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2022.10.05スポーツ

いよいよ 10月8日TVアニメ放送開始「ブルーロック」潔 世一役・浦 和希さんにエゴいインタビュー!

©︎金城宗幸・ノ村優介・講談社/「ブルーロック」製作委員会

 

既報のとおり、いよいよ 10月 8日(土)25:30 からテレビ朝日系全国ネット“NUMAnimation枠 ”にて放送開始となる、講談社「週刊少年マガジン」連載の同名漫画を原作としたTVアニメ『ブルーロック』。
無名の高校生FWで主人公の潔 世一(いさぎよいち)役の声優 浦 和希さん(以下、浦さん)にインタビューしてきました。

 

浦 和希さん

 

—– 潔 世一役に選ばれた経緯を教えてください

 

テープオーディション、スタジオオーディションを経て、大変光栄なことにやらせていただくことになりました。
『ブルーロック』は、オーディションに応募するずっと前、原作漫画の第1話掲載時から読んでいました。
募集資料を読んだときに、「アニメ化するんだ!」という衝撃が走りました(笑)
面白い作品だったので、絶対アニメ化するだろうとは思っていたのですが、自分が好きな作品のオーディションを受けられるという発想がなくて、だからこそ受けさせていただいた時は、それだけで天に昇るような気持ちでした。

原作を読んでいたときから、「潔をやりたいな~」と思っていました。

でも声を出して読むと自分の中で現実味を帯びてしまうので、もし演じることができなかったとき危ないなと思って…(笑)
黙読で、心の中の声で、自分ならどうするだろうって考えたことはありましたが、読者として普通の目で読んでいきたいなと思って、できるだけ(自分が演じることから意識を)離して読んでましたね。

職業病ではないですが、実際に自分がその役を担当できなかったときのショックが立ち直れないぐらいすごく大きいので、逆に自分が担当しないで、別の声優さんがキャスティングされたらという視点で作品を読んだりしています(笑)
そんな中、オーディションで選ばれて自分が演じることになるなんて、人生ってなかなか奇妙ですね(笑)

 

—– 潔の声は、どんなイメージで原作を読まれていたのですか?

 

潔は、試合でシュートを外した子に怒るわけでもなく、ただただ負けを認めるというところがあります。
優しさと冷静さを備えていて、いろいろなキャラクターと関係を持ちつつ、対等に渡り合うという人当たりの良さもあります。
なので、そんな感じの声優の先輩をイメージしながら読んでいました。
特定の先輩というよりも、このシーンではこの先輩、別のシーンではあの先輩、というようにハイブリッドにイメージしてました(笑)
透明感はあっても、高低が定まらなくて、クセのない声なんだろうなぁと思っていました。
そんな中でのオーディションだったので、どうしようと悩みました。
自分の無理をした音域では自分の芝居が乗らない気がしていて、無理をすれば低い声を出せますが、ずっと低い声のまま、感動や細やかなお芝居をできる技量がまだ足りないので、地声のラインで行くことにしました。
その地声が等身大の潔になってくれるはずだと思って、高低を気にせずにナチュラルにしゃべろうとしました。

 

 

—– 実際の収録でのディレクションはいかがでしたか?

 

お芝居の面で「こういうつもりでやってください」ということはありますが、声のイメージについて指示されたことは一度もありませんでした。
僕の声を認めてキャスティングしてくださったんだなって自信がついたのと同時に、自分に任されているというプレッシャーがかかってきてすごく震えあがった第1話の収録だったのを覚えています。

 

—– 収録の回を重ねて変わってきたところはありますか?

 

回を重ねて、周りの先輩方に「成長している」と言っていただけますし、自分でも成長を実感できています。
監督の渡邉さんに「浦くんは新人なのはわかっている。だからこそ、この作品で、潔と一緒に成長していってほしい。」という言葉をいただきました。
自分にできるのかな、そもそも成長って何だろうっていうところから悩みました。
たとえば、声がだんだん良い声になっていくということではないですし、お芝居の幅をどうすれば成長といえるのかすらわかっていない状態でした。
ただひたすら台本を読み込んで、ディレクションをいただいて、その中で必死にやるのが第1話だったんです。
潔も、絵心甚八(えご じんぱち)の言葉に感化されて夢中で駆け出していくところから始まっています。しかしプレーの中では洞察力に長けた選手なので、自分も洞察力や観察力がするどくないといけないということに気づいたんです。
たとえば、音響監督の郷さんに先輩のお芝居を見学させてくれませんか?と頼んで、出番がないときでもミキサー室の隅に座らせていただきました。先輩たちが台本をどう読んでいるのか、事前に自分で予想した読み方と実際の読み方を実感しながら成長していったのを覚えています。
最近嬉しかったのは、郷さんに「第1話から比べるとすごく良くなっているから、このままがんばってください」と言われたことで、ちょっと泣きました(笑)

 

 

—– 潔というキャラクターの魅力は?

 

県予選で敗退したところから始まっていて、最初から勝ち組ではないというところが、自分の中では刺さりました。
僕も受験やいろいろなことで挫折した経験があり、自分に重なる部分がすごく多かったです。
潔の「エゴ」の部分が自分の中にもあって、空手をやっていたときに負けるつもりでやっていたかというと、そんなつもりはなくて、大会で優勝したいという気持ちでがんばって練習していました。
仲の良い人が勝つんだったらいいやとか、尊敬している先輩が勝つんだったらいいやとか、といった考え方もあったのですが、潔に出会って、この考えをぶち壊してくれました。
僕だけでなく、潔は、みんなが自分を投影しやすい主人公なんです。

 

—– はじめてティザーPVを観たときの感想は?

 

うぁあああああって思って、言葉が出なかったですね。

スタッフのみなさんが本気でやってくださっているのは知っていたんですが、目に見えるかたちで、PVにその本気が全部乗っかっているなと感じました。
作画、動画、音響、をはじめスタッフのみなさんの汗と血の結晶がこの作品に注ぎこまれていると感じ、この作品で初めて主人公を演じさせていただく自分は幸せ者だと思いました。
監督のお話によると、いろいろなところに取材に行って、実際にプレー中の動きを見て、そこから描き起こしているそうです。なので、サッカーファンが観るとあっと思うシーンがあるかもしれませんし、実際にプレーしている人にとっては、この細やかな動きを表現できるんだと感動してもらえるかもしれません。
サッカーのプレー自体の描画にどれだけの労力を要したのかと思うと、すごいなあと思います。

 

—– 初主演・座長として意識しているところは?

 

座長としてみなさんをまとめなければいけないという意識はありつつ、実際に何をすればいいのかわからない中、座長経験が豊富な小野友樹さん(國神錬介役)と一緒の収録があったのですぐに質問しました。
「何もやらなくてもいいんだよ、俺らがいるから」と言ってくださって、それが小野さんにとっては当たり前のことなのかもしれませんが、そんなかっこよすぎる一言をもらいました。
だからといって、努力をするなということではなく、先輩方の背中を見て、吸収するものは吸収して、「本気でこの作品に向かっている姿を見せていけば、みんなも感化されて、お前についていくから」と言っていただけました。
それを聞いて、いろいろな迷いも消えて、この作品の中で一番がんばっているのは誰ですか?という質問で真っ先に「浦 和希さんです」と言ってもらえるように努力しようと思いました。
コロナ禍で分散収録のため、みんなでなかなか一緒に録れないですが、周りの演者さんが入れ替わって収録する中、僕だけ残っていろいろな方と録ることが多いので、「僕がみんなを繋げる役をしてやるぜ!」と思って、どんな大先輩であろうとも連絡先を聞いたりとか、心がけています(笑)
そうやって『ブルーロック』の座組を作り上げていって、コロナが明けたときに、最初からみんなで一緒に録っていたと思えるぐらいの連携で録れたらいいなと思っています。
それが座長の仕事のひとつだと思っています。

 

 

—– みなさん、優しいですか?

 

みなさん、優しすぎて泣きそうです。
神谷浩史さんは、声優さんという存在を認知する前から存じ上げているお声なので、目の前で演技されていること自体が現実にあり得るんだと思いながら、聞いていました。
連絡先も快く交換していただきました。
地元の友達に一つ自慢できるとしたら、「神谷浩史さんの連絡先を知っているぞ」ということです(笑)

 

—– 収録でアドリブをされたところはありますか?

 

潔自身のアドリブは全然なくて、潔がモノローグでしゃべっている裏で、違うキャラクターたちがいろいろとアドリブでしゃべっていたりするシーンが多いです。
みなさん、キャラクターをよくわかっていらっしゃって、収録が別だったから良かったと思えるぐらい面白いアドリブが入っているので楽しめます。

 

—– 注目キャラクターや印象的なシーンは?

 

煩悩の塊のイガグリ(五十嵐栗夢・いがらしぐりむ)が好きで、あれほど自分に素直になれるのがすごくうらやましいなと思いますし、作品の中で、いいエッセンスになっています。
みんながとげとげしている中で、イガグリのとげだけボケに近いようなとげ(笑)で、横で(五十嵐栗夢役の)市川 蒼さんのお芝居を聞くと笑っちゃいそうになるぐらい魅力的なキャラクターだなと思います。
好きなシーンは、イガグリが「俺たち仲間だな~」って可愛い笑顔をするところです。それまではちょっと嫌なヤツだったのですが、急に可愛さを出してきて、イガグリにこんなギャップがあるんだ、なんかズルいな~と(笑)
マンガの場合は「余白」が残されていたのですが、声が付いて、動くことによって「余白」だった部分の情報量が増えたので、どのキャラクターも新しい魅力に気付けるのではないかと思います。
マンガを読んでいるときは全然気づいていなかったんですが、みんな全身ボディスーツを着ているのですが、ライチ(雷市陣吾)だけは袖をめくっているんです。
セクシーフットボールというのをテーマにしている彼なりのこだわりがあるのかなと。
マンガの細やかな設定もアニメに反映されていて、新しい発見があると思います。

 

 

—– 浦さんご自身のサッカー経験は?

 

部活動としての経験はないのですが、サッカー観戦やボールを蹴ったりすることは好きで、友達と河原で「草サッカー」をしたりして遊んでいました。
身近なところでサッカーに触れ合っていましたので、サッカーへの入りやすさというのはありましたね。

 

—– 他のサッカー作品にない『ブルーロック』の魅力を教えてください

 

「自分が1番になる!」というメッセージです。
その気持ちがとても強い作品で、「エゴイスト」という言葉を使って作中でもうまく落とし込んでいる革新的な内容だと思います。フォワード同士が戦うことで、ディフェンダーやセンターバックやゴールキーパーの大切さも学べるように考えられた作品になっています。

 

—– 視聴者のみなさんに『ブルーロック』の見どころをご紹介ください

 

この作品のテーマであるエゴイストな部分を思い存分、アニメから感じてほしいですね。
「世界一のエゴイストでなければ、世界一のストライカーにはなれない」という絵心さんの言葉が出てくるのですが、“ブルーロック”の中は自分が一番になることを信じて闘ったものだけが勝てる世界です。
現実の世界で、たとえば、ダイエットをしているけれど、このお肉を絶対に食べたいという場合、そうするためにはどうしたらいいか、これも一種のエゴなんです。
食べるためにはいろいろなハードルがあります。
食べた分だけカロリーを消費するために運動をすればいいとか、他の食事を気を付ければいいとか、いろいろな選択肢があります。
絶対的な意志がないと見えてこないと思いますが、『ブルーロック』ではいろいろなことを教えてくれるので、アニメから「エゴ分」を吸収していただいて、日常生活にうまくエゴを出して、人生を豊かにエゴに暮らしていただければ嬉しいです。

 

 

 

さて、ここからは、楽しいニュース独占インタビューのコーナーです。

 

—– 他の声優さんと休憩時間にやっていることは?

 

休憩時間は僕のほうからなるべく話しかけるようにしていて、そのときに心がけているのは、「毎週絶対ひとつは恥ずかしい話をする」というのがあります。
恥ずかしい話をすると、人と人との間が親密になって、心が開けてくるんですよね。
たとえば、小学生のときにオネショをした話とか、本当にくだらない話なんですけど、そういうことを話すことで、僕のことも知ってもらえるし、笑ってくれることで場も明るくなります。

 

—– オフタイムにやっていることは?

 

サッカーじゃないんかい!って突っ込まれるかもしれません(笑)が、最近、ゲートボールの動画を観るのにハマっています。観るというか、聴くに近いのですが、ゲートボールの動画って、本当に無駄な音がないんです。

年配の方がプレーされていることが多いので、そもそも余計な音は入っておらず、ただただゲートボールを「コーン!」「コーン!」って打っているだけの木と木がぶつかる音が言葉に形容しがたい癒し効果があって、寝る前にその動画を観ながら寝たりしてますね(笑) ヒーリング音楽ですね。

 

—– 声優さんを目指している人にひとことお願いします

 

『ブルーロック』の話にもつながるのですが、僕が声優になれたのは、ハングリー精神が一番強かったからだと思っています。
あきらめてやっていると無理ですし、もしそれで受かったとしても続かないと思います。
努力は絶対に続けるべきです。結果として自分の理想に結びつかないことはたくさんありますが、努力を積み重ねた時間や得た知識、一緒に研鑽していった友達が居たという事実は絶対に消えないですから、努力をひたすら続けてほしいですね。
その事実は将来的に自分の人生を豊かにしてくれます。
必ずしも結果に結びつく約束は出来ませんが、努力した事実は絶対に無駄にはならないので、ぜひみなさん、がんばってください!

 

—– ありがとうございました。放送を楽しみにしています!

 

■作品情報

 

<放送情報>

2022年10月8日(土)25:30〜テレビ朝日系全国ネット“NUMAnimation枠 ”にて放送開始

 

<配信情報>

2022年10月8日(土)26:00〜各配信サイトにて順次配信開始!

 

■見放題サービス

・2022年10月8日(土)26:00〜順次配信スタート

アニメ放題、ABEMAプレミアム、Amazon Prime Video、dアニメストア、Disney+、Netflix、バンダイチャンネル、Hulu、U-NEXT

 

・2022年10月11日(火)12:00〜順次配信スタート

auスマートパスプレミアム、J:COMオンデマンドメガパック、TELASA、ひかりTV、milplus見放題パックプライム

 

■都度課金配信

・2022年10月8日(土)26:00〜順次配信スタート

Amazon Prime Video、GYAO!ストア、ニコニコチャンネル、HAPPY動画、バンダイチャンネル、ビデオマーケット、music.jp、ムービーフル、Rakuten TV

 

・2022年10月11日(火)12:00〜配信スタート

J:COMオンデマンド、TELASA、ひかりTV、milplus

 

※販売価格:220円(税込)/話※

※第1話は無料配信となります※

 

■見逃し無料配信

・2022年10月9日(日)20:00より毎週日曜20:00〜配信スタート

ABEMA

2022年10月14日(金)20:00より毎週金曜20:00〜配信スタート

GYAO!

※配信開始日程・配信期間・配信価格は配信サービスによって異なる場合があります※

※詳しくは取扱いの配信サービスにてご確認ください※

 

<スタッフ>

原作: 金城宗幸 漫画: ノ村優介(講談社「週刊少年マガジン」連載)

監督: 渡邉徹明

副監督: 石川俊介

シリーズ構成・脚本: 岸本 卓

ストーリー監修: 金城宗幸

コンセプトアドバイザー: 上村 泰

メインキャラクターデザイン: 進藤 優

キャラクターデザイ・総作画監督: 田辺謙司、戸谷賢都

チーフアクションディレクター: 東島久志

アクションディレクター: 坂本ひろみ

プロップデザイン: 興津香織、東島久志

衣装デザイン: 中島裕里

作画特殊効果: あかね

色彩設計: 小松さくら

特殊効果: 山田可奈子

美術設定: 杉山晋史

美術監督: 高木佐和子

背景: スタジオワイエス

撮影監督: 浅黄康裕

撮影: チップチューン

3DCG ディレクター: 広沢範光

3DCG: オーラスタジオ

ビジュアルコンセプト: 山下敏幸(ハイパーボール)

特殊効果処理:山 下敏幸、三皷梨菜

2DCGモニターグラフィック:浅野恵一(emitai)

編集: 長谷川舞(エディッツ)

音響監督: 郷文裕貴

音響制作: ビットグルーヴプロモーション

音楽: 村山☆潤

アニメーションプロデューサー: 平野 強

アニメーション制作: エイトビット

 

<キャスト>

潔 世一: 浦 和希

蜂楽 廻: 海渡 翼

國神錬介: 小野友樹

千切豹馬: 斉藤壮馬

久遠 渉: 中澤まさとも

雷市陣吾: 松岡禎丞

今村遊大: 千葉翔也

我牙丸 吟: 仲村宗悟

成早朝日: 梶田大嗣

伊右衛門送人: 綿貫竜之介

五十嵐栗夢: 市川 蒼

吉良涼介: 鈴村健一

絵心甚八: 神谷浩史

帝襟アンリ: 幸村恵理

馬狼照英: 諏訪部順一

二子一揮: 花江夏樹

鰐間淳壱: 鈴木崚汰

鰐間計助: 鈴木崚汰

凪 誠士郎: 島﨑信長

御影玲王: 内田雄馬

剣城斬鉄: 興津和幸

糸師 凛: 内山昂輝

蟻生十兵衛; 小西克幸

時光青志: 立花慎之介

糸師 冴: 櫻井孝宏

 

<主題歌>

オープニング主題歌: UNISON SQUARE GARDEN「カオスが極まる」

エンディング主題歌: 仲村宗悟「WINNER」

 

公式HP: https://bluelock-pr.com

公式Twitter: https://twitter.com/BLUELOCK_PR
推奨ハッシュタグ:#ブルーロック

原作試し読み: https://pocket.shonenmagazine.com/episode/10834108156632602988

原作コミックス発売情報: https://kc.kodansha.co.jp/product?item=0000314505

 

(情報提供・取材協力: AQUA ARIS株式会社、出演: 浦 和希さん、撮影・編集: 森川 創)

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