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2022.08.23ご当地・観光

奈良のまちと映画を楽しむ 8日間!ユースと本祭をつなぐ新たな映画祭がスタート

NPO 法人なら国際映画祭は、第 7回目のフェスティバル開催を迎えるにあたり、今回新たな気持ちで『STARTING with ZERO』と題し、原点回帰を行うことで、映画祭にとって重要な要素の見直しを行いながらも、これからの時代に必要な要素を取り入れた映画祭として展開していきます。

 

 

まず、昨年から新たな名称となった中高生を中心としたユースが主役の映画祭「なら国際映画祭 for Youth 2022」を 9月 17日(土)~19日(月・祝)に開催。
そして、インターナショナルコンペや学生コンペティションをはじめ、カンヌ映画祭 2022の短編受賞作品などが揃う、2年に 1度開催する「なら国際映画祭 2022」を 9月 19日(月・祝)~24日(土)に開催します。

 

「なら国際映画祭 2022」皮切りの 19日には、キャストに水川あさみさん、三浦誠己さんを迎えた、なら国際映画祭プロデュース作品、NARAtive2022『霧の淵』をプレミア上映します。
古都奈良であらゆる世代の方々に映画を楽しんでもらいたい、という思いから、「なら国際映画祭 for Youth 2022」閉幕と「なら国際映画祭 2022」の開催時期をつなぎ、今年初めて 2つの映画祭を 8日間にわたって開催します。
また、会期中、2つの映画祭と映画のロケ地となった奈良の町を楽しむ特別ツアーも。
映画祭で未来を“つなぐ”新たな「なら国際映画祭」に期待です。

 

昨年の様子

 

なら国際映画祭 for Youth 2022 とは
会期中は、次世代を担う子どもたちの才能を発掘するための 3つのプログラム「ユース映画制作ワークショップ」「ユース映画審査員」「ユースシネマインターン」で映画祭を盛り上げる、ユースが主役の映画祭です。

今年は NIFFFYNara International Film Festival For Youth)実行委員会が発足しました。
実行委員会の中心はこれまでのユースのプラグラム(13~18歳)で参加したメンバーで構成されています。

過去の参加者が大学生の年代になり、これまでの経験とパワーでなら国際映画祭を盛り上げています。

 

NIFFFY 実行委員長 瀬戸紫英(せとしおん)さんのコメント
■参加ワークショップ:なら国際映画祭 for Youth 2021「ユース映画審査員」・「ユースシネマインターン」

 

「去年、なら国際映画祭 for Youth 2021「ユース映画審査員」と「ユースシネマインターン」に参加しました。
映画審査員では、仲間とビジョンのシェアをすることで、人の数だけ正解があることに気づきました。
また、シネマインターンの第一線で活躍するプロフェッショナルとの出会いは自分の将来のビジョンを明確にしてくれました。
もっと多くのユースに私と同じような経験をして欲しいと思い 2022年ユース実行委員長に自から手を挙げました。
映画祭にご来場頂き、ユースの活動を直に見て頂きたいです。」

 

■プログラム1:映画を創る「ユース映画制作ワークショップ」上映会
中学生・高校生の若く新鮮な感性を引き出し、プロスタッフのアドバイスの元、夏休みの 1週間、講師に黄インイク監督を迎えて、奈良の地で自由な映画づくりを体験。
完成した映画と制作過程を記録したメイキング映像を 9月 17日(土)に東大寺総合文化センター金鐘ホールにて上映します。
メイキング映像はユースらが奮闘する様子や楽しむ様子を、奈良の風景とともに映し出します。

 

 

■プログラム2:映画を観て、審査する「ユース映画審査員」上映会
「ベルリン国際映画祭 ジェネレーション」推薦の長編映画 5作品と「ショートショートフ
ィルムフェスティバル & アジア 2022 受賞作品プログラム」の短編映画 5作品を 9月 17日(土)から 19日(月・祝)に 10代の審査員が審査をします。
19日(月・祝) 20時からのトランジショナルセレモニーでユース審査員による各部門の最優秀作品「クリスタル SHIKA 賞」の発表を行い、審査を通して世界情勢や文化も考えます。
期間中、来場者も同じ作品を楽しめます。

 

■プログラム3:映画を魅せる・届ける「ユースシネマインターン」上映会
2020年より新設のプログラムで、参加ユースたちの行動力が試される実践型企画です。
完成している映画作品をどうしたらより多くの人に知ってもらえるか、宣伝戦略やアクションプランを作成し、配給宣伝・広報活動をすべてユースメンバーで行い、9月 19日(月・祝) 10時に、トークイベント、作品上映会を行います。

 

【9月 17日(土)~ 「ユース映画審査員」上映作品内容】
■長編部門: ベルリナーレ・スポットライト-ジェネレーション
1.『コメディクイーン』 監督:サナ・レンケン (スウェーデン/2022/93分/スウェーデン語)上映協力:SKIP シティ国際 Dシネマ映画祭
2.『マイスモールランド』 監督:川和田恵真 (日本/2022/114分/カラー/日本語、トルコ語、クルド語)日本配給:バンダイナムコアーツ
3.『アリス』 監督:クレア・ウェイスコフ、ニコラス・ヴァン・ヘメルリック (コロンビア、ルーマニア、チリ/2022/84分/スペイン語 )
4.『ステイ・アウェイク』 監督:ジェイミー・シスレイ (アメリカ/2022/94分/英語)
5.『カインド・ハート』監督:オリビア・ロシェット、ジェレッド・ジャン・クレアズ (ベルギー/2022/87分/オランダ語、英語、フランス語)

 

 

■短編部門: SSFF & ASIA 2022 受賞作品プログラム
1.『その手』 監督:Seowon JUNG (韓国/2021/10分)
2.『The Voice Actress』 監督:高山 杏奈 (日本/2022/15分)
3.『迷惑なクマ』 監督:Jack Weisman & Gabriela Osio Vanden (カナダ/2021/14分)
4.『素足の女王』 監督:Vikas Khanna (インド/2021/16分)
5.『夢の中で』 監督:Pete Riski (フィンランド/2021/15分)

 

 

なら国際映画祭 2022 とは
「なら国際映画祭」は奈良の平城遷都 1300年目となる 2010年から、映画作家の河瀨直美をエグゼクティブディレクターに迎え、2年に 1回開催されている国際映画祭です。

 

世界中の若手作家から映画作品を募集し、厳正な選考をくぐり抜けた名作たちをお披露目するインターナショナルコンペティションや、国内外の学生が手掛けた映画・映像作品を対象にしたコンペティション、NARA-wave(ナラウェイブ)学生映画部門コンペティションをメインプログラムとしています。
初日には、なら国際映画祭の受賞者が監督となり、奈良を舞台に映画を制作する、なら国際映画祭プロデュースの映画製作プロジェクト「NARAtive(ナラティブ)」の映画を初お披露目する機会となります。

 

■インターナショナルコンペティション、学生コンペティション、カンヌ映画祭短編作品、Grand Voyage with AFRICA など様々な作品 約 40作品を奈良のまちで上映!

本祭のメインプログラムである、インターナショナルコンペティション、学生コンペに加え、Grand Voyage with AFRICA の作品や「カンヌ映画祭」とのパートナーシップを結び、例年、その年の短編部門と「シネフォンダシオン(学生部門)」の受賞作品のみを集めた、ラインナップを上映しています。
世界で注目を集める新進気鋭の若手作品が一挙に観ることができる貴重な機会です。

 

また、令和 4年で本土復帰 50周年を迎える沖縄。
この歴史的節目の年を記念し、今年は「沖縄特集」も用意されます。

 

■なら国際映画祭プロデュース NARAtive2022 『霧の淵』 監督:村瀬大智
キャスト初公開!!! 三宅朱莉(新人)、水川あさみ、三浦誠己、堀田眞三、ほか

なら国際映画祭は、コンペ部門の受賞者を監督に起用し、奈良県内を舞台にした「NARAtive」(ナラティブ)映画製作プロジェクトを 2010年より始動。
今まで 6つの国の監督と、7つの作品を生み出しました。
そして 8作品目となる最新「NARAtive2022」は奈良・川上村を舞台に、2020年のなら国際映画祭・学生コンペ部門で受賞した村瀬大智監督の『霧の淵』を 9月 19日(月・祝)にプレミア公開します(上映後舞台挨拶アリ)。
水川あさみさん、三浦誠己さん、堀田眞三さんはじめ、奈良県在住の新人、三宅朱莉さんをキャストに迎え、清流と神秘的な山々に囲まれた静かな田舎で旅館を営む家族の物語を描きます。

 

【「なら国際映画祭 2022」作品内容】
■NARAtive2022 プレミア上映:
『霧の淵』 監督:村瀬大智 エグゼクティブプロデューサー:河瀨直美
出演:三宅朱莉、三浦誠己、堀田眞三、水川あさみ、ほか(日本/2022/67 分/カラー/日本語)

 

 

 

■インターナショナルコンペティション:
1.『プレイグラウンド』 監督:ローラ・ワンデル (ベルギー/2021/72 分/カラー/フランス語)
2.『フェザー』 監督:オマール・エル・ゾーヘアリ (エジプト、フランス、オランダ、ギリシャ/2021/112分/カラー/アラビア語)
3.『サオリ』 監督:マリ・アレッサンドリーニ (スイス、アルゼンチン、チリ、フランス/2021/105分/カラー/スペイン語)
4.『バージンブルー』 監督:監督:シアオユー・ニウ(中国/2021/100分/カラー/中国語)
5.『プッシング・バウンダリー』 監督:レシア・コルドーネッツ(スイス/2021/102分/カラー/ウクライナ語)
6.『ドストジ ~TWO FRIENDS~』 監督:プロスン・チャタルジ(インド/2021/111分/カラー/ベンガル語)
7.『ヒューマン・ポジション』 監督:アンダース・エンブレム(ノルウェー/2021/78分/カラー/ノルウェー語)
8.『男 ~A MALE~』 監督:ファビアン・フェルナンデス(コロンビア、フランス、オランダ、ドイツ/2022/82分/カラー/スペイン語)

 

 

■学生コンペティション NARA-wave:
<A プログラム>
1.『STORGETNYA』 監督:Hovig Hagopian(22分/La Fémis(フランス))
2.『階段のふたり』 監督:井上朝陽(27分/ビジュアルアーツ専門学校 大阪)
3.『May You Rest In Peace』 監督:李雄(45分/日本映画大学)
<B プログラム>
4.『Lock Up and Down』 監督:Minami (飯塚陽美)(35分/東京大学)
5.『豚とふたりのコインランドリー』 監督:蘇鈺淳(22分/東京藝術大学)
6.『Walls』 監督:Jing Zhao(11分/London Film School(イギリス))
7.『Stray cat』 監督:Yoon Solbeen(28分/Sungkyunkwan University(韓国))
<C プログラム>
8.『Accordion』 監督:Emetjan Memet(36分/Beijing Film Academy(中国))
9.『裸足』 監督:田之上裕美(16分/映画美学校)
10.『ただいま』 監督:りゅうは(48分/武蔵野美術大学)
11.『明ける夜に』 監督:堀内友貴(95分/東放学園映画専門学校)

 

 

■カンヌ映画祭招待作品:
1.『水はつぶやく』 監督:リー・ジアホー(中国/2021/23分/カラー/中国語)2022年カンヌ映画祭・短編部門 film Palme d’Or(グランプリ)
2.『ご近所さんは愚か者』 監督:ローレン・フェルナンデス(フラン/2021/4分/カラー/フランス語)2022年カンヌ映画祭・シネフォンダシオン 3等賞
3.『サムウェア』 監督:ジエンイン・チェン(中国/2022/15分/カラー/中国語)2022年カンヌ映画祭・シネフォンダシオン 2等賞
4.『およげるネコ』 監督:黄夢路(日/2021/50分/カラー/日本語)2021年カンヌ映画祭・シネフォンダシオン選出

 

 

■Grand Voyage with AFRICA:
1.『女性らしさを振る舞うこと』監督:オクレ・ジョソプ(南アフリカ・日本/2022/10 分/英語・日本語)
2.『人々の想いを超えて』監督:デルフィーヌ・イエールバンガ(ブルキナファソ・日本/2022/12 分/フランス語・日本語)
3.『心の道』監督:フローリアン・ズンディ(ブルキナファソ・日本/2022/9分/フランス語・日本語)
4.『サラバ』監督:アワ・モクタール・ゲイエ(セネガル・日本/2022/10分/フランス語・日本語)
5.『幸せを見つける方法』監督:ファマ・レヤンヌ(セネガル・日本/2022/10分/フランス語・日本語)
6.『二人のアーティストの会話』監督:リディア・マタタ(ケニア・日本/2022/12分/英語・日本語)
7.『薬草師』監督:ジョアン・リスパ・キラグ(ケニア・日本/2022/10分/英語・日本語)
8.『描き続ける理由』監督:ウレン・ヌフ・マクトゥ(ナイジェリア・日本/2022/11分/英語・日本語)
9.『できる女』監督:マヨワ・バカレ(ナイジェリア・日本/2022/9分/英語・日本語)
10.『ナムル』監督:梁 貴恵 (日本/2022/11分/日本語・英語)

 

■NARAtive 歴代作品:
1.『光男の栗』 監督:チャオ・イエ(中国)ロケ地:橿原市(60分/HD/2010/日本)
2.『びおん』 監督:山崎都世子(日本)ロケ地:奈良市・田原地区(60分/HD/2010/日本)
3.『祈-Inori』 監督:監督:ペドロ・ゴンザレス・ルビオ(メキシコ)ロケ地:十津川村(72分/HD/2012/日本)
4.『ひと夏のファンタジア』 監督:チャン・ゴンジェ(韓国)ロケ地:五條市(96分/HD/2014/日本・韓国)
5.『東の狼』 監督:カルロス・M・キンテラ(キューバ)ロケ地:東吉野村(95分/HD/2016/日本・イギリス・スイス)
6.『二階堂家物語』 監督:アイダ・パナハンデ(イラン)ロケ地:天理市(106分/HD/2018/日本・香港)
7.『再会の奈良』 監督:ポンフェイ(中国)ロケ地:御所市(99分/HD/2020/中国・日本)

 

【「なら国際映画祭 2022」開催概要】
■名称: なら国際映画祭 2022
■主催: NPO 法人なら国際映画祭
■日程: 2021年 9月 19日(月・祝)~24日(土)
■会場:
【メイン会場】 奈良市ならまちセンター・EVANS CASTLE HALL
【サブ会場】 奈良公園バスターミナルレクチャーホール・東大寺金鐘ホール
【特別会場】春日大社感謝共生の館
■料金:
前売券:(一般・学生)1,000円~
当日券:(一般)1,300円~・(学生)1,000円~
■内容:約 40作品の映画上映
NARAtive2022『霧の淵』の上映
9月 19日(月・祝) 会場:東大寺 総合文化センター金鐘ホール 13 時 30 分~

 

なら国際映画祭 公式サイト
https://nara-iff.jp/

 

■さらに、なら国際映画祭を楽しむための取り組み
・託児所の設置/YouTube配信(奈良市ならまちセンター)
安心してお父さん、お母さんたちも映画を楽しんでもらえるよう、託児所を設置します。

また、一部オンライン配信も予定しており、ならまちセンター 1Fカフェ内で番組配信を行います。

・NARAtive 8 市村特別ブース(奈良公園バスターミナル)
2010年からスタートした奈良の地で制作する映画製作プロジェクト「NARAtive」は 2022年までで 8市村で撮影をしてきました。
これまでのロケ地を振り返る特別ブースも展示しています。

 

なら国際映画祭と映画のロケ地@奈良を巡る特別ツアー「自然と信仰が息づく奈良」について
映画祭で沸く古都奈良をさらに楽しんでもらうため、「自然」と「信仰」を軸に NARAtive撮影スポット&奈良の観光地を巡る特別ツアー「歴史と自然を感じるエネルギーチャージの旅」(9月 20日(火)~21日(水))を、今年初めて開催します。
県内屈指のパワースポットで、日本最古の神社とされている大神神社や過去の映画の撮影地でもある春日山原生林での森林浴などを楽しむことができます。

 

【「NARAtive のロケ地をめぐる観光ツアー」詳細】
■日程: 2022年 9月 20日(火)~21 日(水)の 1泊 2日
■内容:「自然」と「信仰」を軸に NARAtive撮影スポット&奈良の観光地巡り(狭井神社のご神水、長谷寺、若草山山頂と春日原生林で森林浴など)
■料金: 2名 1室 46,000円(税込) 1名 1室の場合+4,400 円
■お問合せ: contact@nara-experience.com
■提供: 一般財団法人奈良県ビジターズビューロー

 

【なら国際映画祭コラボ企画】自然と信仰が息づく奈良 予約ページ
https://nara-experience.com/detail/index/785

 

(情報提供:NPO 法人なら国際映画祭 編集:中嶋杏樹)