11月 15日は「のど飴の日」。
その「のど飴の日」を前に、のど飴のパイオニア・カンロのR&D豊洲研究所に潜入し、のど飴の試作体験や、砂糖や香料のあり/なし飴の舐め比べ、「のど飴ティー」の試飲などを体験しました。
カンロ株式会社 健康のど飴・ボイスケアブランド部 部長 木本康之さん
現在販売中の カンロの のど飴
カンロは創業以来、「ピュレグミ」や「金のミルク」などキャンディを通じて健やかな生活に貢献していますが、1981年に「のど飴」という新たなカテゴリーを創出しました。
2021年で発売 40周年を迎えた「健康のど飴ブランド」は、セルフケア需要の高まりもありコロナ禍以降売り上げが急増し売上が前年比 128%と大幅に伸長しています。
左手前が 1981年に発売当時の「健康のど飴」のパッケージ
11月 15日が「のど飴の日」とした理由は、いい一声(ひとこえ)という語呂合わせと、11月中旬にのど飴の需要が高まるという2つのから決まったそうです。
■「のど飴ティー」
そのまま舐めるだけでなく、紅茶やお湯にのど飴を2,3粒入れて溶かすことで手軽に楽しむことができます。
実際に紅茶に入った「健康のど飴 梅」を試飲してみましたが、紅茶本来の味に、飴の甘さやスーとしたのど飴の梅の爽やかさがミックスされて、美味しかったです。
各種のど飴と紅茶やお湯があれば簡単にできるので、この冬、お勧めです。
カンロ「のど飴の日」特設サイト: https://kanro.jp/pages/nodoame1115
カンロ株式会社 ノンシュガーブランド部 部長 坂東美紀さん
ノンシュガーキャンディのうち 3/4がのど飴で、人気の理由は、糖類を気にする人には罪悪感が少な目な点が魅力として感じられています。
カンロ株式会社 研究・技術本部 研究推進部 部長 本郷 成彦さん
のど飴は、「医薬品のど飴」「医薬部外品のど飴」「食系のど飴」の3種類に大別されます。
カンロでは、「食系のど飴」は ハーブエキスが入っているものと定義しています。
ハーブの例
でん粉を分解して得られた還元水あめがノンシュガーの主な原料です。
■砂糖あり/なし、香料あり/なしの飴の舐め比べ体験
「砂糖配合のもの」「ノンシュガー」「カロリー1/4」の 3種類ののど飴 の舐め比べ体験では、飴は糖の違いで味の出方にも違いがあったり、香料のあり・なしによる味の違いも体感できました。
3つの舐め比べ
写真左側の「砂糖+水あめ」の飴は甘く、「還元水あめ」は甘さは前者に比べてほどほどで、1/4カロリーの「食物繊維+エリスリトール」はまったく味のしないキャンディでした。
フレーバー付きの3つの舐め比べ
同様にフレーバー付きの飴も舐め比べしてみましたが、左から甘くさわやかな味、さわやかでも甘さは半分ぐらいで、右側の飴は、香りはしても酸味や甘みはしませんでした。
■のど飴の試作体験
のど飴に関するプレゼンテーションのあとは、いよいよ のど飴の試作体験です。
好きなハーブ、色(色素)、香料を選びます。
砂糖と水飴を煮詰めたものを温めて柔らかくします。
選んだものを水飴に練り込みます。
こんな色ですが、味は梅味です。
熱した飴をロープ状にします。
専用の機械を前後に動かしてロープ状の飴をカットして飴玉にします。
1回で 30粒ぐらい出来上がります。
試作の飴はこのような機械で作るそうです。
続いて、飴をこちらの金型に入れて、好きな形の飴にします。
たとえば、動物の形をした金型なら、こんな飴に。
ハートの金型なら….
ハートの飴が出来上がり。
工場で大量生産するのとは違い、1粒ずつ作っていく飴づくりは、取材という仕事を忘れて童心に戻って楽しみながら作ることができました。
普段何気なく舐めている飴も、味の美味しさ、健康効果としての機能だけでなく、作る楽しみも発見できた潜入体験でした。
カンロ 100年のあゆみ(クリックすると拡大表示します)
(情報提供: カンロ株式会社 PR事務局、撮影・編集:森川 創)