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2021.10.18ご当地・観光, 話題・おもしろ

敬老の日は「海老の日」って知ってた? 「エビフェス!2021」に行ってきました!

2013年より、敬老の日が『海老の日』となりました。その理由は、海老の姿にあります。
長いひげを持ち、腰の曲がった海老の姿が、長寿の相をもつ老人に似ていて、「海老」という漢字は「海の翁(翁は男性の老人の敬称)」から出来たといわれています。(一般社団法人 日本海老協会 ホームページより)

 

さて、その一般社団法人日本海老協会は、10月 15日、16日の二日間、二子玉ライズにて行われた一般社団法人海と食文化フォーラムが開催するイベント「海のごちそうフェスティバル」の中で、新しい海老食文化の普及活動と食品ロスや海洋ごみ削減を目的とした「エビフェス!2021」を実施しました。

 

 

「エビフェス!2021」では、16日(土)より、「おさかな丸ごと夢の料理」の大賞授賞式である「ベスト海老料理大賞授賞式」、そして授賞式でプレゼンターを務めた 5名のトップシェフ達によるトークショー「海ゴミ &フードロス削除! 料理の巨匠たちによるトークショー」の 2つのイベントを行いました。

 

「おさかな丸ごと夢の料理」は、コンテストを子供たちが主役になる!をテーマに、SDGsである持続可能な社会を目指して限られた海洋資源を有効利用するため、未来を担う子供たちにお魚を丸ごと使った「夢の料理」を考えてもらいました。
その料理イラストをシェフに選定してもらい、実際に商品化するプロジェクトです。

 

「ベスト海老料理大賞授賞式」は、おさかな丸ごと夢の料理の応募イラストの中から「イタリア料理」「中華料理」「洋食」「和食」「フランス料理」の 5名のトップシェフが選定した料理の考案者の子供たちに、選出した各部門のトップシェフがプレゼンターとして表彰状を渡すイベントです。

 

 

選ばれた料理は海のごちそうフェスティバル会場内にあるエビフェス 2021のキッチンカーで、実際に食べることができました。
Youtubeの日本海老協会チャンネルにて、シェフ達が商品化した料理を実際に再現した動画を公開しています。レシピが気になる方は動画をチェックしましょう!
また、日本海老協会チャンネルでは、シェフ達が応募されたイラストを見比べて選出している様子を撮った映像なども投稿しているので、気になった方はぜひご視聴してみてはいかがでしょうか。

 

一人目はフレンチ部門受賞、井上詩野さん(7)の「丸ごとエビフライ」。
オテル・ドゥ・ミクニ オーナーシェフの、三國 清三シェフが選出しました。
考案者の井上詩野さんは「えびのからまで全部使います」とアピールポイントを発表。
いじりすぎず、シンプルに出汁を取り、ソースを入れて、ストレートに海老のおいしさを表現したところが評価のポイントになりました。

 

三國 清三シェフが再現した「丸ごとエビフライ」はこちら

 

二人目は中国料理部門受賞、藤井莉心さん(12)の「えび丸ごとグラタン」。
トゥーランドット臥龍居 オーナーシェフの、脇屋 友詞シェフが選出しました。
イベント会場でも人気が高く、1日目はすぐに売り切れたメニューだそうです。
考案者の藤井莉心さんは「じゃがいもと海老をメインにしたグラタンを作れたらと思い、海老をクリームに使い滑らかな味わいにしました」とアピール。
そのまま作って食べた時のやさしさと香りの豊かさがとてもおいしかったそうで、壇上では脇屋シェフがブラッシュアップしてうちの店で出そうかという言葉が飛び出しました。

 

脇屋 友詞シェフが再現した「えび丸ごとグラタン」はこちら

 

三人目は洋食部門受賞、藤井玲那さん(9)の「もちもちえび」。
日本橋たいめいけん 三代目 オーナーシェフの、茂出木 浩司シェフが選出しました。
考案者の藤井玲那さんは「海老は殻や頭の部分から出汁と香りが取れるので、両方を楽しめるように使いました」とアピール。
茂出木シェフはニョッキ風の食べ物に海老を入れたアイデアや、レシピとしての完成度が高いことを絶賛していました。

 

茂出木 浩司シェフが再現した「もちもちえび」はこちら

 

四人目はイタリアン部門受賞、田中達也さん(6)の「エビゴロゴロボール」。
ピアットスズキ オーナーシェフの、鈴木 弥平シェフが選出しました。
考案者の田中達也さんは「海老の皮まで丸ごと使って野球ボールのように丸めた」とアピール。
鈴木シェフはエビゴロゴロボールのイラストが一番ビビッと来たらしく、ただ書いてある通りに再現しただけと発言。
このレシピは他のシェフも候補に挙げていたようで、まさにシェフが認めるレシピであったことがわかりますね。

 

鈴木 弥平シェフが再現した「エビゴロゴロボール」はこちら

 

そして最後の五人目は和食部門受賞、西村凛々子さん(10)の「えびのクリームコロッケ」。
日本橋ゆかり 三代目の、野永 喜三夫シェフが選出しました。
考案者の西村凛々子さんは「自分でも作れるようにたこやきのような小さなサイズにしました」とアピール。他にも「一口サイズでクリームがこぼれず、片付けもしやすい」と一人前の料理人級のアピールをしました。
野永シェフは、商品化のしやすさの観点も評価し選出。一口サイズのコロッケは、近い将来スーパーなどで売られるかもしれないと夢のあるコメントを残していました。

 

野永 喜三夫シェフが再現した「えびのクリームコロッケ」はこちら

 

続いては「海ゴミ &フードロス削除! 料理の巨匠たちによるトークショー」。
各分野を代表する一流シェフ達が、海ゴミ&フードロス削減をテーマにトークショーを行いました。

 

 

最初の話題は「食品ロスについて料理人として感じていること」。

料理人たちは皆、食材を余すことなく使い切ることが基本であり、例え皮や骨でも捨てる箇所はないと口を揃えました。
例えばとうもろこしなどは通常、一般家庭では捨ててしまいがちな皮もひげといった部位も、工夫次第で全部使うことができます。
最近は料理人たちも Youtubeで再利用方法などを解説しているので、知識を増やして家庭でもごみを出さずに使い切ることを心掛けたいですね。

今回は、多くの方がレシピに使用している「海老の粉末」をはじめとした、海老を使った家庭で作れる食材、調味料のレシピを教えてもらいました。

 

「海老の粉末」
【作り方】
1. 海老を乾燥させる。
2. 乾燥させた海老をカラッとなるまで揚げる。またはオーブンで水気が飛ぶまで熱を通す。
3. プロセッサーにかけて粉末状態にする。

 

「アメリケーヌ・ソース」
【作り方】
1. 海老の殻を焼いてトマトペースト、香味野菜を入れて殻を崩す。
2. ブイヨンやブランデーなどを入れ、薄めると完成。
殻が荒い場合などは、プロセッサーを使うとより簡単に作ることができます。

 

「蝦油(シャーユ)」
【作り方】
・海老と一緒にニンジン、セロリ、ネギ、ショウガなどを入れてオイルの中で炊くと、きれいなオレンジ色のオイルが抽出される。
中華料理に合わせるとコクが生まれるこのオイルは、冷蔵庫で 2か月持つそうです。

 

これからエビを使う際は、殻までしっかりおいしく利用してゴミを減らすよう心掛けたいですね。

 

続いては「ゴミから海を守るために」という話題について。

品種改良品に頼らず四季の旬を大切にした方が良いという意見や、ゴミを身近なところから適切に処理しようという意見が出ました。
また、最近は意識が高まり、海が綺麗になったことを実感することも増えたので、ゴミを減らす為に心掛ける気持ちを持ち続けることそのものが大事だという意見も多く見られました。

 

最後の質問コーナーでは、料理人になった理由を聞かれ、「子供のころに料理が上手だねと言われてシェフを目指すようになった」、「料理人の両親に憧れて物心ついた時から目指していた」というエピソードに、ほっこりするシーンもありました。

 

 

合計2021名様に豪華海老関連商品が当たる! 海老の日キャンペーンの参加方法

「海老の日」記念キャンペーンは、水産フードロス削減活動の一環として、日本海老協会参加企業から、賞味期限は十分残っているものの出荷期限が切れてしまっているためにフードロスになりかねない海老関連商品を集めて賞品にしています。
ぜひ応募して、フードロスを削減しながらおいしい海老商品を掴み取りましょう!

 

【参加方法1】WEBの応募フォームから応募する
キャンペーンページ内にある「キャンペーンに応募する」ボタンをクリックして、入力項目を入力し応募することでキャンペーンに参加できます。

 

【参加方法2】SNSで公式アカウントをフォローし、対象の投稿をリツイートまたはシェアする
■twitterの場合
日本海老協会の公式アカウント(@everyday_ebi)をフォローし、対象の投稿をリツイートする。

■Instagramの場合
日本海老協会の公式アカウント(@evruday.ebi)をフォローし、対象の投稿をリポストする。

 

(提供:一般社団法人日本海老協会、撮影・編集:中嶋杏樹)
関連リンク:
エビフェス!2021 in 二子玉川 公式ページ
https://ebikyoukai.jp/ebifes/
日本海老協会 Youtubeチャンネル
https://www.youtube.com/channel/UCPsCET9z-S8HbHBaxmuL12g
海老の日キャンペーン 2021 公式ページ
https://ebikyoukai.jp/ebifes/campaign-2021/