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2019.02.28癒し系・女子向け, 話題・おもしろ

ボトルの中に美しい世界を表現 手作りハーバリウム体験

 

ここ1、2年で一気にブームになり、目にすることが多くなった、ハーバリウム。

もともとは研究や調査のために植物をオイルの中で保存する「植物標本」ですが、現在では見た目の美しさから観賞用として人気です。

 

 

花々が咲くボトルは華やかで、素敵な部屋のインテリアになります。

ブームに伴って、様々な種類のハーバリウムが販売されていますが、自分で作ることもできます。好きな色や好みの花で、自分のイメージで作ることができるのは魅力的ですね。

そこで、初めての方にオススメのレッスンを受けられる、中目黒の「千秋工房 Flower Division」で体験をしてきました。

 

 

こちらの代表・藤崎千秋さんに教えていただきます。

 

 

今回、体験したのは「ハーバリウム体験レッスン 150ml(中ボトル)」です。

 

まずは、ボトル4種の中から1つを選びます。私は、正面を決めやすい、四角柱のボトルにしました。

続いて、色の系統を決めます。今回は赤色で作ることにしました。

 

ここから、花材を選んでいきます。

 

バラ、アジサイ、千日草、かすみ草、ヘリクリサムなどのお花や、松ぼっくり、ユーカリ、小枝、レモン、ほかに植物以外も一部あります。私はヘリクリサムが気に入ったので、それをメインにアジサイやかすみ草など、他の花材を組み合わせました。

 

花材は入れすぎない方が、ボトルに光が入るので明るく綺麗に仕上がるそうです。

また、中にオイルを入れると、ヘリクリサムやアジサイなど小さく軽い花材は浮いてくるので、浮きにくい花材と組み合わせることがポイントです。

アドバイスをいただきながら、花材と順番を決めました。

 

 

 

その後は、ピンセットでボトルの中に花材を入れ、竹串を使って花材の向きや位置など細かい調整をします。

 

続いて、ハーバリウムオイル(ミネラルオイル)をボトルに注入します。

そうすると、見え方が一気に変わりました。オイルを入れた途端、透明感と輝きが出て、感激的ともいえるほどの変化です。

竹串をボトルに入れて、花材を再度調整します。

 

最後に、リボンを結んで完成です。

 

1時間ほどで、素敵な作品が出来上がりました。

 

今回教えてくださった藤崎さんは、約10年プリザーブドフラワーのアーティストとして活動をしていて、その傍ら昨年7月にハーバリウムの教室を始めたそうです。

 

—– ハーバリウムを始めたきっかけは何でしょうか?

 

インスタグラムやピンタレストをきっかけにハーバリウムは日本でブームになり、昨年の母の日にはデパートのメイン商品にされるなど、日常で見かける機会が増えました。私はもともとプリザーブドフラワーで花を扱っていたのでハーバリウムに興味を持ち、自分で作ってみようと思ったのです。

 

—– 作ってみていかがでしたか?

 

作業工程は、選んだ花材をボトルの中に配置してオイルを入れる、と少ないにも関わらず、完成した作品がとても綺麗で感動しました。

 

 

—– 体験レッスンを始めた理由は何でしょう?

 

最近は部屋に花を飾る方が減っていると聞いたので、みなさんに花に親しみ、花の魅力を感じていただきたいと思ったからです。ハーバリウムは、プリザーブドフラワーと比べて作業が簡単で、初めての方でも安心です。料金もプリザーブドフラワーと比べると安く、1時間〜1時間半くらいで完成するので、気軽に参加して花が好きになるきっかけになれば嬉しいと思って体験レッスンを始めました。

 

—– 体験レッスンに参加するのは、どんな人が多いですか?

 

20〜30代の女性が多いです。男性が、彼女にプレゼントするために作りにいらっしゃることもあります。ハーバリウムは水をあげるなどの手間がかからず、アレルギーもないので、お見舞いのお花としても良いと思います。

 

—– これまで体験レッスンに参加した方からは、どんな感想がありましたか?

 

簡単に自分好みの作品ができて、喜んでいただいています。花材の組み合わせ次第で全く表情が異なる作品ができることに、楽しさを感じている方もいました。

 

—– これからハーバリウムを体験する方にアドバイスはありますか?

 

どんな作品にしたいのか、色や花をなんとなくイメージしていただくと良いと思います。花と触れることを楽しんでいただきたいです。

 

 

—– 藤崎さんが好きな花材は何ですか?

 

アジサイです。時間が経つと、次第に透けて葉脈が見えてくるのですが、その変化の様子が面白いです。また、色々な花材と合わせやすいので、使いやすい花材でもあります。

 

—– 今後、藤崎さんが作ってみたい作品はありますか?

 

個性的な形のボトルで、変わった木の枝などの花材を使って、シックで無機質なテイストのハーバリウムを作りたいです。

 

—– ハーバリウム以外に、挑戦したいことはありますか?

 

今、生花そっくりの造花で作る「アーティフィシャルフラワー」に挑戦しています。フレグランスオイルを使用するので、アロマディフーザーの代わりにもなります。

 

まるで生花のような精巧な作りで、ふわっと良い香りがしました。ハーバリウムと一緒に部屋のインテリアにするのも良さそうです。

 

花がある空間は素敵だと、改めて感じました。

ありがとうございました。

 

(執筆 久保井朝美、 撮影 森川創)

関連リンク:

▼千秋工房 Flower Division

https://sensyuflower.com/

▼久保井朝美プロフィール
http://www.weathermap.co.jp/caster/kuboi-asami/