■編集部注
・初日舞台挨拶のレポートが届きました。(12月 15日)
・弓削智久さんのオフィシャルインタビューが公開されました。(12月 7日)
・主演 高橋改さんのオフィシャルインタビューが届きました。(11月 30日)
・予告編&追加場面写真12点&出演の弓削智久さん、阿部快征さん、保﨑麗さん、主題歌の南川あるさんのコメントが到着しました。(11月 16日)
・特報&場面写真&W主演の中川可菜さんと高橋改さんのコメントが到着しました。(10月 6日)
初日舞台挨拶のレポートが届きました。
■初日舞台挨拶
・日時 12月14日(土)
・登壇者 中川可菜、高橋改、保﨑麗、阿部快征、弓削智久(以上、出演)、政成和慶(原作・脚本・監督)
・会場 池袋シネマ・ロサ
中川さん:
ミニシアターで上映される映画で主演を飾りたくて、夢が叶いました!
高橋さん:
小学生の時に叔父に連れられて、ロサに映画を見に来ていまして、本作で映画を引っ提げて帰ってくることができました!
既存の漫画による映画化や映画のコミカライズではなく、自身の漫画を映像化したかった arawakaさんと、SFで青春ものの映画が撮りたかった政成監督によって共同でストーリーが考えられたこの作品。
政成監督:
一緒に物語を作ったarawaka氏は、毎週配信されている本作の漫画の執筆が大変で、広島に残って描いています。
(物語の設定について)最終的にコミュ障の男の子が碧衣ちゃんと謎の世界に迷い込むという話になったんですけれど、最初は、空気を読みすぎてしまう女の子が、いつも教室で寝ている男の子と謎の世界に迷い込むっていう話を考えていました。
160ページになってしまって、発想の転換をして、このようになりました。
- 演じた碧衣とご自身で似ているところは?
中川さん:
似ているところは、高校生時代の私も碧衣も真面目だったところ。
自分で言うのもおかしいですけれど、優等生だったんです。
碧衣のことをすごく好きなので、碧衣に出会えてよかったです。
- 中川さんが涙を流すシーンの撮影について
中川さん:
泣くということは大変ではなかったんですけれど、6時間以上泣きっぱなしだったんです。
政成監督:
私がカットを割るのが好きで。
中川さん:
もう泣けないってなりました。
泣きたくても泣けなくなることってあるんだなと感じました。
高橋さんは、学生時代、演じた水野卓と同じく、“ぼっち”だったそうで…
高橋さん:
高校2年の時にクラスに友達が一人もいないという状況に陥ってしまって…
でも僕に友達がいなかった理由と水野君に友達がいなかった理由は違うので、直接的に役作りには使わなかったんですけれど、根底にある『羨ましい』とか『本当はみんなと一緒にいたいのに』という気持ちは多分水野君と共通しているので、滲み出るようなものはあったのかなと思います。
共演した弓削智久は、高橋が自分の大ファンということを舞台挨拶まで知らなかったそうで…
高橋さん:
アルバイトの日の朝に弓削さんと共演するというメールが来まして、本当に大好きな役者さんだったので、ぼーっとしてきて、気づいたら足元にお皿が3枚くらい割れていて…
弓削さん:
え~っ!
高橋さん:
私が5~6歳の時に見ていた(水嶋ヒロさん主演の)『仮面ライダーカブト』という作品で、三島さんという役を演じられていて、本当に私は三島が一番好きだったんです。
弓削さん:
(弓削が演じた三島は変身をしない役だったため)
なんで三島が一番好きだったんですか?ちょっと悪役じゃないですか?
高橋さん:
そこがかっこいいんですよ。
弓削さん:
励みになります。
- 高橋さんにとって弓削はどのような存在?
高橋さん:
永遠の憧れです。
碧衣の親友の横山理奈役の保﨑さんにとっては、念願の学園ものへの出演。
保﨑さん:
久々に制服を着れて嬉しかったのと同時に、気まずくて。
20代前半で制服を着る機会は普通はないじゃないですか。
現場に(エキストラとして)中高生がいらっしゃったので、きまずかったですが、青春時代に戻れて楽しかったです。
(監督にキャピキャピしてほしいと言われて)あまりキャピキャピはしないタイプなので、テンションを上げなきゃいけないなと気を使いました。
阿部さんは、オーディションでは、本作で高橋が演じた水野卓役を演じたそうで…
阿部さん:
オーディション会場が、ディスカッションをして楽しい雰囲気で、何が何でも監督を笑わそうと思って、椅子から転げ落ちたりして、『これは掴んだぞ』と思った.
“ぼっち”には見えなということで、水野君の強力なライバルとなる、碧衣が好きだった工藤佑太役に。
- 何を意識して演じましたか?
阿部さん:
このまんまでいきました。決してモテようと何かはしていません。
素材そのままで挑戦しました!(笑)
弓削さん:
最初台本をいただいたときに“管理人”と書いてあって、マンションの管理人みたいに、じっとしていればいいのかなと思ったら、“異世界の管理人”でした。謎の世界を管理していく門番みたいなイメージです。
衣装合わせの時に、衣装が黒装束というか、かっこいい感じだったので、監督とディスカッションして役を作っていきました。
(CGのシーンはグリーンバックで撮影で)グリーンバックの撮影って難しいんです。
『こういう感じで』と言われても、僕たちには緑しか見えないので、想像していくことが重要になっていく。
想像力を使ってやっていきました。
阿部さん:
心温まるストーリーになっています。
映画館はあったかいので、心も体もあっためて帰ってください。
政成監督:
『きみといた世界』をどうか皆さんの手で盛り上げていただきたいです。
この映画がもっと多くの人に見ていただけるように、映画が成長していければ嬉しいです。
ーーーーー 以降、12月 7日公開分
弓削智久さんのオフィシャルインタビューが公開されました。
- 本作のオファーが来た時の演じる管理人の印象はいかがでしたか?
人間なのか人間じゃないのかというところも含めて、難しそうな役だなと思いました。
最初は人間味がないようにやろうと思ったんですけど、それだけだとどうかなと思って、気持ちがほぐれていく瞬間を大事に演じました。
- 管理人の本作での役割についてはどのように捉えましたか?
ストーリーテラーなんですけど、ここは良い場所じゃないという危険を知らせる人物であると同時に、この世界の仕組みを説明するのが自分だったので、この作品を引っ張っていく案内人というイメージでした。
- 監督から何かリクエストなどありましたか?
本読みの時に、「僕がイメージしていたのと同じ感じ」と言われたので、自信を持って撮影に入りました。
- 撮影前にキャラクターのイラストは見たんですか?
自分が衣装を着た姿を鏡で見るよりも、具現化され、イメージしやすかったかもしれません。
漫画を意識してやるというよりは、気持ち優先で、現場で卓と碧衣と会話した時に出てきたものを大切にしました。
- 衣装は役作りの手助けになりましたか?
マント的なものだったので、フードがついているという点では、非日常なイメージを助けてくれたかなと思います。
- CGのシーンはグリーンバックで撮影したかと思いますが、撮影はいかがでしたか?
コアが実際に動いているのを見るわけではないので、「こういうものがある」と想像してやっていきました。
簡単に狼狽える人物に見えたくないと思い、やりすぎないよう気をつけました。
- CGが入った完成したシーンを見ていかがでしたか?
すごくびっくりしました。コアの動き方が実世界にはなかなかないような映像だったので、面白いなと思いました。
- 完成した映画を見た感想はいかがでしたか?
異世界に飛び込むという設定ですけれど、二人のピュアな気持ちに心を動かされるなと思いました。
二人とも心で芝居しているなと思いました。
- 本作の見どころはどこだと思いますか?
近年、色んなものが過激になったり、ピュアなもの、純愛ものが少なくなっている中で、本作は、設定はトリッキーですけれど、ストレートな映画だと思うので、好きな人が多いと思います。ぜひ色んな人に観てほしいと思います。
- 読者にメッセージをお願いします。
キャッチーな青春SFラブストーリーなので、好きな人がいたりする人にぜひ観てもらいたいと思います。
SFものが好きな人も楽しめるんじゃないかと思います。
自分が演じた管理人だけは、普通にはない立ち位置で、俯瞰で見ている役ですが、二人がどうなるか見届けてください。
そして、おじさんのサンタ姿を見たかったら、ぜひ(笑)。
ーーーーー 以降、11月 30日公開分
主演 高橋改さんのオフィシャルインタビューが届きました。
- オーディションにはどのような意気込みで挑んだんですか?
まさか自分が選ばれるとは思っていなかったので、気負わず、とにかくお芝居をすることを楽しもうと思って、オーディションに臨みました。
- 卓役は自分に合っていると思っていましたか?
合っている面もあり、卓くんは僕が持っていない部分を持っています。
- キャスティングが決まった時の感想はいかがでしたか?
最初「主演です」と言われた時は嬉しく、管理人役はベテランの役者さんが決まるだろうと想定して、心の準備はできていたのですが、私が当時は映像の経験もほとんど無く、キャパ30人くらいの小劇場で舞台をやっていたので、碧衣役は、同じようにこれからの女優さんが選ばれて切磋琢磨していくのかな思っていたら、すでに大活躍されている方が決まって、プレッシャーでした。
弓削さんは、小学生の時から好きな役者さんだったんです。小学1年生の時に見ていた「仮面ライダーカブト」で本当にたまたま、弓削さんが演じていた役(三島正人)が一番好きだったんです。「三島さんが目の前にいる!」と感動しました!
この方たちに囲まれてお芝居をするというプレッシャーで、アルバイトでお皿洗いをしながら、気づいたら3枚くらい割っていた記憶があります。
- 高橋さんと中川さんの距離は、卓と雲の上の存在の碧衣との距離に近かったんではないですか?
その狙いもあったみたいです。私の演技の稚拙さも含め、応援していただける映画だと思います。
- 撮影前にキャラクターのイラストは見たんですか?
見ました。単純に似てるなと思いました。元々私を選んでいただいたのも、絵にそっくりだったかららしくて。
元々あったラフの絵から、碧衣ちゃんや管理人さんはちょっとだけ役者さんに合わせて変わっているんですけれど、卓くんは全く変わっていなかったので、よっぽど似ていたんだろうなと思います。
手を伸ばして必死な表情をしているイラストだったので、卓くんは必死に頑張っているんだなと思い、演じる時に参考にしました。
- 演じる水野卓についてはどのような人物と捉えましたか?
周りのことを見下しているタイプのコミュ障ではなく、周りのことをよく見ていて愛しているいい子で、温かみも持っている優しい素敵な子だと思います。
- オーディションで演じた保健室のシーンで碧衣が指摘する、卓のクラスメイトを⾒つめる優しい眼差しはどこからくるものなのだろう、と考えたとのことですが、その碧衣のセリフが役作りのヒントになったんですか?
はい、卓くんの役を掴む起点だったと思います。
- 卓くんはコミュ障で陰キャぼっちという設定ですが、ご自身と重なる部分はありますか?
はい、とっても。高校時代は友人がおらず、卓くんと同じかそれ以下の高校生活を送っていました。
置かれた環境は同じでも、考え方は卓くんと僕とで全然違ったんですけれど、僕は便所飯とかは経験していて、一人でいるしんどさとかはすごくわかります。
- コミュ障の役というのは演じるのが難しかったのではないかと思いますが、工夫したことなどはありますか?
卓くんって特に序盤は吃るんですけれど、それを記号的に演じてしまうのは、誰かを傷つけてしまう可能性もあるし嫌だったので、頭の中で考えていることはたくさんあるけれど、それがスムーズに出てこないという思考の流れを丁寧に考えて、慎重に演じました。
- アクションシーンはいかがでしたか?
大変でした。アクション監督で異次元の生命役の島野(知也)さんが「こう殴るから避けてね」だけでなく、一つ一つ、「右に避けるのはこういう理由があるんだよ」「ここで一歩踏み出すのはこういう理由があるんだよ」と理由や思考の流れまで説明してくださったので、アクションは初めてだったんですが、やりやすかったし、楽しく演じられました。
- 吉川さんが「一人は怖いから一緒にいてほしい」と言うなど、夢のようなやりとりもありますが、一番キュンとしたのはどのシーンですか?
中川さんに一番キュンとしたのは、撮影が終わった後、弁当を食べて、楽屋で「よし、帰るか」と言った瞬間です(笑)
普通の中川さんがかっこいいなと思って。お芝居だと、屋上で二人で並んでいるシーンは、周りの綺麗さもあるし、心地いいというかキュンとしました。
- ご自身だったら、「どちらか1人しか元の世界に戻れない」と言われたら、どうしますか?
後先考えないで、その場では、「先帰って」って言うと思います。もちろん「先帰って」って言っても後悔はするけれど、「先帰るから」と言って先に帰ったら、そっちも後悔すると思うので、どっちの後悔の方がまだポジティブに捉えられるかの選択です。
- 中川可菜さんとの共演はいかがでしたか?
楽しかったです。年も近いスタッフさん数人と一緒にどんどん仲良くなりましたし、中川さんが先に撮影が終わって帰ったら、心細くもなりました。
- 弓削智久さんとの共演はいかがでしたか?
かっこよかったです!
かっこよかったし、一番覚えているのは、卓くんがベッドにいて、管理人さんがそれを見ていてくれるシーンの弓削さんの温かさです。
手を添えてくれた時の温かさを今でも覚えています。
- 完成した映画を観た感想はいかがでしたか?
いい映画でした。撮影から時間が経っていたので、こんなに二転三転していたっけと思ったり、自分でも観ながらドキドキして、愛してもらえる映画になったんじゃないかなと思いました。
- 脚本で読んだ時や撮影時と印象が変わったところはありますか?
卓くんを演じるにあたって、あんまりヒーローっぽくしちゃいけないと思って、そういう演技はしなかったんですけれど、観ていただいた方たちは卓くんの成長も捉えてくれていました。
- 読者にメッセージをお願いします
観ていただいた方から、古き良き大林宣彦監督の映画みたいだったと言われました。その当時の空気感を味わっていただくためにも、ぜひ劇場でご覧いただきたいと思います。
ーーーーー 以降、11月 16日公開分
予告編&追加場面写真12点&出演の弓削智久、阿部快征、保﨑麗、主題歌の南川あるのコメントが到着しました。
予告編
©2024 「きみといた世界」製作委員会
©2024 「きみといた世界」製作委員会
管理人役:弓削智久さんのコメント:
謎の世界の仕組みを説明するのが自分が演じた管理人だったので、この作品を引っ張っていく案内人というイメージでした。
近年、過激な作品が増え、本作のようにピュアな純愛ものが少なくなっている中で、本作のようなストレートな映画は好きな人が多いと思います。
グリーンバックのシーンは、「こういうものがある」と想像して演じましたが、CGが入った完成したシーンを見て、すごくびっくりしました。SFものが好きな人も楽しめるのではないかと思います。
©2024 「きみといた世界」製作委員会
工藤佑太役:阿部快征さんのコメント:
相手の心をどのようにしたら動かせるかを考えなら演じました。
例えばセリフの声色を優しくしてみたりして挑戦したような気がします。
2年ほど前に撮影したこの作品が皆様の目にどう映るのか楽しみです。
卓と碧衣が2人で出す雰囲気感だったり、セリフのない動きだけの部分だったり、2人の心が動き出していく時間を是非劇場でお楽しみ下さい!
僕も劇場で皆様と同じ時間を過ごしに行くかと思いますので、その際は一緒に映画『きみといた世界』を楽しみましょう。
©2024 「きみといた世界」製作委員会
横山理奈役:保﨑麗さんのコメント:
この映画のオーディションに参加させてもらって台本を頂いた時から素敵な物語で絶対に参加したいと思っていました!
撮影は高校生ぶりの制服だったのでソワソワしましたが、現場の雰囲気も明るく楽しくて、学生時代に戻ったかのように楽しかったです!
撮影してから2年経って完成した作品を見て、ようやく皆さんにこの映画を届けられると思いうれしく思います!
キュンキュンさせてくれるだけでなく、ハラハラドキドキ急展開が巻き起こる、青春SFラブストーリーとなっています!
最後の最後まで見どころたっぷりの映画になっています!☺️
ぜひ劇場でご覧ください!
主題歌“永遠であれと”作詞・歌:南川あるさんのコメント:
映画『きみといた世界』、公開おめでとうございます。
主題歌を担当させていただいた南川あるです。
お話をいただいた時は、私で務まるのかと不安もありましたが、
作品を見て、主人公2人の心の動きや繋がりに心を打たれました。
そのまま筆をとると気が付いたら書き終わっていました。
卓くんの生きる姿に対し、ストレートに綴った日記のような作品に仕上がったと思います。
この曲が、この映画のさらなる彩りとなれば幸いです。
2人の運命と物語と、主題歌「永遠であれと」を堪能していただけたら嬉しいです。
ーーーーー 以降、10月 6日公開分
特報&場面写真&W主演の中川可菜さんと高橋改さんのコメントが到着しました。
特報
場面写真
©2024 「きみといた世界」製作委員会
吉川碧衣役:中川可菜さんのコメント:
「謎の世界に迷い込む」というワクワクする物語に携わることができて、嬉しい気持ちでいっぱいです。
高校生役でしたので、自分自身の高校生活を思い出しながら、いつも明るく真面目で優しい心を持つ「吉川碧衣」を演じました。
なぜこの2人が謎の世界に迷い込んだのか…
そして元の世界に戻れるのか…
2人はどうなってしまうのか…
卓と碧衣の物語のラストをぜひ劇場でお楽しみください!
映画『きみといた世界』が多くの方に愛されますように。
水野卓役:高橋改さんのコメント:
オーディションの結果「主演の第⼀候補です」とプロデューサーからメールを頂いたときは、単純に嬉しかったです。
しかし、その後キャスト表を⾒たときに、⻑く芸能界で活躍されている中川可菜さんや、⼩学⽣の頃から⼤好きな俳優の⼸削智久さんらと共演することを知り、その時の私は映像作品の経験もほとんど無く、さらに⾔えば当時3ヶ⽉以上仕事がなかった状態で、錚々たる⾯⼦の中に放り込まれることに、とても⼤きなプレッシャーを感じていました(後に撮影に⼊ると、共演者やスタッフの皆様に温かく迎えていただいて、そのプレッシャーは楽しさに変わりました)。
脚本を拝読したときには、はじめSFラブストーリーという、これまで経験したことのない物語に気後れもしましたが、少しずつ話を読み解いていくと、その芯にあるメッセージは、⼈間関係に悩む中⾼⽣をはじめ全世代の背中を押してくれる温かいものでした。
その温かさの⼀因を担う卓くんを演じるにあたって、最初にしたことは、卓くんの両親の姿を思い浮かべることです。
卓くんの、クラスメイトを⾒つめる優しい眼差しはどこからくるものなのだろう、と考えたときに、⾃分の⾝近にいるある⼈が⾃分の両親だったら、自分も卓くんのように育ち得たかもしれないと思いました。
それが腑に落ちたときに、卓くんの⾔動⼀つひとつが、⾃分事として捉えられるようになり、演じやすくなりました。
中川さん演じる碧⾐ちゃんは、眩しいほどの真っ直ぐさの中に翳りが⾒える瞬間もあり、卓くんと⼀緒にドキドキしながら接していました。
⼸削さん演じる管理⼈さんは、とにかく格好良くて、それでも卓くんに接する姿には温かみがあって、⼸削さんの作る役の解像度を間近で⾒ることができて、本当に幸せでした。
阿部快征さんは、お芝居ではほとんどご⼀緒できなかったのですが、現場でみんなを明るく導いてくれる頼もしいお兄さんでした。
異次元の⽣命役を演じた島野知也さんは、私が演劇を始めるきっかけになった「演劇集団キャラメルボックス」のご所属。
アクション稽古からお世話になりましたが、本番ではそれ以上に迫⼒満点で、演技を忘れて怖がってしまいました。
とても素敵なキャストの皆さんを、政成監督がどのように映してくれているのか、私も楽しみです。
ーーーーー 以降、9月 8日公開分
©2024 「きみといた世界」製作委員会
映画『きみといた世界』は、日常では交わることのなかったコミュ障でぼっちの高校生・卓とクラスの人気者・碧衣が、他に誰もいない謎の世界に迷いこんだことで繰り広げられる青春 SF ラブストーリー。
碧衣役で、中学生の時二コラでデビューし、数々のドラマやCMでもキュートな魅力を爆発させていた中川可菜さん、卓役で、オーディションで主演に抜擢された高橋改さんがW主演。
管理人役で、ベテランの弓削智久さん、碧衣が好きだった佑太役で、舞台「黒子のバスケ」など2.5次元舞台を中心に活躍する阿部快征さん、碧衣の親友・理奈役でミスFLASH2018グランプリの保﨑麗さんが脇を固めます。
その他、同級生役で大久保幸輝さん、薮内大河さん、Kaitoさん、上瀬一輝さん、アイドルグループ・PANDAMICの武者梓音さん、アイドルグループ・開歌-かいか-の渡邉陽さん、中村先生役で真砂豪さん、異世界の生命役で「演劇集団キャラメルボックス」劇団員で「STUNT TEAM GOCOO」所属の島野知也さんが出演しています。
本作は、既存の漫画による映画化や映画のコミカライズではなく、自身の漫画を映像化したかったarawakaと、SFで⻘春ものの映画が撮りたかった本作がデビュー作となる監督の政成和慶さんによって共同でストーリーが考えられた、珍しい成り⽴ちのプロジェクトとなっています。
映画の公開に先立ち、晩秋から毎週金曜日予定で、漫画のモノクロ版がarawakaのXを始めとしたSNSで無料配信され、漫画のカラー版(全9話予定)も各電子書店での配信を予定。
この度、12月14日(土)〜12月27日(金)池袋シネマ・ロサにてレイトショー公開のほか、全国順次公開されることが決定し、ポスタービジュアルとキャラクターのイラストが届きました。
監督:政成和慶さんのコメント:
この『きみといた世界』は、 「arawaka氏と自分が一緒に物語を考え、同じ脚本で漫画と映画を作ったら面白いのではないか?」という発想で作品づくりがスタートしました。
映画を作りたい、漫画を描きたいという想いから始まった企画でしたが、漫画を描くarawaka氏とあらすじ、脚本を作っていく上で、漫画と映画、それぞれの表現方法の違いからお互いの意見が食い違うこともあり、これは無謀な挑戦だったのかもしれないと思うこともありました。
しかし、面白い作品を作りたいという想いに突き動かされ、真摯にお互いが向き合うことで納得する脚本が完成しました。
その後、arawaka氏がキャラクターのイメージカットを漫画で描いてくれました。
それらキャラクターを演じるは誰だろう?イメージカットが理想のままで終わらなければ良いのに。
そんな不安と淡い期待が入り混じったまま、オーディションなどで演者さんが決定していきました。
吉川碧衣を演じた中川さんは、明るく人気者の反面、どことなく寂しげで、その二つが共存しているむずかしい役柄を素敵に演じきってくれました。
水野卓を演じた高橋さんは、コミュ障でぼっちな感じの中にもピュアさがあり、それは元々の人柄の良さがないと、きっと表現しきれなかったと思います。
管理人の不思議な存在感は弓削さんにしか体現できなかったと思います。
作品のジャンルは青春SFラブストリーになるかと思います。
SFの表現に必要なCG制作はCG監督とともにとても苦労しました。
しかし、SFと青春が融合することで『きみといた世界』にしかない世界観を構築できたのではないかと思っています。
漫画と映画で描かれる『きみといた世界』を是非、お楽しみください。
©2024 「きみといた世界」製作委員会
製作・原作・脚本:arawakaさんのコメント:
監督とは幼馴染です。ある日の夜、地元の川の堤防の上でだらだらと語り合っていたら 「映画を作りたい」「漫画を描いてそれを映像化してみたい」何となくそんな話になって、それが今作を作るきっかけになりました。
撮影現場では頭の中にある漫画のイメージが、俳優さんたちの熱のこもった演技で目の前で現実のものとなる様子に感動し、何度かこっそり泣いてしまいました。
完成した映像にはさらに、素晴らしい音楽やCGなどが加わって、思い描いていたものが形となり、とても感慨深かったです。
映画を作ることは初めてでした。大変でした。特に脚本制作が難航しました。苦しくて途中、挫けそうになることも何度かありましたが、諦めなくてよかったと思っています。
作中の主人公たちも諦めない子たちです。作り手とキャラクター、それぞれが諦めずにどういう決着を迎えたか、是非ご覧いただけますと幸いです。
あらすじ
高校3年生の水野卓(高橋改)はクラスメイトの吉川碧衣(中川可菜)に密かな恋心を抱いている。 碧衣は、親友の横山理奈(保﨑麗)や陽キャの男子生徒たちにいつも囲まれており、コミュ障で陰キャぼっちの卓は、スクールカースト一軍の碧衣を陰から眺めることしかできない。
ある日、卓と碧衣は、他に誰もいない謎の世界に迷い込んでしまう。
困惑している2人の前に、謎の男(弓削智久)が現れ、「2人共が元の世界に戻る条件は、2人の心を合わせ、元の世界とのバランスを取っている“コア”に人間が1人だと認識させること」と教わる。
“心を合わせる”という方法がわからないながらも、試行錯誤する2人だが、卓のコミュ障が原因でそれもうまくいかない。そんな日々の中でも碧衣は卓の優しさに触れていくが、碧衣の目の前に碧衣が好きだった工藤佑太(阿部快征)が現れる。
果てして卓と碧衣は元の世界へ戻れるのか…
クレジット
中川可菜 高橋改
保﨑麗 大久保幸輝 薮内大河 Kaito 上瀬一輝 武者梓音(PANDAMIC) 渡邉陽(開歌-かいか-)
真砂豪 島野知也
阿部快征 弓削智久
製作:arawaka 原作・脚本:arawaka 政成和慶
エグゼグティブプロデューサー:佐藤旭 プロデューサー:赤間俊秀
キャスティング:小林信介(ジ・ズー) 監督補:森山茂雄 助監督:佃直樹 撮影:藍河兼一 録音:豊田真一
スタイリスト:長妻和也 ヘアメイク:又吉桃花 梅津彩
CGディレクター:大柳和也 井上海 浜口泰昭 CGプロデューサー:古新舜(コスモボックス) 造形:川端英揮 制作主任:三谷奏
整音ミキサー:岩波昌志 音響効果:横山大資 DIT・カラリスト:井塚祐真
スチール:和田大樹 安永晃 アクション指導:島野知也 編集助手:廣光詠司
音楽プロデュース:Psalm 音楽:Kengo (Psalm)
主題歌 ”永遠であれと”(作詞:南川ある 作曲・編曲:Kengo(Psalm)歌手:南川ある)
監督・編集:政成和慶
製作・配給:BASARA 配給協力:渋谷プロダクション
2024年/日本/カラー/アメリカンビスタ/5.1ch/103分
©2024 「きみといた世界」製作委員会
12月14日(土)〜12月27日(金)池袋シネマ・ロサにてレイトショー他全国順次公開
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