暑さのピークを越えて、少しずつ過ごしやすい時期になってきました。
気候が良く連休が多い秋は、近年「ジューンブライド」の6月より、結婚式に人気のシーズンだそうです。
結婚式に参列するのはとても楽しみなのですが、「何を着て行くか?」悩ましいですね。
毎回ドレスを購入するのはもったいないけれど、何度も同じドレスを着るのは気が進まない方も多いのではないでしょうか?
「持たない暮らし」が注目され、車や自転車は必要な時だけシェアやレンタルを利用する人が増える中、ドレスもレンタルの人気が高まっているそうです。
ドレスから小物まで一式レンタルすることができる、南青山にあるレンタルドレス「Drerich(ドレリッチ)」で、レンタルドレスを体験してきました。
今回は、友人の結婚式の披露宴で着るドレスというテーマで選びます。
店内には、ドレスをはじめとした衣装が1000点以上!
スタンダードなものから個性的なものまで、色々なデザインがあります。せっかくレンタルするので、普段は着ないような個性的なデザインのドレスに挑戦するのも良いですよね。
スタイリストさんにアドバイスをもらいながら、気に入ったドレスをいくつか試着できます。
ドレスに合わせて、ネックレスやピアス、イヤリングなどのアクセサリー、バッグ、ボレロ、靴などの小物をフルコーディネートしてもらいます。
決定したら、ヘアメイクです。
ドレスに合わせてアップスタイルにしてもらいました。
鮮やかな色とボリューム感が華やかなドレス。
続いて、透け感あるレースが印象的な大人っぽいドレス。
ドレスによってこんなに雰囲気が変わるとは、自分でも驚きました。
ちなみに、両方ロサンゼルスのブランドだそうです。
株式会社Drerich 代表取締役の綱島舞さんにお話を伺いました。
—– どんなお客さんが多いですか?
20代半ば〜30代半ばの女性が多く、8割以上の方が結婚式用のドレスのレンタルです。
—– レンタルドレスを利用する人が増えたのはいつ頃からですか?
4年くらい前から一気に増えました。8年前にオープンした当時は「レンタルドレス」という言葉自体があまり知られていませんでした。貸し衣装店はありましたが、結婚式で着るようなドレスをレンタルしているお店は、東京にも2店舗くらいしかなかったんです。
—– Drerichのドレスには、どんな特徴がありますか?
ほとんどが海外で買い付けたインポートのドレスです。ロサンゼルスやニューヨークのドレスが最も多くて、ロンドンやパリなどヨーロッパのブランドも取り揃えています。大きいサイズは25号まで、身長178cmの方に合うドレスもあります。
—– 今はどんなデザインが流行っていますか?
レース素材が流行っていますね。丈は、ミモレが人気あります。
—– 秋、冬におすすめのドレスはどんなデザインですか?
季節感のある、ベロア生地のドレスです。他には、チュール×レースやベロア×レースなど、今流行っているレースと異素材の生地の切り替えがあるドレスもおすすめです。
季節感があるドレスは着られる期間が限られるので、購入するとなると躊躇いますが、レンタルなら気にせず選べると思います。
—– Drerichをオープンしたきっかけは何でしょうか?
私は、もともとテレビや雑誌のスタイリストをしていました。一般の方は、なかなかプロにスタイリングをされる機会がないことに気がつき、みなさんにタレントさんやモデルさんの様にスタイリングされる楽しさを味わって欲しいと思ってオープンしました。
—– お客さんにドレスを貸すときのこだわりはありますか?
ただドレスを貸すだけでなく、パーソナルコーディネートをしています。パーソナルカラーを選ぶことで肌が綺麗に見えますし、体型に合ったデザインを選ぶことでスタイルアップ効果があります。イメージがガラリと変わって、大変身する方もいますよ!
久保井さんの場合、今回のドレスのようなハッキリした濃い色が似合います。
—– プロにアドバイスをいただけると、心強いです。
みなさんに、どんな風にレンタルドレスを利用して欲しいと思っていますか?
レンタルならいつもと違うスタイルにもチャレンジしやすいと思います。1人1人に合うコーディネートを提案させていただくので、新しい自分を見つけに来てください。
気軽に色々なドレスを着ることができるのがレンタルの良いところですね。自分に似合う色やデザインを知れば、私服を選ぶときにも生かせそうです。
今まで見たことなかった自分に出会えるチャンスかもしれませんよ。
(執筆 久保井朝美、 撮影 森川創)
関連リンク:
▼ドレリッチ
▼久保井朝美プロフィール