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2023.03.31ご当地・観光

千葉県いすみ市に築 200年の古民家貸切オーベルジュ「季舟庵」4月 27日(木)誕生

企業と社会、地方と世界との関わり方を考え・つくるクリエイティブカンパニー、株式会社トモダチは、千葉県いすみ市の築 200年の古民家を改修し、1棟貸切のオーベルジュ「季舟庵(きしゅうあん)」を 4月 27日(木)に開業します。

 

 

「郷土ガストロミー」をコンセプトに、千葉県の地酒や野菜、果物、海産物、そしていすみで捕獲された新鮮なジビエをつかった本格フレンチベースの料理が楽しめるオーベルジュです。
「季舟庵」から、千葉の食と文化を国内外へ発信していきます。

 

*いすみ市は、宝島社発行『田舎暮らしの本』2023年 2月号「2023年版 住みたい田舎ベストランキング」で、「総合部門」「若者世代・単身者部門」「子育て世代部門」「シニア世代部門」全ての部門で首都圏エリア 第 1位。全国人口3万人以上 5万人未満のまちの区分で「総合部門」「若者世代・単身者部門」「子育て世代部門」の 3部門で、全国第 1位。

 

東京駅から約 90分で南房総の豊かな里山を独り占め!1日 1グループ限定の貸切オーベルジュ

 

 

江戸時代から続く歴史ある築 200年の古民家を改装した「季舟庵」は、東京駅から特急「わかしお」で 1時間 17分、大原駅から車で 7分。
のどかな田園風景が残る房総半島南部に位置する千葉県いすみ市釈迦谷(しゃかやつ)の一角にあります。
「季舟庵」は庭も合わせると約 1500平米の平屋を 200年前の躯体を活かして改装され、カップルはもちろん、グループで貸切もできる全 3部屋、最大 10名宿泊可能なプライベートヴィラです。
敷地内の高台にテントサウナを設置すれば、観光やゴルフで疲れた身体を貸切サウナと里山での外気浴でととのえることができます。
別棟のレストランで食事の後は、星空観察や焚き火を囲んで地酒を飲むなど、貸切ならではのゆったりとした時間を楽しむのがお薦めです。

 

 

3部屋に分かれているので三世代やグループ旅行にも。
ノスタルジックな魅力を感じる床の間や縁側のある部屋も。
土間を活かしたエントランス&バー。
ここでしか飲めない地元酒の『Miotosaya 薬草蒸留所』の季舟庵オリジナルジンや『木戸泉』を提供。

 

釈迦谷とは?
平安時代前期の大同 2年(807年)、当地に空海が訪れ釈迦如来像を安置したという伝説があり、そこから地名がついたと言われています。
現在も、「季舟庵」側の薬師堂には藤原期作の「磨崖仏(お釈迦様)」が鎮座している歴史ある土地です。

 

フランス料理の伝統といすみの郷土料理を織り交ぜた「郷土ガストロノミー」

 

 

季舟庵では、地元の農家や酪農家、漁師、猟師から新鮮な食材を仕入れ、ミシュラン 2つ星のお店で副料理長を務めたシェフが、フランス料理の手法でここでしか味わえない郷土ガストロノミーをつくりあげます。
また料理に合わせて、海外などで学んだ経験豊富なソムリエが産地を巡りセレクトしたいすみの地酒や、自然に寄り添う農法で生産されたナチュラルなワインをペアリングします。

 

【料理長 中屋雄介(なかや ゆうすけ)さん プロフィール】
調理師学校を卒業後、渡仏し 2年間修行を積む。
帰国後、都内のミシュラン星付きレストランで勤務。
銀座にある2つ星レストランでのスーシェフを経て、株式会社トモダチに入社。

 

「地産地紹」̶ 生産者も住民も「料理」で郷土愛を育み、観光のお客様もその地の魅力を知る“地産地消”を進化させた取り組み。

使用する食材を選ぶため、直接生産者に会い、生産方針やどういう環境でその食材が栽培されているのかを目と舌で確かめた上で直接買い付けを行なっています。

生産者の方にお話を伺うと、様々な課題を感じていたといいます。
千葉県の農業産出額は 3,853億円(令和 2年)と全国 4位、水産物の漁業養殖業生産量(海面)は全国 17位と全国屈指の農林水産県ですが、主な出荷先は、飲食店が多い東京など首都圏となっており、地元での消費が少ないのが現状です。

 

「土地の本当の魅力はその土地でしか味わえない。」(つるかめ農園)が言われるように、私たちはいすみの新鮮な食材、お酒を、いすみで味わえるよう、料理の約 7割を地元食材で提供することを目指します。
また、今後は地元や生産者の方にも私たちの料理を気軽に食べていただけるイベントなどを企画し、地域活性化に取り組みます。
同時に、季舟庵を通して、県外や国外からの観光にきたお客様に千葉県の生産者やいすみ市の魅力を紹介する「地産地紹」の発信拠点となることを願っています。

 

美しい里山、里海を守る。資源循環型の食文化に貢献。

房総の豊かな自然と対峙する生産者の方々は、その資源を持続可能なものとするために生産者の枠を超えて共生してしています。例えば、日本酒を製造する際に搾り出される酒粕を牧場の牛の餌にする、漁網にかかった海藻を
有機野菜の肥料にするなど、地域で資源を循環させ豊かな食文化を育てています。私たちも、その一員としてコンポストの活用や余った食材を牛の飼料にするなど、フードロスの削減に取り組みます。
また、酒粕を食べた牛のチーズと、その酒粕の元となる日本酒を出すなど、地域の食文化を五感で味わう体験を提供。

 

【施設概要】
・施設名称: 季舟庵(きしゅうあん)
・客室数: 3室 最大 10名利用可能 ※ 10名様以上でのご利用はお問い合わせください。
・住所: 〒千葉県いすみ市釈迦奴谷
・アクセス: JR外房線・いすみ鉄道いすみ線「大原駅」から車で 7分
・駐車場: 5台 無料
・料金:
食事 シーズナルコース 19,800円、ペアリング 11,000円(アルコール)、8,800円(ノンアルコール)
宿泊 1~4名様利用一棟貸切 88,000円~、5名以上で 1名様につき 19,800円~
※全てサービス料・税込
・チェックイン: 15:00-18:00
・チェックアウト: 8:00-10:00

 

公式サイト
https://www.kishu-ann.com
Instagram公式アカウント
https://www.instagram.com/kishuann/

 

※ お子様のご宿泊も可能です。
※ 宿泊のみ、ディナーのみのご利用も曜日によっては可能です。

 

ミシュラン 1つ星を獲得した「Noued.TOKYO」をプロデュースしたトモダチ・梶友宏と建築家・中島立人の再タッグ

 

 

株式会社トモダチ代表、梶友宏さんがプロデュースとクリエイティブを手掛けた「ヌー. トウキョウ」は、2021年、2022年と 2年連続でミシュラン“一つ星”とサステナブルな取り組みを評価する”グリーンスター”を獲得しています。
その経験を活かし、梶さんが幼少期に過ごした千葉県いすみ市から千葉県の食と文化の魅力を国内外に発信したいという思いで「季舟庵」は生まれました。
梶さんコメント:「良い土と良い海と良い山、こうした環境を守るという思いを持ち互いに繋がり合う生産者たち。これらが揃った素晴らしい食材を、育成された環境でいただくことは、いすみに行くことでしかできない体験価値です。その特別な体験を、暮らしが受け継がれてきた古民家で、時間が拡張される感覚とともに体験して欲しいです。」

 

また「ヌー. トウキョウ」同様に、2022年グッドデザイン賞ゴールドの受賞経験もある建築家・中島立人さんが古民家の改装を手がけました。

200年前からある古民家の価値を活かしたいと「全てを新しくするのではなく、朽ちているところ、物理的に使えない部分をアップデートすることで建物の良さを引き出した」と中島さんはいいます。

また照明も暗がりに重きを置き、日本家屋らしい陰影を楽しめるようになっています。

 

「自然との共生」をコンセプトに、アウトドアブランド・SOUTH2 WEST8とユニフォームをコラボレーション

 

 

里山に泊まり、ジビエや野草など自然の恵みを食すという季舟庵で体験できる「自然との共生」をコンセプトに、北海道ならではの自然、釣りをテーマにしたSOUTH2 WEST8とコラボレーションし、オリジナルユニフォームを制作しました。
同ブランドを象徴するアイテムを元に、シャツジャケット、コート、パンツ、Tシャツの 4点を制作。
オリジナル素材やデザイン、パターンをカスタマイズし、ファッション性と実用性を兼ね備えたユニフォームとなっています。

 

■特長
1. 火を使うシェフでも安心の防火コットン素材
2. つり竿を入れるロッド用ポケットは料理用のピンセット入れに
3. 古民家の壁の色をイメージした、胸元の紫色のダブルネームロゴ刺繍
4. 料理をつくる際に袖捌きの良いロールアップストラップ

 

■SOUTH2 WEST8 (サウスツー ウエストエイト) 概要
北海道・札幌に構えるフラッグシップストアの住所をブランド名に冠した、セレクトショップ・ネペンテスが展開するブランド。
北海道ならではの釣りをテーマとし、近年は日本古来の釣法”テンカラ”に注目したデザインが特徴。
アーバンシーンでもアウトドアでも活躍するスタイルを提案。

 

【生産者一例】
■Mitosaya薬草蒸溜所(蒸留酒)
千葉県夷隅郡大多喜町にある蒸留所。自社で栽培する果樹や薬草・ハーブ、全国の信頼できるパートナーたちの作る豊かな恵みを使い、発酵や蒸留という技術を用いてものづくりを行っています。
「自然からの小さな発見を形にする」をモットーに、これまでに 130種を超える蒸留酒、季節の恵みを閉じ込めた加工品、プロダクトなどをリリースしています。
注意深い原料の選定から、手間を惜しまない加工、先人の知見を学び生み出す現代に相応する味わいや香り。
それらを閉じ込めた美しいボトルとパッケージ。
すべての工程をひたむきに取り組むことで初めて生まれる、この瞬間にしかない、特別な一本を作り続けています。

 

https://mitosaya.com/

 

■木戸泉酒造(日本酒)
千葉県いすみ市大原にある酒造会社。
旨き良き酒をモットーに、自然醸造による高温山廃酛で、麹菌・乳酸菌・酵母菌の 3つの菌がのびのび発酵する酒母造り手法を 60年以上変わらず守り続けています。
健康や安全・個性をテーマに掲げて挑む『旨き良き酒づくり』。
揺らぐことのない木戸泉の蔵ビジョンのもと、邁進しています。

 

https://www.kidoizumi.jp/

 

■千葉ジビエの森(ジビエ)
いすみ市で唯一のジビエ専門の食肉解体処理施設。
代表の永島が捕獲から解体、精肉までをほぼ一貫して行い、キョン、イノシシ、アライグマ、ニホンジカ、鴨などいすみ市で捕獲できるあらゆるジビエを取り扱っています。

 

https://note.com/gibiernomori

 

■高秀牧場(乳製品)
高秀牧場は、いすみ市で乳牛を 170頭飼育する酪農牧場です。
資源を無駄にしない循環型酪農に取り組み、飼料の国産化 100%を目指しています。
餌にこだわり、愛情込めて育てた牛から出る牛乳を、チーズやジェラートに加工しています。
牧場内のカフェ「高秀牧場ミルク工房」では、手作りのチーズ・ジェラートの販売のほか、牛乳をたっぷり使ったドリンクやスイーツ、軽食を食べながら牛を眺める穏やかな時間を提供。

 

https://www.takahide-dairyfarm.com/

 

■Farmあき(オーガニック野菜)
いすみ市の海と山を繋ぐような畑を目指す、Farmあき。
野菜は露地で少量多品目栽培、いすみ市の近隣で手に入る肥料のみで育てています。
夏には伊勢海老網で獲れる海草、秋の新米の時期には米ぬか、冬~春は乗馬クラブから良質な馬糞堆肥など、季節にあわせた旬の野菜づくりをしています。

 

https://www.instagram.com/farmerakikoaoki/

 

■つるかめ農園(自然栽培米)
農園の運営テーマは『ふるさとを千年先へ』、『すでにある豊かさを知る』。
農薬や肥料に頼らず、自然の調和と循環の力、そして、できるだけ稲本来の力があらわれるような栽培を心掛けている。
人が安心して食せるおいしいお米を提供するだけでなく、動植物や微生物、水や大気の循環にも配慮した、持続可能で豊かな暮らしの実現を志す農園。
自然と経済の両立、豊かな農とは何かを実験、実践している。
持続可能性の高さには、義務や犠牲でなく、純粋な喜びや楽しさが力になるという想いから、田んぼの価値と可能性を形づける活動を行っている。
参加者みんなでつくるコミュニティ田んぼや、お米のすべてを使った玄米酒の開発、お米の加工品企画販売、生産者という枠にとらわれず、加工業、サービス業、食す人たちまでがひとつの環になって循環する農のあり方の実現を模索している。

 

http://farm-share-life.net/

 

■丸大水産(魚介類)
伊勢海老の漁獲量日本一を誇る“いすみ市大原”で、昭和29年から新鮮な魚介類の畜養・出荷・卸売りをしています。
新鮮な海の幸を新鮮なままをモットーに、いすみ市の大井浜海岸にて生簀を構え、大量に水揚げされた中より自慢の目利きで厳選し、全国の市場へと毎日たくさんの活きのいい伊勢海老たちを出荷しています。

 

https://www.instagram.com/marudaitan/

 

【株式会社トモダチ 会社概要】
小売りから飲食、医療福祉、ベンチャーまで様々な業態の経営課題の解決を中心としたブランドデザインを行う、鎌倉のクリエイティブカンパニー。

 

株式会社トモダチ
https://tomodachiltd.com/

 

【代表取締役兼 Creative DIrector 梶友宏(かじともひろ)さん プロフィール】
サンフランシスコ、アカデミーオブアート大学卒業。
デザイン会社を経て、2008年株式会社ユニクロに最初のコミュニケーション領域でのデザイナーとして入社。
インハウスクリエイティブチームを立ち上げ、HEATTECHや Ultra Light Downを始めとするグローバルブランディングやデジタルプラットフォーム開発、ソーシャルイノベーションプロジェクトなどに従事。
2016年 UNIQLO USAのクリエイティブディレクターとして NYへ赴任。
2019年、企業と社会、地方と世界との関わり方を考え、つくるクリエイティブカンパニー「株式会社トモダチ / TOMODACHI Ltd.」を創設、代表取締役に就任。JAGDA会員。

 

(情報提供:株式会社トモダチ 編集:中嶋杏樹)