MCTプラス・コンソーシアムは、2021年 10月 6日(水)に第 2回のメディアセミナーを開催し、MCTの最新知見や近年注目を集めている「脂肪燃焼」に関する最新研究結果について発表しました。
第 1回のメディアセミナー取材記事はこちら↓
MCTオイルで脂肪燃焼体質を作ろう! MCTを使用したレシピ &ヨガの方法も紹介!
■「MCT オイル」の研究と機能性表示について
日清オイリオグループ株式会社中央研究所研究第 7課主管の渡邉愼二さんによる講演内容を紹介します。
渡邉愼二さん
MCTオイルの特徴について
渡邉さん:
MCT(中鎖脂肪酸)は、母乳や牛乳・乳製品、ココナッツ油・パーム油など私達の身近にあるものに含まれる成分です。
栄養学的な特徴として、普通の油と比べて「消化吸収が早い」「エネルギーになりやすい」「効率的にケトン体がつくられる」という特徴があります。
生理作用としては、「脂肪の分解を促進」「筋蛋白質の代謝を促進」といったものがあります。
MCTは、食品ではない領域でも昔から幅広く利用されています。
例えば、お菓子やパンを焼く時に焦げ付かないように型に塗る離型油や、化粧品・医薬品関連などです。
食品領域の場合だと、健康オイルや加工食品、ペットフード(海外で主に使用されている)があります。
油脂としてもMCTは特徴的で、例えば無色透明で無味無臭の点です。
これは「料理にかけるオイル」として使用することで、料理自体の風味を損なうことなく効率よく摂取できる利点にもなります。
粘度も普通の油と比べてサラサラとしているので、そのまま口の中に入れても、もたついたりするようなことはありません。
そして、高い酸化安定性です。
普通の油の賞味期限は 2年程ですが、MCTの場合は未開封だと 3年程は持ちます。
「日清MCTオイル」が機能性表示食品に
2021年、ついに「日清MCTオイル」が「体脂肪やウエストサイズを減らす」機能性表示食品としてリニューアルします。
昨今の自粛生活やテレワーク等で、運動不足を感じる方も増えているかと思います。
こうした社会背景からも、健康ニーズも高まりを見せています。
近年、MCTの様々な健康機能が注目されるようになり、美容や運動、健康維持などの観点で需要が急拡大しています。
日清MCTオイルは、BMIが高めでおなかの脂肪が気になる方に適した食品となっています。
一日の摂取目安は 2g程度で、小さじ一杯の半分にも満たない量です。
料理にちょっとかけるだけで簡単に摂取することができます。
日清MCTオイルは、秋以降に順次発売される予定です。
MCTオイルを一日 2g摂取する習慣を 12週間続けた結果が、データにも反映されています。
LCT油と比べて MCTはウエストサイズ、体脂肪、内臓脂肪の減少がより大きいことがわかります。
12週間= 3ヶ月なので、この習慣を一年間続けると 4~ 5kg程度の減少も期待できそうです。
■ MCT オイルを活用した「脂肪燃焼体質」の作り方
日本体育大学体育学部准教授の岡田隆先生による講演内容を紹介します。
岡田隆先生
食べ過ぎる季節に、大多数が間違える「ダイエット」
岡田先生:
食欲の秋・年末年始はついつい食べすぎてしまう季節ともいえます。
ダイエットを始める人も多い中、多くの人が間違ったダイエットでリバウンドを繰り返しています。
ダイエットをしたらそこから一気に減っていくのではなく、最初は微増したり停滞したりしていくのが一般的です。
無理なく継続を続けていれば、少しずつ増減を繰り返しながら減量することができます。
つまり、ダイエットは継続することが最大の成功要因で、そのためには無理なく脂肪を燃焼させる体質を手に入れることが近道です。
また、食べても太りにくい体質になるには、食べ物を選ぶことはもちろん、食べる順番(食物繊維→たんぱく質→脂質→糖質)を意識することが大切です。
カラダづくりの基本「PFC バランス」で太りにくい体質に!
私たちのカラダづくりの基本として、PFCバランス(P=たんぱく 質、F=脂質、C=炭水化物)があります。
たんぱく質 13〜 20%、脂質 20〜 30%、炭水化物 50〜 65%が栄養バランスの黄金比とされていて、太りにくい体質に導くには食用油などから『脂質』を上手に摂取することがカギになります。
『脂質』は 1gあたり 9kcalあるためダイエットやカラダづくりには敬遠されが ちですが、バランスと質にこだわって摂ると効果的です。
最強の油「MCTオイル」で脂肪燃焼体質に!
食用油の中でも、脂肪燃焼作用で注目されているのが MCTオイルです。
大きく 3つのポイント 1「ケトン体を産生する」 2「素早くエネルギーに変換」 3「脂肪になりにくい」があります。
人間がエネルギーを作り出すメカニズムには大きく 2つ、糖質をエネルギー源とする「糖燃焼回路」と、脂質をエネルギー源とする「脂肪燃焼回路」があります。
通常、糖質をエネルギー源とする「糖燃焼回路」が優先的に使われていますが、MCTを摂取することで体内にケトン体が産生され、「脂肪燃焼回路」を動かしてくれます。
2つの回路が同時に働くことで、効率よくエネルギーを産生し、脂肪が燃焼しやすい体質になるのです。
MCTは、いわば脂肪の「燃焼回路スイッチ」をオンにしてくれるといえます。
都内の店舗情報
2021年 9月 8日(水)、パーソナルジム「STUDIO BAZOOKA」とコラボレーションし、新業態店舗『Bicerin GYM e STUDIO BAZOOKA』を阪急メンズ東京にグランドオープンしました。
提供しているサラダはスーパーフードであるキヌアや、豆類、野菜などをバランスよく使い、たんぱく質もしっかり摂れるよう仕上げています。
MCTオイルは無味無臭なので、サラダやパスタなど普段の食事にかけても違和感なく美味しく食べられることに加え、脂肪燃焼効果も期待できるのが特徴です。
■最新研究発表を踏まえた「脂肪燃焼体質」の効果
虎ノ門中村クリニック院長の中村康宏先生による講演内容を紹介します。
中村康宏先生
コロナ禍で活動機会が減少すると、脂肪が蓄積しやすい “不燃体質” に
中村先生:
本来、私たちのカラダはエネルギー源を摂取し、そのエネルギーは活動を通じて消費しています。
しかし、自粛生活が長引くことで、通勤や運動機会など活動量が格段に減りました。
それに伴い、体型の変化で悩む人が増えています。
そうした、活動不足など何らかの原因でカラダの機能が滞っている状態が続くと、気がつかないうちに、脂肪が蓄積されやすい “不燃体質” になってしまいます。
一方、脂肪が燃焼されやすい体質では、蓄積された脂肪がエネルギーに変換され体脂肪を減らし、ケトン体が産生されることで、体内のミトコンドリアが活性化します。
その結果、エネルギーが充足され脂肪を燃焼し続ける好循環をもたらしてくれます。
MCTオイルを 2週間継続摂取した結果、どの部位も体表温度の上昇を確認
MCTオイルを継続的に摂取することで、エネルギーが充足すれば、熱産生(量)も正常となり、その結果、体表温度が上昇するのではないかという点に着目し、サーモグラフィによる可視化検証試験を実施しました。
その結果、MCTオイルを 2週間継続摂取したことで、うなじ〜首筋、腕、すね・ふくらはぎ、の検証した全ての部位で体表温度の上昇を確認することができました。
また、比較対象として通常の植物油(キャノーラ油)を摂取した群の中には MCTオイル摂取群と同様に全ての部位において体表温度が上がった方も確認されました。
いずれも脂質を摂取することでエネルギー源となり、体表温度の上昇につながったと考えられますが、MCTオイルは脂肪の蓄積を避けながら、脂肪燃焼体質へ導いてくれるため、脂肪燃焼体質を目指す生活者にとって、より良い選択になると言えます。
MCTプラス・コンソーシアム公式サイトでは、MCTオイルを活用したレシピ等も公開されています。
MCTを効率よく摂取して、脂肪燃焼体質を目指してみませんか?
MCTプラス・コンソーシアム 公式サイト
(情報提供:MCTプラス・コンソーシアム 編集:R.T.)