

ウィーン少年合唱団 ブルックナー組 カペルマイスター マノロ・カニンさん

 

マノロ・カニンさん:
最後に来日してから7年。この日を本当に心待ちにしておりました。
日本公演は、少年たちにとっても、また引退した先輩たちにとっても、常に活動の「ハイライト」として語り継がれています。
今回のプログラムは2種類ご用意しました。
Aプログラムの「Made in Austria」は、モーツァルトなどの伝統曲から、オーストリアのポップスターであるファルコの曲まで、ウィーンの風を感じていただける構成です。
Bプログラムの「World Hits」は、音楽で巡る世界旅行がテーマで、クラシックだけでなくディズニーのミュージカル曲なども盛り込みました。
そして何より、藤倉大さんによる新曲「Moon Boat」を披露できることが楽しみです。
今回来日したブルックナー組のメンバーの多くが、日本での公演は初めてです。
日本の皆様に満足していただき、平和への願いを歌声に乗せて届けたいと思います。

 

【作曲家ビデオメッセージ】

 

Moon Boatの作曲者 藤倉大さん

 

藤倉さん:
今回はウィーン少年合唱団のために新しい作品を書く機会をいただき、ありがとうございます。
僕はイギリスに住んでいるので、少年合唱団の歌声には高校時代から親しみがありました。
今回、彼らから「日本語の歌詞で」とリクエストをいただき、自分の音楽に合う言葉を選びながら試行錯誤して作りました。
日本語で合唱曲を書く機会はあまりないので、とても良いインスピレーションになりました。
カニン先生とも何度もやり取りをして、一番良い形に仕上げられたと思っています。
皆様、ぜひお楽しみください。

 

【質疑応答セッション】

 

ウィーン少年合唱団から代表して5名のメンバーが質問に答えました。

 

 

- 日本ツアーで楽しみにしていることと、新曲の感想を教えてください

 

ラファエルくん:
日本に来るのをすごく楽しみにしていました。特にお食事がおいしいと聞いているので楽しみです。
新曲については、とてもノスタルジックな曲だと感じています。
いろいろなハーモニーが混ざり合っていて、その響きがとても気に入っています。

 

 

- 新曲「Moon Boat」を日本語で歌うにあたって、難しかった点や練習の工夫はありましたか?

 

パルタくん:
実は、皆さんが思うほど難しいとは感じませんでした。
というのも、僕たちのブルックナー組には日本人の男の子、てんぷう君がいます。
彼に発音を教えてもらうことができました。
何度も練習を繰り返すうちに、スムーズに歌えるようになりました。

 

 

- 日本の観客に向けて、どのようなメッセージを込めて歌いたいですか?

 

てんぷうくん(日本人団員):
日本人代表としてこの曲を歌えることをすごく嬉しいと思っています。
聴いてくれる皆さんの心が、少しでも楽に、穏やかになってもらえれば嬉しいです。

 

 

- 現在、世界では不安定な状況が続いていますが、歌にどのような平和への思いを込めていますか?

 

マテオくん:
僕たちはまだ子供ですが、音楽を通じて世界に何かを発信できると信じています。
僕たちは未来を担う世代です。聴衆の皆様に、これからより良い世界を作っていけるという希望を伝えたいと思って歌っています。

 

カニンさん:
補足すると、この「Moon Boat」の歌詞は非常に哲学的です。
自然、希望、夢、そして生命の源を伝えるような内容であり、宮沢賢治や中原中也の詩から着想を得ています。
愛を持ってポジティブに生きてほしいという願いが込められており、それが世界平和への貢献に繋がればと願っています。

 

 

- 「Moon Boat」の中で特にお気に入りのフレーズはどこですか?

 

てんぷうくん:
歌詞の中にある「ピカピカ」という部分です。

 

フィリップくん:
僕も「ピカピカ」が大好きです。光り輝くイメージがあって、歌っているとすごく嬉しい気分になります。
その後の第2声が重なってくるメロディも、とても美しいのでお気に入りです。

 

【演奏披露】

 

 

記者会見では、ツアーでの世界初演に先駆け、ここだけのフルバージョンで披露する、藤倉大作曲「Moon Boat(月の舟)」、そして、2曲目は、J.シュトラウスII世の「トリッチ・トラッチ・ポルカ」を披露されました。
指揮とピアノは、マノロ・カニン先生です。

 

 

演奏後、会場は割れんばかりの拍手。団員たちが笑顔で一礼し、会見は終了しました。

 

公演スケジュール: https://wsk.japanarts.jp/schedule/

 

 

(取材: 森川 創)