ドイツやオーストリアなどの都市では、クリスマスが近づくと小屋に飾りを付けて、食べ物やお土産を売るイベントが行われます。
楽しいイベントなので、最近では日本でも行われるところが増えてきているようです。
日比谷公園では3年前から開催されていて、昨年行った人が「楽しかった!」と言っていたので、開催初日に行ってきました。
公園内に設置されたクリスマスマーケットの門。
大きなリースと上から垂れ下がっている星のようなオブジェがおしゃれです。
中に入ると、「ヒュッテ」という小屋がたくさん並んでいて、ホットドリンクやスープ、小物類などが売られています。その小屋の屋根には、雪だるまやサンタクロースなどが飾られていて、屋根を見ているだけでも楽しめます。
こちらは、スノードームを売っているお店です。
逆さにすると雪が降る仕組みなのですが、普通のスノードームよりも、ゆっくり雪が降るようになっているそうです。
小型のスノードームもあり、中には色々なものが入っていて、恋愛成就にはハートを、縁起担ぎにはフクロウを選ぶと良いとのこと。
直径4cm位でしょうか、この位の大きさなら、どこにおいても邪魔にならなくて良いですね。
こちらはドイツ製のキャンドルホルダーのお店です。
かわいい絵柄のホルダーがたくさんありました。キャンドルを入れるとオレンジ色になり、クリスマスのムードを盛り上げてくれます。
こちらはマトリョーシカのお店。
ロシアの民芸品として有名ですが、お守りの効果もあります。女の子だけでなく、動物のものもありました。
お店の横には、人間と同じくらいの大きなマトリョーシカが置いてあるので、記念撮影にいかがでしょうか?
今回のイベントの象徴でもあるクリスマスピラミッドです。
14mあるそうですが、予想以上に大きなピラミッドでした。中の人形が回っているのにも驚きました。
寒かったので、温かいものが欲しくなり、ドイツ風ビーフシチューというのを注文してみました。
お肉が柔らかく、野菜がたっぷり入っていてとても美味しかったです。体も温まりました。
ソーセージやキッシュが売られているお店は、行列ができていました。
「キッシュ・ロレーヌ」とハーブ入り「ソーセージ」を注文してみました。
キッシュは、なめらかで口当たりが良く、ベーコンの塩加減がちょうどよかったです。
ソーセージは、普通のソーセージよりも太く、一口噛んだら、肉汁がジュワーッと出てきました。
どちらも美味しかったです。
暖かい飲み物を買いたいときには、最初にオリジナルマグカップを購入します。
2杯目は、そのカップを他のお店で渡せば、飲み物代を支払うだけで飲むことができます。
カップは持ち帰ることができるので記念品にもなりますね。
クルトシュという焼き菓子を売っているお店を見つけました。
ハンガリーのクリスマーケットでは有名らしいですが、クルクルっとした形がかわいいので、今後日本でもブームになるかもしれません。
ここは「リースの小道」のゾーンです。
手作りのリースが壁にたくさん飾られています。コルクで作られたリースや、マカロンやクッキーなどの飾りが付いたリースなどがあり、どれも丁寧に作られていました。
手作り体験ができるワークショップもあります。このときも、「ハーバリウム」(ビンの中にプリザーブドフラワーやドライフラワーなどをいれ、専用オイルで閉じ込めたもの)を作っている人たちがたくさんいました。
世界で1つのオリジナルハーバリウムをお手頃価格で作れるのでうれしいですよね。作りたい場合は、満席だと困るので、事前にホームページから予約しておいた方が良さそうです。
こちらは「クリッペ」という聖誕の飾りです。
写真だと絵画のように見えますが、キリストの誕生シーンを再現したジオラマです。細かく作られているので、しばらく見入ってしまいました。
ドイツ・ザイフェン村の木製おもちゃが売られているお店がありました。
くるみ割り人形やオルゴール、クリスマスピラミッドなどがあります。
お値段が少々高めですが、精密に作られた木工品なので、一生物になるのではないでしょうか。
クリスマスオーナメントを売っているお店をのぞいてみました。
クリスマスボールがメインなのですが、気になったのはお菓子のような石けん。
羊のミルクで作られた石鹸だそうです。
他にも台座が凝っているスノードームやピアスも売られていました。
大事な人へのクリスマスプレゼントが必要なら、こちらのお店で見つかりそうですよ。
夕方になるとステージテントでバンド演奏が始まりました。
クリスマスソングに合わせて、ノリノリです。満席で立ち見の人もいました。
こちらは、フォトデッキから撮影した写真です。
デッキの上に上ると、マーケット会場を見渡すことができ、クリスマスピラミッドをバッグに写真を撮ることができます。
ただし、このフォトデッキに上がれるのは、公式ガイドブック(300円)を買った人のみとなっています。
ちなみに、そのガイドブックのもう一つの特典として、ワインやくるみ割り人形などが当たるくじが付いてきます。今回はポストカードが当たりました。
薄暗くなってきたら、幻想的な風景になってきました。
お店の明かりが水面に映って綺麗です。次第に人も増えてきて混み合ってきました。
日比谷公園のクリスマスマーケットは、クリスマス当日まで開催されています。ビールやワインもあるので、会社の帰りに立ち寄ってみてはいかがでしょうか。その際には防寒対策をお忘れなく。
■開催日時:2017年12月15(金)~12月25(月)全日11:00~22:00(L.O.21:30)
■開催場所:日比谷公園 噴水広場
日比谷線または千代田線 日比谷駅 A14出口より 徒歩約1分
丸ノ内線 霞ヶ関駅 B2出口より 徒歩約5分
都営三田線 内幸町駅 A7出口より 徒歩約5分
JR東京駅 丸の内口より 徒歩約20分
JR有楽町駅 日比谷口より 徒歩約10分