先日、記事でご紹介したショールーム型店舗 「Meetz STORE」(ミーツストア)が 4月 29日オープンするということで、#yuri_log でおなじみの ゆりさんと一緒に実際に行ってキュレーターのみなさんにお話を聞いてきました。
左から、浦浜アリサさん、天野譲滋さん、川口貴明さん、サリー楓さん、坂口真生さん
※撮影のときだけ、マスクを外しています
■タカシマヤトランスコスモスインターナショナルCEO 川口貴明さん
Meetz STOREは、2つの特徴があります。
1つ目は、各分野に精通した 5名のキュレーターの目利きの力で集めた商品を発信しています。
2つ目は、ここで発信したほとんどの商品を専用のオンラインサイトからギフトを贈ることができるようになっています。(5月 15日サービス開始予定)
SNSでつながっていても住所まではわからないといった友達にもSNSギフトとして贈ることができます。
ブースは 25個あり、約 60社の商品が出品されています。
日本国内だけでなく、たとえば、韓国やタイのブランドも出品しています。
特徴のあるストーリーを持ったブランドの商品に目が行くように、真っ白な空間を演出をしています。
また、あえていろいろなジャンルの商品を一緒に陳列し、ギフトコンシェルジュ 6名がお客様と一緒に探すというサービスです。
来年には、関西圏、その後は、海外にも Meetz STOREを出店する予定です。
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キュレーター 4名の方にもセレクトした商品についてお話を伺いました。
■<エシカル>GENERATION TIME 株式会社 代表・エシカルディレクター 坂口真生さん
エシカルというのは、SDGsやサステナブルに近い存在で、地球環境の改善や社会課題の解決につながる取り組みをしているブランドを集めました。
買っていただくと、自分にもやさしいし、地球や社会にもやさしいという商品です。
エシカルな商品を提供しているところ 1000ブランドぐらいとお付き合いがあるのですが、その中から、「ギフト」ということで、親しみやすいというテーマでいくつかピックアップしました。
おうち時間が長くなったということで、環境にやさしく効果的に掃除できる商品です。(写真上段)
添加物を使っていない天然素材の米ぬかのクレンジングフォームは、肌がツルツルになってリピート率が高い商品です。
モデルさんやアスリートの方が良く使っています。
洗ったあとに流れていった中にも酵素が残っているため、排水溝もきれいにしてくれて、それが、川や海まできれいにしてくれます。
こちらの晴雨兼用の傘は、再生プラスチックを利用して作られてリサイクル可能です。
骨の部分もプラスチックで、風にも強く、部品ごとに取り換えることもできて長く使用可能です。
このようにデザインや機能にこだわったブランドを紹介しています。
■<ジェンダーレスなライフスタイル> 建築デザイナー・コンサルタント サリー楓さん
「ギフト」ということで、家族や友人、そして、自分に贈るというコンセプトで商品を選びました。
特にボーダレスをテーマにしていまして、年齢・性別・ハンディといったボーダーを乗り越えられる勇気を与えられるような商品をセレクトしています。
これまでのボーダレスといえば、たとえば、男女の差を感じさせないといったものでしたが、たとえば、こちらの白髪のヘアケアの商品ですが、若く見せたいと黒染めされる方が多いですが、この商品は、白髪をポジティブにとらえて白髪でしかできな髪型に挑戦するための白髪ケアアイテムです。
「ありのままの形でもっときれいにするということですね」(ゆりさん)
はい、無理して若く見せようとするのではなく、白髪だからことできるヘアスタイルに挑戦する、というとらえ方です。
こちらは男女で一緒に使える妊活サプリです。
女性の受精や男性の精子の能力を活性化してくれるようなサプリです。
女性だけが妊活をするというのではなく、男女一緒に努力をするようなサプリです。
基礎化粧品の smileと書いてスミレという商品です。
朝の忙しい時間にメイクの時間を短縮してくれるアイテムです。
美容液の保湿で、外出先で使えるようなミニサイズです。
障碍者の方々が描いた絵を使ったファッションアイテム、水筒、ハンカチ、ネクタイです。
単に障碍者を支援するというのではなく、彼らの能力を高めて、彼ら自身で稼いでもらうという仕組みに共感して、商品をセレクトしました。
ハンディキャップというボーダーを乗り越えるお手伝いをしています。
私自身、元々男性だったのですが、ジェンダーレスとして選択できる商品が非常に少なくて、そういった経験から、自分の生活や問題意識の延長線上に、ボーダーを乗り越える商品をセレクトしたいと思っていたところ、こういったプロジェクトからお声がかかりました。
■<アート&クラフト>デザインビジネスプロデューサー 天野譲滋さん
ライフスタイルに合った現代の新解釈の民芸工芸をセレクトしました。
蚊帳の生地を使ったキッチンタオルやふきんです。けば立たないのが特徴です。(写真左上)
国産のしゅろの木を割いて作ったグッドデザイン賞を受賞したたわしです。
いずれも職人さんの手が入ったものになります。
今後は、若手のアーチストさんとコラボして新しい民芸工芸の商品を作っていこうと思っています。
例えば、この桶なども経年変化によってカビてくるかもしれませんが、それもまた趣があるものと愛着をもって使おうと、若い方が買われることも多くなりました。(写真上)
アクリルを使うといった、素材を変えることによって、従来にはない、新たな伝統工芸に生まれ変わったりします。
和ろうそくも普通のキャンドルとは違って独特の揺らぎがあります。(写真左)
今回の Meetzのコンセプトはギフトということで、もらったら嬉しい、そういうものを全国各地の民芸工芸から今回セレクトしました。
■<食・グルメ>寺門ジモンさん
※寺門ジモンさん本日欠席のため、天野譲滋さんが代わりにコーナーの説明をしていただきました。
今日は来ることができなかった寺門ジモンさん、お肉が大好きで、オリジナルで作った金メッキのトング、カレー用に自腹で作ったホウロウのスプーンなどをセレクトしています。
「食べやすそうですね」(ゆりさん)
ジモンさんならではの、A級、B級から、C級グルメまでをセレクトした商品です。
国会カレーのレトルト、山形牛のコンビーフなど、3カ月の季節ごとに少しずつ変わっていきます。
■<ビューティー>俳優・モデル 浦浜アリサさん
全体的に品質が良いことはもちろんですが、自分が普段から愛用しているものをセレクトしました。
私の自宅にある愛用品がこの棚にある、という感じです(笑)
製造者の方にお会いした際に、愛情深いモノづくりをされていたり、すごくこだわりをもって作られていたり、かつ、適正価格なものを選んでいます。
モノづくりのストーリーを学ばせていただいて、ブランドごとファンになっている商品ばかりです。
人にそれをプレゼントするときに、その商品の背景を知ってもらえると、会話も弾むと考えています。
「とても良い香りがしますね。」(ゆりさん)
これはドバイの香水ブランドです。(写真左上)
日本ではまだオンラインサイトが用意されていないブランドなので、商品名で検索してもドバイのサイトしか出てきません。
今は、おうちでオンラインショップで買うことが多いと思いますが、オンラインショップで買えない香水を Meetz STOREで取り扱えるメリットになるかなと思います。
この香水はノンケミカル製法で化学物質を使っていませんので、香水を嗅ぎ続けて頭が痛くなったりしません。
男女問わず使えます。ボトルが白と黒に分かれているのは、香りごとに物語があって、ポジティブでハッピーなことを思い出して作ったのが透明のボトルで、悲しいとかネガティブな気持ちは黒いボトルです。
人間には、二面性があると思います。陰と陽とか、太陽と月とか、プラスとマイナスとか。
解釈は使う方にお任せします、というのがメーカーの思いです。
「日本では Meetz STOREだけでしか買えないのですか。」(ゆりさん)
セレクトショップなどでは、在庫があれば、取り扱っているところも少しありますが、百貨店では期間限定のポップアップぐらいしか取り扱っていないと思います。
小さなサイズがあるのも自分が携帯するのももちろんですが、人にプレゼントするときに気に入ってもらえなかったら困るので、リスクヘッジという意味でもおすすめです。
「大きいと躊躇しちゃいますものね。」(ゆりさん)
続いて、こちらは火鍋のセットです。(写真右上)
このセットに好きな食材を入れることで、おうちで簡単に火鍋ができます。
パウダー状の杏仁味のお茶です。普通のお茶としてだけではなく、粉の分量を増やすことでゼリーのように固まります。
ほてりを取ったりする効果があります。
漢方を日常に取り入れて健康になるというモノづくりをしているブランドです。
小指サイズぐらいの小さなドライライチやナツメを輪切りにしたものが入っていて、お湯を注いでふやかしてそれらを食べながら飲むお茶です。(写真中央上)
寝る前に甘いものは食べたくないけれど、小腹が空き過ぎてこのままでは眠れないという時に、お砂糖を使っていないので、満足感が高い一杯のお茶になります。
「ダイエットにぴったりですね。」(ゆりさん)
オタネニンジンの化粧水で、水を一切使わずに作った化粧品です。(写真中央)
オタネニンジンの根も葉も一切余すことなく使って、コールドプレス製法で真空低温抽出して作っています。
こちらもメーカーもこだわりがすごくて、オタネニンジンを栽培する畑を買うところから始めています。
植物の力をまるごと使っているので、肌への浸透率が違いますし、修復力がすごいです。
マスク荒れしている人に向いています。
ヒポポタマスというブランドのタオルは、オーガニックコットンと再生竹を使用しています。(写真下)
竹といっても、触るとわかるのですが、とても柔らかな肌触りです。
衣類製造では、洗いの工程で大量の水を使用します。
その排水もバクテリア処理をして完全にクリーンな水に戻してから自然に返していますので、環境汚染もしていないブランドです。
キャンドルは芯が糸ではなく、木芯で、炎のゆらぎが糸とは違います。
焚火のような効果があって、パチパチと音が鳴ります。
香りと音と視覚で癒し効果が期待されるキャンドルです。
「浦浜さんが一番愛用している香りはどれですか。」(ゆりさん)
今使っているのは、21番のシガーポットです。
シナモンのような香りです。
入浴の際、灯りを消して、これを灯してリラックスしています。
「これ、さきほどから気になっていたのですが。」(ゆりさん)
パロサントという木で、甘い香りがします。
ペルーで昔からシャーマンが祈禱の時に空間の浄化のために使う神聖な木ですが、それをファッショナブルにデイリーユースでおしゃれに使う商品です。
自分のいる部屋を良い空間にして、自然と呼吸数を増やしてくれるので、私のライフスタイルの中で、香りはとても大切にしています。
良いモノをより多くの人に広まってほしいと思ってセレクトしています。
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キュレーターのみなさん、ご説明、ありがとうございました。
その他のブースにもいろいろなジャンルの商品がディスプレイされています。
選りすぐりアイテムですが、ネットの写真ではわかりにくい色合いや材質、肌触りなど、新宿タカシマヤで実際に目で見て確かめてみてから選んでみてはいかがでしょうか。
(取材協力・情報提供: Meetz STORE PR事務局、出演: ゆり、撮影・編集: 森川 創)
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#Yuri_log EP.104 Meetz STORE
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