コロナウィルスによる影響で、長期休館中の すみだ水族館。
そんなすみだ水族館から、お願いと、緊急のお知らせが公開されました。
「助けてください! チンアナゴが人間の存在を忘れはじめています! 緊急開催! チンアナゴ顔見せ祭り!」#お願い人間のこと思い出して
飼育スタッフ以外と出会うことのなくなった すみだ水族館のいきものたちが人間のことを、ちょっと、忘れはじめているらしいのです。
チンアナゴに至っては、飼育スタッフが通りかかってもすぐに砂に潜って隠れてしまう始末…
そこで、「おうちから、うちのチンアナゴたちにあなたの顔を見せてあげてくれませんか?」というのがすみだ水族館飼育スタッフ一同様からやってきました。
—– 以下、水族館飼育スタッフのレポートです。
●チンアナゴに何が起こっているのか
チンアナゴは本来、非常に繊細で警戒心の強いいきものなため、すぐに砂の中に潜って隠れてしまいます。
一方、約 300匹がひとつの水槽で暮らすすみだ水族館のチンアナゴたちはお客さまがいることが日常なため、人が近づいても潜ることはほとんどありません。
ところが、2020年 3月 1日(日)よりすみだ水族館が臨時休館に入って以降、館内のチンアナゴたちにある変化が。
“人がいない環境”が日常になったことで人間の存在を忘れ始めてしまったのか、飼育スタッフが通りかかってもすぐに砂に潜って隠れてしまう事態に。
チンアナゴたちが姿をみせなくなったことで、飼育スタッフが日頃行っている「元気かどうか」「痩せ細っていないか」「病気になっていないか」などを確認するのが難しくなりました。
ほかにも、普段群れをなして生活するチンアナゴたちが、群れからはぐれてしまったことでストレスになっていないか、喧嘩してキズを負っていないかなど、砂の中に潜ってしまうと確認できないことがたくさんあり、チンアナゴたちが快適に過ごせるよう常に気遣っている飼育スタッフにとって困難な状況になっています。
そこで、ビデオ通話越しにみなさまの顔を見せていただくことで、“チンアナゴたちに人間の存在を忘れないでほしい”という考え、急遽実施することにしました。
チンアナゴたちがこれまでどおり人間が近づいても砂に潜らずに元気な姿を見せてほしい、そんな願いが込められています。
●チンアナゴ顔見せ祭り 開催概要
お手持ちの iPhoneや iPadのアプリからビデオ通話をかけることで、ご自宅にいながらチンアナゴたちに会うことができます。
対応している端末であれば、だれでも気軽に参加できます。
また、開催期間中は 1日 2回、フィーディングプログラム「さぁ、ゴハン!」も実施いたします。
ゴハンのときならではのチンアナゴたちの生き生きとした姿は必見です。
顔だけ砂場からひょこっと出してる姿や喧嘩している姿、もしくは砂地から飛び出して泳いでいる姿も見られるかもしれません。
逆に、みんな潜りこんでしまって、全く顔を出さないかもしれません。
すみだ水族館としては初めての試みなので、どんなチンアナゴが見られるかやってみないとわかりませんが?ぜひお楽しみください。
・開催日時:
5月3日(日) 10時半~14時
5月4日(月) 10時半~14時
5月5日(火) 10時半~14時
・参加方法:
ご自身の iPhoneまたは iPadから FaceTimeを使って顔見せできます。
ご自宅の wifiに接続し下記いずれかの Gmail宛に FaceTimeでかけてください。
helpchin001@gmail.com
helpchin002@gmail.com
helpchin003@gmail.com
helpchin004@gmail.com
helpchin005@gmail.com
1)スマホの FaceTimeアプリを開き宛先に先ほどの Gmailアドレスを入力。ビデオ通話を選択してください。
2)チンアナゴ水槽前に設置したタブレット端末とビデオ通話がはじまったらチンアナゴに顔を見せてあげながら、手を振ったり呼びかけたりしてください。 ※大声で叫ぶのはお控えください。
3)設置できる端末は5台が限界でした。5分程度顔見せができたら、次の方のために通話をお切りください。
※もしチンアナゴたちが 1mmも顔を出さなかったらごめんなさい!
※あと、諸々いろんなことがうまくいかない場合も許してください!
※今回 Android OSの対応ができず、iOSのみの企画となっています。ごめんなさい。
関連リンク:
公式サイト
https://www.sumida-aquarium.com/news/details/2236/