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2020.12.03話題・おもしろ

速報!『泣きたい私は猫をかぶる』 Asian Academy Creative Awards 日本初!最優秀アニメーション作品賞を受賞!

楽しいニュースでも何度か取り上げたアニメーション映画『泣きたい私は猫をかぶる』。(記事1 記事2 記事3

 

アジアとオセアニアの各国で制作された映像コンテンツを厳正に審査し、全 40カテゴリーでナンバーワンを決定する国際賞レース「Asian Academy Creative Awards(AAA’s)」の授賞式が 12月 3日(木)にバーチャルで開催され、最優秀アニメーション作品賞日本代表としてノミネートされていた その『泣きたい私は猫をかぶる』 が見事受賞しました。

 

© 2020 「泣きたい私は猫をかぶる」製作委員会

 

日本アニメ界の重鎮・佐藤順一氏と、本作で長編監督デビューを飾る柴山智隆氏がダブル監督を務め、脚本は確かな描写力で定評のある脚本家・岡田麿里氏。
声の出演は志田未来さんと花江夏樹さんが、多感で繊細なムゲと日之出をダブル主演で務めています。
さらに、主題歌・挿入歌・エンドソングを大人気バンド ヨルシカが担当し話題を呼びました。
本作品はコロナウイルス感染症の状況に鑑み、6月 18日(木)より Netflixにて全世界独占配信されていました。
世界 30カ国以上で再生回数の多い映画ランキングのTOP 10に入るなど好評を博し、ファンからの上映希望の声を後押しに 10月より随時、各地での劇場公開が始まっています。

 

© 2020 「泣きたい私は猫をかぶる」製作委員会

 

柴山智隆監督のメッセージ:
この映画は僕の故郷を舞台にしています。たくさんの人の心に届く作品を目指しましたが、とても個人的な思い入れの強い作品でもあります。
こうして世界的な評価をいただけたことが光栄であり、とても不思議な気持ちです。

 

佐藤順一監督のメッセージ:
Asian Academy Creative Awards に『A Whisker Away(泣きたい私は猫をかぶる)』がノミネート戴いたことは、大変な栄誉と思っています。
この作品は、日本で生きている私が日常で感じた世相、あるいは折々に感じている〝生きにくさ〟が、軸にあります。
だから、ここで描こうとしていることは、もしかしたら日本の特有のものなのかもしれません。
日常で、もやもやと感じる〝生きにくさ〟はどこからくるのか。思い通りにならないことが多すぎる環境に原因があるのでしょうか?
だから、まわりに余計な期待をしないですむように、思い通りにならない現実に慣れようとし、無理にあらがって面倒な事になるくらいならと、気づかなかったことにして、それが当たり前だと思いこむようにしてるのでしょうか。
しかし、そうした自分自身による自分への抑圧こそが、生きにくさの原因なのだとしたら。そうだとしたら、外的な環境は大きな原因ではないのかもしれません。
主人公の美代は中学生の少女で、大人達の事情で固められた日常の中で、自分の〝生きにくさ〟を気づかないように、うまくスルーして明るく振る舞っています。
その行為こそが〝ねこをかぶる(仮面かぶる)〟こととして描いています。
つまり、猫のお面は自分による自分への抑圧であり、お面を捨てて人間に戻ることで、美代は抑圧から脱することができるのです。
必要なのは、決して自分を抑圧する巨大な敵を倒すことではないのです。
こうした内面的な抑圧を扱った作品が、日本以外で生きる人にどのくらい届くのかは分からないけれど、もし共感してもらえたのなら、少しホッとしますし、私たちの創作にとって大きなステップになります。

それと、この作品を制作したスタジオコロリドは、日本でも最も若い製作スタッフが集まっているスタジオの一つで、その若い力で作られたアニメーション映画が、この『A Whisker Away』です。
自作が国外でどのような評価をされるのか、知る機会も少ないですから、こうした機会に海外の作品と並んで評価対象にしてもらえることも、私たちにとって、次の作品を制作するための大きな自信にもなります。
いろいろな国の方のたくさんのご意見などを頂けたら嬉しく思います。

 

●予告編:

 

●作品ページ:https://netflix.com/nakineko

 

【ストーリー】
私はあなたの力になりたい。好きって言われたい―
笹木美代(ささき・みよ)は、いつも明るく陽気な中学二年生の女の子。
空気を読まない言動で周囲を驚かせ、クラスメイトからは「ムゲ(無限大謎人間)」というあだ名で呼ばれている。
しかし本当は周りに気を使い、「無限大謎人間」とは裏腹に自分の感情を抑えて日々を過ごしていた。
そんなムゲは、熱烈な想いを寄せるクラスメイトの日之出賢人(ひので・けんと)へ毎日果敢にアタックを続けるが全く相手にされない。めげずにアピールし続ける彼女には誰にも言えないとっておきの秘密があった…。
それは、猫の姿になって大好きな日之出に会いにいくこと。
実はムゲは、ある夏祭りの夜お面屋にいた猫の店主から、「かぶると猫へと姿を変えることができる」という不思議なお面をもらって以来、猫・太郎として日之出の家に通っていたのだ。
普段はクールに振舞う日之出だが、太郎にだけは素直な気持ちを打ち明けることができ、いつしか太郎は日之出の支えになっていた。
≪人間≫のときには距離を取られてしまうが、≪猫≫のときには近づけるふたりの関係。
ムゲもまた、猫でいれば周囲との関係に悩むことない自由さを知り、次第に心地よさを覚えていく。
猫として長く過ごすほど、いつしか猫と自分の境界があいまいになるムゲ。
ある日、再び現れた猫店主から、猫の“お面”とムゲの“顔”を交換し、≪人間≫を捨て≪猫≫として生きるよう迫られる…
このままずっと、あなたのそばにいたい。でも、≪私≫に戻ることができなくなる――
自分が誰に支えられているのか。大切なものに気がつくとき、二人の世界が変わり始める。

 

 

Netflixアニメ映画「泣きたい私は猫をかぶる」

●出演:志田未来、花江夏樹、小木博明、山寺宏一
●監督:佐藤順一、柴山智隆
●脚本:岡田麿里
●主題歌:「花に亡霊」ヨルシカ(ユニバーサルJ)
●企画:ツインエンジン
●制作:スタジオコロリド
●製作:「泣きたい私は猫をかぶる」製作委員会
●コピーライト: © 2020 「泣きたい私は猫をかぶる」製作委員会
●公式サイト:https://nakineko-movie.com

●SNS
Twitter:https://twitter.com/nakineko_movie
Instagram:https://www.instagram.com/nakineko_movie
#泣きたい私は猫をかぶる #泣き猫

 

(情報提供 ツインエンジン、編集 森川 創)

関連リンク:

公式サイト

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