「キットカット」といえば、世界中で愛されている あまりにも定番のチョコレートのお菓子。
また、20年ぐらい前からは、『きっと勝っとお(絶対に勝つよ)』が「キットカット」に似ていることから、受験生の間で広がり、今では、誰かを応援したり、感謝の気持ちを伝えるコミュニケーションツールとしても親しまれています。
そんな「キットカット」を自分で手作りできる場所が、2020年、渋谷の「ミヤシタパーク」に「キットカット ショコラトリー」としてオープンしました。
今回は、この「キットカット ショコラトリー ミヤシタパーク渋谷店」で、久しぶりに母娘として登場の清家祥子さん優子ちゃんが「キットカット」の手作り体験をしてきましたので、レポートします。
清家祥子さんと優子ちゃん(撮影時のみ、マスクを外しています)
「キットカット ショコラトリー」について、副店長の千田直人さん(以下、千田さん)に解説していただきました。
「キットカット ショコラトリー ミヤシタパーク渋谷店」 千田直人さん
—– どういう方が「マイ キットカット」の体験にいらっしゃいますか?
千田さん:
ご家族連れと、渋谷という場所柄、10代から 20代の女性のお客様が多いですね。
また、最近では、口コミで海外のお客様の参加も多くなっています。
「キットカット」は、元々イギリスが発祥の地で、その後、全世界で販売していますが、「オリジナル キットカット」を作れる「マイ キットカット」サービスは、世界で唯一、このミヤシタパーク渋谷店だけになります。
その珍しさもあってご来店される方も多いと思います。
—– 作る工程はどのような感じですか?
千田さん:
作るのは約 30分ですが、そのあと、チョコレートを冷やして固める必要があるため、冷蔵時間として約40分お時間をいただいています。
—– うまく作るコツのようなものはありますか?
千田さん:
どのようにお客様がお作りになっても、どれも世界にひとつだけの素晴らしい「キットカット」になると思っていますが、写真映えを重視される場合は、チョコレートの上に大きなトッピングと小さなトッピングを組み合わせていただくと見た目が鮮やかなものになると思います。
—– 世界でここだけでしか作れないということで、今までテレビ取材も多くいらっしゃったそうですね
千田さん:
たとえば、テレビ番組では「ヒルナンデス!」の SHELLYさんや「バイキング」の坂上忍さんが実際にこちらにいらっしゃって体験取材されていました。
—– 「マイ キットカット」体験以外のコーナーもご紹介いただけますか?
千田さん:
当店限定の「キットカット」型のワッフルを使用したスイーツやドリンクを提供しているカフェメニューのコーナーです。
こちらも世界で唯一、ここのみで提供しているスイーツです。
看板メニューの3種類のワッフル、キット ワッフルが人気です。特に、ショコラバナナとショコラストロベリーが人気です。
「キットカット ショコラトリー」でのみ販売している商品の販売コーナーです。
サブリムシリーズと呼ばれる細長いスティック形状のタイプ 4種類と、「Pick To Mix」と呼ばれる、相手や自分の好みに合わせて自由に詰め合わせできるギフトサービスがあり、お客様は気に入ったものを購入できます。
「Pick To Mix」は、自分の好きな味を自由に組み合わせることができますので、ちょっとしたプレゼントや自分へのご褒美に買われる方が非常に多いです。
その他、シーンに合わせてギフトボックスを選べるサービスもご用意しています。
ミヤシタパーク渋谷店では、ギフトボックスに貼るシールを、決められたデザインのシールに加えて、QRコードからデザインとメッセージを自由に組み合わせてオリジナルに作ることができます。
これも世界で唯一、ここだけです(笑)
奥には、だれでも自由に弾けるピアノをご用意しています。
こちらのピアノは、鍵盤が「キットカット」のデザインになっている特注のピアノです。
このピアノも世界で唯一、ここだけにしかありません。
オープン時には、ピアニストのハラミちゃんに演奏しに来ていただきました。
Youtubeにもピアノを演奏された方の動画がいくつかアップされています。
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さて、ここからは、世界にひとつだけの「オリジナル キットカット」を作る工程を順番にみていきます。
千田さん:
使用するチョコレートは、プロのパティシエも使っているクーベルチュールチョコレートを使っていて、くちどけもなめらかで、香りも良いチョコレートです。
まずは、苦みと酸味があるオススメのビターチョコレート、甘いミルクチョコレート、ベリーのような甘酸っぱさが特徴のルビーチョコレートの中から 3種類のチョコレートを選びます。
続いて、15種類のトッピングの中から、4種類を選びます。
そして、ギフトボックスも好きなデザインの箱から選びます。
まず、ウエハースを4つに切る作業を行います。
チョコレートの温度を均等になるようにかき回します。
型の中にチョコレートを流し入れます。
ゴムベラでチョコレートを広げていきます。
タオルの上でトントンたたいて、空気を抜きます。
チョコレートの上にウエハースを押し入れ、ヘラを使って表面をたいらにし、「キットカット」の底面を仕上げます。
再び、タオルの上でトントンたたいて、空気を抜きます。
そして、一番メインとなる作業として、そのチョコレートの上にトッピングをのせてデコレーションしていきます
優子ちゃんが選んだトッピング 祥子さんが選んだトッピング
自分の好きなデザインになるようにトッピングを置いていきます。
優子ちゃんのマイキットカット 祥子さんのマイキットカット
そのあとは、冷蔵庫で 30分から 40分ほど冷やし固めて完成です。
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固まるまで少し時間がありましたので、祥子さんに常設されているピアノでショパンのノクターンを弾いてもらいました。
そして、ミヤシタパークの屋上にある ドラえもん 50周年を記念した巨大モニュメント『ドラえもん みらいのとびら』でも記念撮影を撮りました。
ドラえもんだけでなく、藤子・F・不二雄先生の人気キャラクター、たとえば、キテレツ大百科の「コロ助」などもたくさんいました。
21エモンの「チンプイ」 「エスパー魔美(の絵)」
屋上をお散歩して「キットカット ショコラトリー ミヤシタパーク渋谷店」に戻ってくると、世界にひとつだけの「オリジナル キットカット」が出来上がっていました。
最後に、いつものように清家さん母娘に取材の感想を聞いてみました。
優子ちゃん:
祥子さん:
親子で一緒に作ることができて、とてもよい思い出になりました。
娘には少し難しい工程もありましたが、親子で一緒になら園児でも楽しめました。
小学生なら 1人で作れそうでしたので、夏休みにやってみるのも楽しそうです。
たくさんの飾りの中から自分で飾りを選んで並べることで、自分だけの「キットカット」を自分自身で作れた達成感も味わえます。
とても可愛いデザインのキットピアノも素敵でした。
カラフルな「キットカット」デザインのピアノで弾くのは、とてもわくわくしました。
(取材協力: ネスレ日本、出演: 清家祥子・優子、撮影・編集: 森川 創)