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2018.08.30話題・おもしろ

おうちデトックスで、楽しく、スッキリ、お片付け(後編)

前回、片付けのプロフェッショナル おうちデトックス 代表の大橋わかさん(以下、大橋さん)のお宅にお邪魔して、クローゼットやリビングダイニングでの整理収納のポイントを紹介していただきました。(前編へのページリンクを付ける)

 

後編では、キッチンまわりの収納テクニックから紹介していただきました。

(以下、大橋さんの解説です。)

 

キッチン編

 

ニトリのカラーボックスをひっくり返して使っています。

底面には、キャスターを付けています。出し入れができるようにドア用のフックを取り付けて、中にはペットボトル飲料など重いものを入れています。ゴミ箱としても使えますし、とても便利です。

 

 

外に出しっぱなしのものを生活感が出ないように白か透明なものに統一しています。

同じケースを並べるだけで整然と見えるので、並べています。

 

 

棚の隙間も重要で、ぎりぎりに置いてしまうと、引き出して入れないといけなくなります。

投げ入れられるように手が入るように2割空けることが大切です。

 

都会暮らしでは、ストックを持たないということもポイントになります。

「なくなってきたら、買う」という考え方を実践するために、全量が入る大きさの物に移し替えて、減ってきたら次を買うというようにストックを持たないことを意識しています。

 

 

棚には無印良品のカラーボックスを入れて使っています。

 

 

蓋と入れ物を別々にして収納するとたくさん入ります。

 

普段使うところは、2割ぐらい空けておくことで使いやすさを維持できます。

 

 

キッチンの壁には ビスを打って固定できないので、突っ張り棒を使ってIKEAの有孔ボードを固定しています。

 

その他・番外編

 

重い鉢植えの観葉植物もキャスターのボードを上に載せて移動できるようにしていますので、ずらしてお掃除するのも簡単です。

 

 

プリンターも同じくキャスターを付けて、普段は机の下にしまっておき、使うときに移動させて使っています。プリンターインクやA4コピー用紙もこの奥に締まっています。

 

続いて、大橋さんにインタビューをしました。

 

 

最初からこのような整理収納のお仕事をされていたのですか?

 

元々はインテリアコーディネーターをしていました。

インテリアの仕事でお宅に訪問すると、こちらで提案したダイニングテーブルの上に半分ぐらいのスペースにものが置かれていたり、100万円ぐらいかけたカーテンに洗濯物がかけてあったり、ソファーの半分が洗濯物に占有されていたりしているのを見て、インテリアの提案をしてもうまく活用していただけていないと思いました。

インテリアを楽しむには、整理収納が欠かせないと思い、勉強し始めたら、整理収納のほうが生活に直結していて、人生が変わるということを実感し、どんどんのめりこんでいきました。

整理収納2級という資格講座を取得し、収納のサービスを行っている会社で働き、その後、独立しました。

 

 

主にどんなことをされていらっしゃるのですか?

 

主にご家庭に訪問して、整理収納の作業を行っています。

次がセミナーです。セミナーはオリジナルの講座と、資格講座と、企業様が開催されているリフォームフェアなどでのセミナーを行っています。

その他、テレビや雑誌のお仕事を行ったりしています。

 

 

このお仕事をされて、どんな点で苦労されていますか?

 

お掃除と整理収納の差がわかりにくいので、ご家庭から依頼されて行ってみると、「掃除してください」と言われることも多かったです。

それから、足の踏み場もないぐらいモノであふれかえっているご家庭です。

本来は、整理収納のノウハウを教えるために訪問するのですが、そういうご家庭では、与えられた時間に不要なものを捨てるだけの作業になってしまい、仕事を始めた頃は、すごくジレンマを感じていました。

でも、今は、捨てる作業をしながら、未来には、きっとちゃんとなりますよ、とお客様のマインド切り替えの時間に使えるようにと自分の気持ちを変えることができました。

 

どんな仕事もそうだと思いますが、整理収納のノウハウを提供するだけでなく、そのお客様に合ったものを提供し、整理収納を行うようにマインドチェンジしてもらうことが必要だと思っています。

 

 

やって良かったとか、感謝されたことはありますか?

 

ご家庭のご主人が大反対されている中、強行で訪問し、5分でいいからやりましょう、と最初は玄関先から始めて、少しずつその5分を延長していったところ、徐々にご主人もやってくれるようになり、最後に家が整理されていったとき、ご主人に涙ぐみながら「頼んで良かった」と言ってもらえたときです。

帰り道、ベランダからお子さんとご主人が「大橋さ~ん!」と手を振って叫んでくれたのは、今でも忘れられません。

やってほしくても、整理されていない家を他人に見られるのは、みなさん、恥ずかしいんですよね。

 

また、別のケースですが、足の踏み場もないようなご家庭で、整理を開始すると、虫が出てきたのです。普段はカブトムシですら触れないのに(笑)、やるぞ、と決めたら、そんな中でも作業を進められました。そこで思ったのは、住んでいる人もそんな状態が普通ではなかったのに、感覚がマヒしてしまい、こうなってしまったということに気づけたことです。

だんだん部屋がきれいになっていくと、その人もおかしい状態だったんだということに気づいてくれました。

「環境が人を作る」ということを勉強しました。最初は、足の踏み場もないところに住んでいる人を理解できなかったのですが、今は、環境を変えてあげれば、この人も元に戻れるんだと思うようになりました。

 

 

モデルの清家さん、何か片付けの悩みはありますか?

「2歳の子供がいるのですが、仕事から疲れて帰ってくると、子供がちらかした部屋の片づけをしたくなくて、次の朝になってしまうんです。」(清家さん)

 

散らからない家というのはないので、この部屋なら5分10分でリセットできる、といった仕組みを作ると気持ちが楽になると思います。

これはここにしまうという定位置を決めておくと、どんなに散らかっても、このレベルの散らかり具合なら、5分でリセットできる、これぐらいなら、10分で片付けられるという目安がわかってくると思います。

また、お子さんがいらっしゃると、おもちゃをリビングダイニングで遊ぶことが多くなると思いますので、リビングダイニングに一元化して収納できるクローゼットなどの場所をしっかり作っておくことをお勧めします。

きれい好きなママの様子を見ていると、お子さんが遊び終わった瞬間から、おもちゃを片付け始めているようですね(笑) おもちゃを戻しやすい仕組みが大切です。

 

大橋さん、取材・インタビューに応じていただき、ありがとうございました!

 

 

最後に、今回体験したモデルの清家祥子さんの感想コメントです。

 

「今回の講座を受けて、片付けの概念が変わりました。

私のように小さな子どもがいる家はどうしても散らかってしまいます。だからこそ、思い腰をあげてやらなければならない片付けを、いかに簡単にできるようにしておくかが大事なのだなぁと思いました。

 

整理収納の雑誌を見ていると、こうしたいけど、私はズボラだからこうやってもすぐ汚くしてしまうなぁと思っていました。でも、大橋さんの方法を聞いていると私にもできるかもと思えました。

片付けやすく整理された大橋さんの家だと、ストレスなく私でも片付けられそうに思ったからです。

 

簡単に片付けるための技をたくさん教えていただいたので、家でも実践してみようと思います。片付けやすい部屋で、娘にも片付ける習慣をつけてもらえるようにしていきたいものです。」(清家さん)

 

 

現在、以下のような講座が開催されています。

興味を持たれた方は、ぜひ参加されてみてはいかがでしょうか。

 

【整理収納アドバイザー2級認定講座】

ハウスキーピング協会が発行している資格講座。

10万人が受けている大人気資格です。

整理収納を理論的に学ぶことで、リバウンドする原因がわかります。

毎月表参道で開催中。

http://ouchi-detox.com/seminar/grade2

(次回の開催は 9月16日です。)

 

【片付けリリースカード体験講座】

カードをめくるだけで捨てられなかったものが手放せるようになる講座。

心理学的に捨てられない原因をカードから紐解きます。

心理カンセラーとともに開発したカードワーク講座です。

http://ouchi-detox.com/seminar/original/card-experience

 

 

(モデル 清家祥子、 撮影・執筆 森川創)

 

関連リンク:

▼おうちデトックス

http://ouchi-detox.com

 

▼サトルジャパン ナチュラルモデル清家祥子

http://natu-mo.jp/models/aoyama/86

 

▼清家祥子インスタグラム

https://www.instagram.com/seike.s/