■花粉の飛散は2月上旬から。過去10年で最も多い地域も!?
出典:ウェザーニュース
今年も多くの人を悩ませている花粉の季節がやってきます。
ウェザーニュースによると、2025年花粉の飛散(スギ・ヒノキ、北海道はシラカバ)は、2月上旬には東海の一部でスギ花粉の飛散が始まり、次いで関東や九州北部で始まり、3月上旬にかけて北海道を除く全国で飛散するという予想です
また飛散量は、西日本や北陸、関東北部で2024年を大きく上回り、北日本では下回る地域が多い予想です。
西日本では2024年の飛散量が非常に少なかったため、2024年比で800%を超える地域もあり、過去10年で最も多いか、それに匹敵する飛散量になる可能性もあるそうです。
■約8割の人が衣類に付着する花粉が気になっている! 1時間屋外にいるだけで、衣類に付着する花粉は10万個?
ライオン株式会社が実施したアンケート調査によると、約8割の方が「外出した際に衣類に付いた花粉が気になる」と答えていますが、衣類に付いた花粉までしっかりケアされている方は少ないかもしれません。
衣類に付着して室内に持ち込まれる花粉量と外気で室内に侵入する花粉量をモデル実験で比較すると、ウールセーターやフリースに付く花粉の量は約10万個で、換気のために窓を開けた時に侵入する花粉数(※1)の6倍以上にもなることが推察されました。
衣類に付いた花粉への対策がポイントになりそうです。
※1 参考文献:佐橋ら(1995).スギ花粉のすべて メディカルジャーナル社, 28-29
■衣類の花粉対策に大切なポイント!
8割の方が気になっている衣類に付着した花粉。衣類の花粉対策としては、以下の4つがポイントです。
1.花粉が付きづらいコーディネート
2.室内に入る前に花粉を落とす
3.お洗濯時の柔軟剤の使用
4.部屋干しする
4つのポイント別にとったアンケートを見ると、外干ししないで部屋干しをする(48%)、家に入る前に花粉を振り払う方(26.6%)が多く、花粉が付きづらいコーディネートや柔軟剤を使う方が少数派でした。
■対策1.コーディネートで“花粉がつかない”工夫を!
花粉の付着量は、生地の素材によっても違います。ポリエステルやナイロン、綿のトレンチコートなどのつるんとした生地に比べ、生地の凹凸に花粉がひっかかりやすいウールセーターやフリースなどは花粉が付着しやすくなります。
また、静電気も花粉の付着に影響します。ウールセーターやフリースでも、静電気の発生を抑えておくと花粉の付着量は少なくなります。
①表面の凹凸が少ない衣類でおでかけ
外出の時、外側に着る服は、凹凸が少ない生地でできた衣類(トレンチコート、ジャンパー、トレーナー、チノパン等)がお薦め。
②静電気が「起きにくい」衣類の組み合わせに
花粉が付着する原因の一つである静電気を起きにくくするコーディネ―トがポイントです。
衣類には、素材ごとに電気の帯びやすさの違いがあり(右図参照)、帯電列の離れたものを組み合わせると静電気が起きやすくなります。
■これは意外!! 同じ素材同士だと静電気が起こりづらい!?
プラスとプラス、マイナスとマイナスのように、帯電列が近い素材の衣類を重ね着した場合、また吸湿性の高い綿や麻などの素材との組み合わせは、静電気が起きにくい性質があります。
×静電気が起きやすいコーディネート例
ポリエステルのスカート + ナイロンのタイツ
スカート×タイツのコーディネートは定番ですが、ポリエステルのスカートとナイロンのタイツの組み合わせは、まつわりつきが起きやすい組み合わせです。
○静電気が起きにくいコーディネート例
ウールのニット + ウールのマフラー
ウールのニットにアクリルのマフラーを合わせると静電気が起こりやすくなりますが、同素材のウールの組み合わせは大丈夫!
■衣類の静電気をおさえる「静電気防止スプレー」も効果的!
花粉の付着を抑える裾と裏部分にもスプレーする
外出前、衣類に静電気防止スプレー(エレガード)をしておきましょう。
特に、静電気の発生しやすいかばんとこすれる部分やコート、スカート、スラックスの裾など、こすれやすい裏の部分にも忘れずに。
花粉の付着を抑える静電気防止スプレー「エレガード」
■対策2.家に入る前に花粉を落とす
花粉は「家に入る前」に手または洋服ブラシで出来るだけ払い落としましょう。
肩や腕だけでなく、静電気が発生しやすいかばんがこすれる部分、コートやスラックスの裾、ふくらはぎの部分をしっかり払いましょう。髪や帽子、マフラーなども忘れずに。
さらに、衣類用粘着ローラーを使うと手では払いきれなかった花粉を取り除くことができます。
花粉を払ったあとの手はすぐに洗うようにしましょう。
■対策3.お洗濯するときは柔軟剤でパチパチ防止!
静電気対策に有効なのが、お洗濯の仕上げに使う柔軟剤(ソフラン プレミアム消臭)です。
柔軟剤には、衣類をやわらかくしたり、繊維の表面を滑らかにし、
すべりが良くなることで静電気が発生しにくくなります。また、電気を逃がす働きもあります。
進化した消臭力 「ソフラン プレミアム消臭」
■対策4.部屋干し
花粉シーズンは、花粉の付着を防ぐために、外干しではなく部屋干しがおすすめです。
部屋干し臭が気になる方は、「汚れをしっかり落とすこと」と「菌の増殖を防ぐこと」でニオイ対策を。
お洗濯では、ニオイの原因となる汚れをしっかり落とし、抗菌*効果が高い洗剤(NANOX one)と消臭・防臭効果の高い柔軟剤(ソフラン プレミアム消臭)で部屋干し臭を抑えましょう。
また、洗濯物の周りで扇風機や衣類乾燥除湿機などの家電やお風呂の乾燥機を使って早めに乾かすようにしましょう。
*すべての菌に対して効果を有する訳ではありません。
すすぎ1回 “高い洗浄・消臭力”と“衣類本来の色を保つ機能”を両立!「NANOX one」
進化した消臭力! 「ソフラン プレミアム消臭」
■花粉シーズンでも外干ししたい人必見! 外干しする時のポイント!
花粉シーズンのお洗濯は部屋干しや乾燥機を使用して乾かすのがおすすめです。
でも、シーツなどの大物のお洗濯など、どうしても「外干し」したくなる時もあるのではないでしょうか。
そんな花粉シーズンの外干しのポイントは、①「飛散量の少ない『早朝』に干す」、②「乾いたらすぐに取り込む」、③「花粉をよく振りはらってから取り込む」です。
■花粉の付着しやすいニットの洗濯方法をご紹介
① 洗濯表示をチェック
洗い始める前に、「洗濯表示」をチェックしましょう。
右図のマークがあれば自宅で手洗い、または洗濯機で洗うことができます。
② 汚れている部分に前処理を
洗剤は、洗濯時の色あせや型くずれ、着用中に発生する毛玉を防止する効果のあるおしゃれ着用洗剤(アクロン)がお薦め。
エリや袖口などに気になる汚れがある時は、おしゃれ着用洗剤(アクロン)の原液を直接塗布し、キャップの底などで軽くたたいてなじませると汚れが落ちやすくなります。
③ たたんで洗濯ネットに入れ、弱水流コースで洗濯/すすぎでは柔軟剤を使う
ニットのような伸縮性のある洋服は、標準コースで洗える表示であっても、型くずれを防ぐために、「手洗いコース」「おしゃれ着コース」「ドライコース」など弱水流のコースがお薦め。
柔軟剤を使うと、静電気の発生を抑え、花粉が付きにくくなります。
④ すぐに取り出して、形を整えて部屋干し
干す時にニットが伸びたり型くずれしたりしないように、以下のポイントをチェックしましょう。
・干す前に、たたんでから両手でたたき、シワを伸ばしたり編み目を整える
・ 「平干し専用ネット」を使うか、お風呂のフタの上などに「平らに」干す竿にかける場合は、袖がたれないように身頃といっしょにかける
さらに詳しいお手入れの方法: https://lidea.today/articles/162
花粉シーズンを乗り切るための、衣類の花粉対策・決定版: https://lidea.today/articles/002222
エレガード https://guard.lion.co.jp/eleguard/
ソフラン プレミアム消臭 https://soflan.lion.co.jp/soflan/
NANOX one https://nanox.lion.co.jp/
アクロン https://acron.lion.co.jp/