パンのミミをアップサイクルしてクラフトビールを作る Better life with upcycleと、有機JAS 認証の伊予柑を栽培する株式会社MOTTAINAI COCOLOFARMは、従来捨てられてしまっていた伊予柑の皮をアップサイクルすることで、フレッシュな香りが閉じ込められた香り高い伊予柑エールビール「Iyokan Saison」(イヨカンセゾン)を本日 1月 14日「いよかん」の日より販売開始しました。
■通常廃棄される摘果の伊予柑をアップサイクルすることで、農業ロスの削減にも貢献
柑橘栽培において、果実がつきすぎることを防ぎ品質を安定させることを目的に、摘果という作業をおこないますが、従来、摘果された柑橘は残留農薬を含むため廃棄されていました。
MOTTAINAI COCOLOFARM は食品ロスを減らしたい、地球や社会や地域・コミュニティーにとって“意味”のある製品を美味しく楽しんでいただきたいという想いから、持続可能な農業の未来を切り開くプロジェクト「IMI」を推進してきました。
時間をかけて丁寧に病害虫や雑草対策をすることによって有機農法で伊予柑の生産を実現しました。
化学肥料や化学農薬を使用して栽培された伊予柑と異なり、摘果した果物の皮まで廃棄せず使用できます。
この度、食品ロス削減を基本コンセプトにしたクラフトビールブルワリー Better life with upcycle が、農業ロスを減らすだけに留まらず、持続的な農業の実現やお客様にとって価値のある製品・サービスを通じて地方を活性化させるといったプロジェクト「IMI」の趣旨に共感し、有機 JAS 認証(*2)のオーガニック伊予柑とコラボレーションしたセゾンスタイルのクラフトビール「Iyokan Saison」(*3)を製造することができました。パンのミミをモルトの一部に代替して抽出した麦汁に発酵段階で摘果した伊予柑の皮を浸漬することで爽やかで豊かな伊予柑の風味をまとった飲みやすい仕上がりとなっています。
■スパイシーかつフレッシュな香り、キレよくリフレッシングな味わい
日本の総生産量に占める割合がわずか 0.09%(*1)と言われる、非常に希少な有機 JAS 認証果実を贅沢に使用したフルーツビールは、パンのミミ由来の小麦の柔らかさと、ベルギーのセゾン酵母が醸すブラックペッパーのようなスパイシーなアロマが、青くクリアな伊予柑の柑橘香と複雑なハーモニーを奏でます。
また、キレはよく、ほのかに酸味も感じられるリフレッシングな仕上がりとなっています。
編集部の試飲レポート:
ラベルのデザインもきれいで、一目ではビールとは気づかないかもしれません。
そのラベルはアルミ缶に直接印刷されているのではなく、シール包装されていました。
味については、パン酵母の香りがどことなくバジルの香りのようにも感じられました。
伊予柑については、柑橘系の味や香りをほのかに感じる程度でした。
独特な後味が印象的なビールでした。
製品名 伊予柑エールビール「Iyokan Saison」
希望小売価格 630 円(税抜き)/本 ※3本入りから
発売日 1月 14日(火)
販売チャネル
EC サイト https://upcycle-beer.com/collections/upcycle
■伊予柑エールビール「Iyokan Saison」 提供店舗 (2025年 1月 14日時点)
・coffee と○○ 東京都台東区西浅草 2 丁目 21-5 堀川ビル
・Better life with upcycle BD Lab 神奈川県海老名市下今泉 1-19-13
・港の食卓 Mesa 愛媛県松山市住吉 2 丁目 12-19
・小谷酒店 愛媛県大洲市東大洲1596 オズメッセ内
(*1)令和元年度データ農林水産省 HP および農林水産省 HP「有機農産物等の格付実績」および「国内における有機 JAS ほ場の 面積」をもとに農業環境対策課作成参照
(*2) 有機 JAS 認証番号 382011021(*3)分類上は発泡酒
(試飲レポート: 編集部)