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2022.07.05スポーツ, 話題・おもしろ

「油=健康に悪い」はもう古い! 海外のダイエットトレンド『MCTオイル』のパワーを専門家が解説!

ダイエットのウソ?ホント? 「油=健康に悪い」はもう古い!というテーマで開催された「MCTプラス・コンソーシアム」座談会2022夏を取材してきました。

登壇されたのは、日本体育大学体育学部 教授で、骨格筋評論家、柔道全日本男子チーム体力強化部門長でもあった岡田 隆先生(以下、岡田先生)と、オイルビューティシャン/シニアオイルソムリエの AKIさんです。

 


岡田 隆先生 と AKIさん (撮影時のみマスクを外していただいています)

 

岡田 隆先生
日本体育大学体育学部 教授/ 博士(体育科学)
/ 骨格筋評論家 / ~2021年 柔道全日本男子チーム
体力強化部門長
専門は、トレーニング科学、アスレティックリハビリテーション。
特に体幹の研究、筋肉と 体脂肪の研究(筋肥大・除脂肪・減量)を行っている。
著書累計 100万部を突破。
2022年 3月 9日に「最高の除脂肪食(ポプラ社)」を上梓。
トレーニングは「心と身体を 鍛えるもの」をポリシーに、トップアスリートから一般の方まで、さまざまなフィールドでそれぞれに適したカラダづくりを提案・指導している。
YouTubeチャンネル「バズーカ岡田の筋トレラボ」は、登録者数約 25万人。
分かりやすいカラダづくりの解説が人気。

 

AKIさん
オイルビューティシャン/シニアオイルソムリエ
札幌市出身。
一般社団法人日本オイル美容協会シニアオイルソムリエとして、講師、講演などを行なっているオイル美容家。
30代半ばに体調不良により食事を見直し、40歳で上京後、さらに肌トラブルと敏感肌に 悩む中「揺らぎ期」に突入。
加齢に向き合うべく当時注目を集め始めた『オイル美容』を学び、美容家となる。
2020年、自身が企画開発するオイル美容ブランド「スプレッド アンド ディープ by AKI」を立上げ、延べ1万人以上のカウンセリング経験から導き出した独自のオイル美容法や身体の内側・外側に必要なオイルの見極め方などを発信、一人でも多くの方に届けるべく活動中。

 

 

まずは、岡田先生の講演からスタートです。

 

 

講演テーマ:
ダイエットのウソ?ホント?「ケトン体」を上手く使えるカラダになろう!

 

講演要旨:

今年の 1月から減量して、6月時点で 13~14キロを減量しているところです。
1週間 500グラムぐらいの減量ペースでダイエットを行っています。
このぐらいのきつくないダイエットが継続するためのポイントだと思います。
近年話題の糖質制限ダイエットの本質は「ケトン体」にあります。
糖質制限ダイエットとは、糖質の摂取を少なくして、タンパク質と脂質を多めに摂り、ケトン体を生み出すこと。
ケトン体は、肝臓で作られて全身に運ばれ、エネルギーを生み出すために必要な細胞のミトコンドリアを直接活性させます。

つまり、糖質をカットし、ケトン体を作り、「脂肪燃焼体質」にするダイエットです。
でも、糖質制限ダイエットを実践している人でも正しいメカニズムを知っているのは4人に一人しかいません。
多くの人が間違ったダイエットを行っています。
完璧なダイエットを目指そうとして、失敗し、断念しています。
継続できることが大切です。

ケトン体を効率よく生み出す方法のひとつに、食事があります。食事によって、脂肪をエネルギー源(ケトン体)として上手に使える方法をご紹介します。

人は食べて、エネルギーを手に入れて、動くことでエネルギーを燃やしています。

 

 

エネルギーを生み出す経路には、2つあります。1つが糖質を燃やす経路、もう1つが脂質を燃やす経路です。

糖は、筋トレのような瞬発力を使う運動に使われます。
脂肪は、マラソンのような持久力が必要な運動に使われます。

たとえば、お肉にはタンパク質と脂質があり、ごはんには糖質が多く含まれています。

 

 

三大栄養素のたんぱく質(Protein)、脂質(Fat)、炭水化物(Carbohydrate)もバランスよく摂ることでカラダづくりを行います。

中でも脂質は、太るというイメージから摂らないようにする人もいますが、脂質は重要な栄養素の1つです。特徴を正しく知ることが大切です。

例えば、オリーブオイルやごま油などの食用油をはじめ、オメガ-3、オメガ-6、リノール酸やEPA・DHAなどは「長鎖脂肪酸」というカテゴリーになります。

長鎖脂肪酸は、カラダに脂肪として蓄積されやすいのですが、一方、MCTオイルは、「中鎖脂肪酸」というカテゴリーに属し、肝臓でケトン体を産生し、素早くエネルギーになり、脂肪になりにくいという特徴があります。

 

 

MCTオイルの摂取によって体内の「ケトン体」が増加し、蓄積された脂肪も燃焼してくれます。
カラダづくりの本質は、無理なく、継続することです。
最強の油「MCTオイル」で脂肪燃焼体質を目指しましょう。
私の場合は、糖質制限はせずに、MCTオイルを使って、脂肪を減らすことに取り組んでいます。
たとえば、パスタにMCTオイルをかけます。

パスタは一般的に糖質の食材でダイエットの大敵と言われていますが、そうではなく、具材によって脂質が多めになってしまうことがあるので、注意が必要な食事ということです。

 

 

続いて、AKIさんの講演です。

 

 

講演テーマ:
脂質の質にこだわる新常識!「MCTオイル」の魅力を徹底解説!

 

講演要旨:

美と健康はオイルで叶えられることを実感していますので、それをご紹介します。
ダイエットをするときこそ、オイルを味方にしてほしいと思います。
私は、30年前に油断ちダイエットをしていました。その時に原因不明のめまいが1年続きました。
当時、病院に行っても異常はないと診断され続けました。

いろいろと巡り、行きついた末に出会った先生に「油を摂っていますか?」と指摘されました。
そこで、毎日お魚を食べていたら、血液がサラサラになりすぎて、ちょっと皮膚を切っただけで、血が噴き出してしまいました(笑)
油にも種類があって、バランスが大切です。油の質にもこだわろうと思うようになりました。

 

 

MCTオイルの原料は、ココナッツなどのヤシ科植物です。製造の過程で長鎖脂肪酸を取り除き、中鎖脂肪酸を中心に構成されているのが MCTオイルです。

グレープシードオイルは、ワインを作ったあとに残るブドウの種からできる長鎖脂肪酸 オメガ6のオイルです。

エゴマオイルは、血液をサラサラにするといわれているオメガ3のオイルです。
アトピーや花粉症の症状を和らげます。

果肉を絞ったアボカドオイルは、眼病予防にいいといわれています。

米油(ぬか油)は、外皮を絞ってできるオイルです。
自律神経の揺らぎを整えてくれるガンマオリザノールという成分が含まれています。

油は食品ですし、調味料として料理に美味しいと感じてもらうための味付け・風味付けに使ってほしいです。

 

 

コーヒーと野菜ジュースに 無味無臭の MCTオイルを入れて飲み比べてみましょう。

 

左から コーヒー、MCTオイル入りコーヒー、野菜ジュース、MCTオイル入り野菜ジュース

 

野菜ジュースは、まろやかで新鮮で、甘味が増しました。(編集スタッフの感想)
コーヒーも、まろやかで飲みやすくなりました。(編集スタッフの感想)

 

無味無臭の MCTオイルですが、素材のおいしさを引き立てて、嫌な苦みや酸味を抑え込んでくれます。

 

 

オススメのメニューは、発酵食品。オイルの相性がとても良いです。
たとえば、納豆、味噌汁、ヨーグルトです。
味噌汁に MCTオイルを入れると、豚汁のような味わいになります。

 

最後に MCTオイルを上手に使うための 5つのポイントをお伝えします。

① 無味無臭でどんな食事にも合わせやすいです。
② 酸化しにくいオイルですので、冷蔵庫に入れる必要がありません。
いつでも使えるように食卓に置いておいてください。
③ 加熱するような炒めたり、揚げたりするのには不向きです。
④ カロリーがありますから、一度に摂りすぎないようにしましょう。
⑤ ポリスチレン製の容器には使用しない。

 

—– MCTオイルが入った加工品はありますか?

 

AKIさん:

MCTの入ったドレッシングが出ています。
また、MCTオイル入りの鯖缶も出ています。

 

—– いつ摂るのがよいですか?

 

岡田先生:

飢餓感を抑えるために、満足感を得られる MCTオイルを朝食で摂ることをオススメします。

 

AKIさん:
私の場合は、お腹が空いたと思う前にひとさじMCTオイルをなめたり、フルーツにかけて食べたりしています。

 

ーーーーー

 

講演の最後に特別に岡田先生に楽しいニュースの読者のみなさんに向けて、ダイエットについてお聞きしました。

 

 

—– トレーニング科学がご専門の先生が、MCTオイルに関わったきっかけは何だったのでしょうか?

 

岡田先生:
トレーニングのフィジカルと食べ物は、車の車輪のようなもので、どちらが足りなくてもダメで、特に近年のスポーツ科学ではスポーツ栄養学がすごく発達していて、私だけでなく、選手レベルでもその知見を利用してやっています。
MCTオイルも研究の対象としています。

 

—– コロナ禍のテレワークで太ってしまったという人に、MCTオイルについては講演でお聞きしましたので、トレーニング面で何かアドバイスをいただけますでしょうか?

 

岡田先生:
食事でない方法で痩せるとなると、運動の量を増やしていくしかないと思います。
どういう運動で痩せるかが重要になりますが、どういう運動が自分に合うかということもまた重要です。
もっとも効果的な運動を紹介しても、その人に向いていなくて続かなかったら意味がありません。
大別すると、有酸素運動と、筋力トレーニングのような無酸素運動があります。
有酸素運動であれば、ウォーキング、自転車といったものは、移動という手段として一緒にできますので、ロスがありません。
水泳が自分には向いているという人には、プールに行って泳ぐことになります。
無酸素運動の場合は、スポーツジムで筋トレを行うというのがありますが、ジムに行くのが嫌だという人もいれば、逆に行かないと続かないという人もいると思います。
行くのが嫌という人は自宅で行うトレーニングを行います。

効果を出すためには、筋肉を増やしていくと後々太りにくいカラダになっていきます。
体脂肪を早く取りたい場合には、有酸素運動が効率的です。

 

—– 自宅で手軽にできるトレーニングをご紹介いただけますでしょうか?

 

岡田先生:
すごく手軽にできるものは効果がないと思ってください(笑)
ただ、手軽なものから始めていって、慣らしていって、だんだん運動レベルを上げていって効果を出すことは可能です。
続かなければ、意味がないので、最初はあまり効果がなくても続けやすいものから始めることは良いことだと思います。

 

—– ダイエットに近道はない、ということですね?(笑)

 

岡田先生:
はい、近道はないです(笑)

 

 

—– 続けるためのモチベーションを維持するにはどうしたらよいでしょうか?

 

岡田先生:
「死にたくなければ、やるしかない!」というぐらいの気持ちで(笑)
体脂肪が増えれば、心筋梗塞・脳梗塞・糖尿病といった生活習慣病のリスクが高まります。
そういった危機感が自分の身に迫っているという気がしないで、いつまでも健康でいられると思っているところが間違いです。
自分のカラダは自分で守る、ということを理解すれば、やらざるを得ないと思います。
その恐怖感がないんじゃないでしょうか(笑)
僕も甘いことを言ってあげたいんですが、甘い道はないです。

 

—– 「楽しいニュース」なので、楽しくできるトレーニングがあればと思っていたのですが…(笑)

 

岡田先生:
健康診断でメタボ判定が出てから、やっと始めようかな~ということになるんです。
数値が悪くてヤバイと思わないとやらないんです。
今の若い世代の人たちは、健康トラブルが出る前から、筋トレしてモテたいとか、かっこよくなりたいとか、美しくなりたいとか、そういう入口から入ってくる人が多いので、割とポジティブなモチベーションでやっている人が多いと思います。
メタボになってくる中高年世代の人たちは、運動=めんどくさいもの、というイメージになっているので、お尻に火が点かないとやらないのかもしれませんね。
手軽に始めるならスクワットから始めるのがよいかもしれません。
一番筋肉が大きな太ももの筋肉を使うので、効果が高いです。
回数を増やすことよりも、フォームを意識して、反動を使わずにゆっくりとしゃがんで、ゆっくりと立つのがポイントです。
もっとも筋肉を成長させるのは、その人の限界ギリギリまで行うのが効果的です。
そこまでいく前に、筋肉が疲れてきたとか、筋肉が張ってきたという前兆があります。
そういう変化を感じるところまで行わないと、効果はありません。

 

—– 女性がスクワットを行うと、太ももが太くなるということはありませんか?

 

岡田先生:
スクワットは、お尻の筋肉を鍛えたい場合と太ももの筋肉を鍛えたい場合の2つの目的があります。
太ももの筋肉を鍛えたいフォームで行うと太くなってしまうので、お尻を鍛えるフォームで行いましょう。

 

 

—– そのあたりの具体的なフォームは、先生の YouTubeをみると出てきますよね

 

岡田先生:
はい、ぜひご覧ください。

 

YouTubeチャンネル バズーカ岡田の筋トレラボ:
https://www.youtube.com/channel/UCrV1T0LCGPgGiBspaL2pZHw

 

 

—– ありがとうございました!

 


MCTプラス・コンソーシアムでは、医学やカラダづくりの専門家の知見・最新研究などを交えながら、MCTの健康価値や日常生活での取り入れ方を広く発信しています。

 

MCTプラス・コンソーシアム 公式サイト: https://mct-plus.jp/

 

(情報提供・取材協力:MCTプラス・コンソーシアム、撮影・編集: 森川 創)
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