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2023.05.14話題・おもしろ

「SAKE COMPETITION 2023」4年ぶりに開催決定!日本酒のトレンドを牽引する 世界最大級のコンペティション “世界一美味しい市販日本酒”が決まる品評会

 

2019年以来 4年ぶりに世界一美味しい市販日本酒を決定するコンペティション「SAKE COMPETITION 2023」の開催を決定しました。
日本酒の輸出が数量・金額共に過去最高となった 2022年。
世界にも広がる“日本酒ブーム”ですが、日本酒には多くの人にとって種類や味わいが「わかりにくい」という問題が残っています。

そんな中「SAKE COMPETITION」は、「ブランドによらず消費者が本当に美味しい日本酒にもっと巡り会えるよう、新しい基準を示したい」という理念のもとに、2012年から始まりました。

 

銘柄を隠して審査されます

 

審査対象は市販日本酒のみ。審査方法は、銘柄を完全に隠し、日本酒の品質のみで競うことを徹底。
審査員チームがブランドや銘柄に左右されることなく、どんなブランドでも1位をとるチャンスがある品評会です。

 

審査の様子

 

今年度は、「純米酒部門」・「純米吟醸部門」・「純米大吟醸部門」・「Super Premium 部門」の全4部門で審査を行います。
審査は、5月 9日(火)に予審会、5月 10日(水)・11日(木)に決審会が行われ、6月 14日(水) にザ・ペニンシュラン東京にて最終結果の発表及び表彰式が予定されています。

審査員チームは、全国の技術指導の先生やその推薦で選出された蔵元、さらに日本酒業界で活躍されている有識者で結成されています。

 

 

審査は、予審会・決審会ともに銘柄を隠した状態でテイスティング。陳列順もパソコンでシャッフルするという厳正な環境で実施します。

 

 

株式会社はせがわ酒店 長谷川 浩一さん:

- 4年ぶりのSAKE COMPETITION開催にかける思いや意義について
4年の開催中止は、日々造り手のみなさんの技術が上がってきているにも関わらず、それをご紹介できない辛さがありました。

今回、4年ぶりに開催することができて本当によかったと思います。

- 今回の審査を受けて審査の全体的な感想を教えてください
とてもお酒がきれいで、去年のお米はそんなに質が良いとはされていないのですが、技術力が日本酒はものを言いますから、技術でみなさんカバーされていてとてもよかったです。

 

広島県立総合技術研究所食品工業技術センター 次長 大土井 律之さん:

ー 今回の審査を受けて、日本酒の傾向を教えてください
バラエティーに富んでいるというか、香りがカプロン酸エチルと酢酸イソアミル系の大きく分けて 2つあるのですが、それ以外にも増えてきました。味も甘みの強いものから、比較的酸が効いていて軽快なもの、味幅があるもの、きれいなものと、バラエティーに富んでいて、より品質の幅、味の幅、香りの幅があるなと感じました。

 

京都電子工業株式会社 酒蔵技師 勝木 慶一郎さん:
- 審査をしての感想を教えてください
やはり全体のレベルが上がってきているということです。
予選通過酒から受賞酒が選ばれると思いますが、上位10点については差がつきにくいのではないかと思います。

 

高知県酒造組合技術顧問 上東 治彦さん:
- 日本酒の魅力とは?
和食、洋食どんな料理でも合う、料理を引き立ててくれる、世界に他にない素晴らしいお酒だと思います。

 

「SAKE COMPETITION 2023」の最終審査結果は、6月14日(水)にザ・ペニンシュラ東京にて発表、および表彰式が行われます。

 

■SAKE COMPETITION とは

世界最大級の日本酒だけのコンペティション。
「ブランドによらず消費者が本当に美味しい日本酒にもっと巡り会えるよう、新しい基準を示したい」という理念のもとに、2012年から始まりました。
回を重ねるごとに規模が拡大。日本酒のトレンドを牽引し、品質向上の礎を築き、第 8 回目の開催となった 2019年は、総出品数 1919点という世界最大級のコンペティションとなりました。
基準はお米でできたお酒らしい香りや味わいから逸脱していないかを問う「清酒としての品格」、飲んで楽しむお酒として優れているかを問う「飲用酒としての適性」の2点を基準として総合的に評価。
各部門の上位 10点は GOLDとその順位を、GOLD以下の部門上位 10%には SILVER が授与されます。

 

■SAKE COMPETITION 2023 審査概要

純米酒部門・純米吟醸部門・純米大吟醸部門・Super Premium部門の全 4部門で審査を行います。
各部門の出品基準はラベル表記を基本としますが、ホームページなどで確認できる場合でも出品可能です。
2022年 7月 1日から 2023年 12月 31日までの期間に販売実績があるか、または販売予定のある清酒に限ります。
販売予定商品については、2023年 4月 21日までに発売日に関わらず、「商品名」や「ラベル」などの外見を含めて完成していることが出品の条件です。
各部門の出品条件は以下の通りです。

 

 

■SAKE COMPETITION 2023 審査員 20名(敬称略)

5月 9日(火) 予審会 審査員20名 5月 10日(水)・5月 11日(木)決審会 審査員10名

・広島県立総合技術研究所食品工業技術センター 次長 大土井 律之
・高知県酒造組合技術顧問 上東 治彦
・株式会社新澤醸造店 代表取締役 新澤 巖夫
・来福酒造株式会社 代表取締役 藤村 俊文
・株式会社はせがわ酒店 代表取締役 長谷川 浩一
・磯自慢酒造株式会社 製造部頭 山田 英彦
・月桂冠株式会社 醸造部グループリーダー 高垣 幸男
・京都電子工業株式会社 酒蔵技師 勝木 慶一郎
・司牡丹酒造株式会社 杜氏 浅野 徹
・株式会社みいの寿 専務取締役 井上 宰継
・米鶴酒造 株式会社 常務取締役 杜氏 須貝 智
・大澤酒造株式会社 専務取締役杜氏 大澤 実
・白鶴酒造株式会社 品質保証部次長 明石 貴裕
・石鎚酒造株式会社 取締役製造部長 越智 稔
・木屋正酒造株式会社 代表取締役 大西 唯克
・五町田酒造株式会社 製造部部長 髙木 大輔
・株式会社若松 東京港醸造 取締役杜氏 寺澤 善実
・平和酒造株式会社 杜氏 柴田 英道
・株式会社せんきん専務取締役 薄井 一樹
・加茂錦酒造株式会社 製造責任者 田中 悠一

 

■SAKE COMPETITION 2023 スケジュール

 

https://sakecompetition.com/sake_competition.html

 

■SAKE COMPETITION 2019 各部門受賞酒( 1位)

 

 

純米酒部門

特定名称酒「純米酒」表示がされている日本酒。
また「特別純米酒」や「山廃純米酒」、「生酛純米酒」も出品可能。

 

純米吟醸部門

特定名称酒「純米吟醸酒」表示がされている日本酒。
「山廃純米吟醸酒」や「生酛純米吟醸酒」も出品可能。
また、「吟醸純米」など「純米吟醸酒」と判断できる表示でも出品は可能。

 

純米大吟醸部門

特定名称酒「純米大吟醸酒」表示がされている日本酒。
「山廃純米大吟醸酒」や「生酛純米大吟醸酒」も出品可能。
また「大吟醸純米」など「純米大吟醸酒」と判断できる表示でも出品は可能。

 

吟醸部門

特定名称「吟醸」または「大吟醸」表示がされている清酒。
「山廃吟醸・大吟醸」や「生もと吟醸・大吟醸」も出品可能。

 

SUPER PREMIUM 部門

2016年に中田英寿さんの発案で設立。
この一本を飲むのに憧れるような日本酒が生まれてきてほしいという想いから“プレミアム”な部門を設立しました。
特定名称酒に限らず 720mlで小売価格が 10,000円(外税)以上、1,800ml で 15,000円(外税)以上の清酒。
総合評価にて順位を決定致します(酒質 8:外見 2の審査比率)

※外見=ラベル・方張り・ボトル・化粧箱等付属品を含むパッケージ、ゲスト審査員による審査。海外への輸出を見据える部門の為、審査は外国人審査員を含むゲスト審査員で実施。

 

スパークリング部門

清酒ベースで、飲用時に炭酸ガスを感じることができる活性清酒で、概ね 3.0ガスボリューム以上が目安です。

 

ダイナースクラブ若手奨励賞

次世代の日本酒の造り手を応援する目的で 2016 年に創設。40 歳以下の最上位受賞酒蔵に与えられ、ダイナースクラブ会員への紹介をはじめ販売拡大・商品 PR の面で支援します。

 

JAL空飛ぶSAKE賞

各部門の入賞蔵の中から選ばれ、期間限定で日本航空の国内線ファーストクラスと成田・羽田の JAL国際線ラウンジで採用する予定です。

 

 

(情報提供: SAKE COMPETITION 2023 PR 事務局、撮影: 森川 創)