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2021.11.26話題・おもしろ

「世界一小さな美術館@GMO デジタル・ハチ公」よりバンクシー「花束を投げる暴徒」を公開、1月22日から(1月18日更新)

■編集部注

・1月 22日(土)より公開予定のバンクシー作品第 3弾「Love Is In The Air(花束を投げる暴徒)」について追記しました。(1月 18日)

 

 

GMOインターネットグループは「現代アートをすべての人に」をテーマとし、GMO インターネットグループ第 2本社が入る「渋谷フクラス」2階に、作品と空間・体験が一体となったアートスペース「世界一小さな美術館 @GMO デジタル・ハチ公」を 2021年 9月 5日にオープンしました。
ここでは「Banksy Artworks from Masatoshi Kumagai Collection(バンクシー展)」として、イギリスの人気ストリートアーティストであるバンクシーの代表作品「風船と少女(Girl with Balloon)」をこれまで多くの方々に楽しんでもらいました。

 

そして、2021年 12月 1日(水)からは、第 2弾展示としてバンクシーが手がけた世界にたったひとつしか現存しない希少な作品「Bomb Love Over Radar」を世界初公開します。
第 2弾展示では「風船と少女」と「Bomb Love Over Radar」の 2作品を同時に楽しむことができます。
なお、すでに「世界一小さな美術館 @GMO デジタル・ハチ公」にて第 1弾展示の「風船と少女」を鑑賞した方を対象に、第 2弾展示を楽しむことができる「無料ご招待メール」を順次発送される予定です。

 

また、1月 22日(土)よりイギリスのマンチェスター市立美術館で 10年以上にわたって公開展示されていた、世界に 1点しか存在しない作品「Love Is In The Air(花束を投げる暴徒)」を第 3弾展示として公開します。
これにより、同日からは「Girl with Balloon(風船と少女)」と「Bomb Love Over Radar」を含めた、バンクシーの 3作品を同時に鑑賞できます。

 

 

「Bomb Love」に赤いレーダーマークが加わった世界にたった一点のみの作品
この作品のモチーフとなっている「Bomb Love」は、元々は 2001年にイギリス・イーストロンドンの壁に描かれた壁画で、2003 年に版画作品として制作されました。ポニーテール姿の無垢な少女が爆弾(軍用機用の爆弾)をぬいぐるみのように抱いている様子から、戦争と愛という二項対立を探求したバンクシー初期の象徴的な作品と言われています。
今回展示する「Bomb Love Over Radar」は、「Bomb Love」に赤いレーダーマークが加わった、バンクシー自身によってスプレーでキャンバスに描かれた世界に一点のみの希少性の高い作品です。
バンクシーからコレクターに直接プレゼントされ、ずっと秘蔵となっていた作品で、今回が世界初公開・初展示となります。

 

 

■キャンバス側面には“BANKSY”のタギングサイン
ストリートアート、グラフィティーアートの方法論をキャンバスに持ち込み、現代美術アーティストとして高い評価を得ているバンクシー。
キャンバス側面にはステンシル・スプレーによる”BANKSY”のタギングサインが施されています。

 

 

■キャンバス裏面には前所有者に宛てた、バンクシーの直筆サイン入り
この作品のキャンバス裏面には、バンクシー本人によって書かれた、前所有者に宛てた直筆メッセージ・サインがキャンバス裏面を取り囲むように記載されています。
バンクシーが作品にこういったメッセージを記載するのは非常に珍しいことです。

 

 

■前所有者について
前所有者は世界的に著名なミュージシャンで、ストリートアート、グラフィティーアートの重要なコレクターです。
アメリカの西海岸・東海岸のグラフィティーアートシーンを記録した映画の音楽を担当するなど、シーンに深く関わる重要人物である前所有者にバンクシーが贈った世界で 1 点のみの大変特別な作品です。
1960 年代後半の米国を発祥とし、後にバンクシーの住むイギリス・ブリストルにも飛び火したグラフィティーアートですが、この作品の制作された 2002年時点でのアメリカとイギリスのグラフィティーアートの直接的な関係を明示する物として、グラフィティーアートの歴史に於いて大変重要な作品です。

 

■作品情報
Title: Bomb Love Over Radar
Year of production: 2002-2003
Material/Media: Spraypaint on canvas
Size: 32×32 cm

 

 

 

没入感を楽しめる映像・音響技術が紡ぎ出す、デジタルとアートの融合。

「世界最小のスペースで情報は世界最大」をコンセプトにした美術館

 

 

「世界一小さな美術館@GMO デジタル・ハチ公」は、「スペースは世界最小ではあるものの、お客様が得られる情報は世界最大」をコンセプトとしています。
そのため、作品を鑑賞する前に約 10分間の「スペシャルムービー」でバンクシーや展示作品についての情報をインプットすることが可能です。
220 インチディスプレイとロールスクリーンで構成される三面の壁に映し出される映像は、高精細でシームレスな没入感が楽しめます。

また、音の指向性をユニークにコントロール可能なスピーカーを導入することで、映像と音の一体感を表現し、臨場感あふれる空間を実現しました。
作品だけではなく、映像、音響が一体となった展示空間をひとつのアートとして体験いただくことで、これまでにないアートの楽しみ方を提案します。

 

第 1弾展示の際の様子

 

「世界一小さな美術館 @GMO デジタル・ハチ公」オープンの背景
グループ代表の熊谷正寿は、「当社グループのお客様にナンバーワンのサービスをご提供するために、パートナー(従業員)は感性を磨かなくてはならない。
本物、美しいものに自然と触れ、豊かな感性を磨く機会を作る。」という思いから、パートナーが業務に従事するオフィスの会議室フロアを中心に「GMO Gallery」と称し、ジュリアン・オピーの作品をはじめ、グループ代表の熊谷正寿が収集する現代アート作品を多数展示しています。
バンクシーの作品も「世界一小さな美術館@GMO デジタル・ハチ公」での展示に先立ち、まずはオフィスに展示。
パートナーが自由に鑑賞できる環境とし、本物の芸術に触れる機会を作ってきました。

 

また、2015年には第 1本社であるセルリアンタワーにおいて「熊谷コレクション ~オフィスとアートの新しい関係 ~ジュリアン・オピーの世界」展を開催し、オフィスを一般公開するなど、多くの皆様が現代アート作品と触れられる場をこれまでも提供してきました。

 

参照: Artworks from Masatoshi Kumagai Collection
URL: https://art.kumagai.com/

 

【「GMO デジタル・ハチ公」について】
「GMO デジタル・ハチ公」は、2019年 12月に、無料で利用できる Wi-Fiや充電スポットを備え、天候に左右されることなく利用可能な、GMOインターネットグループが運営する新たな待ち合わせスポットとしてオープンしました。
渋谷に根ざす企業として、渋谷のシンボルであるハチ公をより多くの人に知っていただくことを目的に、ホログラムディスプレイ技術を用いて再現されたハチ公がお出迎えします。
そして 2021年 9月 5日、「GMO デジタル・ハチ公」はそのままに「世界一小さな美術館 @GMO デジタル・ハチ公」として生まれ変わりました。
GMOインターネットグループは、「世界一小さな美術館 @GMO デジタル・ハチ公」におけるアート作品の展示を通して、ひとりでも多くの方の「笑顔」と「感動」を創造し、アート界と文化、そして結果としての社会の発展に貢献していきます。

 

Banksy Artworks from Masatoshi Kumagai Collection(バンクシー展)概要
■展示会名: Banksy Artworks from Masatoshi Kumagai Collection(バンクシー展)
■会期第 2弾: 2021年 12月 1日(水)~
■会場名: 世界一小さな美術館 @GMO デジタル・ハチ公
■住所:「渋谷フクラス」2F GMO デジタル・ハチ公(東京都渋谷区道玄坂 1-2-3)
■休館日:「渋谷フクラス」に準じます。
■開館時間: 11:00~20:00(1公演 20分の入れ替え制、鑑賞人数に制限があります)
※開館情報は変更となる場合があります。最新の情報は公式 HPや SNS等でご確認下さい。
■入館料金:
一般・大学生: 300円
小・中・高校生: 100円
未就学のお子様: 無料
※障がい者とその介護者各 1名は無料です。入館の際に障がい者手帳等をご提示ください。
■チケット購入: 以下のサイトにてご購入いただけます。
https://www.e-tix.jp/gmo-art/
■問い合わせ先: museum@hachiko.gmo
■展示会公式 HP: https://hachiko.gmo/
■その他: 入館時に検温を実施しています。37.5度以上のお客様は入館をお断りします。
入館にはマスクの着用が必要です。アルコール消毒、所定の感染予防策にご協力ください。

 

(情報提供:GMO インターネットグループ、編集:中嶋杏樹)