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2018.12.14ご当地・観光

大人女子旅(奈良・後編)〜鹿スイーツ、鹿アクセサリー体験〜

 

今回の女子旅の行き先は奈良。テーマは、御朱印めぐりです。

前編では期間限定の御朱印、中編では奈良の食材を使った料理やスイーツなどのグルメをご紹介してきました。

 

奈良の動物といえば、鹿です。

 

 

御朱印をいただくために訪れた、東大寺の二月堂にも鹿がいました。
奈良公園の鹿は、国の天然記念物に指定されています。

 

駅前で、鹿をモチーフにした面白いスイーツを見つけました。

 

JR奈良駅からすぐ近く、今年4月にオープンした「つのや」です。
オーナーの浦 純教さんの頭に刺さっているのは、鹿の角!

 

 

こちらの名物スイーツ、鹿の角をモチーフにした「生モナカ」です。
オーダーを受けてから、モナカの中にクリームチーズとあんこをたっぷり入れて、作っています。

 

クリームチーズの塩味とあんこの甘味で、あまじょっぱさが美味しいです。癖になる組み合わせで、もう1本食べたくなりました。

 

さらに鹿らしい見た目の「ソフトクリーム 抹茶」。可愛いですね。
モナカをスプーンの代わりに使って、ソフトクリームを食べます。モナカはサックサク、ワッフルコーンはザクザクの異なる食感を楽しめます。

 


奈良らしく、美味しいスイーツを作りたいという熱い想いを持っている浦さんは、トークも楽しくて、地元客も観光客も集まっていました。

 

▼つのや
奈良県奈良市油阪地方町 10-1植原梅月堂ビル 1F
0742-81-9893

 

 

奈良町の「遊悠工房zoo &かぎろひ」では、鹿の角を使ったアクセサリーを作ることができます。

 


古民家を改装した小さな工房で落ち着いた雰囲気の中、要 道子先生に教えていただきました。

 


ストーンやパール、ビーズ、押し花などをレジン(透明樹脂)で固めて、キーホルダーやペンダントトップになるアクセサリーを作ります。

 

もう1つの材料が、鹿の角です。

鹿の角を加工して、球状にしたものを、レジンで固めます。
使っているのは、奈良公園の鹿の角です。秋の風物詩にもなっている、10月の「鹿の角切り」で切られた角を加工しています。
奈良公園の鹿は、神様の使いとされているので、鹿の角を使ったアクセサリーはお守りにもなるといいます。ただ、角を加工する職人が少なくなっていて、徐々に手に入りづらくなっているそうです。

 

レジンアクサセリー作りは、まずフレーム選びからです。

 


しずく型のフレームにしました。

 

 
底にレジン液を流して、UVライトで固めます。この UVライトは、ジェルネイルで使うものと同じだそうです。

 


デザインを考え、ストーンや鹿の角を置いていきます。
どんなイメージにしようか、色のバランスにしようか、様々な材料を見比べて、夢中になって取り組んでいました。

 

レトロで大人っぽいをテーマに、落ち着いた色づかいにしました。
デザインが決まったら、レジン液を入れ、UVライトで固定します。

 

 
フレームから溢れるギリギリまでレジン液を入れて表面を固め、最後に裏面にもレジン液を塗って、UVライトで固めたら完成です。

 

 
大満足のものができて、楽しい体験でした。鹿の角を使ったオリジナルのアクセサリーは、奈良らしく良い記念になりますね。

 

▼遊悠工房ZOO&かぎろひ

http://www.naramachiinfo.jp/shopping/detail_37.html

奈良県奈良市 毘沙門町 29
0742-26-4387

 

 

さて、旅の締めくくりは、今年創建 1250年を迎えた春日大社です。

 

春日大社と鹿とは、深い関係があります。
祭神の武甕槌命(タケミカヅチ・タケミカヅチノミコト)は、白い鹿に乗って天降ったといわれています。そのため、鹿が神の使いとされているそうです。

 

今回は、神職の方に案内をしていただいて、国宝御本殿に特別参拝をしてきました。

 


二の鳥居から先は、神域とされています。
春日大社の境内には 61社の神社があり、1年に 2000以上のお祭りが行われているそうです。

 


春日大社の特徴の 1つは、多くの灯籠があることです。
石の灯籠 2000基、金の灯籠 1000基、計 3000基の灯籠があります。年 3回( 2月3日、8月14日、15日)行われる「万燈籠神事」の際に、全ての灯籠に火がつけられます。
境内にある重要文化財の「藤浪之屋(ふじなみのや)」の中では、万燈籠の再現をしています。

 

 
暗い屋内で、ゆらゆらと燈籠の灯りが揺れていて、幻想的な空間が広がっていました。

 

 

2年前に式年造替(しきねんぞうたい)で修築されたばかりの社殿は、朱色に輝いていて、とても美しかったです。
式年造替は、20年に一度行われます。神様に心機一転、頑張っていただくためだそうです。
本殿を修築している間、神様がいらっしゃった仮殿にも特別に入らせていただきました。(撮影は禁止でした。)

 

神社の参拝は、「二礼二拍手一礼」ですが、ポイントを教えていただきました。

 

まず、お辞儀をするときは、手が膝につくくらいまで体を曲げて、深く頭を下げます。

 


手を打つときは、右手を第二関節まで下げて、音をしっかり鳴らします。

 


その後、右手を戻して、両手を合わせて拝みます。

 

参拝についても、春日大社についても、初めて知ることが多くてとても勉強になりました。

 

参拝した後、創建1250年限定の御朱印をいただきました。
限定の御朱印をいただけるのは、2018年12月31日までです。

 

▼春日大社

http://www.kasugataisha.or.jp/

奈良県奈良市春日野町 160
0742-22-7788

御朱印代 300円

 

御朱印にはじまり御朱印に終わった、奈良での大人女子旅でした。お寺や神社をめぐる楽しさがさらに広がるのを感じました。
みなさんも御朱印帳を片手に出かけてみてはいかがでしょう?

 

(執筆 久保井朝美、 撮影 森川創)

 

関連リンク:

▼遊悠工房ZOO&かぎろひ

http://www.naramachiinfo.jp/shopping/detail_37.html

▼春日大社

http://www.kasugataisha.or.jp/

▼久保井朝美プロフィール
http://www.weathermap.co.jp/caster/kuboi-asami/