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2019.12.19ご当地, 癒し系・女子向け, 話題・おもしろ

天国に繋がる電話をモチーフにした映画『風の電話』の初上映会が開催されました

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先日楽しいニュースでもご紹介した 映画『風の電話』が作品が撮影された岩手県大槌町 大槌文化交流センター<おしゃっち> にて初の本編上映と舞台挨拶が行われました。

主演のモトーラ 世理奈さん(以下、世理奈さん)、諏訪 敦彦監督(以下、諏訪監督)、風の電話を設置したガーデンデザイナーの佐々木 格さん(以下、佐々木さん)が登壇。

 

左から 諏訪 敦彦監督、モトーラ 世理奈さん、佐々木 格さん

 

主演のモトーラ 世理奈さんと諏訪監督は大槌町を訪れるのは今年 5月の撮影以来、約半年ぶり。

 

 

佐々木さん:
風の電話を設置して 8年目になるが、まだ訪れていない方も、この映画をきっかけに、悲しみを分かち合うこと、支え合うという気持ちについて考えてもらえたら嬉しい。

 

 

諏訪監督:
大槌の方々に見てもらえて、やっとこの映画が完成したなと思えます。
僕たち監督、役者の仕事は半分で、観客のみなさんに見てもらってはじめて映画は完成する。

 

 

世理奈さん:
ハルのおかげでまた大槌町に戻ってこれた。

 

 

 

—– 本編を観て感想を一言お願いします。

 

佐々木さん:
この映画は見るだけの映画ではなく、心で感じる映画。感性や想像力を刺激し、本質を見抜く力のある映画になっている。
画面越しで理解したつもりになる現代への問題提起、挑戦的な意欲作。
また宮沢賢治や石川啄木を生んだ岩手県の土地柄、隣人へのやさしさが描かれている。

 

 

諏訪監督:
2時間半 ハルと旅することで、自分は決してひとりだと思わせない映画にしたかった。
ハルが出会う公平(三浦 友和さん)や森尾(西島 秀俊さん)ら周囲の大人はみなやさしく、彼女に何も聞かずに「食え」とだけ言う。
生きているんだから食べなさい。そういった人間のやさしさに溢れている映画になったと思う。
いま、岩手だけでなく日本中が傷ついているけど、日本人はこの傷ついた少女を見守ってくれるし、寄り添ってくれるというテーマをずっと持っていた。
実際の 風の電話 という場所は、Googlemapを使っても、簡単にたどり着けない場所だからこそ、旅を通してハルの再生を描きたかった。
熊野古道のように昔から旅には再生という意味も含まれる。
実際の 風の電話 は、孤独ではないと感じることができる場所。
だから順番に撮影し、最後にここを訪れた。

 

佐々木さん:
映画化の声は今まで何度かあったけど、こうして実現したのは監督をはじめ製作陣が 風の電話 をよく理解してくれたから。
この電話の意味や役割をしっかり描いてくれたことがとても嬉しい。

 

 

世理奈さん:
(ラストシーンの) 10分間ノーカット、セリフは全部自分で考えた。
旅の順番通り撮影していく中でずっと考えていたし、ホテルでひとり考えてもみたけどやっぱりわからないから、そこに訪れるまで言葉は決めなかった。
(電話で話しかけるシーンは)ほんとうは電話を切りたくなかった。

 

諏訪監督:
モトーラさん自身があの場所に言葉を託したのが素晴らしかった。
ハルは 8年経ってようやく言葉にすることができたし、あらかじめ決められたセリフではないからこそ、あの瞬間に本当の意味で 風の電話 に訪れたんだと思えました。

 

 

 

参加した観客からは、
「物語に、“被災地だから”といった配慮や気遣いのような(余計な)遠慮がなくてよかった。すばらしい映画でした。」
「震災があって地元大槌町を離れたけど、この映画をきっかけにこうして帰ってくることができました。そして映画を見ていて主人公ハルのように自分もひとりぼっちじゃないんだと思うことができました。」
と言った感想の声が上がりました。

 

 

【ストーリー】
17歳の高校生ハル(モトーラ 世理奈)は、東日本大震災で家族を失い、広島に住む伯母、広子(渡辺 真起子)の家に身を寄せている。
心に深い傷を抱えながらも、常に寄り添ってくれる広子のおかげで、日常を過ごすことができたハルだったが、ある日、学校から帰ると広子が部屋で倒れていた。
自分の周りの人が全ていなくなる不安に駆られたハルは、あの日以来、一度も帰っていない故郷の大槌町へ向かう。
広島から岩手までの長い旅の途中、彼女の目にはどんな景色が映っていくのだろうか―。
憔悴して道端に倒れていたところを助けてくれた公平(三浦 友和)、今も福島に暮らし被災した時の話を聞かせてくれた今田(西田 敏行)。様々な人と出会い、食事をふるまわれ、抱きしめられ、「生きろ」と励まされるハル。
道中で出会った福島の元原発作業員の森尾(西島 秀俊)と共に旅は続いていき…。
そして、ハルは導かれるように、故郷にある<風の電話>へと歩みを進める。
家族と「もう一度、話したい」その想いを胸に―。

 

【作品データ】

■タイトル:『風の電話』
■公開日:2020年1月24日(金) 全国ロードショー

■監督:諏訪 敦彦
■出演:モトーラ 世理奈、西島 秀俊、西田 敏行(特別出演)、三浦 友和、渡辺 真起子、山本 未來 他
■配給:ブロードメディア・スタジオ
■コピーライト:(C) 2020映画「風の電話」製作委員会
■公式HP:http://kazenodenwa.com/

 

(編集 森川 創)

関連リンク:
『風の電話』
http://kazenodenwa.com/

傷ついた心を抱えた少女の旅が始まる 天国につながるただ一つの電話 ― 映画『風の電話』
https://tanonews.com/?p=20693

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