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2026.05.19ご当地・観光

まだ知らない富山が、こんなにある。“今”再注目すべき富山の魅力を体感いただける説明会を初開催!「Deepな富山を発見・発掘!メディア試食・説明会」

 

富山県は、2025年 アメリカ ニューヨーク・タイムズ紙「行くべき52カ所」への選出され、その象徴として隈研吾氏設計の富山市ガラス美術館が紹介されるなど、今世界的な注目を集めています。

 

 

また、2024年には「すし外食・弁当消費額」で全国1位を達成するなど、国内外から美食と文化の聖地として多くの注目を集めています。
今年で開通55周年を迎える「立山黒部アルペンルート」や、開通を控える「黒部宇奈月キャニオンルート」のほか、富山県には“まだ知られていない“観光資源が多数あります。
2026年の今こそDeepな富山を発見・発掘していただくために、「Deepな富山を発見・発掘!メディア試食・説明会」を5月19日(火)に富山県として初めて実施されました。

 

■開会挨拶

 

本郷 優子さん(富山県観光戦略課長 兼 参事)

 

ご存知の方も多いかと存じますが、富山県は3,000メートル級の立山連峰から、水深1,000メートルに達する富山湾まで、高低差4,000メートルが非常にコンパクトに収まっているという、世界的に見ても極めて稀な地形を有しています。
ある説によれば、海越しに3,000メートル級の山々を望める絶景が見られる場所は、イタリアのジェノバ、チリのバルパライソ、そしてこの富山の3箇所程度ではないかと言われています。
このわずか数十キロの距離の中に深海から高山までが凝縮されている地形は、富山のあらゆる魅力の源泉となっています。
本日の説明会では、富山を代表する観光地はもちろん、今ぜひご注目いただきたい旬の情報など、「今の富山県」を深く知っていただけるコンテンツをご用意しました。
そして、本日の大きな目玉が、今年いよいよ一般公開が予定されている「黒部宇奈月キャニオンルート」です。
本日は運営を担うJTBの甲田様、今中様にお越しいただいております。
これまで一般の方が立ち入ることのできなかった電源開発の舞台裏を巡るこの新しいルートについて、その見どころや今後の展望を、お二人の熱い思いとともに直接語っていただきます。

 

■プレゼンテーション「Deepな富山の知られざる魅力」

 

山下 章子さん(富山県観光推進局長)

 

本日は「注目度が急上昇中、今最も熱い富山県」の魅力をご紹介させていただきます。
富山には以前から、全国、そして世界に誇れる「本物」が数多く存在していました。
それが今、ようやく世界に「発見」され始めたという強い手応えを感じています。
今、富山が注目を集めている理由は主に3つあります。
1つ目は「世界からの評価」、2つ目は「寿司と言えば富山」キャンペーンの成功、そして3つ目が先ほども触れました「黒部宇奈月キャニオンルート」の始動です。

私たちが発信したいのは、富山の「上質(本物)」です。それは単に飾り立てたものではなく、悠久の歴史、独自の文化、そして険しくも美しい地形に裏打ちされた、揺るぎないものです。
実際に、観光客数も急激に回復・増加しており、2023年には延べ3,800万人を超えるなど、コロナ前を上回る勢いを見せています。
象徴的なのは、米ニューヨーク・タイムズ紙の「2025年に行くべき52カ所」に富山市が選出されたことです。
隈研吾氏設計の「富山市ガラス美術館」などが紹介され、週末には多くの外国人観光客で賑わっています。
また、春の絶景「あさひ舟川 春の四重奏」も人気です。
雪山、桜、菜の花、チューリップが同時に咲き誇るこの景色は、地元の農家の方々が時期を合わせて調整し、作り上げている「情熱の結晶」でもあります。
最近では映画のロケ地としても非常に人気が高く、県庁舎などが撮影に使われることも増えています。
次に「食」についてですが、私たちは今「寿司と言えば富山」をスローガンに掲げています。
これは単なる宣伝文句ではなく、富山県は「すし外食・弁当消費額」で全国1位を達成するなど、名実ともに「寿司県」なのです。
立山の豊かな水、美味しい米、そして富山湾の新鮮な魚。すべてが揃っているからこその美味しさです。
ここで、今特にお勧めしたい4つのエリアを深掘りします。

 

岩瀬(富山市): 北前船の寄港地として栄えた町です。酒蔵「満寿泉」の桝田社長が中心となり、古い町並みをリノベーションしてギャラリーやミシュラン掲載店を誘致しました。非常に洗練された、歩くだけで楽しいエリアです。

井波(南砺市): 木彫り職人の町です。道を歩けばあちこちから鑿(のみ)の音が聞こえてきます。古民家を活用した「ベッド・アンド・クラフト」という分散型ホテルができ、職人の技を間近で体感できる場として注目されています。

高岡市: 鋳物の町です。日本一の「イケメン」とも称される高岡大仏があり、伝統的な祭りや古い町並みが息づいています。深掘りすればするほど魅力が出てくる町です。

新湊・内川(射水市): 「日本のベニス」と呼ばれています。私自身、実際にイタリアのベネチア(ムラーノ島)へ行って比較してみたのですが、驚くほど風景が似ていました。夜の雰囲気も素晴らしく、一棟貸しの宿やカフェも増えています。

 

さらに、美食の宿「オーベルジュ」も進化しています。

利賀村の「レヴォ(L’évo)」は、わざわざそのために富山を訪れる価値のある、世界屈指のレストランです。
富山の魚がなぜ美味しいのか。それは富山湾の独特な地形に秘密があります。
3,000メートル級の山々から栄養豊富な雪解け水が流れ込み、日本海に生息する800種のうち約500種が富山湾に集まると言われています。
最後に、9月1日から開催される「おわら風の盆」をご紹介します。
私の地元でもある八尾の町が、静寂の中で三味線の音と幻想的な踊りに包まれる、非常に美しい祭りです。
家族代々踊り継いできた地元の情熱を、ぜひ直接感じていただきたいです。
富山には語り尽くせない「本物」があります。ぜひ実際に訪れ、その深さを体験してください。

 

■プレゼンテーション「黒部宇奈月キャニオンルート」

 

甲田 憲幸さん(JTB富山支店 黒部宇奈月キャニオンルート富山デスク)

 

今年最大の観光ニュースである「黒部宇奈月キャニオンルート」について、その現状と詳細をお伝えいたします。
このルートは、富山県と関西電力様が2018年に協定を結び、これまで発電所の維持管理のために使用されていた「工事専用ルート」を、観光目的で一般開放するものです。
本来は2024年6月の開始を予定しておりましたが、能登半島地震の影響で黒部峡谷鉄道の橋の一部に被害が出たため、現在は2026年10月の始動を目指して全力を挙げて準備を進めております。
これに伴い、旅行商品の造成も開始いたしました。
このツアーは年間最大1万人、1日の定員がわずか20~30名という、非常に希少性の高いプレミアムな体験となります。
安全確保のため、全工程において専門ガイド、安全整備員、添乗員の計3名が同行し、皆様をご案内します。

 

公式ガイドユニフォーム

 

本日、私たちが着用しているのは、富山が世界に誇るゴールドウイン社と共同開発した公式ガイドユニフォームです。
また、参加者の皆様には、黒四建設に関わった5つの建設会社(熊谷組、佐藤工業など)のロゴが入った特製ヘルメットを着用していただきます。
かつての工事現場の熱気を肌で感じていただくための特別な演出です。

 

ルート詳細解説

 

今中梨香さん(JTB富山支店 黒部宇奈月キャニオンルート富山デスク)

 

 

具体的なルートの魅力をご説明します。
キャニオンルートは、黒部峡谷鉄道の終点「欅平」から「黒部ダム」を結ぶ約18キロの区間です。
このルートが繋がることで、立山黒部アルペンルートと合わせた、富山を大きく周遊する新しいルートが完成します。
この旅の最大の特徴は、5つの珍しい乗り物を乗り継ぐことです。

 

工事用トロッコ: 欅平からさらに奥地の秘境へと進みます。
竪坑エレベーター: わずか2分で200メートルの高度を一気に上昇します。
急峻な地形を克服するための驚異の設備です。
上部専用鉄道: 蓄電池式機関車でトンネル内を進みます。ここには吉村昭氏の小説『高熱隧道』の舞台となった、岩盤温度がかつて160度に達した「高熱隧道」があり、今でも40度近い熱気と硫黄の匂いを体験できます。
インクライン: 傾斜34度の急斜面を20分かけて登る巨大な貨物運搬用設備です。
専用バス: 最後はトンネル内を走るバスで黒部ダムへ。途中、展望台からは「裏側から見る剣岳(裏剱)」の絶景を望めるチャンスがあります。

このルートは単なる観光地ではなく、昭和初期から続く電源開発の歴史と、自然に挑んだ先人たちの努力をリアルに体感できる「時間の交差点」のような場所です。
10月の始動をぜひ楽しみにお待ちください。

 

■試食

 

 

説明会の後半には、富山名物の「ます寿し」や、富山の宝石「白エビ」、そして今の時期ならではの「ホタルイカ」といった、富山の「本物の味」が堪能できる試食会も行われました。
試食会では、立山連峰の銘水で仕込まれた地酒の利き酒もふるまわれました。

 

 

鱒寿司は、3種類の食べ比べができました。

川上鱒寿司はあっさりとした味わい、丸龍庵は燻製のような風味があり、高田屋は脂がのった味でした。

 

 

ホタルイカの活き漬けは、プニュプニュとした食感の塩辛のような味で、お酒のつまみに合いそうでした。

 

 

紅ズワイガニのむき身は、くせがなくあっさりとした味わいでした。

 

 

お刺身各種には、メダイ、サクラマス、ホタルイカなどが昆布締めされていました。

 

 

バイ貝と、写真ではわかりにくいですが、かまぼこの奥はべっこうよせです。

 

 

白エビの唐揚げは、噛むほどに味が出てきました。

 

 

利き酒は、写真の3つ。IWA5は、甘口のお酒で、まろやかな味でした。

満寿泉は、フルーティーですっきりとした味わいでした。

三笑楽は、3つの中では、アルコールを強くなじられるお酒でした。

 

■開催概要

 

Deepな富山を発見・発掘!メディア試食・説明会
開催日: 5月19日(火) 13:00~14:30
会場: 日本橋とやま館(東京都中央区日本橋室町1-2-6 日本橋大栄ビル1)

登壇者
進行 富山県観光推進局長 観光振興室 木倉麻優子さん
開会あいさつ  富山県観光推進局 観光戦略課長 兼 参事 本郷優子さん
「Deepな富山」の魅力の説明  富山県観光推進局長 山下章子さん
「黒部宇奈月キャニオンルート」について
株式会社JTB富山支店 黒部宇奈月キャニオンルート富山デスク 甲田憲幸さん
同社 黒部宇奈月キャニオンルート富山デスク今中梨香さん

 

(取材: 森川 創)