かどや製油 ブランドリニューアル&新商品発表会が本日 8月17日に開催されて、かどや製油株式会社 代表取締役社長 北川 淳一さん、女優の杏さんとYouTuber/シェフのファビオさんが登場しました。

MC 大庭有貴さん
■主催者挨拶およびブランドリニューアルの説明

かどや製油株式会社 代表取締役社長 北川 淳一さん
北川さん:
まずは当社のコーポレートブランドリニューアルについてご説明させていただきます。皆様は「かどや製油」と聞いて、どのようなイメージをお持ちでしょうか。
おそらく多くの方が、あの黄色いキャップの「純正ごま油」の瓶を思い浮かべてくださるのではないかと思います。
実は私たちが、生活者の皆様やお取引先の皆様に「かどやのイメージ」を調査したところ、非常に興味深い結果が出ました。
多くの方は、「台所の引き出しの奥に静かに佇んでいる、寡黙な存在」といったイメージをお持ちでした。
あるいは、「あの特徴的な瓶の形は思い出せるけれど、会社名まではすぐに出てこない」といったお声も頂戴しました。
一方で、私は昨年4月に社長に就任して以来、社内で「私たちは一体どういう会社になりたいのか」という議論を何度も重ねてまいりました。
「守るべきもの」「捨てるべきもの」、そして「新しく加えるべきもの」。
この3つの軸を中心に、役員だけでなく若手社員も含めたワークショップ形式で、徹底的に話し合いました。
その結果、昨年、私たちの存在意義を示す「パーパス」、目指すべき姿である「ビジョン」、そして大切にする価値観「バリュー」を新たに定めました。私たちはこれを「PVV」と呼んでおります。
その中心となるパーパスは、「ごまの価値を極限まで高めることで、世界に貢献する」というものです。
これを一言で、誰にでも分かりやすくお伝えするためのタグラインも、社内投票で決定いたしました。
それが、「ひらけ、ごまの可能性。」でございます。
ここで、少し「ごま」という植物の歴史について触れさせてください。
ごまは約6000年前にアフリカのサバンナで誕生したと言われています。
そこからエジプト、メソポタミア、インド、中国を経て日本へと伝わってきました。
私たちはこれを、シルクロードになぞらえて「セサミロード」と呼んでいます。日本には縄文時代には既に伝わっていたという説もございます。
ごまは世界中で「美味しい」「体にいい」という共通の認識を持たれている、稀有な食材です。
しかし、小麦や大豆のような巨大な産業資本が入っている穀物と比べると、ごまはまだまだその秘められた価値が引き出されていない、「眠れる巨人」のような存在だと私たちは考えています。
そこにこそ、私たちが挑戦する大きな可能性があるのです。
次に、私たちの歴史についても少しご紹介します。
かどや製油は1858年、安政5年に香川県の小豆島で誕生しました。
当時は農家の方からごまを受け取り、油を搾って供給する小さな声優所からスタートしました。
なぜ小豆島だったのか。実は小豆島はそうめん作りが盛んな島です。
そうめんを仕上げる際に油を塗る工程があるのですが、酸化に強く、風味の良いごま油が最適だったのです。
私たちは小豆島の食文化を支える存在として成長してきました。
当時の製造工程はすべて手作業でしたが、その基本的な仕組みは160年以上経った今も大きく変わっていません。
私たちの歴史を語る上で欠かせないのが、伝説の焙煎職人と言われた方がいました。
彼は原料のブレンドから火の入れ方、炭の調整、時間のかけ方まで、一切の妥協を許さない品質へのこだわりを持っていました。
この「品質に妥協しない」という精神こそが、私たちのDNAであり、それを象徴するのがブランドロゴにもなっている「山角(ヤマカク)」のマークです。
戦前、島の中の小さな声優所でありながら、その品質の高さは全国に轟き、「西にかどやあり」と称されるほどでした。
そして約60年前、かどやは大きなイノベーションを起こしました。
当時は一斗缶に入った業務用のごま油が一般的でしたが、当時の社長が「この美味しさを家庭の食卓にも届けたい」という強い信念を持ち、あの黄色いキャップの「純正ごま油」の小瓶を開発したのです。
この挑戦がなければ、今の私たちの姿はありませんでした。
私たちは今、再び新しい挑戦を始めています。例えば、先月発売した「ごま油卵かけ醤油」は、大分県のフンドーキン醤油様との共同開発商品です。
また、キャンプやアウトドア、お弁当に便利な5g入りの小袋タイプも発売いたしました。お客様の「もっと手軽に、色々なシーンで使いたい」というお声に応えるためのチャレンジです。
海外展開も加速しています。北米市場では既にトップシェアをいただいておりますが、ドイツのラーメン店とのコラボレーションや、ブラジルでのポップコーンへのごま油活用など、世界中で新しい楽しみ方が広がっています。
ブラジルのダイソーさんでは、ごま油をかけたポップコーンの試食が大変好評で、棚一面が弊社の商品で埋め尽くされるほどの人気となっています。
さらに、油を搾った後の「脱脂ごま」の有効活用についても研究を進めています。
脱脂ごまには良質なタンパク質が豊富に含まれており、これを食品素材として活用するグラノーラなどの開発も行っています。
将来的には、食用だけでなくスキンケアなどのヘルスケア領域への展開も視野に入れております。
こうした私たちの変革と、未来への決意を形にするため、本日、コーポレートブランドを刷新することを発表いたします。
リニューアル日は、語呂合わせで「いいごまの日」である2026年11月5日といたします。
新しいビジュアル・アイデンティティ(VI)の大きな特徴は、長年守り続けてきた「山角」マークを継承しながら、社名ロゴをグローバルで通用するローマ字の「KADOYA」へ統一することです。
この「KADOYA」というフォントも、私たちの意志を込めたオリジナルのデザインです。
■新商品発表

北川さん:
コーポレートブランドリニューアルを体現する第一弾の商品をご説明いたします。
新商品の名前は、「ISOLETTA(イゾレッタ)」でございます。こちらが新商品のボトルでございます。
これまでのかどやのイメージとは少し異なる、洗練されたデザインを感じていただけるのではないでしょうか。
「ハロー、ニューオイル。」というキャッチコピーを添えて、本日発表させていただきます。
私たちがこの商品を開発した背景には、一つの課題がありました。
こちらのグラフをご覧ください。ごま油は現在、中華、韓国、和食のシーンでは欠かせない存在となっていますが、パスタやカルパッチョといった洋食のジャンルでは、ほとんど使われていないのが現状です。洋食における油の主役は、やはりオリーブオイルです。
しかし、ごまという素材は、焙煎の具合によってその表情を劇的に変えることができます。
コーヒーに浅煎りや深煎りがあるように、ごまも焙煎温度を変えることで、香り、旨み、余韻、軽やかさを自在に操ることができるのです。私たちには168年かけて培ってきた、世界に誇る焙煎技術があります。
実は、このコンセプトの先駆けとして、数年前にオンライン限定で「ごまの実オイル」という商品を1本2500円ほどのプレミアム価格で販売いたしました。
これが著名な料理家の方々から大変な高評価をいただきました。
そこで、この感動をもっと手軽に、多くの方に体験していただきたいと考え、「品質の安定」と「お求めやすい価格」という高いハードルを乗り越えて開発したのが、この「イゾレッタ」なのです。
「ISOLETTA(イゾレッタ)」とは、イタリア語で「小さな島」を意味します。
私たちの創業の地である小豆島へのオマージュを込めて名付けました。
社内では「洋食用ごま油」というストレートな名前にすべきだという意見もありましたが、あえて「イゾレッタ」と名付けたのは、これまでの「ごま油=中華・韓国」という固定観念を打ち破り、オリーブオイルの新しい選択肢として提案したいという強い思いがあったからです。
ラベルに描かれている島は小豆島をイメージしています。
ちなみに、このイラストにヨットを描く際、真面目な社員から「小豆島ならヨットではなく、高松港からのフェリーを描くべきではないか」という議論も出ましたが、今回は洋食への広がりを表現するために、スタイリッシュなヨットを採用いたしました。
この商品は、サラダやパスタ、カルパッチョはもちろん、意外なところではアイスクリームなどのスイーツにも非常に合います。
ありがたいことに、発売を前にして行われた食品卸大手の加藤産業様の新作展示会では、1200品を超える新商品の中から総合第1位という、大変名誉な評価をいただきました。
60年前にごま油を家庭の食卓に普及させたように、今度は「ごま油を洋食の定番にする」という、新しい常識を作っていきたいと考えております。
■新CM披露およびゲスト登場
ISOLETTA「杏さん、セサミオイルに出会う」篇 30秒
ISOLETTA「杏さん、好奇心に素直になる」篇 15秒
ISOLETTA「杏さん、カルパッチョで試す」篇 15秒
ISOLETTA「杏さん、カルボナーラで確信する」篇 15秒
- CMに出演いただきました女優の杏さんにご登場いただきましょう!

女優 杏さん
杏さん:
本日はかどやさんの新商品「イゾレッタ」の発表会にお呼びいただき、大変光栄に思っております。
撮影を通じて感じたイゾレッタの魅力を、今日はお伝えできればと思います。
- まず、今回のCM出演が決まった時のお気持ちからお聞かせいただけますか?

杏さん:
私自身、普段からお料理をすることも食べることも大好きで、かどやさんのごま油は常にキッチンにある定番でした。
ですので、あの歴史あるかどやさんから全く新しい商品が出るということにまず驚きましたし、そのCMに出演させていただけるというのは、一ファンとして本当に嬉しいことでした。
一足早く味見をさせていただけるのも楽しみでしたね。
- 印象に残っているシーンや、感じられたことはありますか?

杏さん:
CMの中で、スーパーの棚の前で「どのオイルにしようかな」と迷うシーンがあるのですが、あれは本当に日常の私そのものだなって共感しました。
そして、実際にイゾレッタを口にした時の「あはっ!」と驚く表情は、実はほとんど素のリアクションなんです。
今までのごま油のイメージとは違う、新しくてワクワクするような美味しさが、そのまま表情に出せたのではないかと思っています。
- あの驚きの表情、そして美味しそうな笑顔、本当に素敵でした。
今回のCMでは3種類のメニューを味わっていただきましたが、いかがでしたか?

杏さん:
カルボナーラ、カルパッチョ、サラダと、どれもイゾレッタが加わることで味わいの幅がぐんと広がるのを実感しました。
私自身、撮影を通じて「こんな使い方があったんだ!」と多くの学びがありました。家庭でもすぐに真似したいと思いましたし、皆様にもこの新しい感動をぜひ味わっていただきたいです。
■トークセッション
- ここでもうお一方、プロの視点からイゾレッタの魅力を語っていただくために、人気料理YouTuberでありシェフのファビオさんをお招きいたします。

料理YouTuber・シェフのファビオさん
- ファビオさんはヨーロッパでの修行経験もあり、本場のイタリア料理の技術をYouTubeなどで発信されています。
ファビオさん、最近ではスーパーにも多種多様なオイルが並んでいますが、プロの料理人の視点から見て、オイルの役割をどう捉えていらっしゃいますか?

ファビオさん:
一般的には油は「炒めるためのもの」というイメージが強いかもしれませんが、僕たち料理人はオイルを「調味料」として捉えています。
炒めるだけでなく、食材をマリネして柔らかくしたり、料理にまろやかさを加えたり、そして何より仕上げに「香りを加える」ための重要なアイテムなんです。
これほど選択肢が増えた現代において、どの料理にどのオイルを、どのタイミングで合わせるかは、料理の完成度を決める大きなポイントになります。
- なるほど、「調味料」としてのオイルですね。ご家庭でお料理をされる皆様へのアドバイスはありますか?

ファビオさん:
ぜひ実践していただきたいのは、オイルを一気に使い切るのではなく、炒める時、仕上げにかける時、という風に分けて使ってあげることです。
これだけで、いつもの料理が格段に美味しくなります。
- 杏さんは、プロのこうした使い分けをどう感じられますか?

杏さん:
確かに、レストランでも最後にお皿に一回しして香りを立たせているのを見かけますよね。
同じオイルでも、火を通した時と、そのままかけた時で表情が変わる。イゾレッタもまさに、その仕上げのひと回しで魔法がかかるようなオイルだと感じました。
- お二人に実際にイゾレッタを使ったお料理を試食していただきましょう。
本日はCMでも登場したメニューをご用意いたしました。まずは、「サーモンのカルパッチョ」です。
こちらは薄切りにしたサーモンとベビーリーフに、イゾレッタとお塩、胡椒を合わせただけのシンプルなレシピです。

杏さん:
いただきます。うん、やっぱり美味しい!
CM撮影の時も思いましたが、本当に洋食との相性がバッチリですね。イゾレッタをかけることで、ごまの香りが爽やかに鼻から抜けて、サーモンの旨みを引き立ててくれます。

ファビオさん:
これは率直に、ものすごく美味しいです!ごま油でありながら、味わいがとても軽やか。今回はサーモンですが、真鯛などの白身魚や、ホタテなど、どんな魚介のカルパッチョにも合うでしょうね。
塩との相性が抜群に良いです。
- 続いて二品目は、「生クリーム不使用のカルボナーラ」です。茹で上がったパスタにイゾレッタと塩を和え、粉チーズ、卵黄、そしてたっぷりの黒胡椒を乗せています。
よく混ぜてお召し上がりください。

杏さん:
贅沢ですね。よく混ぜていただきます。
んん~!チーズのまろやかさと、イゾレッタのナッツのような香ばしさが合わさって、すごくコクがあります。
生クリームを使っていないのに、この満足感はすごいです。

ファビオさん:
本当ですね。チーズとイゾレッタの持つナッツ感、この相性は最高です。
面白いのが、ベーコンなどが入っていないのに、イゾレッタの香ばしさがその代わりを果たしているような感覚があります。
料理としての完成度が非常に高い。ニンニクも使っていないということですが、これだけ奥行きが出るのは驚きです。

杏さん:
本当に、何も言われなければ「何か隠し味を入れた?」って聞いてしまうくらい深みがあります。
でも後味は軽やかで、どんどん食べたくなりますね。
- ファビオさん、イタリア料理人から見ても、このイゾレッタは「新たな扉」を開く存在になりそうですか?

ファビオさん:
間違いありません。仕上げにオリーブオイルをかける代わりにイゾレッタを一回しするだけで、全く新しいイタリアンの世界が広がります。
ご家庭でも、難しく考えずにまずは一回しかけてみてほしいですね。プロでも驚くような発見があるはずです。
- 杏さんはいかがですか?

杏さん:
食卓に新しい風を吹き込んでくれる画期的なオイルだと思います。
カルパッチョやパスタだけでなく、カレーの仕上げにかけたり、バニラアイスにかけてドルチェにしたり、アイデアがどんどん湧いてきます。
食材を大きく変えなくても、イゾレッタを加えるだけで新鮮な気持ちになれる。そんなワクワクを、ぜひ皆様にも体験していただきたいです。
■質疑応答 (楽しいニュース.comからの質問です)

- 貴社のレストラン「goma to(ゴマト)」でも、このイゾレッタを使ったメニューを提供される予定はありますか?
北川さん:
はい、もちろん検討しております。先ほどのトークセッションでも話題に出ましたが、カルパッチョやパスタをはじめ、イゾレッタの軽やかさを活かした期間限定メニューなどを開発し、お客様に直接体験していただける場を作っていきたいと考えております。どうぞご期待ください。
- ご回答、ありがとうございました。

本日紹介された新商品「ISOLETTA(イゾレッタ)」は、9月1日より全国のスーパーマーケットおよび公式オンラインショップで発売となります。
また、リニューアルされた新しいコーポレートロゴやブランドメッセージは、11月5日の「ごまの日」より順次、本格展開されるそうです。

『ISOLETTA』特設サイト: https://www.kadoya.com/products/isoletta/
(取材: 森川 創)







