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2021.03.04科学・Tech, 話題・おもしろ

花粉シーズンの換気は窓際に注意! ダイキンが教える窓開け換気時の「花粉対策」

東京・名古屋では 3月上旬から中旬に花粉の飛散量がピークとなる予想です。
花粉シーズンでも、新型コロナウイルス感染症への対策でこまめな換気が欠かせません。
ダイキンでは、窓開け換気の際に室内に入ってくる花粉の動きのシミュレーションを「上手な換気の方法」を公開し、「空気の困りごとラボ」でも花粉対策に関するアドバイスを行っています。

 

窓開け換気時の花粉対策

 

ダイキンが全国の男女 529人を対象に実施した「換気に対する意識調査」では、「あなたや、あなたのご家族の中に花粉症の方はいますか?」という質問に対して、70.5%が「はい」と回答しました。
また「これまで春の花粉シーズン(2~4月)に、あなたがお住まいの家では、窓開け換気をしていましたか」という質問に対して、「換気していた」と回答したのは 45.9%と半分以下でした。
ところが「これからの春の花粉シーズン(2~4月)、あなたがお住まいの家では、窓開け換気をしたいと思いますか」という質問に対しては、「換気したい」 34.6 %、「どちらかというと換気したい」29.3%と、半数以上の 63.9%の人が「花粉シーズンに換気をしたい」と回答しました。

窓開け換気の際に、花粉が外の空気と一緒に室内に入ってしまうにも関わらず、換気に対する意識が高いことが分かりました。

 

 

一般的な間取りのリビングで窓を開けて換気をした場合、花粉がどのように室内に流れ込むのか、ダイキングループの技術開発のコア拠点「テクノロジー・イノベーションセンター」 にて、気流の解析ソフトを使ったシミュレーションをしました。

シミュレーション動画では、換気を開始すると、南側の窓から室内に入った花粉が、一気に部屋中に広がります。窓を閉めて換気を終えると、室内の空気の流れが少なくなり、壁に沿って舞っていた花粉は落ち、壁際の床にたまります。

 

また、「窓開け換気をした後に、外から入ってきた花粉が集まりやすい場所があることを知っていますか。」という質問に対して、84.9%の人が「いいえ」と回答し、花粉が集まりやすい場所の存在を知らないことが判明しました。
これから紹介する 3つのポイントをおさえ、上手な換気と掃除で花粉に負けないで過ごしましょう。

 

POINT1 飛散量が少ない時間帯に、効果的に換気をしましょう

 

花粉の飛散量は時間帯によって変化します。

在室中はいつでも定期的に換気をすることが望ましいですが、花粉症でどうしても窓を開けたくないという人は、花粉の飛散量が少ない時間帯に重点的に換気をするというのも 1つの方法です。

また、換気量は減ってしまいますが、環境省の『花粉症環境保健マニュアル』 によると、窓の開け幅を 10cm程度にした上でレースカーテンをすることで、花粉の流入を 4分の 1に減らすことができます。

カーテンは定期的に洗濯をしましょう。

 

POINT2 空気清浄機を上手に活用しましょう

 

空気清浄機を設置して、花粉が床に落ちる前に除去するのも有効です。ホコリや花粉は低いところに落ちるので、空気清浄機は床付近に置くのが効果的。

花粉対策としては、玄関や部屋の出入り口近くに置くと、高い効果が得られます。

空気清浄機の吸い込み、吹き出しを妨げないようにすることで、部屋の中に空気の流れが生まれ、部屋の空気を効率よくきれいにします。

エアコンの対角線上に置くと、エアコンの気流との相乗効果で部屋の空気の流れが良くなり、さらに効率よく空気をきれいにすることができます。

 

POINT3 窓際の床を中心に重点的にお掃除しましょう

 

多少の花粉が侵入するのは防げないので、換気後は掃除をします。掃除機をかけたり濡れタオルで拭いたりして、床に溜まった花粉が再び空中に舞うのを防ぎましょう。
花粉は室内の空気の通り道だけでなく、壁際の床にも溜まりやすいのです。

それらの場所を重点的に掃除するとよいでしょう。外から空気の入ってきやすい窓や玄関には、タオルマットやラグを敷いておくと、花粉が舞いにくくなることが期待できます。

 

ダイキン 上手な換気の方法~住宅編~
https://www.daikin.co.jp/air/life/ventilation/

 

ダイキン 空気の困りごとラボ
https://www.daikin.co.jp/air/life/laboratory/

 

(情報提供:ダイキン、編集:中嶋杏樹)