安藤 咲良さん
スカイダイビングは、文字通り、航空機などで空へ昇り、地上へ落下するスポーツ。
このスカイダイビング体験を室内で安全に楽しめるとしたら、試してみたいと思う人はきっと多いはず。
実は、そんな施設があるんです! 今回は、日本国内唯一、インドア スカイダイビングを楽しめる FlyStation(フライステーション)に安藤 咲良さん(以下、咲良さん)が挑戦しました。
写真のように室内にガラス張りの円筒(ウインドトンネル)があり、下から強い風が送られて、その風に乗って浮き上がるという仕組みです。
まず、ダイビング用のスーツに着替えます。スーツとゴーグルと耳栓、そして、シューズは無料でレンタルできます。
フル装備の咲良さん
着替え終わると、フライト講習が始まります。
ビデオ動画で説明を受講したあとは、インストラクターが空中でカラダをコントロールするコツや、安全に飛ぶための知識をレクチャーします。
初めての方はベリー(Belly)と呼ばれる腹ばいのスカイダイビングでも最初に習得する基本姿勢を学びます。
ベリーの姿勢で安定して楽しく飛ぶことができます。
参加者に対して、一人ひとり、実際にカラダの動きや向きなどを丁寧に教えてくれます。
ひざを伸ばして、手はハの字にして体を反らします。
フライト講習が終わるといよいよフライトです。
耳栓を入れて、ゴーグルを着けて、ヘルメットを装着。俄然、やる気の咲良さん。
今の心境はどんな気分ですか?
「バンジージャンプを飛ぶときのようなワクワク感でいっぱいです!」(咲良さん)
通常の部屋とは気圧の異なる部屋に入ります。これ以降は、ガラス越しの撮影となります。
また、フライト中は、インストラクターと参加者は話ができないため、手のジェスチャーでコミュニケーションします。
いよいよ咲良さんの初フライトです。「咲良、飛びまーす!」
インストラクターが風に合わせてうまく浮かぶように調整してくれます。
通常のフライトコースに、オプションで「タクシーフライ」を追加することができます。
安定してベリーで飛ぶことができ、インストラクターが安全と判断した場合のみ、タクシーフライとして、高さ約 10メートルまで連れて行ってくれます。
タクシーフライでは、上に飛ぶために風がさらに強く吹きあがります。
タクシーフライを楽しむ咲良さんを今回は、動画でご紹介します。「咲良、再び飛びまーす!」
フライトが終了すると、フライト証明書をもらえます。
飛んでみた感想はどうでしたか?
「おしりが痛いです。日頃使わない筋肉を使った感じがします。明日、筋肉痛になりそうです(笑)」(咲良さん)
石田 貴宏さん
インストラクターの石田 貴宏さん(以下、石田さん)にお話を伺いました。
—– どうやって上まで上昇できるんですか。
足を伸ばすという意識だけで風の抵抗で浮き上がります。膝を曲げると風を受けている面積が少なくなり、降りてきます。
他にもいろいろな体の部位を変えることで浮き沈みをコントロールできます。
—– インドア スカイダイビングとしては、ここが国内唯一ということですが、国外ではどこにありますか。
ロシアのサンクトペテルブルグに本社があります。系列店として、ロシアの他に、日本、韓国、ドイツの4つがあります。
日本ではここしかないので、北は北海道から、南は沖縄まで全国各地から来ていただいています。
外国からも飛びに来ています。スカイダイビングが好きな方がよくご利用されます。
—– いらっしゃる方は、男女比でいうとどんな感じですか。
大まかにいうと 6:4、7:3 ぐらいで女性のほうが多いです。
家族連れが多かったり、カップルや女性の友達同士で遊びに来られたりすることが多かったりするために女性が多いですね。
地方からやってくる方の中には、遊び感覚で、ここで飛んだあとは、東京ディズニーランドに行くという方も多いです。
石田さんのフライト
—– レイクタウンも近くにあってショッピングもできて便利ですよね。石田さんは 元々スカイダイビングをされていたのですか。(咲良さん)
いえ、まったく別の仕事をして、ここの求人募集をみて、転職しました。
ロシア語もまったくできなかったのですが、3か月間、ロシアでインストラクターの研修を受けてきました。
自分がただ飛ぶだけではなく、お客様を安全に誘導するという技術を学習し、ライセンスを取得しました。
—– 石田さんは お客様を誘導するのは大変ですか。(咲良さん)
ロシア語でもらったインストラクションをそのまま日本で実施してもお客様は飛べないんです(笑)
日本人に受け入れられやすいようにユーモアを取り入れたり、解説ビデオを用意したり、いろいろな工夫をして、今のような教え方になりました。
お客様を笑顔にするのが好きなんです。
—– 私はスカイダイビングがやりたくて、FlyStationに興味がありました。(咲良さん)
スカイダイビングの準備段階として、FlyStationを体験し、その後、海外に行って実際にスカイダイビングされる方は けっこういらっしゃいます。
飛行機から飛び降りて、パラシュートを開かれるまでの間が、FlyStationで体験する状況とほぼ同じ状態です。
スカイダイビングは自由落下で落ちるだけですが、FlyStationは、浮かせる必要があるため、FlyStationのほうが風圧は強いです。
—– 今度、友達を連れて来たいです。アクロバティックな友達が多くて(笑)(咲良さん)
アクティブ女子、お待ちしています!(笑)
—– 今後の展望を教えていただけますか。
スポーツとして、ボディーフライングの大会を大々的に開催できるようにスポーツ人口を増やしたいですね。
そして、世界大会をたくさん開催して、日本からプロフライヤーを輩出したいですね。
—– ありがとうございました。
(インタビュワー・モデル 安藤 咲良、執筆・撮影: 森川 創)
関連リンク:
FlyStation
https://flystation.jp/
安藤咲良プロフィール
https://www.centforce.com/profile/t_profile/andosakura.html
安藤咲良インスタグラム
https://www.instagram.com/sakura.ando/
子役からアナウンサーに華麗に転身! 安藤 咲良さんにインタビュー
https://tanonews.com/?p=19067
2次元から 2.5次元、そして、3次元へ! アニメーション製作会社サンライズの浅沼社長にスペシャルインタビュー
https://tanonews.com/?p=19473