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2020.11.06科学・Tech

この冬、注意すべき新型コロナやインフルエンザといった感染症 どう予防する? 今年ならではの対策は?

寒さが本格化するこれからの季節、新型コロナウイルスやインフルエンザといった感染症への対策が例年にも増して、重要になってきます。
「まちのお医者さん」であり、企業の産業医としても臨床現場の最前線で日々患者さんの診察や治療を行っている みいクリニック院長/早稲田大学教授 宮田俊男先生に この冬注意すべき新型コロナやインフルエンザといった感染症対策についてお話をお聞きしました。

 

宮田 俊男先生
医師、外科専門医、博士(医学)。家庭医療を推進するため、みいクリニックを立ち上げ、地域医療を守るとともに企業の健康経営や、生活習慣病の重症化予防、在宅医療、オンライン診療にも取り組んでいる。

 

—– 今年ならではの感染症へ、みなさんの意識の変化はありますか。

 

宮田先生:
今年の傾向として熱を出してしまうとインフルエンザなのか新型コロナウイルスなのか区別がつかず会社を休まなければならなくなってしまうため、インフルエンザの予防接種を希望する人の数が例年よりも増えています。

ただ、予防接種は症状を軽くするものでインフルエンザを完全に防ぎきるものではありません。

 

 

—– 特に気を付けるべき時期はいかがでしょうか。

 

宮田先生:
現状の新型コロナウイルスへの対策は当面現状の状態が続きます。
今後、経済活動の復活や学校生活・行事の実施に伴って感染リスクは高まってきます。
いつどこでクラスターが発生するかはわからないので油断はできません。
常に最低限の緊張感を持ちつつも、ウイルスとの共存を意識して正しく恐れていくことも重要です。

 

 

—– 感染症対策として手洗い・うがい・マスクの着用はもちろんですが、その他重要なポイントや、気を付けるべき人の傾向とはどのようなものがあるでしょうか。

 

宮田先生:
感染症対策として、自分の免疫力を下げないことが重要です。
ストレスを溜めてしまうことも免疫を下げてしまう原因の一つです。
今年は新型コロナウイルスの流行に伴いテレワークで人との接触が減っているためストレスを抱えこんでしまって『コロナうつ』になってしまっているような方もいます。
突然テレワークになり、自分の時間ができたことでストレスが溜まりがちな人とストレスを溜めない人でが二極化している傾向です。
例えば、要注意なのは、仕事とプライベートのオンオフがうまくできない一人暮らしの方です。
自分の時間ができることで何をしていいかわからなくなってしまい、つい残業が多くなってしまっています。
通常は月の残業時間が 45時間がだったところ、テレワーク開始後月 80時間なんて方も!!

その結果、急にメンタルが落ち込んでしまい体調を崩し、風邪をひきやすくなっています。
また、皮膚の炎症が悪化するといった方もいて、免疫システムのバランスが崩れていると感じます。

免疫力が下がりがちな今、毎日のセルフケアを大切にしてほしいです。
セルフケアと言っても、まずは、だるさやのどの痛みなど自分の体調変化に敏感に気づくことが大事です。
具体的なセルフケアの方法としては、定期的に自分の体重・血圧・体温をチェックすることで自分の健康状態を把握すること。
その上で感染症対策には、バランスの良い食事・適度な運動・良質な睡眠で体調を整えることで免疫力を落とさないよう気を付けましょう。

セルフケアは全部ひとりでケアするわけではなく、対面診療が必要かわからないといった健康・医療相談もアプリからメールで医師に無料ででき、状況に応じてオンライン診療を活用していくことや、かかりつけ医、ドラッグストア、管理栄養士、産業医などに、上手く相談することもセルフケアにつながります。

一人一人が自分の健康管理をしっかりセルフケアしていくことは今後基本になっていきます。
内科や小児科の開業医も患者数が減っています。
これはセルフケアの意識が高まっているからだと考えます。
もちろん病院の経営はあるものの、世の中的にはあるべき方向に向かっています。

 

■免疫力を上げるには、食事・運動・睡眠がやっぱり大事

 

セルフケアの実践として、自身の免疫力を高める方法としては、「食事」・「運動」・「睡眠」がやっぱり大事。

それぞれの具体的な方法を教えていただきました。

 

①食事
バランスの良い食事を心がけること。特に亜鉛を多く食べ物(牡蠣・牛肉・豚肉・鶏肉・たまご・白米等)・ビタミンCを多く含む食べ物(レモン・キウイフルーツ・赤ピーマン)・発酵食品などがおすすめ。

②運動
一日 20~30分歩くことが大切(早歩きだとより効果的)歩くことで、酸素を取り入れて有酸素運動をすることにより身体全体を活性化させることにつながる。また、椅子に座りながらできるストレッチ等、家の中でもできるものもあるので、まずはできるところから始めることも大切。

③睡眠
1日 6時間~8時間ほどがおすすめ。
寝すぎは良くないので毎日コンスタントに睡眠をとることが大切。

 

….と、様々な免疫力を上げる方法がありますが、中でも今年の注目は….

 

■今年注目!宮田先生おすすめの“効率“的な免疫力アップ法!! 免疫の司令塔を活性化するただひとつの乳酸菌!

 

宮田先生:
免疫を高める上で腸内細菌が今注目されています。
中でも納豆・キムチ・ヨーグルトといった発酵食品は特に注目されていますが、発酵食品等に含まれる一般的な乳酸菌は一部の免疫細胞しか活性化させることができません。

 

出典:キリンホールディングスWebサイト

 

得意領域に違いがあるため一般的な乳酸菌では個々の免疫細胞にしか効果がないそうです。
そこで、宮田先生がおすすめするのは、今年日本で初めて“免疫”で機能性表示を取得した『プラズマ乳酸菌(乳酸菌L.ラクティスプラズマ)』。

 

宮田先生:

プラズマ乳酸菌は一般的な乳酸菌と違って、免疫の司令塔を直接活性化することができます。
実際にハードな練習によって免疫力が下がりやすいスポーツ選手にも、プラズマ乳酸菌をすすめることもあります。

プラズマ乳酸菌は、『免疫システムの司令塔』であるプラズマサイトイド樹状細胞(pDC)を直接活性化させることで、誰でも効率的に免疫力を高めることができます。
仕事や家庭など様々なシーンで求められている“効率“を、感染症対策にも取り入れて、”効率的に免疫力を上げる方法”で、今年の冬を乗り切りましょう。

 

(情報提供 ウエルエイジング総研、編集 森川 創)