あくまでもイメージです(笑)
仕事やプライベートが忙しくなると、ついつい後回しにしてしまう部屋の片づけ。
いえ、忙しくなくても、収納がうまくいかなくて、雑然とモノを置いてしまう部屋。
モノをうまく収納して、すっきりとした気持ちになりたいと思っている そこのあなた!(笑)
大橋わかさん
今回は、片付けのプロフェッショナル (株)おうちデトックス 代表の大橋わかさん(以下、大橋さん)のお宅にお邪魔して、整理収納のポイントをいろいろなお部屋別に紹介していただきました。
まずは、クローゼットの収納テクニックを紹介していただきました。
(以下、大橋さんの解説です。)
クローゼット編
セミナーで好評なのは、ストッキングの入れ方です。
60デニールのストッキングなのか 80デニールなのか厚さの区別がつかないというお悩み。。そういう場合は、ジップロックのような透明な袋に入れておくと、何をどれぐらいの数、持っているのかがわかり、買いすぎ防止になります。
量が変わりやすいものや毛玉がつきやすいタイツなども、一目瞭然なので、袋に入れると便利です。
探すのさえ面倒な場合には、あえて同じブランドの同じ色を買えば探す手間もなく、ひざ下ストッキングなら片方が伝線しても大丈夫。
サポートタイプと、サポートタイプではないものと分けて収納すると、ズボンやスカートなどのシーン別に取り出せて便利です。
きれいにたたみ過ぎると、タンクトップなのかキャミソールなのかわからなくなることがあります。そういう場合は、ブックエンドで仕切るなどして、何がどこにあるかが自分の中でルールを決めて、すぐにわかる状態にしておくことが大切です。
たとえば、浅履き靴下もきれいにたたみ過ぎると、かえってわからなくなります。
自分の中で、たとえば、超浅履きと まあまあ浅履きに大別して、ヒールを履くときは、こちら、スニーカーを履くときはこちらとわけて、あえて、きれいにたたまないことでパッと見たときに、どちらかわかるようにしています。
こういった100均の便利グッズを使うと、そのまま洗濯して、見た目をきれいに収納もできてしまいます。
100均グッズの選び方も、丸い形ですと無駄なスペースができてしまいますので、
同じ大きさで、四角で、間仕切りが動く白いものがお勧めです。
マンションの下駄箱のスペースは狭いので、カラーボックスのA4サイズにシートを貼って見た目を良くデコレーションして、レインブーツなど使用頻度の低い靴をクローゼットに収納しています。オフシーズンの靴はシューズケースに入れ鏡の後ろに保管していますが、中が透明なので忘れる心配がありません。
「ハンガーはどういったものを使われますか?」という質問もよく受けるのですが、汎用性が高いのは、アーチ型のハンガーです。
従来のハンバーでは、肩幅が私のような小さな服と、主人のような大きな服ではサイズが違うので、肩の部分が伸びてしまうことがあります。アーチ型ですと、肩幅に関係なく、型がつかないというメリットがあります。Tシャツも型がつかないです。これは、ニトリのハンガーです。マワハンガーというブランドがアーチ型では有名でバリエーションも多くてオススメです。
衣装ケースの選び方ですが、収納が得意でない方は、底の深いLサイズを選びがちですが、底の浅いSサイズやMサイズのほうが立てて収納できるのでお勧めです。
キャミソールだったら、Sサイズ、ズボンだったら、Mサイズぐらいがよいと思います。
似たような色のデニムの場合、特徴のある部分を上に出して見えるようにたたんでいます。
きれいにたたみ過ぎると、いちいち広げて確認するという手間が増えてしまいます。
リビングダイニング編
リビングダイニングは、一番生活感が出るところです。
たとえば、仕事に行くときの鞄、お掃除道具、お化粧品、洗濯物など、こういったものはどうしても出しっぱなしになりますが、機能ごとに一元化して、収納して部屋をすっきりと見せます。
工具類のように普段使わないものは、忘れてしまいがちですので、ラベリングをしておきます。
ただし、全部のアイテムをラベルに書くわけにもいかないので、透明なケースに入れて、見てすぐにわかるようにしています。グルーピングといって、たとえば、ひもとハサミやカッターのように同じシーンで使うものはまとめて入れておきます。
生活感は隠したいけれど、どうしても外に出しておくものは、見た目が可愛いものに入れておきます。
ゴミ箱も、2個組み合わせて、「ごみ箱 イン ごみ箱」にして、内側のゴミ箱にかぶせているビニール袋は、見えないようにするといった工夫をしています。
リモコンも引き出しに隠しています。
引き出しは上から見たときにわかるのが大前提です。無印良品の整理ボックスを使って大まかにカテゴリーごとに分けています。
名刺やポイントカード、病院の診察券などには、付箋をつけてわかりやすくしておいて、パッと取り出しやすくしています。
ケーブル類も機種ごとに袋に入れて収納しています。こうしておくと、たとえば、不要になったカメラを廃棄するときに、そのカメラに付属していたケーブルもまとめて簡単に見つけて一緒に廃棄することができます。
海外旅行で余った外国のコインやお札は、パスポートと一緒に保管しておくと、次に海外に行くときに忘れずに持っていくことができます。
鞄はどうやって収納しようかと、ずっと悩んでいました。
昔は、しっかりとした鞄は立てて収納していました。今は、どちらかというと、自立しないやわらかな素材の鞄が多くなっています。私は、黒系、茶色系のように色別でまとめて収納しています。浅い引き出しを買って、平置きするのが使いやすいと思います。
紙袋は、「定量保管」という考え方で、この中に入らなくなったものは捨てる、といった一定量の数だけを持つというルールで運用しています。紙袋は、紙袋の中に紙袋を入れて保管している人がとても多いのですが、いざ使おうとすると、中をガサガサと探して、中がぐちゃぐちゃになりますよね(笑) だから、私は、書類のように縦にして保管しています。
モノをきれいに並べておくというよりも、いかにモノをすぐに取り出せるか、という観点で収納するように心がけています。
取扱説明書やマニュアルは、取説ファイルフォルダーに入れておいたのですが、フォルダー自体が重くなってしまいますので、1つずつ分けて保管しています。
コツは、小さい取り扱い説明書も、A4サイズに入れて、サイズを統一化する、ということです。
取り扱い説明書とともに保証書も保管していると思いますが、買った際にいつまで保証期間を表面に書いています。パソコンなど5年保証に入っていると、いつまでが保証対象期間かわからなくなるということがなくなります。
出かけるときの動線として、鍵やPASMOなどのICカード、ハンカチなどを入れてあります。
クローゼットにハンカチを入れている方も多いと思いますが、どこでハンカチを鞄に入れるか、という視点で考えたとき、ここにハンカチを収納するようにしました。
ワゴンの中に仕事用の鞄と仕事で使うものが収納されています。
ダイニングテーブルで仕事をしても、ワゴンを移動させて、すぐに取り出すことができます。
ソファーで仕事をするときもワゴンの移動だけで仕事ができます。
最近、便利さを実感しているのが、持ち物の「ポーチ化」です。
出かけるときに、シーン別にポーチを選びます。ペンと名刺とコードなど絶対に持っていくものが入っている基本ポーチ。セミナーの時に必要なものが入っている講演用ポーチ。
通常の仕事で使うものが入っている仕事用ポーチ。私のこだわりで、すべて透明のポーチです(笑)
スペースの関係で、食器棚をキッチンに置けない場合は、見栄えの良いチェストで代用するということもよいと思います。
前半はここまで。後半は、キッチン編からスタートします。お楽しみに!
【整理収納アドバイザー2級認定講座】
ハウスキーピング協会が発行している資格講座。
10万人が受けている大人気資格です。
整理収納を理論的に学ぶことで、リバウンドする原因がわかります。
毎月 表参道で開催中。
http://ouchi-detox.com/seminar/grade2
(次回の開催は 9月16日です。)
【片付けリリースカード体験講座】
カードをめくるだけで捨てられなかったものが手放せるようになる講座。
心理学的に捨てられない原因をカードから紐解きます。
心理カンセラーとともに開発したカードワーク講座です。
http://ouchi-detox.com/seminar/original/card-experience
(モデル 清家祥子、 撮影・執筆 森川創)
関連リンク:
▼おうちデトックス
▼サトルジャパン ナチュラルモデル清家祥子
http://natu-mo.jp/models/aoyama/86
▼清家祥子インスタグラム
https://www.instagram.com/seike.s/