■編集部注
・11月4日(月・祝)に、パブロ・ベルヘル監督が緊急来日し、舞台挨拶付き先行上映を開催しました。(11月4日)
・メイキング映像が到着しました。(10月 21日)
・予告編が完成しました。(9月 3日)
11月4日(月・祝)に、パブロ・ベルヘル監督が緊急来日し、舞台挨拶付き先行上映を開催しました。(撮影:朝岡英輔、場所:新宿武蔵野館)
- 児童文学で知られているグラフィックノベル作家・サラ・バロン氏の作品を、なぜ映画化することに?
ベルヘル監督:
実は私はセリフのないグラフィックノベルのコレクターなんです。
2010年にこの作品を読んだんですが、物語の終盤で強く心を動かされてしまい、涙が出てきたんです。
特別な作品だというのことを分かったのですが、私はアニメーション映像を制作したことがなかったのです。
しかし『ブランカニエベス』といった作品が撮り終わった後に、この『ロボット・ドリームズ』の制作に着手しました。
このグラフィックノベルを読んで感じたのは、自分の人生で大切で愛した人たちも存在したけれども、離れてしまった人たちのことが心をよぎったんです。
まさにそれが、この作品の最大のテーマだと感じました。
- アース・ウインド & ファイアーの名曲「セプテンバー」が、多くの場面で流れていますが、選曲した理由は?
ベルヘル監督:
脚本段階から、想定されていました。
グラフィックノベルでは、場所は特定されていませんでしたが、舞台を80年代のニューヨークに設定しました。
サラ・バロンさんのグラフィックノベルを持ってきたんですが、セリフが本当にないんですね。
「セプテンバー」をかけることによって、80年代のニューヨークにタイムスリップした感覚を味わって欲しいと思って採用しました。
この時代のニューヨークは、たまらない魅力があると感じていてますが、もう当時のニューヨークはありません。
当時を知っている人たち、あるいは行ったことがない人も、タイムマシンに乗船した気持ちで、この映画を楽しんで欲しいと思っています。
本作は台詞がないので流れてくる音楽は、登場人物たちの声としての役割も果たしているので、とても大切だったんです。
- 最後に観客に向けて一言
ベルヘル監督:
本日から皆様には、『ロボット・ドリームズ』の日本親善大使として働いてもらいます(笑)
是非周りの人達におススメしてください。
ーーーーー 以降、10月 21公開分
メイキング映像
ーーーーー 以降、9月 3日公開分
予告編が完成しました。
予告編
ーーーーー 以降、8月 5日公開分
© 2023 Arcadia Motion Pictures S.L., Lokiz Films A.I.E., Noodles Production SARL, Les Films du Worso SARL
本年度米国アカデミー賞®ノミネート作品『ロボット・ドリームズ』が、11月8日(金)新宿武蔵野館ほか、全国ロードショーすることが決定しました。
第96回米国アカデミー賞®長編アニメーション映画賞ノミネートの快挙を成し遂げ、ミネートを果たし、アニー賞、ヨーロッパ映画賞、ゴヤ賞ほか名だたる映画賞を席巻した『ロボット・ドリームズ』。
80年代のニューヨークを舞台にドッグとロボットとの友情を描き、世界中を涙と感動で包んでおり、『シェイプ・オブ・ウォーター』でアカデミー賞®・作品賞などを受賞したギレルモ・デル・トロ監督が、「美しく、想像を遥かに超え、そして温かい」と賛辞が贈られています。
監督を務めたのは、2012年に手掛けた『ブランカニエベス』が第27回ゴヤ賞にて作品賞を含む最多10部門を受賞したスペインを代表する名匠パブロ・ベルヘル。
アニメーション映画へは初挑戦ながら、サラ・バロンのグラフィックノベルを基に、切なくも温かい傑作として結実させました。
さらにアース・ウインド & ファイアーの名曲「セプテンバー」が映画に彩りを添えていいます。
© 2023 Arcadia Motion Pictures S.L., Lokiz Films A.I.E., Noodles Production SARL, Les Films du Worso SARL
<ストーリー>
大都会ニューヨーク。ひとりぼっちのドッグは、孤独感に押しつぶされそうになっていた。
そんな物憂げな夜、ドッグはふと目にしたテレビCMに心を動かされる。
数日後、ドッグの元に届けられた大きな箱――それは友達ロボットだった。
セントラルパーク、エンパイアステートビル、クイーンズボロ橋……
ニューヨークの名所を巡りながら、深い友情を育んでいくドッグとロボット。
ふたりの世界はリズミカルに色づき、輝きを増していく。
しかし、夏の終わり、海水浴を楽しんだ帰りにロボットが錆びて動けなくなり、
ビーチも翌夏まで閉鎖されてしまう。
離れ離れになったドッグとロボットは、再会を心待ちにしながら、それぞれの時を過ごす。
やがてまた巡りくる夏。ふたりを待ち受ける結末とは――。
<受賞>
第96回アカデミー賞 長編アニメーション映画賞 ノミネート
第51回アニー賞 長編インディペンデント映画賞 受賞
第76回カンヌ国際映画祭 正式出品
ヨーロッパ映画賞 長編アニメーション映画賞受賞
アヌシー国際アニメーション映画祭 コントルシャン部門 作品賞受賞
シッチェス・カタロニア国際映画祭 観客賞受賞
フェロス賞 コメディ映画賞|作曲賞|最優秀ポスター賞 受賞
ゴヤ賞(スペイン・アカデミー賞) 脚色賞|長編アニメーション映画賞 受賞
© 2023 Arcadia Motion Pictures S.L., Lokiz Films A.I.E., Noodles Production SARL, Les Films du Worso SARL
<コメント・映画評>
美しく、想像を遥かに超え、そして温かい ――ギレルモ・デル・トロ
今年一番の感動作 ★★★★★ ――EMPIRE MAGAZINE
オープニングからエンディングまで全てが愛おしい ――FILMBOOK
近年最高のアニメーション ★★★★★ ――THE GUARDIAN
ティッシュペーパー9箱分泣いた ――ROLLING STONE
<クレジット>
監督・脚本:パブロ・ベルヘル 原作:サラ・バロン アニメーション監督:ブノワ・フルーモン
編集:フェルナンド・フランコ アートディレクター:ホセ・ルイス・アグレダ
キャラクターデザイン:ダニエル・フェルナンデス 音楽:アルフォンソ・デ・ヴィラジョンガ
2023年|スペイン・フランス|102分|カラー|アメリカンビスタ|5.1ch|原題:ROBOT DREAMS
字幕翻訳:長岡理世|配給:クロックワークス
公式HP:https://klockworx-v.com/robotdreams/
公式X:@robotdreamsjp
© 2023 Arcadia Motion Pictures S.L., Lokiz Films A.I.E., Noodles Production SARL, Les Films du Worso SARL