左から 高橋一生さん、隈研吾さん
三菱地所レジデンス、東京建物、東急、東急不動産の 4社は、武蔵小杉駅北側エリアの「まち一体型複合開発」における、武蔵小杉最大級 2棟計1,438戸、地上 50階建、免震タワーレジデンス「ザ・パークハウス 武蔵小杉タワーズ」の概要を先週 9月 27日(金)に発表し、その魅力を紹介する特設サイトを公開しました。
また、特設サイト内で「ニホンの未来レポーター」として出演し、武蔵小杉のまちを体験しながら本物件の魅力を伝える高橋一生さんと、物件の外観デザインを監修した隈研吾さんを招いて、三菱地所レジデンスの代表取締役 社長執行役員 宮島正治さんとトークセッションを行いました。
MC 福田典子さん
■「ザ・パークハウス 武蔵小杉タワーズ」発表会概要
第 1部
ザ・パークハウスのブランドとザ・パークハウスの取り組みについて
(三菱地所レジデンス 代表取締役 社長執行役員 宮島正治さん)
「まち一体型複合開発」 および「ザ・パークハウス 武蔵小杉タワーズ」について
(三菱地所レジデンス 第二開発部開発第一グループマネージャー 原喬弘さん)
第 2部
トークセッション「ニホンの暮らしの未来」
(高橋一生さん、隈研吾さん、三菱地所レジデンス 代表取締役 社長執行役員 宮島正治さん)
■「ザ・パークハウス」ブランドと「ザ・パークハウス」の取り組みについて
三菱地所レジデンス 代表取締役 社長執行役員 宮島正治さん
始めに三菱地所レジデンス代表取締役 社長執行役員 宮島さんより、ザ・パークハウスのブランドとザ・パークハウスの取り組みについて説明がありました。
「ザ・パークハウス」のコアバリューは「一生ものに、住む。」で、良質な、かけがえのないもの、という意味が含まれています。
お客様が「この住まいを買ってよかった」と生涯を通じて感じていただけるような価値観の提供を目指してものづくりを行なっています。
続きまして、「ザ・パークハウス」の取り組みについてです。
住まいの品質を創造する「5 つのアイズ」というものを掲げています。
建物の品質を独自の目線で見て安心していただくための「チェックアイズ」、環境に配慮した「エコアイズ」、こだわりの住空間の「カスタムアイズ」、防犯や防災訓練など、住まいの安心を求める「ライフアイズ」、暮らしをサポートする「コミュニティアイズ」です。
この中から「エコアイズ」について、ご紹介いたします。
これは、環境に配慮しながらも、経済的で快適な暮らしを楽しめることを意味します。
マンションはつくる時にお金がかかりますが、エコを充実したマンションは光熱費を安くでき、環境に配慮しながらも、経済的です。
「マンションのエコロジーはエコノミーだ」という思いで「エコアイズ」を考えています。
私たちは環境負担軽減の取り組みとして、2030年までに CO2排出量の 50%削減を目指しています。
建築現場での削減だけでは限界がありますが、住まうことにより継続的な負担軽減が行える仕組みを考えています。
加えて、本物件では高い緑化面積に加えて、生物多様性に配慮した「BIO NET INITIATIVE(ビオ ネットイニシアチブ)」を採用しています。
「ザ・パークハウス」では、この取り組みを通じて「生物多様性」の保全再生に貢献しています。
最後に、今回の「ザ・パークハウス 武蔵小杉タワーズ」のデザインコンセプトについてです。
このエリアは、古くより地域医療の中核を担ってきた日本医科大学武蔵小杉病院跡地です。
地域に貢献し地域の皆様に愛されてきた土地。その系譜を受け継ぐような計画にしたい、まちに開かれた周辺の住民の方にさらに愛される計画にしたいという思いで隈先生に外観デザインの監修を依頼させていただきました。
隈先生からご提案いただいたデザインコンセプトは「大地から生える二本の大樹」。
「古来より、大きな木のふもとには、緑やくつろぎの場があり、幼き子から老年を迎える世代まで、さまざまな人々が集う場所だと考えられている。」というところから、この 2本のタワーレジデンスを大きな樹木に見立ててこのデザインコンセプトをお考えいただきました。
我々の想いが具現化された計画となり、大変嬉しく思います。
■「まち一体型複合開発」および「ザ・パークハウス 武蔵小杉タワーズ」について
三菱地所レジデンス 第二開発部開発第一グループマネージャー 原喬弘さん
続いて、三菱地所レジデンス第二開発部開発第一グループマネージャー 原さんより、「まち一体型複合開発」および「ザ・パークハウス 武蔵小杉タワーズ」について説明を行いました。
本物件は、武蔵小杉最大級 総戸数 1,438 戸、地上50階建ての 2棟の免震タワーレジデンスとなります。
武蔵小杉駅から徒歩 3 分の立地に計画され、弊社をはじめ、東京建物様、東急様、東急不動産様の4社で事業を推進しております。
この事業は、大規模な再開発によりまち並みが一新し、近年、目覚ましい発展を遂げている武蔵小杉の北側の再開発プロジェクトです。
元々この地区にありました日本医科大学武蔵小杉病院の老朽化による建替えに伴い、周辺地域に愛された場所である土地の記憶を継承しながらアップデートし、「医療と文教の核」にふさわしいまちづくり、多世代交流できるまちづくりを目指して再開発に取り組んでまいりました。
開発事業については、川崎市の都市計画マスタープランである「複合的土地利用による都市機能の強化を図る」ことを目的に、日本医科大学様及び弊社をはじめとする JV 各社様、川崎市の三者で協議を重ねてまいりました。
さらに、川崎市が策定した地域包括ケアシステムにおいてもモデル地区として選定されております。
この計画が地域生活の支えとなるよう、周辺住民の皆様の意見や要望をくみ取り JV 事業者各社や川崎市と協議を重ねながら人とまちに寄り添う地域に開けた「まち一体型複合開発」として開発を進めてまいりました。
敷地内の特長として、居住者のみならず周辺住民のイベントやコミュニティ形成の場となるような広場や憩いの場となる水辺、美しい並木通を設けました。
また「地域包括ケアシステム」に基づき、地域の皆様の生活に貢献するさまざまな施設を導入する予定です。
高齢者福祉機能として「老人福祉センター」や「高齢者向け住宅」、医療機能として「クリニック」、子育支援機能として「保育所」、健康増進機能として「スポーツジム」、生活利便機能として「スーパー」などを予定しております。
「まち一体型複合開発」として、地域住民の皆様に開かれた広場や、さまざまな施設を設けコミュニティを創出することで、地域の皆様の憩いの場・賑わいの場となり豊かさを生み出す“まち”づくりを目指します。
周辺地域も含めた「まち一体型複合開発」により、昔からある住宅街の穏やかな暮らしとタワーレジデンスの先進的な暮らしを調和させます。
また地域包括ケアシステムを構築することで、多様な世代の人々が生涯を通じて豊かに暮らすための機能を備えるなど、タワーレジデンスの新しい暮らし方を提案いたします。
それを「ニホンの未来へ」というキャッチワードに込め、今後、プロモーション活動を展開してまいります。
■トークセッション「ニホンの暮らしの未来」
第 2部では、9月 27日より公開された本物件の魅力を伝える特設サイトにニホンの未来レポーターとして出演している俳優の高橋一生さんと、本物件の外観デザインを監修した隈研吾さんを迎え、三菱地所レジデンスの宮島さんを交えて「ニホンの未来の暮らし」を考えるトークセッションを行いました。
- 今後の暮らし方の変化など、どのように想像されていますか?
隈さん:
“自然”と“まち”の 2つが重要なキーワードだと感じています。
コロナ禍を機に大勢の人が“自然”のありがたさや心地よさを感じ、注目も高まっています。
“住宅”は単独で存在するのではなく、その周辺の“まち”も含めてのひとつの価値となっていて、“まち”自体に人々の関心も集まっていると思います。
また、デザイナーという職業は、時代の空気や流れ、風を感じることが仕事なので、それをいかに建築に取り入れるかが私たちの一番大事な役割だと考えています。
高橋さん:
“未来”というものは、大きな隔たりや大きな壁があって、それを乗り越えないといけない様なイメージがありましたが、今回のお仕事(実際に武蔵小杉の町を歩いて撮影)を通して印象が大きく変わりました。
武蔵小杉自体が地域密着型で、老若男女が楽しめるとても豊かなまちだったのですが、今回のコンセプトでもある、まち一体型複合開発でありつつ、周りの人も溶け込みやすい雰囲気があって、現在と未来が続いているのだなと感じて、未来が楽しみになりました。
宮島さん:
我々が頭の中で思っていたことを形に表現していただき、武蔵小杉タワーズの、“まちに開かれて未来に繋がる”という思いがより伝わり、大変感銘を受けました。
マンションディベロッパーとしては、私は自然環境と共生していく住まいを作りたいなという風に思っています。
これまでの暑ければ冷房、寒ければ暖房かけるという、ある意味環境を壊してでも快適
を求めていた生活ではなく、環境を取り入れた快適な住まいをつくり上げることが、我々のモットーでもある“エコロジーはエコノミーだ”という言葉にも繋がってくると思います。
そういう家を作っていきたいです。
- プライベートでの自然との触れ合いについて
高橋さん:
(登山が趣味で)暇さえあれば、山に登っています。
高度が上がるとだんだんと音がなくなって、より自然を感じることができるのです。
隈さん:
コロナ禍をきっかけに自宅のテラスにプラントボックスを設置したら沢山の鳥が来るようになって…。
その中に自分の好きなメジロもいてテラスを開拓しています。
自然とのふれあいを楽しみつつ、自分の家がまたちがうものになったような気がして、より植物の力を感じていますね。
宮島さん:
まち一体型複合開発によって、お客様の人生が豊かになるような、そんな住まいをつくっていかないといけないなと改めて感じました。
■物件の魅力を紹介する特設サイトを公開
2024年 9月 27日より、「ザ・パークハウス 武蔵小杉タワーズ」の魅力を伝える特設サイトを公開しました。
サイトでは高橋さんがレポーターとなり、現場を訪れ、人と会い、自らも考えながら、「ニホンの未来の暮らし」のヒントを探していきます。
具体的には、高橋さん自身が武蔵小杉のまちを体験しながらその魅力を伝え、外観デザイン監修の隈研吾さんや本プロジェクトの開発担当者をゲストに迎えた対談では、日本の暮らし方の未来や「ザ・パークハウス 武蔵小杉タワーズ」に込めた思いなどを語り合っています。
また、完成予想CG を通して、高橋さんがタワーレジデンスの外観や内装のデザイン、まちに開かれた広場や個性豊かな通りなどを紹介しています。
Web ムービーのコンテンツは、順次公開予定です。
特設サイト:
https://www.mecsumai.com/tph-musashikosugi-towers/special/future
(情報提供: ザ・パークハウス 武蔵小杉タワーズ PR 事務局、撮影:森川 創)