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2019.08.22ご当地・観光, 癒し系・女子向け

気象予報士・石上沙織の女子旅の伝え方 夏の鎌倉・湘南編

 

こんにちは。気象予報士・キャスターの石上沙織です。
気象予報士として CS「TBS NEWS」や TBSラジオ、Yahoo!天気・災害動画に出演する傍ら、元NHKキャスターという経験を活かして「伝え方講座」を開催しています。

 

さて、そんな私が今回から「石上沙織の女子旅の伝え方」という連載を始めることになりました。
とにかくじっとしていられない!性格の私は、旅行が大好き。

これまで海外は 20か国(インドやヨルダンなど、ちょっと変わった国も含む)、国内は 43都道府県を旅してきました。
そんな私がオススメするスポットを、気象予報士ならではの「天気」という視点でお伝えしていきます。
記念すべき第一回は「夏の鎌倉・湘南編」。関東の定番お出かけスポットですが、夏だからこそ楽しめるコースを考えました!

 

■猛暑の中、いざ鎌倉!まずは、腹ごしらえからスタート

 

全国的に猛暑が続いていた 8月上旬。

「夏が好き!」と公言している私でも、クーラーの効いた部屋から出るのに気合が必要なほど。それでもせっかくの晴れた夏の日、家でゴロゴロしていてはもったいない!
ということで、都心から電車に揺られること約1時間。到着したのは、JR鎌倉駅。

 

 

 

 

 

着いたのがすでにお昼過ぎだったので、まずは腹ごしらえからスタートです。
腹が減っては、旅はできませんからね。

 

 

 

ということで選んだのは、「シラス丼」。鎌倉・湘南と聞くと、つい食べたくなるという方も多いのではないでしょうか。

鎌倉駅からすぐの「小町通り」を歩いていると、「シラス丼」を提供している店をいくつも見かけます。
この日は平日で午後 1時を過ぎていましたが、ほぼ満席という店もありました。

休日に出かける方は、さらなる混雑が予想されるため、早めに行かれることをおすすめします。

 

■夏だからこそ訪れたい!鎌倉の「竹の寺」

 

鎌倉ビールも飲んで気分が良くなったところで、次の目的地へ。
鎌倉駅からバスで約 10分。「報国寺」に到着です。
1334年に建立されたというこのお寺は、別名「竹の寺」と呼ばれており、境内には美しい竹が生い茂っています。

 

 

この日の最高気温は 32.2℃。(鎌倉に近い藤沢市辻堂のアメダスによる)
当然、少し歩くだけで汗だくになるような暑さだったのですが、竹林の中は違いました。

 

 

高く生い茂る竹によって強い日差しが遮られ、涼しさを感じることが出来るのです。
ちなみに、建物の陰よりも木陰の方が体感温度が低くなるというのは、科学的にも証明されています。

暑さが苦手な方にこそ、ぜひ足をのばしていただきたいスポットです。

 

■絶景!贅沢!ワインを片手に海を眺めよう

 

竹林に癒された後は、再び鎌倉駅へ。
そこから江ノ電に乗り、七里ガ浜駅を目指します。

 

 

駅から歩くこと数分。まるでジブリ映画のような、草むらに覆われた階段を上った先には…

 

 

思わず「すごい!」と声をあげてしまったほど、見事なオーシャンビュー!
こちらは、相模湾が見渡せるピッツェリア「アマルフイィ・デラセーラ」。

 

 

180度すべて海!江の島も眺めることができます。
日差しは強いですが、パラソルが遮ってくれるので安心。
(ただ、座る席と時間帯によっては、西日が当たることも…店員さんに聞くと「日陰になる席」を教えてくれました)
そんな中、トロピカルフルーツの入ったカクテルを注文。

 

 

サラダも彩りが美しく、いわゆる写真映えはバッチリ。もちろんお味も満足です。

 

 

お酒が大好きな私。やはり1杯では飽き足らず(笑)、白ワインも頼みました。

 

 

こんな絶景の中、昼間からお酒をいただけるなんて、なんという贅沢…。
波の音を聞きながら、ゆったりとした時間が流れていきます。
結局 2時間くらい滞在しましたが、景色にもお酒にもお料理にも大満足!
それにしても、海ってどれだけ眺めていても飽きないから不思議です。

 

■江の島への道中、見えてきたものは…

 

だんだん日も暮れてきて、海風が心地よい時間帯に。
そこで、七里ガ浜から次の目的地である江の島までは、歩いて向かうことにしました。
海沿いに歩いていると、江ノ電がすれ違う様子を眺めることができたり

 

 

「関東の駅 100選」に選ばれた「鎌倉高校前駅」を見たりすることもできます。

 

 

ちなみに、鎌倉高校駅前近くの踏切には、こんな人だかりが…

 

 

実はこの踏切、1990年代に放送されたアニメ「スラムダンク」のオープニングシーンに出てくる場所なのです。
まさに私も「スラムダンク世代」なので、ぜひ見てみたいと思っていましたが、想像以上の人の数に驚き。
話している様子を聞いてみると、中国や台湾など、海外の方がほとんどのようでした。

そして、江の島に向かって歩いているうちに、見えてきたものが…

 

 

わかりますか?江の島の右側にぼんやりと映っているもの…
そう、富士山です!
空気が澄んでいる冬のように鮮明に見えるわけではありませんが、
ぼんやりと浮かび上がる影のように見える富士の姿は、とても幻想的でした。
歩いているからこそ見られる、絶景のひとつです。

 

■灯篭に照らされる、夜の江の島

 

 

ゆっくり歩いているうちに、時刻は 19時を過ぎ、夜の帳が下りてきました。
初めて訪れる、夜の江の島。
実はこの時季、江の島で 1000基の灯篭によるライトアップが行われています。
(9月1日(日)まで。18時から 20時30分まで点灯)

 

 

 

大小さまざまな灯篭が、優しく温かな光で江の島全体を包んでくれます。
昼間には味わえない雰囲気を楽しむことができました。
ちなみにこの時間帯は観光客も多くなく、静かにゆっくり歩いたり、写真を撮ったりすることができます。人混みが苦手な方にもおすすめです。

 

ということで、夏の鎌倉・湘南をめいっぱい満喫することができました!
所要時間は約 8時間。早起きしなくても、午後から出発でも十分楽しめるコースです。(都内出発の場合)
鎌倉・湘南は海に近いこともあり、都心や内陸部ほどには気温が上がりません。
(ちなみに同じ日、埼玉県熊谷市では 36.5℃と体温並みの暑さを観測しました)
ただ、湿気が多く蒸し暑さは感じるので、こまめな水分補給と休憩は忘れずに!
また、日差しが強いので、紫外線対策もマストです。

 

 

「石上沙織の女子旅の伝え方」、初回は楽しんでいただけたでしょうか?

これからも「女子旅」×「天気」というテーマで、あちこち出かけたいと目論んでいます。
不定期連載ではありますが、これからも、どうぞよろしくお願いします!

 

(執筆・撮影 石上 沙織)

関連リンク:

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