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2022.08.28話題・おもしろ

[更新] いまおかしんじ監督最新作 高校生が主人公のハートフル青春ロードムービー『神田川のふたり』9月2日(金)公開日決定!

■編集部注

・いまおかしんじ監督の公式インタビューが公開されました。(8月 28日)

・主演 平井亜門さんのインタビューが公開されました。(8月 20日)

・4分映像、および、映画初主演・上大迫祐希さんのインタビューが公開されました。(8月 14日)

・予告編が解禁され、主題歌『流星』を歌う D☆SHOUTからコメントが届きました。(7月 30日)

・追加場面写真、本作監督のいまおかしんじのコメント及び城定秀夫(映画監督)の推薦コメントが届きました。(7月 2日)

 

いまおかしんじ監督の公式インタビューが公開されました。

 

いまおかしんじ監督

 

—– 「高校生の男の子が想いを寄せている女の子に告白するため、井の頭公園に向かって二人で神田川沿いを歩く」という企画に、「好きな人に告白する前に死んだ友達の代わりに、二人がその想いを伝えに行く」というアイデアを出したのはいまおかさんだと聞きましたが、そのアイデアを加えた理由を教えてください。

 

映画で描くとしたら、ちょっと特別な日を描いた方がいいと思って、友達の葬式の日としました。
僕も実際そういう日については、どんな雲だったかとか、どんな人とどんなことをしゃべったかとか覚えているんで、そういう1日を描けば映画としてはいいんじゃなかろうかと思いました。

 

—– 脚本執筆の前の段階で、「井の頭公園に向かって二人で神田川沿いをいく」ということは決まっていたので、シナハン・ロケハンが重要だったかと思いますが、実際に歩いてみていかがでしたか?

 

井の頭公園から新宿の辺りまで何回か行ったり来たりしました。
神田川は長いのでどこからスタートするかというのは考えました。
脚本上、神社とかの設定もあったので、実際に走れるような位置関係を探していたら、あの辺からスタートするのがいいということになりました。

 

—– 映画が 83分なので、約半分が 1カットになりましたが、ちょうど半分になったのはたまたまですか?

 

たまたまです。(笑)

 

—– 長回しは、1発OKだったんですか?

 

2回撮りました。別日に3回目を撮影する予定もあったんですが、2回撮って、「何回やっても一緒だな。何かは映っている」と思い、3回目は撮らなかったです。

 

—– 『れいこいるか』にも登場した佐藤宏さん演じるオレンジ色のジャージの男が出てきますが、登場させることにした理由はありますか?

 

大した理由はありません。僕が個人的に好きで「彼を見たい」というだけです。
劇中では、普段あいつが夜寝ている時に着ているジャージを着ています。

 

—– 撮影エピソードはありますか?

 

佐藤宏と絡むところはセリフがないから、何を言っても佐藤宏が全くリアクションしなくて平井君が困ってました。(笑)

 

—– 劇中、舞に南沙織の「17才」を歌わせた理由はありますか?

 

川﨑くんの選曲だったか、話の内容とリンクしているし、今の曲じゃなくて、昔の青春の歌をやるというのも、舞のキャラもあっていいかなと思って、決まりました。

 

—– 読者にメッセージをお願いします。

 

神田川や井の頭公園はみんな知っているかもしれないですけど、実際行ってみたくなるといいなと思っています。映画を観て、神田川を歩いて、井の頭公園に行くと、より一層面白いかと思います。

 

ーーーーー 以降、8月 20日公開分

 

平井亜門さん

 

主演 平井亜門さんのインタビューが公開されました。

 

—– 演じた智樹をどのような人物と捉えましたか?

 

めっちゃ普通の子ですよ。
他のキャラクターがぶっ飛びすぎているところがあるので、『神田川のふたり』の中で一番まともなんじゃないかと思うくらい普通の子として演じました。
いまおかさん演出でそういうキャラクターが作られていると思うんですけれど、一人くらいまともな奴がいた方がいいのかなと思って、なるだけ普通の子を演じました。

 

—– 智樹は結構純粋ですよね?

 

逆に舞の方が心配になっちゃいます。
訳わからないバンドマンと仲良くしていたり、親心ではないですが、心配していまします。
ふらふらと知らない男について行ったりするので「大丈夫?」と思いました。

 

—– 智樹とご自身は近いところはありますか?

 

基本的に智樹は受けというか、自分から発信してはいないですよね。
舞に振り回されているという感じがあります。
僕は発信する方なので、むしろ真逆だと思います。
「嘘ついてなんやねん」と思う感じはわかりますし、親の話を聞いて心配する感じ、苦労人の話だとか聞いてあげたくなるというところは似ていると思います。

 

—– いまおか監督とご一緒していかがでしたか?

 

嬉しかったです。
いまおかさんと初めてお会いしたのは、『アルプススタンドのはしの方』と『れいこいるか』の同時上映の舞台挨拶で一緒に登壇した時なんですけれど、関係者と軽くお食事をしたんです。
いまおかさんって普段肩の力が抜けている印象があるんですけど、歯に衣着せぬというか、スパッと物事を言ったりする方なので、その後スタッフさんから(僕を)面白がってるみたいなことをうっすら聞いて嬉しいなと思っていて、こうやって映画で一緒に関われるとなって、すごく嬉しかったです。

 

—– 40分の長回しは不安ではなかったですか?

 

過去長回しを経験した際は、カメラを置いてだったんですけど、今回はカメラマンは(前を走る)自転車から撮っていて、町のお子さんたちやおばあちゃんとかが通ったりとかするので、すごく怖いなと思いました。
途中で止めるわけにもいかないので、どうにかうまいこと僕の体で隠したりしました。
ある程度は現場に身を任せなきゃという想いでいつもやっていますが、時間の制約で、1日に 2〜3回しか撮影できないということで、失敗できないなという怖さがありました。

 

—– 完成した映画を観た感想はいかがでしたか?

 

特に 40分の長回しだとか、「これ、どうまとまんの?」と思ってたんですけど、おもしろかったです。映画ってすげーなと思いました。

 

—– 読者にメッセージをお願いします。

 

お話としては、ストレートな恋愛ものです。
特異点としては、「神田川沿いを歩いている」ということと、「冒頭 40分をワンカット撮りをするという撮り方」です。
二人の恋愛物語を楽しんでもらうと同時に、どうやって撮ったんやろなって、もう一つの脳みそで撮影がどういう風に行われたかを想像しながら観ても面白い映画なんじゃないかと思います。
今後スターになる方もここから出てくるかと思いますので、そういう方々にも注目していただけたらと思います。
『神田川のふたり』ぜひ、観に来てください!

 

ーーーーー 以降、8月 14日公開分

 

4分映像

上大迫祐希さん

 

映画初主演の上大迫祐希さんのオフィシャルインタビューが届きました。

 

—– 脚本を読んだ感想はいかがでしたか?

ひとつひとつの言葉やお互いを意識する雰囲気に、高校生の甘酸っぱさがあって、心温まる作品になると思いました。

 

—– 演じた舞をどのような人物だと捉えましたか?

怒ったり泣いたり感情に素直な女の子で、「楽しい!」って自分で思うことに対しては、思い切りそっちに振り切って楽しんじゃう女の子だと思っていました。
私自身も好奇心旺盛で、「やってみたい」と飛び込んじゃうところがあるので、そういうところは似ています。
あとは、舞は結構自分勝手なところがあるなと思ったので、その行動がわがままになりすぎないようにと注意しました。

 

—– 冒頭の 40分の長回しは不安ではなかったですか?

めちゃくちゃ不安でした。最初脚本をいただいたときは、どこをどう長回しで撮影するかわからず、撮影に入る前になって、「ここのシーンからここのシーンまで長回しだよ」と言われたんですけど、「これを全部長回しってどういうことなんだろう?」と私の中でロケーションが想像できていなくて、当日実際に長回しのルートを確認するまでドキドキでした。

 

—– カメラの位置など、他の映画の時には気にしないのに本作の長回しでは注意していた点はありますか?

カメラの藍河(兼一)さんも舞と智樹と同じように自転車での移動だったので、カメラとの距離だったり、お互い自転車の智樹と狭い道をどう進むかというところは探り探りでした。
ずっとカメラに収められているシーンだったので、きちんと画角に収まるようにということは意識しました。

 

—– 智樹の、舞と同じドリンクを飲むシーンがめちゃくちゃかわいかったんですが、演じていていかがでしたか?

私自身ああやって男の子と同じ飲み物を飲むというのは初めてだったので、最初は距離感にびびっちゃってお互い笑っちゃいました。
舞が結構ぐいぐいの女の子だったので、「好きな人とだったら全然できる」っていう感じかと思い、ノリノリでやらせてもらいました。

 

—– いまおか監督とご一緒していかがでしたか?

本読みの時は、特別深い話はできていなかったんですけれど、いざ現場に入ってみたら、その場での指示が多くて、それも、想像のつかない突拍子もないことが多くて、それ込みですごく楽しかったです。

 

—– 完成した映画をご覧になった感想はいかがでしたか?

結構素の状態で会話をしていたので、舞でありつつも素の上大迫だったんじゃないかなと思います。
高校生らしい甘酸っぱさが描かれていたので、観た人が当時の気持ちを懐かしく思う作
品になっているんじゃないかなと思いました。

 

—– 本作の見どころはどこだと思いますか?

いまおかワールドの炸裂だと思います。
「友達の思いを伝えてあげたい」っていう高校生二人の純粋な気持ちがあって始まる物語だと思うので、この作品を観たときに、「今伝えたいことがある相手には、伝えておくべきなんじゃないか」と思えるような作品になっているかと思います。

 

—– 読者にメッセージをお願いします。

序盤から普段見るような映画とは違った始まり方をする作品で、ずっと何が起こるかわからないまま色んな展開が盛り込まれているので、高校生の冒険みたいな 1日を楽しんでいただけたら嬉しいです。

 

ーーーーー 以降、7月 30日公開分

 

予告編

 

主題歌『流星』が明日 31日より配信が開始される D☆SHOUTさんからコメントが届きました。

 

D☆SHOUTさんのコメント:
『今は亡き大切な存在を想い、いつかまたどこかで会える』という希望を込め、映画の世界観に合わせて作られたミドルバラードの楽曲になっています。
D☆SHOUT初の映画主題歌ということで5人のメンバーの違った声質でより一層、曲のエモさを感じることができます!
夏の夜に輝く星空を眺めながらぜひ歌詞にも注目して聴いてください。

 

ーーーーー 以降、7月 2日公開分

 

 

いまおかしんじ監督のコメント:
俺、今年で57歳になります。高校生の話をどう撮っていいか、全然分からなかったです。
君らの好きとか嫌いとか、うまくいくとかいかないとか、興味ねえし。
でも死んだ友人の代わりに「好き」を伝えに行くって話にした途端、ふたりの会話や仕草の何もかもが愛しくなりました。
若いとか年寄りとか関係なく、生きていくって、そういうことじゃないかと思うのです。

城定秀夫(映画監督)の推薦コメント:
神田川で隔てられた彼岸と此岸はちいさな橋で簡単に行き来できるし、神様だってちゃんといる。
いまおか映画はいつだってそうだ。人は思うようには生きられないけれど、死ななければこんな素敵な映画をみることだってできる。人生はすばらしい。

 

ーーーーー 以降、6月 7日公開分

 

『れいこいるか』が「映画芸術」2020年日本映画ベストワンに選出されたいまおかしんじ監督最新作は高校生の男女の青春物語。
かぐや姫の名曲『神田川』で知られる神田川を舞台に、青春の甘酸っぱさを描きながらもいまおか監督ならではの不思議な空気感漂う映像が観る者を温かく包み込みます。
全編の 85%以上が屋外ロケーションによる、東京都杉並区からお隣の武蔵野市にある井の頭恩賜公園までの小さな旅を描いた異色のロードムービーです。

 

Ⓒ2021 Sunny Rain

 

主演の舞と智樹を演じるのは、2021年の東京国際映画祭や上海国際映画祭において世界から高い評価を受けた『スパゲティコード・ラブ』(21年)の上大迫祐希さんと、2020年の各映画賞で高い評価を受けた『アルプススタンドのはしの方』(20年)の平井亜門さん。
近作の熱演が記憶に新しいフレッシュな二人。

加えて、『れいこいるか』で強烈な印象を残したいまおか組常連の佐藤宏さん、21年に人気ダンス&ボーカルユニット「スクランブルガム」を脱退してソロ活動中の石綿宏司さん、杉本彩主演の朗読劇『それでも、愛』(19年)で出演のみならず脚本も手掛けた逢澤みちるさんなど、個性的なメンバーが若い二人を盛り立てています。

映画の題名に「神田川」が使用されるのは2021年に紫綬褒章を受章した黒沢清監督のデビュー作『神田川淫乱戦争』(1983年)以来 38年ぶりとなります。
※かぐや姫の『神田川』で歌われている舞台は高田馬場近辺と言われています。

 

上大迫祐希さんコメント:

 

『神田川のふたり』公開日が決まりました。初めて主演を務めさせていただいた作品が、こうして劇場で公開していただけること、心から嬉しく思います。
いまおか監督はじめスタッフやキャストの方々に頼ってばかりではありましたが、支えてくださった皆様のおかげで作り上げることができました。
現場の暖かい雰囲気もこの映画に収まっているのではないかと思います。
高校生ふたりにとってちょっとした冒険のような甘酸っぱいひとときの物語。
この映画があなたの背中をそっと一押しするような作品になっていれば嬉しいです。
伝えたいことは伝えられるうちに、ね。
公開までどうぞお楽しみに。

 

平井亜門さんコメント:

 

この挑戦的で刺激的な撮影を経験したことで、自分自身の人間としての幅を新たに広げていただけた気がしています。
『神田川のふたり』が皆様にどのように届いていくのか、今は期待と不安でドキドキです。
いまおかしんじ監督演出の愛すべき可笑しなキャラクターがたくさん出てくる映画です!
その世界観と不器用で青過ぎる 2人の物語をお楽しみください

 

【イントロダクション】

 

互いに気はあるものの、その気持ちを伝えきれずにそれぞれ別の高校へ進学した舞と智樹は、中学時代のクラスメイトの葬式を機に久しぶりに再会をする。
そんな二人が奇妙で濃密でキュートでファニーな24時間を共にすることに…。

 

【スタッフ】
上大迫祐希 平井亜門
椎名糸 岡本莉瑚 橋本達 内藤光佑 有永結咲 美波愛子 たきみずなお 村田美輪子
佐藤宏 石綿宏司 逢澤みちる

製作: 嶋田豪
プロデューサー: 佐藤嘉一
アシスタント・プロデューサー: 安藤佑介 舟橋清美 瀧水和生
脚本: 川﨑龍太 上野絵美
撮影監督: 藍河兼一
録音: 赤羽一真
美術・小道具: 阿多満
編集・効果: 川﨑雄太
MA・整音: 平井光一
メイク: 伊藤里香 佐藤由佳
主題歌: 「流星」
歌: D☆SHOUT 作詞:Zenny 作曲・編曲:Toshihiro Takita
制作: 株式会社H&Sエンターテイメント
製作: 株式会社サニーレイン
監督: いまおかしんじ

2021年/日本/カラー/83分/ビスタサイズ/5.1ch/DCP/G
配給・宣伝 アイエス・フィールド

 

公式WEBサイト: https://is-field.com/kandagawanofutari/
公式Twitter: @kandagawano
公式Facebook: @kandagawano
公式Instagram: @kandagawanofutari