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2021.06.30科学・IT

梅雨の高い湿度には要注意!「湿度コントロールが重要な理由」

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いよいよ全国的な梅雨入りで、1年の中でも湿度の高い時期を迎えました。
実は、6月から 9月にかけて日本の気温や湿度は「亜熱帯地域」並にまで上昇するため、不快感や熱中症リスクも高くなりがち。
湿度が気になる今、快適で健康的に過ごすにはどうしたらよいのか、専門家の先生方にお話を伺いました。

 

「湿度の国、日本」実は “亜熱帯地域” ほどに日本は蒸し暑い

 

 

【参照データ元】
▼日本(Tokyo)
「気象庁」湿度(2018)/ 気温(2018)
▼フィリピン(Manila)
「理科年表」湿度(1961-1990)/ 気温(1981-2008)
▼ハワイ(Honolulu)
「理科年表」湿度(1961-1990)/ 気温(1981-2008)

 

日本と他国で 1年間の気候を比較すると、日本の夏の高温多湿ぶりは一目瞭然。これからの時期は、なんとフィリピンのような亜熱帯気候に近づきます。
6~9月は気温が高まるだけでなく、暑さを感じる「体感温度」に影響する湿度も平均で軒並み 80%近くになっており、日本の夏場の過ごしづらさがうかがえます。

 

専門家「暑さに身体が慣れていないため、熱中症になりやすい。」

 

コロナ禍で外出を自粛している人は、熱中症になりやすい可能性があるとして、熱中症対策の専門家も、湿度が高まり暑さが本格化するこれからのシーズンに向けて対策を呼びかけています。

 

帝京大学医学部附属病院 高度救命救急センター長
三宅康史先生

 

三宅さんの解説:

 

コロナ禍で外出自粛していることが多い今年は、暑い環境に身を置く機会が減っていることで、暑熱順化(暑さ慣れすること)が遅れ、たまの外出時に熱中症に陥りやすくなります。
運動不足であることも健康な状態を維持する面で大きなマイナス因子です。
環境省が定める「暑さ指数(WBGT)」※においても、湿度は暑さへの影響度の 7割を占めるほど高く、まだ身体が暑さ慣れしていないこれからの時期は注意が必要です。
熱中症を防ぐために、少し汗ばむ程度の運動で暑さに身体を慣らしましょう。また、暑さ対策・湿度対策として、エアコンは使用してください。

 

特に例年、熱中症の搬送者数は梅雨明けに急増するため、今から対策をはじめましょう。

 

 

暑さ指数(WBGT)とは、人の体と外気との熱のやりとり(熱収支)に与える影響の大きい「気温」「湿度」「輻射熱(ふくしゃねつ)」の3つの要素を取り入れた指標です。熱中症の危険度を判断する数値として、日常生活だけでなく、運動時や作業時の指針として活用されています。

 

暑さ対策の検証 「湿度が20%下がれば、体感温度は4℃も下がる」

 

横浜国立大学の田中英登教授監修のもと、空調専業メーカー「ダイキン」が、20代から 60代の男女 12名(男性 6名、女性 6名)を対象に、温度条件は環境省が推奨する 28℃で一定で、高湿度の湿度 85%の環境から、低湿度の 60%の環境にしたときの状態を比較する実験を実施。

 

測定は客観的に状況を見るために生理反応としてサーモグラフィーで表面温度を測定しました。

 

 

結果、温度が同じでも、湿度が 20%下がれば、体感温度は 4℃も下がることが明らかになりました。

 

横浜国立大学 教育学部教授
田中英登先生

 

田中さんの解説:

 

同じ温度でも、湿度が高い(85%)と暑く不快に感じ、湿度が低い(60%)と快適に感じる様子が男女ともに観察されました。このようになる理由は、湿度が高いと汗が蒸発しにくく、十分に体温を下げることができずに更に汗をかき、より暑く感じてしまう為です。
つまり、同じ温度でも、湿度をコントロールすることで熱中症対策につなげることができます。温度だけではなく、湿度も意識して快適に過ごしましょう。

 

湿度の違いでどれくらい体感温度は変わるかを体験できる体感スペース

 

 

ダイキンショールーム「フーハ東京(新宿・都庁前)」では、高湿度の部屋と低湿度の部屋を再現可能です。
湿度の違いで体感温度がどのように変化するのか、実際に体感いただけます。

 

空気のプロが解説! 冷房と除湿、どう使い分けるのが効果的?

 

重政 周之さん

 

重政さんの解説:

 

一般的なエアコンには、主に梅雨時から夏場に使う「冷房」と「除湿」が搭載されています。「冷房」は温度を下げるため、「除湿」は湿度を下げるための機能です。
お部屋や外気温などの状況を確認しながら、使い分けていただくとより快適な空間を作ることができます。
特に、湿度が高いこれからの時期は、室内の水分を外に出すことで快適にする「除湿」がオススメです。

 

 

(情報提供:ダイキン、編集:中嶋杏樹)

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