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2020.10.23話題・おもしろ

今こそ、ピーナッツで元気な身体に! ピーナッツによる新しい食事様式

2020年 10月 20日(火)、アメリカンピーナッツ協会は、一般社団法人ウェルネスフード推進協会(以下、ウェルネスフード推進協会)と共催で、『今こそ、ピーナッツ・ピーナッツバターを考える 〜afterコロナの新しい食事様式〜』オンラインセミナーを開催いたしました。

 

今年はコロナ禍で、例年に比べ外出頻度が低く、運動不足や免疫力の低下が懸念されています。

ピーナッツは、食物繊維やビタミン・ミネラルが豊富に含まれていることに加え、食後の血糖値急上昇を抑える低 GI食品です。

また、輸入統計によると、2020 1月から 7月のアメリカ産ピーナッツバター輸入量は、前年同期比 24.2%増と、一般家庭でもピーナッツバターが徐々に浸透してきていると考えられます。

 

一般社団法人ウェルネスフード推進協会 代表理事 矢澤 一良さん

 

ウェルネスフード推進協会代表理事の矢澤一良さんから本セミナーの開会挨拶がありました。

「コロナ禍での生活において、年代問わず健康への関心が高まっています。ニューノーマルな生活が要求される日々ですが、しっかり栄養を摂り、運動をして体力をつけることが免疫力を高めるためにも大切です。」

 

 

慶應義塾大学医学部教授 井上 浩義先生

 

続いて、ピーナッツの健康効果や afterコロナの生活下においてピーナッツバターを上手に活用すべき理由を、慶應義塾大学医学部の井上浩義先生より解説がありました。

 

 

井上先生によると、「毎日ピーナッツを食べる群と、ほとんど食べない群の BMI値には 1.4の差があり、これは、 身長 170cmの人であれば体重で 4kgもの差になります。」とのことです。

ピーナッツは太りやすいというイメージもありましたが、逆に肥満度を下げるダイエットの役割があるというのは、嬉しい情報ですね。

 

 

また、ピーナッツやナッツを週に 5日以上食べる人は、ほとんど食べない人に比べ、日本人の死因第 3位である心臓・血管病の相対的なリスク係数が 40%以上減ることがわかっているそうです。

ピーナッツを食べることで、血管内の善玉コレステロールと悪玉コレステロールの比率を小さくし、血管を守ってくれます。

そして、脳の血管を広げ、認知機能の維持にも繋がるそうです。

毎日ピーナッツを摂取することで、いろんなメリットがありそうですね。

 

 

日本人の食物繊維摂取量は年々減っており、世界最低レベルだそうです。

特に女性は、男性よりも食物摂取量が少なく、これにより大腸がんリスクが高くなる傾向があるようです。

ピーナッツ 100gに含まれる食物繊維は、ごぼうやレンコンよりも、圧倒的に多く含まれているそうです。

これは積極的に摂取していきたいですね。

 

 

また、ピーナッツは糖尿病の予防効果もあります。

ピーナッツバター食を取ることで、血糖値の急激な上昇の抑制効果があるそうです。

 

 

ピーナッツは、茹でたり加熱調理をすることで、ポリフェノール量が増加することがわかっています。

ピーナッツバターは、ピーナッツの栄養価をそのままにペースト状になっている食材の為、噛む力が弱めな小児や高齢者に特におすすめです。

また、人間の体は午前中が最も酸化しやすい為、ピーナッツバターを取り入れるタイミングとしては、朝食の時が最も効率よく摂取できるそうです。

 

 

ピーナッツの薄皮に含まれる成分には、インフルエンザウイルスの活性化を抑制する効果があるという研究も発表されています。

これからの季節、ウイルス対策に向けて摂取していくことも良さそうですね。

 

 

料理研究家 ファミリークッキングスクール主宰 浜内 千波先生

 

続いて第 2部では、人気料理研究家でファミリークッキングスクール主宰の浜内千波先生から、習慣的にピーナッツやピーナッツバターを摂り入れる料理レシピを 3品を実演を交えて講演いただきました。

 

 

まずは、ピーナッツバターボール。おつまみや子供のおやつにも最適な簡単料理です。

それだけでなく、お鍋やスープのコクだしなど、万能調味料としても使えます。

材料も、ピーナッツバターと粉チーズだけ。ピーナッツバターを 6等分に分けて、広げた粉チーズの上に落とします。

転がしながら全体に粉チーズをまぶし、形を整えたら完成です。保管にはタッパーウェアがおすすめです。

 

 

次は、ヨーグルトピーナッツバター。血糖値を急上昇させてしまうジャムや上白糖の代わりに、低 GI食品のピーナッツバターと混ぜることで、血糖値の上昇を防ぐことができます。

作り方もとっても簡単。ヨーグルトにピーナッツバターを入れて混ぜるだけです。

 

 

最後は、ピーナッツバターライス。ご飯とピーナッツバターを混ぜるだけでできる、栄養豊富な料理です。

冷凍ミックスベジタブルを混ぜたり、クランチタイプのピーナッツバターを使うなど、いろいろアレンジもできます。

今回は、半熟卵とケチャップをトッピングに乗せ、たんぱく質と彩りを添えました。

 

 

コロナ禍で何かと運動不足になりがちなこの時期。

日常にピーナッツバターを上手く摂り入れて、免疫力を上げ、元気に楽しく過ごしていきたいですね!

皆さんもぜひ、朝食等にピーナッツ料理はいかがでしょうか。

 

(情報提供 アメリカンピーナッツ協会・一般社団法人ウェルネスフード推進協会、編集 R.T.)