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2022.03.04話題・おもしろ

懐かしのセレクトショップが15年の時を経て復活!「王様のアイディア大復活祭」に参加しました

王様のアイディアは2月22日(火)19:00より東京カルチャーカルチャーにて、王様のアイディア復活を記念したオンライン配信イベント「王様のアイディア大復活祭」を行いました。

 

 

イベントの様子はYouTubeライブにて中継され、司会にはデイリーポータル Zの古賀さん、ナビゲーターには王様のアイディア店長でトイクリエイターの大澤さん、デイリーポータル Zの編集で参加クリエイターの一人でもある林さんが登場しました。
また、クリエイターズコラボ商品を展開する 14人の豪華クリエイターの方々も、リモートで登場しました。

 

■王様のアイディアとは
王様のアイディアは、かつて 1965年から 2007年まで開いていた懐かしのセレクトショップです。
「モーラー」「ニュートンのゆりかご」「ドリンキング・バード」「ピンアート」など、数々のアイディア商品を販売していました。

 

閉店後も現在も根強いファンを多く抱えていた「王様のアイディア」が、多数のアイディア系クリエイターの協力を得て、2022年 2月 22日(フフフフフの日)に復活開店しました。

 

王様のアイディアは ECサイトでの復活を皮切りに、ポップアップショップ・実店舗、最終的には海外に進出し世界展開する予定との発表がありました。

 

 

「アイディアステーション」と合体し、クリエイターだけでなく一般の方々から募集したアイデアを王様のアイディア側で商品化する新システムには「王様が民主的になった」「一体この 15年の間に何があったんだ」と会場やライブコメントも大いに盛り上がりました。

「面白いアイディアを思いついたけど発表の機会がなかった」という方もアイディアステーションに応募すれば商品化のチャンスが生まれる、というのは夢のあるシステムですね。

 

アイディアステーション 公式ページ
https://ideastation.kingsidea.jp/

 

 

■アイディア系クリエイターによるアイディアトーク
新生王様のアイディアとコラボレーションするクリエイターの方々による、アイディア商品についてのフリートークが行われました。
クリエイター自身のアイディア商品への思い出や体験談、裏話の他、王様のアイディアのおすすめ商品などについても語っています。

今回はその中から一部を抜擢して紹介したいと思います。

 

【乙幡啓子さん プロフィール】
1970年生まれ、群馬県出身。
妄想工作家、雑貨企画・製造の株式会社妄想工作所代表、工作ライター。
デイリーポータル Zなどの Webメディア、フィギュア雑誌等に工作記事を連載。
雑貨やカプセルトイ、オリジナルキャラクターのフィギュア製作も行う。

 

乙幡さんは水面から突き出た足の形が作れる製氷機「足氷」や、獲物を咥えた頭がギュルンギュルンと回る木彫りの熊風のミニチュア「ベアリングマ」など、多数の雑貨やフィギュア製作を行ってきたクリエイターです。

 

 

そんな乙幡さんが手がけたアイデア商品は「魚ケース」
数ある「魚ケース」シリーズの中から、「さんま」「あじ」「ほたて」の三種類をセレクト。
頭から尻尾の先まで開くことができて、開くとそれぞれ内面に焼きサンマ、アジの干物、ホタテの醤油焼きが描かれています。

 

魚ケース 商品ページ
https://kingsidea.jp/products/detail/45

 

また、王様のアイディアの商品で気になる商品として挙げたのは「Cluebox」の「シュレディンガーの猫」。
「シュレディンガーの猫」という概念を売っている……?と名前が気になった模様。
ストーリー仕立ての謎解き要素があるパズルボックスのシリーズで、その内容から大人向けとなっています。

 

Cluebox 商品ページ
https://kingsidea.jp/products/detail/57

 

 

【株式会社人間 概要】
「面白くて変なことを考えている」をモットーに、ジャンルの枠にとらわれないアイデアをつくるコンテンツ企画会社。
キャンペーン、グラフィック、CMなどの企業広告や商品のブランディングのほか、謎解きイベント、アートイベントのプロデュースなど、やりたいことはやってみるやる気のある会社。

 

株式会社人間の二人は最初に映し出された Zoom画面の時点で、中央に置かれた大きな赤い「ス」の字、その上に置かれたドット調の宝箱風ダンボールとインパクトが非常に強いです。
どちらも自社商品で、他にも先の部分が間取りの形になっているマドラー「間取ラー」などのアイディア商品のほか、クソリプかるた、コンプレックス人狼などのボードゲームの開発なども行っています。

 

 

パンチの強いお二人が気になる商品として挙げたのは昭和に流行したという玩具「モーラー」
王様のアイディア内で「モーラー要員」と呼ばれているスタッフが実演する映像が流れ、すごい!と盛り上がりました。

 

モーラー 商品ページ
https://kingsidea.jp/products/detail/34

 

 

【くだらないもの工房 匠さん プロフィール】
卓上セーブポイントを中心にあなたの日常にちょっとした必要ないものをねじ込みます。
あるとちょっとだけ非日常を楽しめるグッズを作っています。
作品を買う前に一度自分の心に聞いてみてください。「これ本当に必要ですか?」

 

記者会見場の背景で登場したのは Vtuberの匠さん。
「卓上セーブポイント職人」を名乗る匠さんは、ゲームでよくあるクリスタルの形っぽい「セーブポイント」の形に似た卓上ランプ以外にも、どこにどの駒が配置されているかわからない真っ黒な将棋「ステルス将棋」、やったか!?などのワードが書かれた旗「死亡フラグ」などの面白い作品を作っています。

 

 

王様のアイディアでは、「卓上セーブポイント」を 3月より発売予定とのこと。
王様のアイディアオリジナルカラーの発表を匂わせる様子もありました。

 

匠さんが気になる商品として挙げたのは「ピンアート」
人がやっているところを見るとついやりたくなって触っていた、という思い出があるようです。
昔は金属製でしたが、現在は安全性に考慮してプラスチック製になっています。

 

ピンアート 商品ページ
https://kingsidea.jp/products/detail/28

 

 

【ザリガニワークス 概要】
ユーザーの想像力を刺激する玩具の企画開発、デザインを軸にしながら、キャラクターデザイン、作詞作曲、ストーリー執筆等、ジャンルにとらわれないコンテンツ制作を広く展開する、たった二人のマルチクリエイティブ会社。

 

ザリガニワークスは、「『あいつ確かあのロボット好きだったよな』レベルの解像度からお父さんが買ってくる・作ってくるロボット」を商品化した「コレジャナイロボ」などの商品を作っている会社です。
子供たちをがっかりさせるためにカッコ悪さ、パチモン感、ガッカリ感を研究されたデザインは、目的達成度の高さから 2008年のグッドデザイン賞を受賞しデザイン界隈を騒めかせました。

 

 

「(コレジャナイロボ的には)カッコ悪いのが高品質」などパワーワードを放っていく二人が気になる王様のアイディア商品は「フライパンジュウ」
新生王様のアイディアとして新たに販売する商品の一つで、フライパンが完成したらハンドル部分を外してそのまま皿にできます。
ハンドル部分と皿を並べると 10になるというシャレの効いた商品です。

 

フライパンジュウ & ハンドルセット 商品ページ
https://kingsidea.jp/products/detail/22

 

 

■王様のアイディア 復活カウントダウン
トークの途中、王様のアイディアの開店時間となる 2022年 2月 22日 20:00を迎えるのに合わせて、参加者全員でカウントダウンを行いました。

 

 

放送開始の時点では、新生王様のアイディア公式ページは赤いカーテンがかけられ閉まっている状態でした。
会場にある赤いボタンを押すことでカーテンが開き、サイトがオープンします。

10秒前からカウントが入り、0の掛け声と共にボタンを押しました。

 

想定外のアクセス数によりサーバーが混雑することもありましたが、大きな事故はなく無事にサイトがオープンしました。

 

 

【放課後片想い系妄想発明家 たいがー・りーさん プロフィール】
中学、高校時代にした恋の妄想を形にして発表している発明家。
代表作は「ひとりで壁ドンできるマシーン」や異能vation受賞作品「声シャワー」「ONOFF計」など他多数。
また、Eテレ「シャキーン!」では出演や企画を行う

 

たいがー・りーさんは、『好きな人の声を浴びてみたい』という発想から生まれた発明品「声シャワー」が、大学の実験により医学的に癒しの効果が出ていることが実証されるなどインパクトだけでない発明品を生み出しています。

 

 

たいがー・りーさんがオススメ商品として挙げたのは、意外にも実用面の強いアイデア商品「ウキハシ」
個性の強い潔癖症で、口を付ける部分が箸置きに触れる必要がない点に感銘を受けたそう。
箸置きがなくても先の部分が浮く衛生的なお箸です。

 

ウキハシ 商品ページ
https://kingsidea.jp/products/detail/10

 

 

【高橋晋平さん プロフィール】
2004年株式会社バンダイに入社し、約 10年間イノベイティブトイの開発に従事。2014年に株式会社ウサギを設立。
国内外累計 335万個を発売し、第 1回日本おもちゃ大賞を受賞した「∞(むげん)プチプチ」を初め、これまで 100点以上のおもちゃの企画開発、マーケティングに携わる。全国での講演・セミナーなども多数。

 

企画・アイディア発想の専門家・高橋晋平さんは、「∞(むげん)プチプチ」など数々の感触トイや、近年では「ショートショートnote」「食って食われて」などのボードゲームも企画しています。

 

 

高橋さんとのコラボレーション商品「OQTA HATO」は、時報を伝える代わりに、アプリでボタンを押すと鳥の模型が顔を出す鳩時計。
アプリは Wi-Fiで繋げるので、県外でも遠隔で鳴いてもらうことができます。

 

OQTA HATO 商品ページ
https://kingsidea.jp/products/detail/52

 

 

【林雄司さん プロフィール】
1971年東京生まれ。
「顔が大きくなる箱」「巨大ガチャ」「YouTubeに見えるクリアファイル」など手にした人が遊べる作品を作っています。
「地味ハロウィン」「死ぬかと思った」などルールだけ決めて人を集める企画も得意です。

 

 

ナビゲーターの一人でもある林さん、実はクリエイターの一人でした!
「顔が大きくなる箱」を片手に 5年間、世界中を巡業するなど、クリエイターの中でもかなりアクティブです。

 

 

林さんがおすすめ商品として挙げたのは「ドリンキング・バード」
水がある限り水を飲む不思議な仕組みのおもちゃです。
懐かしの雑貨として紹介されることも多く、見たことがある人も多いのではないでしょうか。

 

ドリンキング・バード 商品ページ
https://kingsidea.jp/products/detail/35

 

 

時間の都合で 2時間で終了を迎えてしまいましたが本当は 3日くらいやりたいと言われるだけあり、非常に情報の密度が高いライブでした。

放送されたYoutubeライブでは、紹介しきれなかったクリエイターの裏話の他にも開店記念の限定品の情報など、様々な話題が満載です。

 

 

ライブのアーカイブは無料で視聴可能ですので、内容をもっと詳しく知りたいという方はぜひご視聴ください。

 

王様のアイディア大復活祭 Youtubeライブ
https://www.youtube.com/watch?v=hL31JpnqsdY

 

また、王様のアイディア復活記念として 2月 22日から 1ヵ月間、会員限定の 500円割引クーポンを配布しています。
この機会にぜひクーポンを使ってお買い物を楽しんではいかがでしょうか。

 

王様のアイディアECサイト 公式ページ
https://kingsidea.jp/

 

(情報提供:王様のアイディア、執筆:中嶋杏樹)