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2021.10.08話題・おもしろ

長野県佐久穂町産プレミアムオータムキュートプルーンを生食体験! タカノフルーツパーラー「旅するフルーツ」

 

8月 20日に開催された「大分県産安心院産シャインマスカットと大分県産かぼす」に続いて、今回 10月 6日に開催された「長野県佐久穂町 プレミアムオータムキュートプルーンの旅」に参加してきましたので、お届けします。

 


タカノフルーツパーラー新宿本店 店長 佐渡谷 毅さん

 

『旅するフルーツ』とは、フルーツと一緒に旅をするように、長野県佐久穂町を訪れたような疑似体験をタカノフルーツパーラーで楽しめる企画です。
新品種『プレミアムオータムキュートプルーン 紫稀〜SHIKI〜 』を味わいながら、映像やトークショーを通じて産地の魅力を体験していただきます。
オータムキュートの他に、ベイラー、サンプルーン、プレジデントという 4種のプルーンの食べ比べや、プルーンを使った、この日のためだけに用意されたタカノフルーツパーラーのフルーツデザートを提供いたします。

 


タカノフルーツパーラー フルーツクチュリエ 植草 満さん

 

<本日のメニュー>

 

■コールドプレスジュース
濾さずに作った果肉たっぷりのプルーン 100%のジュース。
酸味と甘みが絶妙のバランスです。

 

■フルーツサンドウィッチ
オータムキュートプルーンをまるごとカットして挟んだもの。
ラスクにつけていただくディップは、鶏ムネ肉とオータムキュートプルーンのディップで、酸味はチリソース、甘みはオータムキュートのジャム、コクはクリームチーズで味付けされています。

 

■カットフルーツの食べ比べ
写真右がオータムキュート、中央上がサンプルーン、中央下がベイラー、左がプレジデントです。

オータムキュートは、長野県のオリジナル品種で、酸味が少なく甘く、ジューシーです。
ベイラーは甘みが多く、サンプルーンは適度に酸味があります。
プレジデントは酸味がやや強いのが特徴です。

 

■アントルメ
グラニテ

果汁 100%を凍らせてかいたもの

シロップを加えることで しゃりしゃりとした食感になっています。

 


中央のプチケーキは、オータムキュートの上にアーモンドの焼き菓子の上に白い生クリームを載せてあります
右のコンポートは とろっとした食感で、香りづけに白ワインとシナモンが入っています。酸味を強く感じました。
左は寒天寄せで、こちらは酸味が少なかったです。

 

■パフェ
トップのシャーベットは新宿高野のシャーベットマシンで作られたここでしか味わえないもの、その下はソフトクリーム、ジャムと続きます。

 

長野県佐久穂町 町長 佐々木 勝さん

 

食べる場所で拍手で迎えられるたのは結婚式以来です(笑)
軽井沢と清里の中間にある八ヶ岳山麓にあるのが佐久穂町です。
人口 1万人、標高が 700メートルから 2400メートルにあり、農産物は、標高差を活かして、高原野菜、お米、リンゴ、プルーンなどの果樹、トルコ桔梗などの花を栽培しています。
晴天率が約 9割と高く、八ヶ岳山麓にあるために水(湧水)が豊富です。

 

佐久穂町役場 産業振興課 浅井 弘幸さん

 

プルーンは西洋スモモの一種で、原産地は西アジアの黒海とカスピ海の間のコーカサス地方と言われています。
19世紀中頃にはアメリカなどへと広がり「ミキプルーン」で有名なカリフォルニアでは、全世界のプルーン生産量の 40%を占めています。
長野県での歴史は、大正10年に試作栽培され、産地形成が行われた臼田町で日本スモモの台木に、地元にあった西洋スモモの在来種を接ぎ、自家用として庭先や畑の隅に栽培したのが始まりで、「サンプルーン」の発祥です。
佐久穂町では、昭和43年に苗木を分けてもらい、プルーン栽培の素地ができ、昭和58年には農協にプルーン部会を設置して、プルーン選果場を設けて集・出荷するまでになりました。

 

ビニールハウス

サビのついたプルーン(左) 割れたプルーン(右)

 

今はビニールハウスで育てていますが、当初はプルーンが雨で割れることがわからず、試行錯誤を行っていました。
本日召し上がっていただくオータムキュートは大玉ですが、割れやすく、味が安定しにくいです。
プルーンの特徴は、まず、プルーンの表面につく白い粉は、「ブルーム」(果紛)といって、果物自身から生成されるもので、新鮮さを保ち、日持ちを良くする働きがあります。
また、健康に欠かせないミネラルや栄養素の宝庫です。
カリウム、カルシウム、ビタミンA/Bが豊富で、肩こりや食欲の増進、疲労回復などに効果があります。
鉄分も多いので、貧血気味の方にはうれしい果物です。
さらに良質の繊維分をたっぷり含んでいるため、便秘の解消にも大変効果があります。
女性にはおすすめの、まさに美容と健康に最適なフルーツです。
一般的なプルーンジャムは、紫色や黒っぽい色が多いと思いますが、オータムキュートで作ったジャムは、鉄分が多いので、赤い色をしています。

オータムキュートは、ベイラーの甘さとプレジテントと酸味を掛け合わせてできたものです。

 

 

日本国内では、長野県がプルーンの生産量で全国1位で、67.2%を占めています。
佐久地域での最も生産量が多い品種は「サンプルーン」が半分以上で、「オータムキュート」の生産量は 8%でまだ少ない出荷量です。

 

 

プレミアムオータムキュートプルーンのブランド名を「紫稀〜SHIKI〜」と命名し、10月1日から新宿高野の店舗で販売を開始し、限定数は完売しました。

「紫稀〜SHIKI〜」は、90グラム以上、糖度 20度以上、雨よけ施設で栽培することなどの厳しい基準をクリアした「オータムキュート」です。
果皮の色がとても美しく、果肉がしっかり締まっていて、果汁はたっぷり。
甘みを引き立てる絶妙な酸味の濃厚な味わいが魅力です。
(「紫稀〜SHIKI〜」は、紫の持つ「高貴」、珍しいという意味の「稀」、佐久穂町の「四季」折々の豊かな自然をなぞらえて名付けられました。)

 

長野県 東京事務所 産業振興担当 大工原 雄一さん

 

白駒池は、苔の原生林が生息し、紅葉も美しい場所です。
有機栽培の野菜や山の中ですが、信州サーモンも養殖されています。

 

 


銀座NAGANO(長野県アンテナショップ)の山嵜 宏晃さん

 

ショップ開設 7周年ということで、いろいろなイベントを開催しています。
シェア・つながる・関係地というキーワードがショップコンセプトです。
10月 16日からお得な商品券の販売を開始します。

 

<フルーツクチュリエによるカット実演とレクチャー〉

 

タカノフルーツパーラー フルーツクチュリエ 森山登美男さん

 

ミキプルーンの黒い色がプルーンのイメージと思われている方が多いと思いますが、タカノのプルーンは違います。
コールドプレスというマシンを使うとこの色になります。
食べごろのフルーツでないと綺麗に切れません。食べごろを見極めるのがポイントです。

 

 

プルーンを手のひらで持ちます。弾力があれば食べごろです。

 

 

真ん中に種があるので、アボカドのように切りますが、手のひらでゆっくり回して切り離します。

 

 

種の取り方は、桃と同じです。種の周りにペティナイフを刺して取ります。
脇を締めて取るとペティナイフが動かないので切れます。

 

 

薄く切るとくっついたままなので、伸ばして丸めてあげると薔薇になります。

 

 

まな板から手を出すと、まっすぐに切ることができます。

 

 

ペティナイフは、手を刃に添えると安定感が増します。

 

 

プルーンもマンゴーの切り方ができます。

 

 

(おまけ)

苺も15種類ぐらいの切り方ができます。苺と生クリームでサンタを作ったのは私が最初です。
切り方はすぐにマネされてしまうので、マネされないように 24種類のサンタを考案しています(笑)

 

 

タカノフルーツパーラー新宿本店『旅するフルーツ』: https://takano.jp/parlour/event/detail/11119/

 

(取材協力: タカノフルーツパーラー新宿本店、撮影・編集: 森川 創)
関連リンク:
『旅するフルーツ』大分県産安心院産シャインマスカットと大分県産かぼす に行ってきました!
https://tanonews.com/?p=33298