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2023.11.18エンタメ

[更新] 立ち上がれシンデレラ。あなたには魔法も白馬の王子様も必要ない 映画『シンデレラガール』 公開!

■編集部注

・初日舞台挨拶が行われました。(11月 18日)

・緒方貴臣監督のオフィシャルインタビューが解禁となりました。(11月 12日)

・マネージャー役- 辻千恵さんのオフィシャルインタビューが解禁されました。(11月 4日)

・主演 伊礼姫奈さんのオフィシャルインタビューが解禁されました。(10月 28日)

・予告編と推薦コメントが解禁されました。(10月 14日)

・特報、場面写真及び、キャストのコメントが解禁されました。(9月 16日)

 

 

 

本日 11月18日(土)の初日舞台挨拶に、義足モデル・音羽を演じた伊礼姫奈さん、監督の分身とも言える、主人公のマネージャー・唯役を演じた辻千恵さん、主人公の王子様的存在の医師・重樹を演じた太田将熙さん、および、緒方貴臣監督が登壇しました。

 

 

- 『シンデレラガール』というタイトルにした理由について

緒方監督:
『シンデレラガール』は、魔法だったり、白馬の王子様だったり、他力本願な前時代的な女性像が描かれがちだなという思いがありまして、現代的にアップデートしたシンデレラを描きたいと思いました。

 

- 2000人規模のオーディションを開催したことについて

緒方監督:
筒井真理子さん以外、ほぼほぼオーディションで決めています。
皆さんの力を借りて、僕の想像を超えるものが作れたかなと思います。

 

- 音羽役を演じた伊礼姫奈のキャスティング理由について

緒方監督:
映画とは、撮影と編集の嘘だと考えていて、その中で、元々持っているものが画面に滲み出ると思っています。
そういうものがオーディション時に感じられたのと彼女が幼い頃から芸能活動をされてい(て、学校を休む必要があったという経験があ)るというのが、入退院を繰り返す音羽とリンクするところがありました。

 

 

伊礼さん:
『推しが武道館いってくれたら死ぬ』という作品で岡山でロケをしていて、クランクアップの日にそのまま新幹線で、キャリーケースと台本を抱えながら行きました。
(オーディションに)強いと言うと恥ずかしいんですけれど、気持ちは強く頑張っています。
もちろん他の作品も準備はするんですけれど、簡単には演じられないなと思って、実際に義足の方にお話を聞いたりして、違った角度で準備をしました。
演じるにあたってすごく身構えていたんですけれど、義足の方に会ったら、実際私たちと同じように生活している姿を見て、勝手に抱いていた義足のイメージと違い、負担が減りました。

 

- 主人公のマネージャー・唯は、監督の分身とも言える役について

緒方監督:
この映画の企画は7〜8年前に生まれたものなんですけれど、そのきっかけはSNSでたまたま見つけた義足の女性が歩いている写真なんです。
かっこいいと思ったのと同時に、義足や車椅子がおしゃれと縁遠いものだという決めつけを自分の中で持っているということに気づいたんです。
僕が思っていた偏見を持っている人物としてこのマネージャーを設定しました。

 

- マネージャー・唯役を辻さんにお願いした理由について

緒方監督:
元々は看護師役でオーディションに来ていただいたんですが、看護師役にも合うと思うんですけれど、それって普通だなと思って。
決して善人だけじゃない役をやってもらったら面白いのではないかと思いました。

 

 

辻さん:
(看護師の)桜役のつもりでオーディションに行って、『できなかった』と思いながら帰ったんです。
きっとダメなんだろうなと思って帰ったら、『唯役で決まりました』と連絡が来て。
分身と聞いて、すごく責任ある役だなと思ってインしたのを覚えています。

 

- 太田将熙が演じた医師・重樹役で、主人公の王子様的存在について

緒方監督:
この映画は『シンデレラ』をベースにしているので、重樹は白馬の王子様で、音羽を幸せに導く存在として映画の中で登場するんですけれど、太田さんはビジュアル的には申し分ないですが、オーディションにはかっこいい人はいっぱいいたんです。
けど、演技って、演技力だけじゃなく、その人の内面的な魅力が大切なです。
雑談をさせていただいた時に、この企画に対する思いが、嘘偽りなく伝わってきたんです。
この人と一緒に映画を撮りたいと思いました。

 

 

太田さん:
(シンデレラの王子様的立ち位置と言われて)本当に恥ずかしい。
僕は王子様という役どころだなというのは全体を通して思うんですけれど、重樹は自分を王子様と思って存在していなく、24歳医者というのがでかいと思うんです。
24歳ということは、医師の国家試験を最速で受かった優秀な人物だと思ったので、普段の自分より落ち着きがあるのかなと考えて準備しました。
オーディションで、プロデューサーの榎本さんが『どういう映画にしたいですか?』と言った時に、『いい映画にしたいです』と、事務所に入って1ヶ月の人が言うみたいな発言をしてしまって…

 

- 『マネージャーと抱き合う』という台本のト書きに違和感を感じて、リアルな動作に変えてもらったことについて

伊礼さん:
実際に抱き合ってみた時に、『抱き合わないよね』ってなって。

 

辻さん:
『伊礼さんってご自分のマネージャーさんと抱き合ったことありますか?』と質問したら、『ないです』となって。
伊礼さんのマネージャーさんは男性なのでもちろんなくて、私のマネージャーさんは女性なんですけれど、女性でもなくて。
あまり触れないよねってなって、別のやり方に変えました。

 

伊礼さん:
(本作の主演が決まったときは)LINEが来て、スタンプですごく喜んでくださって、私も『よかったです。頑張ります』と返しました。

 

- 辻は、実際の義足モデルのマネージャーさんに取材しようと思った際に監督に止められたそうですが…

辻さん:
今まで自分が準備してきた方法って、たとえば現地に行ってみるとか会ってみるという手段を取っていたので、当たり前のように自分のマネージャーさんに『会いたいです』と言ったら、『監督からNGが出ました』と言われました。
確かに、それって正解を知りに行っているようなものだなと思って。
その道のりを自分で噛み砕いてお芝居として生かすべきだと改めて気付けました。

 

緒方監督:
この映画自体もあまり説明をしないような映画になっています。
現代って、なんでも調べれば答えは出るような時代で。
時間が限られているのもあって、すぐ答えを見つけに行ってしまう。
でも、自分で考えるのが大事なんですよね。
調べたくなるのはわかるんですが、取材すると取材した人に寄ってしまうから、辻さんの考える唯をやって欲しかったんです。

 

- 最後に一言

緒方監督:
障がい者が題材になっていますが、『美』が主題になっています。
音羽とマネージャー二人の心の変化が美しさにどのように変化していくかをみていただければ嬉しいです。

 

太田さん:
空白というかソリッドというか、描きすぎていないことを大事にしている映画だと思うので、見てくださった方がどういう気持ちで帰るのか楽しみです。
義足のモデルのお話ではあるんですけれど、それだけではない部分を見つめてもらえればと思います。

 

辻さん:
音羽を一番近くで見れて、マネージャーとしてもそうですし、自分個人としても気づけることがあるような、幸せな期間でした。
いろんな方がいろんなことを感じていただければ幸せです。

 

伊礼さん:
私の解釈と監督の考えが違うように、見てくださる方によっていろんな捉え方があります。
自分を見つめ直すきっかけにもなるし、もらえるパワーもすごく大きくて、他の作品とは違った感覚で楽しんでいただけるのではないかと思います。
感想もちゃんと見るので、たくさん(SNSに)載せてもらえればと思います。
何回見ても面白い作品ですので、ぜひ何回も見てください。

 

ーーーーー 以降、11月 13日公開分

 

 

- 本作制作のきっかけをお教えください

 

10年ほど前にSNSで見た、義足の海外のモデルの人の1枚の写真を見て、義足をかっこいいと思ったのがきっかけです。

それまで義足というのは、医療用だったり、障がいの身体的な不自由さを補うための道具という認識だったんですが、車椅子や義足がカッコ良くなりうるという気づきがあり、それを映画にしようと思いました。
僕は、障がいというものを弱いものだとか可哀想なものとして描かないということを強調して企画を進めていたんですけれど、当時のプロデューサーも色々理由があったと思うんですが、お金を集めるために、僕から見ると障がい者を可哀想な人として利用しているように見えたんです。

それで意見が合わなくて一度このプロジェクトはお蔵入りしていたんですが、去年(新たなプロデューサーになった)榎本桜さんと会って、新しく音羽の物語として企画を進めることになりました。

- 音羽のモデルはいるんですか?義足や足をなくした方の取材などはしたのでしょうか?

 

音羽のモデルはいません。

日本で初の義足モデルと言われているGIMOCOさん、義足モデルとして活動されている海音さんに取材させて頂きました。

この物語を作る上では、海音さんのことを全く調べずに音羽の物語として作ったんですが、初稿が出来上がったタイミングで、海音さんに取材をさせて頂き、音羽と海音さんの人生が似ているなと驚きました。

取材を通して、リハビリのことやメディアが描く義足の間違った描写などを冒頭のドラマパートに反映しています。

取材で一番大きかったのは、義足の監修で入って頂いた、義肢装具士の臼井二美男さんです。

工房を取材させて頂き、医療用のものからショー用の義足から、色々と見せてもらい、この映画のディテールが埋まっていったと思います。

- 冒頭、音羽がマネージャーさんに「足は隠せる?」と頼まれるシーンがありますが、足を隠すのであれば、わざわざ義足のモデルを使わないことが多いのではないかと思うのですが、実際そういうことはあるのでしょうか?

 

実際にあるかはわからないです。

これは取材したときに言われたことではないんですが、義足モデルは、今の日本だと、パラリンピックの時など特定のテーマや場所じゃないとなかなか起用されないんですよ。

そうじゃない時は義足である必要がない。けれど、義足は中心部がパイプ構造なので、カバーを装着すれば、見た目的にはわからないようにできるんです。

音羽は、元々義足がきっかけでモデルの業界に入ったけれど、そんな仕事がない時は、義足ということを表立って主張しないでモデルとして仕事をしている、という設定にしました。

- 本作は、音羽だけでなくマネージャーの成長物語でもあると思いましたが、マネージャーの唯も描いた理由を教えてください

 

唯は僕なんです。

一枚の写真で、義足というものがかっこいい、ポジティブなものになるという気づきがあったから、音羽を通してそのことに気づく唯に、僕を重ねました。

基本的に僕の私服は全身黒なんですが、唯にも黒い服を着てもらうことで、ヴィジュアル的に重ねるようにしました。

そして観客に一番感情移入してほしいところは、実は唯なんです。障がいを可哀想だとか触れていはいけないものと思っていたけれど、隠さずに表に出していくことによって、ポジティブなもの、かっこいいものになりうるんだという気づきに繋がればと思います。

- 「義足を障がいの象徴ではなく、個性として捉えてほしい」というセリフがありますが、そのセリフに込めた想いをお教えください

 

僕自身が最初義足を決してかっこいいものとは思っていなかったし、人によっては隠すものと思っている人もいるかもしれない。

僕がそれをかっこいいと思えたのは、見た目だけのことではなくて、見せることができるというその人の内面が反映されているからだと思うんです。

そのセリフを発したプロダクトデザイナーの役は、自分に障がいがあるわけではないけれど、それをわかっていると表現しました。

- 音羽役の伊礼姫奈さんのキャスティングについて教えてください

 

実際に会う前に写真と映像資料を見た時から、彼女は良いなと思っていました。

音羽は、16〜17歳の思春期特有の、少女から大人になる過渡期で、そのどちらも併せ持ち、なおかつ社会が求める女性的なところではない美しさや魅力を感じさせるという主人公像がありました。

彼女の写真を初めて見た瞬間、「ああ、この子だ」と発見したような気持ちになった記憶があります。

-  読者にメッセージをお願いします

 

今までとは違う映画作りのアプローチをしているので、僕の今までの作品を見ている人には、そこに気づいて頂きたいです。

今まで僕の映画を「怖い」だとか「見たくないものを見せられるから」と敬遠していた方にとっては、今までよりだいぶ観やすい作品になっているので、ぜひ劇場に観に来て欲しいと思っています。

この映画でも過去作と同じく、ジャーナリズム的な要素を入れています。

この映画が色んな人にとっての気づきになり、社会を変えるきっかけになりうるんじゃないかと思っています。

映画館は、色んな他者がいる場所で、社会の小さな縮図だと思っています。

同じ作品を観ても、捉え方は人それぞれです。でもそれが社会であり、他者を理解する第一歩だと思っています。

ぜひ劇場で観て頂ければ幸いです。

 

ーーーーー 以降、11月 4日公開分

 

マネージャー役- 辻千恵さんのオフィシャルインタビューが解禁されました。

 

 

- 映画『シンデレラガール』に出演- 参加した俳優を追ったドキュメンタリー『私が私である場所』でも本作のオーディションの様子が収められていますが、オーディションにはどのような思いで臨んだんですか?

 

オーディションは、(看護師の)桜役で受けさせて頂きました病室にずっといる音羽が外の世界やお化粧や恋愛の話を聞く秘密の相手という雰囲気が出せればいいなと思って演じました。

 

- 看護師役でオーディションを受けたら、義足モデル・音羽のマネージャー・唯役に決まり、どう思いましたか?

 

オーディションが自分の中では全然うまくいかなかったのに、なぜか唯役を頂けて、不思議な気持ちでした。

台本を読んだら、唯は音羽が色んな段階を踏んでいく中で近くにいる存在で、とても大事な役だろうなと思いました。

自分にもマネージャーさんという存在がいて、こんなに近いのに、近くにいる人のことをあまり考えられていなかったんじゃないかなとか、今までの自分のことも色々と考えました。

モデルを始めたきっかけのお仕事をしていた時から自分のことを知っている方など、色んな方にお話しを聞く作業をしました。

 

- 監督からは映画のメッセージや役についてなど、何か話はありましたか?

 

本読みの時に、「自分の分身だ、だから唯の衣装も黒いんだよ」と仰っていて、とても重要な役なんだと知り、身が引き締まりました。

監督の分身ということは自分を通して演じているけれど、監督を通して演じているということにもなるのかなと思って、責任を感じました。

 

- 義足や脚をなくした方、その周りの方にお会いする機会はあったのでしょうか?

 

クランクイン前に会わせて頂きました。義足を外した状態を見せて頂いたり、義足になった経緯や、普段の過ごし方などいろいろなお話を伺いました。

お会いする前までは、例えばタクシーでのシーンの、「義足は見せない、見せない」というセリフを、セリフの一つとして捉えていたんですけれど、お会いして直接お話をしたら、音羽にそんなこと言えないなと思って、葛藤が生まれて。

それが病室のシーンにも繋がったので、お会いできてよかったと思います。

義足モデルの方が現実にいらっしゃるので、コンタクトを取って、お話をお伺いしようとしていたんですけれど、監督から「それは一旦やめて、辻さんが考えてください」と仰った意味も後からわかりました。

 

- 「義足を障がいの象徴ではなく、個性として捉えてほしい」というセリフがありますが、ファッショナブルな義足を実際に見て、どう思いましたか?

 

キラキラした義足をつけているのを見て、お洋服も相まって、偏見とか一切なく、本当にかっこいいなと思いました。

本読みの時に監督に見て欲しいと言われた映像があったんですが、それを見たらカッコよくて、ヒーローのようでした。

あの映像と音羽がつけているのを見たら、それは、強みでしかないよな、と思いました。

弱いところが一切なくて、それを知らなかった自分を恥ずかしくなりました。

 

- 工房のシーンで、「義足を障害の象徴ではなく、個性として捉えてほしい」というセリフは、音羽にではなく、唯に向けて言われていて、唯の心が動くシーンだと思いましたが、そのシーンは演じていていかがでしたか?

 

的を射た言葉ですよね。

音羽がファッショナブルな義足をつけている姿を見て、今までただの仕事として業務をこなしていた自分の考えが覆されて、エレベーターでぽろっと、言おうと思っていないけれど言っちゃったというところにつながっていると思います。

 

- 義足モデル役の伊礼姫奈さんと共演していかがでしたか?

 

休憩時間にたくさんお話しするとかすごくコミュニケーションをとったわけじゃないんです。自分が引っ張らないといけなかったのに、音羽に全部引っ張ってもらっていたなと思います。

伊礼さんは、10代の方とは感じさせないくらい、待ち時間も静かに座っていらっしゃったんです。

それも音羽に見えてきて、とてもかっこよく、ついていきたいと思いました。

 

- デザイナー役の筒井真理子さんとのシーンの撮影エピソードはありますか?

 

廊下のシーンは、そんなに言葉を交わしていないんですけれど、衣装やヘアメイクにもこだわっていらっしゃるのを感じていて、絵の構図にもこだわっていらっしゃるのが聞こえてきて、「こうあるべきだよな」と教わることが多かったです。

 

- 本作の見どころはどこだと思いますか?

 

今までの障がい者が主人公の映画だと、主人公に「頑張れ」と応援したくなる映画が多いと思うんですけれど、音羽はそんなことを言わなくても強いし、凛としているし、こちらが主人公に手を引っ張ってもらっているというとても新しい形の映画です。

「こう生きていこう」だとか新しいことに気付かされる映画だと思います。

 

- 読者にメッセージをお願いします。

 

私は、「立ち上がれシンデレラ。あなたには魔法も白馬の王子様も必要ない」というキャッチコピーを読んだ時にドキッとしてしまったんですけれど、タイトルは『シンデレラガール』なので、その相反するイメージを自分の目で確かめて解決して欲しいです。

撮影監督の根岸(憲⼀)さんが撮られる映像が美しいですし、松葉杖のコツコツという音は、家でテレビで見るのとは絶対に違うと思うので、ぜひ映画館でご覧ください。

 

ーーーーー 以降、10月 28日公開分

 

主演 伊礼姫奈さんのオフィシャルインタビューが解禁されました。

 

 

- 本作のオーディションにはどのような思いで臨んだんですか?

 

地方で撮影をしている時に、このオーディションのお話を頂きました。
作品にすごく惹かれるものがあったので、頑張りたいという気持ちが強かったです。
撮影が終わって、そのまま地方から新幹線でオーディションに向かったので、いつもより思い入れが強かったです。
監督が取材した海音さんを、小学生か中学生の時にニュースの特集で見ていて、その時の記憶があるということは、私自身も色んなものを受け取っていたんだなと思います。
台本の説明を読んだときに、その方を思い出して、縁を感じました。

 

- 義足モデルの役に決まり、どう思いましたか?

 

責任を感じたというか、義足に関して知らないままやるのはすごく失礼だと思って、できることは私なりに全部やりたいと思いました。

 

- 義足や足をなくした方の取材などはしたのでしょうか?

 

リハーサルの後に、実際に義足の方にお話を伺える時間を頂いて、色々と教えて頂き、勉強をして撮影に挑みました。
私が普通にやっていた動きが、義足だとできないとかやりにくいだとかでちょっと違う風にやると知れて、動くシーンや日常生活のシーンでちゃんと意識しないといけないなと思いました。
心情も、わかっていたつもりでも気づいていなかったこともあったので、そういった部分でも作品に影響があったと思います。

 

- 「義足を障がいの象徴ではなく、個性として捉えてほしい」というセリフがありますが、ファッショナブルな義足を実際に見て、どう思いましたか?

 

義足は障がいの象徴では一切ないと思いました。
みなさんやりたいことをやっているし、私がお話を聞いた陸上をやっている方は、「義足の陸上は普通の陸上とは違う楽しさがある」という風におっしゃっていたので、色んな捉え方があるし、色んな可能性があると思いました。
義足は個性として取り入れられるものなのだなと気づきました。

 

- マネージャーさんとの関係が素晴らしいと思いましたが、マネージャーさんとのシーンはいかがでしたか?

 

台本にも前後で関係性が全然違う風に書かれていました。
マネージャー役を演じた辻さんは、監督に相談されたり、私自身に意見を求めて下さったりしました。

 

- 憧れの重樹さんとのシーンはいかがでしたか?

 

初めての撮影の日は、「大人の男性」という違う空気感での撮影だったので、緊張したんですが、そのドキドキ感も音羽にあるものなんだろうなと思いながら、色んな感情を楽しみながら撮影をしました。

 

- 筒井真理子さんとのシーンの撮影エピソードはありますか?

 

1日だけしかご一緒できなかったんですけれど、包み込んでくださるオーラがある方でした。
ずっとニコニコして接して下さったんですが、お芝居になると、ドキッとする瞬間があったりして、かっこいい方だなと思いました。

 

- 本作の見どころはどこだと思いますか?
義足の女の子が成長していく過程の映画で、色んな人と出会って成長したというのもあると思います。
ですが、一番は音羽自身が色んな時間を経て成長した姿が丁寧に描かれている所です。
そこは観ている方々に伝わるのではないかと思います。

 

- 読者にメッセージをお願いします。
監督のドキ ュメンタリー風な作品は、テレビよりも映画館で観る方が緊張感が伝わると思います。
私自身、映画館で観た方が、楽しい瞬間もヒリヒリした瞬間も、空気感を肌で感じることができました。
是非、大きなスクリーンで観て頂きたいです。

 

ーーーーー 以降、10月 14日公開分

 

 

 

予告編

 

 

推薦コメント

 

猪狩ともかさん(仮面女子/車椅子6年目):
新たな夢へ向かう時、自分自身の熱意はもちろん、周囲に信じて応援してくれる人がいることでグッとその夢に近づいていけるのだなと感じました。
「義足があなたのアイデンティティのひとつであることは間違いない。でも義足だけがあなたのアイデンティティでもない。」という台詞がとても心に残っています。
私も車椅子で活動をしているとどうしても車椅子にフォーカスが当たりますが、それだけじゃない自分のアイデンティティをちゃんと確立していけるよう頑張ろうと思えました。

 

海音さん(義足モデル):
ハンディーキャップがある=可哀想。痛そう。という印象があると思います。
皆さんも、人と違う部分は嫌な部分で隠したいと思うかもしれないですが、『シンデレラガール』を見て、そこは、自分にしかない、自分の個性だと思って欲しいと思いました。
そして、自信を持って『シンデレラガール』の主人公のように自分の夢を諦めずに追いかけて欲しい、そんな世の中になって欲しいと思いました!

 

大前光市さん(身体表現者/義足ユーザー):
義足とは、人間の魅力を引き出して、自分が何をするべきか考え、迷いを無くしてくれる試練アイテムなのではないか?!と思えてくる。
これは架空の世界の物語ではない。
リアル世界をたった1時間に切り取り凝縮させた、半分ノンフィクション。この映画からは、無力な孤独、何も出来ないときの時間の流れ、沢山の人から応援される感謝、そして夢にフォーカスを持ち続ける意志の力強さを感じる。
上手くいかなくて立ち止まりながらも、人生のランウェイを一歩ずつ先に向かって、どんな形であれ歩み続けているリアルシンデレラが沢山いることを知ってほしい。

 

 

 

ーーーーー 以降、9月 16日公開分

 

特報、場面写真及び、キャストのコメントが解禁されました。

 

映画『シンデレラガール』特報

 

左 辻千恵さん

 

木村唯役:辻千恵さん

小さい頃ぼんやり人と違うなと思っていることを受け入れることは時間がかかったりする。
それが障害ならなおさら。そこでモデルという選択をする音羽の度胸にハッとさせられます。
そんな音羽に自分の信念すら変えられてしまうのが唯です。
マネージャーという仕事を業務的にこなしていた日々が一変してからは音羽のためなのか自分のためなのかわからない言動もしますが必然だったように思います。
自分が役者という仕事に携わり、このタイミングで唯に出会えてよかったと思います。
本当の人の魅力というものをぜひ劇場で見ていただきたいです。

 

中央 輝有子さん 右 泉マリンさん

 

八神桜役:泉マリンさん
以前から監督の作品が好きだったので、作品が決まった時は凄く嬉しかったです。
それと同時に、今の自分に何が出来るのかと緊張感がありました。
初めて脚本を読んだ時、私たちは自分自身の「違う」部分を恐れずに、それを強みとして活かすことができるという希望のメッセージを感じました。
音羽の幸せ。ただただこれだけをずっと願っています!
八神桜役を演じる上で、音羽の感情や心の変化を近くで見守り、心の拠り所のような存在でありたいなと考えました。
作品を通して、生き方や価値観について考えるきっかけになるかもしれません。是非、劇場でご覧ください!

 

佐々木多佳子役:輝有子さん

一人の少女が自分の身に起こったことを受け入れ、その人生の中で自分の存在をどこに求めるのか。
伊礼さん演じる娘の音羽に自分でいることの真摯さ強さを分けてもらいました。
義足であること、障害があることの前に凛として立ちそこに生きる娘の姿に母である私もまた肯定してもらったように思います。
音羽のお母さんでいれて何より幸せな時間でした。
緒方監督が描いたシンデレラを是非是非劇場でご覧ください!

 

右 太田将熙さん

 

内藤重樹役:太田将熙さん
当事者にとっていかに普遍的なものであったとしても、外的な要因によってその普遍性が崩れることは多いと思っています。
音羽は日常を共にしてきた”義足”に対し”モデル”という多数の目に触れる仕事により初めて別の角度から向き合うことになったと思います。
監督はオーディション募集要項で「義足モデルの一枚の写真を見て格好良いと思った」と仰っていました。
偏見が無い人はいないと僕自身は思っていて、義足というものをあえて描くことも一つの偏見にあたるかもしれません。
しかし多様性を訴える今の社会において、まず物事への本質的な理解の前に第三者からの興味、知ることが必要だと思っています。
かといって押し付けるわけでもなくソリッドに描いています。
演じる内藤重樹はこの映画において、シンデレラに対して王子様としての役割がありました。
緒方監督が義足のシンデレラ、王子様を今作でどう描いているか、映画館で観ていただけたら幸いです。

 

2列目左 佐月絵美さん 右 伊礼姫奈さん

1列目左 田口音羽さん 右 三原羽衣さん

 

小野朱里役:佐月絵美さん

義足や義手など、目に見える障がいもそうですが、内面的な目に見えない障がいをお持ちの方も世の中たくさんいらっしゃるかと思います。
本作は、そんな世界で、見える壁を作らないこと、それらに対して、違った目線を向けないことについて訴えられているように感じました。

監督と役についてお話しした際、「朱里は、音羽の義足について何とも思っていない。それが親友の朱里とみんなとの違い」と伝えられました。
わたしはそれを聞いた際、驚き、しばらく経っても消化することができませんでした。
けれど、日常で考えたとき、電車の中や買い物など、苦労する場面でもいい意味で音羽を特別に扱わない子なんだろうなと思い、考え方が変わっていきました。
それがその人のカタチであること。今回の場合は義足ですが、それがその人の一部であり、個性であることを念頭において、この作品に参加しました。
タイトルからは想像できないほど、世の中の概念を覆す、強いメッセージを受ける作品だと思います。ぜひ、劇場でご覧ください。

 

美咲役:三原羽衣さん

私がもし義足だったらと考えた時、周りの人にネガティブに捉えられていると、自分も世間一般の普通ではないと悲しくなってしまうと思います。
でもその人自身の人生であって、一人の人間として普通に接するのは大切なんだなと撮影を通して私自身も考えされられました。
美咲は、義足を可哀想という考え方をしている大半の人間のうちの一人です。
音羽の親友である朱里はクラスメイトで唯一音羽に普通に接してた子なので、そことの対比を上手く見せればなと思い、撮影に挑みました!
世代問わず考えされられる映画だと思いますので、是非、劇場でご覧下さい!

 

七海役:田口音羽さん
自分の考え方や行動、周りの人達の支えであんなにも人生が変わり、ポジティブに生きられるようになると、夢を叶えようと一生懸命頑張る音羽が教えてくれる映画だなと思いました。
七海は、最初はテレビで音羽の事を見てから友達になりたいと思い音羽に話しかけたけれど、その後は七海なりに音羽の義足のことを理解して接してあげるとても優しい子だと思い演じました。
親友ぐらい音羽に近い存在ではなかったけれど、1人の友達として音羽のことを支えている大切な役割だと思いました。
義足で生活している方が身の回りに居ないと、あまり関心を持たず生きていくと思います。
実際私もそうでしたが、この映画に出演したことで、もしかすると明日自分もそうなるかもしれない、他人事ではないと思いました。
この映画を鑑賞した時に、彼女のようにたとえ義足でも夢を叶えたいという気持ちは私達と同じで日々生きているんだなと思いました。
その現実、音羽やその周りの支えてくれる家族、友人の気持ちを受け止め、私も夢を諦めず頑張ろう、日々この気持ちを忘れずに大切に精一杯生きていこう、そう思えた映画でした。是非、劇場でご覧下さい。

 

筒井真理子さん

 

五十嵐衣織役:筒井真理子さん

緒方監督の『子宮に沈める』を初めて拝見した時のことをよく覚えています。
定点カメラによる母親のネグレクトの生々しい映像とその姿が心にこびりつきました。『飢えたライオン』ではオファーを頂き、誰もが被害者にも加害者にもなりうる現代の物語で、とても刺激的な現場でした。そして今回、再びご一緒させて頂きました。
障がいを超えて、その先の一個人としてのアイデンティティーの確立、自立を促す役には重い責任を感じました。
また、最初に脚本を読んだ時、この映画にはある仕掛けが施されていてとても実験的だと思い、完成が楽しみになりました。
皆さんも劇場でご覧ください。

 

ーーーーー 以降、9月 4日公開分

 

緒方貴臣監督が、進行性筋ジストロフィー(PMD)と診断されたモデルでもある森山風歩らの監修の元、「義足は障がいの象徴」とネガティブに捉えていた主人公の義足のモデルやそのマネージャーが、ポジティブに捉えられるようになるまでの心の変化を描く最新作『シンデレラガール』。

 

シンデレラコンプレックス(Cinderella complex)とは、男性に高い理想を追い求め続ける、女性の潜在意識にある「依存的願望」を指摘したシンドロームの名称。
本作『シンデレラガール』は、「魔法」や「白馬の王子様」に依存した他力本願な、前時代的女性像である「シンデレラ」へのアンチテーゼとなる作品です。

 

主演は「推しが武道館いってくれたら死ぬ」では主人公の推しを演じ、JTB「いよいよ海外旅行はじまる」など CMでも活躍中で、今後ブレイクが予想される伊礼姫奈さん。
主人公・音羽の人生に大きな影響を与えるファッションデザイナー・五十嵐役で、『淵に立つ』、『よこがお』、『波紋』主演の国内外から圧倒的な支持を得る筒井真理子さんが参加し、作品の世界観により厚みが出ています。
マネージャー・唯役で、主演映画『たまつきの夢』がTAMA NEW WAVE2022の「ある視点」部門に正式出品された辻千恵、看護師・桜役で、「個人差あります」の泉マリンさん、医師の内藤役で、純猥談 短編映画第3作『私もただの女の子なんだ』主演の太田将熙さん、母・多佳子役でベテランの輝有子さんが出演するほか、一緒にTikTok動画などを撮影する音羽の仲良しグループのメンバー役に、『なのに、千輝くんが甘すぎる。』の佐月絵美さん、自身フォロワー210万人超えの三原羽衣さん、ABEMAの恋愛リアリティー番組「今日好きになりました。小夏編」の田口音羽さんが脇を固めています。

撮影監督は、カンヌ国際映画祭「ある視点」部門審査員賞受賞の『淵に立つ』や『よこがお』の根岸憲一さん。
『飢えたライオン』でもタッグを組んだ緒方監督が、根岸さんによる撮影の繊細な機微を求め、再タッグが実現。

 

11月18日(土)より新宿K’s cinemaほか、小山シネマロブレ(栃木)、シネマスコーレ(名古屋)、アップリンク京都、元町映画館(神戸)他にて全国順次公開が決定しました。
また、ポスタービジュアル及び、主演の伊礼姫奈さんと監督・共同脚本の緒方貴臣さんのコメントが解禁となりました。

 

©2023映画『シンデレラガール』製作委員会

 

主演:伊礼姫奈さんのコメント
初めて監督とお会いした時から、監督の持っている世界観に惹かれました。
それと同時に、その広がる世界に自分がついて行くことが出来るのか不安もありましたが、丁寧に言葉で伝えてくださり、分からないところは一緒に答えが出るまで考えてくださる姿に安心を覚えました。
のびのびと音羽を等身大で演じることが出来たと思います。
「義足」という今まで演じたことの無い、難しいテーマではありましたが、当事者の方にお話をお伺いしたり、沢山勉強して撮影に挑みました。
映画に散りばめられたメッセージを劇場で受け取っていただけたら嬉しいです。

 

監督・共同脚本:緒方貴臣さんのコメント
これまでの作品は、「胸糞悪い映画」とか「2度と観たくないけど、みんなに観てほしい映画」などと言われ続けてきました。
そういった作品を特に目的にしていたわけではなく、それぞれの題材に合った構造と描き方をした結果でした。
そして、新作『シンデレラガール』も、その題材にふさわしい作りをしています。
今までの作品とは違うアプローチ、試みをしていますので、この映画がどのように受け止められるのか今から大変楽しみです。
緒方貴臣版『シンデレラ』をぜひ劇場で体感してみてください!

 

■ストーリー
12歳の時に病気で⽚脚を切断した音羽。
その後も⼊退院を繰り返し、中学校の卒業式にも参加できなかった。
そんな⾳⽻のために、クラスメイトたちがサイプライズの卒業式を病院の屋上でして、その動画がSNSで話題になり、音羽にモデルのオファーが舞い込む。
義⾜の⼥⼦⾼校⽣モデルという特異性もあり、一時的に注⽬されるも、その後のモデルとしての仕事は義⾜を隠したものばかりだった。
⼀⽅、マネージャー・唯は、⾳⽻と一緒に義足のファッションブランドで「義足を障がいの象徴でなく、個性として捉えてほしい」という理念を聞き、⼼を動かされる。義⾜をもっと押し出していこうと決める二人。
やがてファッションショーに出演できるチャンスがやってくるが…

 

■キャスト
伊礼姫奈
辻千恵 泉マリン 太田将熙 輝有子
佐月絵美 三原羽衣 田口音羽 山本海里 梶刀織
アライジン 小関翔太 イトウハルヒ 中村颯夢 嶋貫妃夏
筒井真理子

 

監督:緒方貴臣
脚本:脇坂豊、緒方貴臣
撮影監督:根岸憲一
照明:佐藤仁 録音・MA:岸川達也
助監督:中根克 美術:ぐちこ/榎本桜
スタイリスト:後原利基 ヘアメイク:Risa CHINO
小道具:伊藤由紀 編集:澤井祐美
音楽:田中マコト、菱野洋平(WALL)
制作:杉山晴香、箱田准一、長谷川穣
義足監修:臼井二美男
グラフィックデザイン:木下デザイン事務所
プロデューサー:榎本桜、緒方貴臣、塩月隆史、杉山晴香、夏原健、森山風歩
製作:paranoidkitchen、リアルメーカーズ、ラフター
配給:ミカタエンターテイメント
2023年/日本/カラー/16:9/5.1ch/61分

©2023映画『シンデレラガール』製作委員会

 

公式サイト: https://cinderella-girl.paranoidkitchen.com/
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11月18日(土)より新宿K’s cinemaほか全国順次公開