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2018.04.07科学・Tech

春に飛ぶ2つのK 黄砂が飛来中 久保井朝美

     出典:気象庁「黄砂に関する基礎知識」より

 

春には、2つのKが飛んできます。

 

1つのKは、黄砂(KOSA)です。
きのう(金)の夜から、西日本や北陸の広い範囲に黄砂が飛来しています。
「春の使者」ともいわれ、5月にかけてが黄砂が飛来しやすい時期です。

 

黄砂とは、東アジアの砂漠域(ゴビ砂漠、タクラマカン砂漠など)や黄土地帯から飛んでくる砂塵です。
強風で舞い上がった砂塵が、風にのって大陸から飛んできて、降下する現象で、空が黄褐色に煙ることもあります。
太平洋を横断して、北米やグリーンランドまで飛んだという例もあるのです(°o°)

 

黄砂が飛んでくると、見通しが悪くなるので車の運転などに注意してください。
また、車や洗濯物に付着したり、喘息などの症状を悪化させるおそれがあります。
家の中に入れないように、窓をできるだけ開けないようにすると良いでしょう。

 

もう1つのKは、花粉(KAHUN)です。
東京では、スギ花粉はピークを過ぎましたが、ヒノキ花粉が多く飛んでいます。
洗濯物を取り込むときは、よく払い落とすようにしましょう。