京都銘菓「つぶあん⼊り⽣⼋つ橋 おたべ」や「京ばあむ」などを製造・販売する株式会社美⼗は、2025年に会社設立60周年を迎えることになりました。
これを記念し、北海道から沖縄、全国に展開する美⼗ブランドの⼈気商品・新商品を⼀堂に集結させた 「美⼗グループ ブランド合同試⾷会」が本日 3⽉ 10⽇(⽉)に開催され、参加してきました。
60周年を迎える美⼗グループのご紹介をはじめ、京都・東京・北海道・⼤阪・沖縄の全国5エリアで展開するブランドのブースが一同に揃い、イチ押し商品・新商品が展示されいて、試食もしてきました。
株式会社美⼗ 代表取締役社長CEO 酒井 宏彰さん
お菓子を通じて人びとに美味しさを提供し、生産者からお客様までを一本の線で繋ぐことで“ものづくりのよろこび”を分かり合いたいと、「おたべ会」を 2013年に結成しました。
おたべ会(2013年結成時)
「つぶあん入り生八つ橋 おたべ」の味の決め手となるつぶあんを、不特定多数の生産者ではなく、契約農家が生産した小豆だけを個別に選別して使用することで、生産者の顔がわかるものづくりが実現。
小豆の生産者の名前の書かれた栞を商品に入れています。
この取り組みによって、お客様の「美味しかった」との声と喜びを、生産者のみなさんと分かち合うことができるようになりました。
その後、おたべ会の取り組みは生八つ橋の米粉や京ばあむの宇治抹茶にも広がり、おたべと 京ばあむをはじめとした数々の商品でおたべ会の原料が使用されています。
契約栽培によって生産地や品種が特定できるため、安定した調達を維持できるだけでなく、 品質の向上にも繋がっています。
同社 マーケティング部広報課 課長 山盛 雅美さん
■京都銘菓「おたべ」の新商品
京都銘菓の三角形の生八つ橋は、1966年におたべが生み出した形です。
焼く前の生八つ橋につぶあんを乗せ、三角に折ったこの形は、つぶあん入り生八つ橋として一躍京土産の人気商品となりました。
ひと口サイズで食べやすくサイズを変えた「こたべ」など様々な商品を発売してきました。
また美味しいお菓子を作るために原料にもこだわっています。
常に進化してきたおたべが3月14日(金)より発売するのは「食感」にこだわった「天使も驚く、ふわふわ食感。」をキャッチコピーとした「ふわふわおたべ」です。
ふわふわおたべ
北海道十勝産小豆と国産バターを使いなめらかに炊き上げたこしあんバターを、きめ細やかなもち粉にメレンゲを合わせたふわふわ食感の生地で包み込みました。
こしあんバターのミルキーな味わいと、まるで雲のような真っ白で軽やかな生地の食感です。
食レポ:
「ふわふわおたべ」と「つぶあん入り生八つ橋 おたべ」の食べ比べてみました。
「つぶあん入り生八つ橋 おたべ」も生八つ橋として十分柔らかいのですが、「ふわふわおたべ」は、想像のはるか上をいく柔らかさで、手で持っていてもこぼれ落ちてしまいそうな柔らかさでした。
■お酒に合うクッキー「洋菓⼦ぎをんさかい」
京都祇園 花見小路より、「粋」をテーマに新しくも本物の洋菓子をお届けするパティスリー。
洋菓子を通して祇園や京都の文化を知ってもらいたいという想いから、
祇園の文化や季節感のある京都の文化を表現したスイーツを販売しています。
朔音ーさくのねー
朔音ーさくのねーは、「大切な方へ贈る大人のためのクッキー缶」をコンセプトとした、お酒が好きな方や身体を気遣う方におすすめのクッキー缶です。
5種類の塩味、6種類の甘味を詰合せました。
ごぼうやトマト、枝豆などの食材を用いて、スパイスや洋酒をきかせ、味に変化と奥行き、懐かしさの中に新しさのある味わいに仕上げまし た。
ティータイムだけでなく、お酒のおつまみとしてもお楽しみいただけま す。
食レポ:
塩味のある珍しいクッキーについては、チーズの風味やカレーの香辛料としても使われるクミンの味、枝豆のクッキーなど、子供向きではなく、大人のおつまみクッキーに仕上がっていました。
■京都⽣まれのバームクーヘン「京ばあむ」
しっとりほわほわ食感の京都生まれのバームクーヘン「京ばあむ」。
京都素材をふんだんに使用した抹茶生地と豆乳生地のコントラストが特長です。
2023年11月、京都市南区に3階建ての「atelier京ばあむ」をオープンしました。
左から「宇治抹茶ピレネー」「京ばあむ」
「京ばあむ ほうじ茶味」
食レポ:
「京ばあむ」「京ばあむ ほうじ茶味」「宇治抹茶ピレネー」の3つを試食しました。
「京ばあむ」は、抹茶を感じられるバームクーヘンです。
「京ばあむ ほうじ茶味」は、名前のとおり、ほうじ茶味のバームクーヘンでした。
そして、「宇治抹茶ピレネー」は、ハードタイプのバームクーヘンで、ガリッと噛みついて食べるような感じでしたが、濃厚な味わいで、個人的には3つの中で一番好きな味でした。
■伝統的なものと新しいもの。和のものと洋のもの。それらを美味しさで結びたい。「MIYUKA」
MIYUKAは、和と洋の美味しさを結びつけた、新しい東京のお菓子を創造するブランドです。
特に「あずき」を様々な形で洋菓子にアレンジした、他にはないお菓子を多く提案しています。
JR東日本 東京駅構内地下1階改札内 グランスタ東京 銀の鈴エリアに出店しています。
左から、あずき沙風練(さぶれん)、美結菓 生バターとあずきのふわシャリサンド
美結菓 生バターとあずきのふわシャリサンド
しっとり自家製こしあんと、生バターシュガーを、しっとりラングドシャでサンド。
和洋の味と食感のハーモニーを楽しめる、今までにない生食感の、ラングドシャ進化系です。
食レポ:
サンドされている生バターとあずきは、シャリシャリとした食感を楽しめました。
美味しい定番の「餡バター」の新しいラングドシャでした。
あずき沙風練(さぶれん)
生八つ橋を作ってきた美十が得意とする和の素材「あずき」を、 様々なかたちで洋菓子に組み合わせて、新しい美味しさを 提案しています。あずき沙風練は、あずきの甘納豆を使用しています。
食レポ:
甘納豆が細かくクリームの中に入っているので、控えめの甘さになっていました。
■1982年の創業以来、地元で愛され続けるエピナール
大阪の箕面市に店舗を構える洋菓子店。
厳選した原料を使用し、お客様にいつも安心で、安全な商品を届けます。
トリュフ・オ・ショコラ
看板商品の生チョコレート「トリュフ·オ·ショコラ」は創業当時から、変わらぬ製法で作り続けています。
すべて職人の手作業で作られ、ガナッシュをチョコレートで薄く包み、たっぷりのカカオパウダーで仕上げています。
香り高く、ふんわり滑らかな口溶けで、コクのある甘さとココアのほんのりとした苦みのバランスが絶妙です。
食レポ:
看板商品の「トリュフ·オ·ショコラ」と抹茶味の2つを試食しました。
「トリュフ·オ·ショコラ」は、一口サイズで食べやすく、ほんのりアルコールの香りや味もする大人のトリュフです。
限定販売の抹茶味のトリュフは、お茶特有の渋味もしっかり感じられて、こちらも大人向けのトリュフになっていました。
■沖縄⼯場でつくられた沖縄でしか買えないお菓⼦ 「バナナパラダイス」
2020年9月に沖縄に誕生したブランドで。那覇空港でのみ展開しています。
通販は行っていないため、現地でしか購入できない限定商品です。
リピート率No.1「しあわせの沖縄バナナパン」やクッキー、ラスク、バウムクーヘンなどを展開しています。
しあわせの沖縄バナナパン
生バナナを練り込みバターと卵をたっぷり使用したふんわりリッチなスペシャル パン。1斤サイズで約1.5本分の生バナナを使用、パン生地の上はサクサクの ビスケット生地の2層構造。
毎日、当日朝にうるま市の工場で焼き上げています。
食レポ:
バナナの果実が直接サンドされているのではないので、バナナの味はあまり主張しすぎないパンに仕上がっていました。
沖縄黒糖ばあむ
沖縄産原料を使用し美十のバームクーヘン作りノウハウを 生かした沖縄限定商品。
沖縄県産の黒糖とうるま市推奨品の「くがにたまご」を使用し、一層一層丹念に焼き上げたバウムクーヘンです。
食レポ:
黒糖が使用されているということで、甘いバウムクーヘンを想像していましたが、実際に食べてみると、甘さ控えめな黒糖のバウムクーヘンでした。
■旬の素材にこだわるお菓⼦ 「ラ・テール洋菓⼦店」
1998年に世田谷三宿でオープンした洋菓子店。
当時としてはめずらしかった国産小麦を使ったお菓子をベースに、創業以来旬の 果物やなるべく農薬を使用しない安心な素材を扱う農家さんとの繋がりを大切 にしたものづくりをおこなっています。
季節ごとの旬の果物を使ったお菓子や、農家を限定した素材のスペシャルケーキなど、徹底的に素材にこだわってお菓子を販売しています。
中でも大地のプリン「ウ・オ・レ」は、ウ(卵)とレ(牛乳)、オーガニックシュガーにオーガニックバニラ ービーンズだけを使って仕上げている看板商品です。
食レポ:
「巨峰のレーズンサンド」を試食しました。
分厚いバターに見た目で圧倒されましたが、味のほうはあっさりとして食べやすく仕上がっていました。
■北海道のおいしさを、全国に。「フェルムラ・テール美瑛」
北海道美瑛町から、北海道や国産の素材を使ったものづくりを発信するブランド。
美瑛本店は、洋菓子店、ブーランジェリー、レストラン・カフェを併設し、美瑛ブランド発信の拠点となっています。
渋谷店限定 MADELE(マドレ)
コンセプトは「果実×マドレーヌ」。北海道小麦 × バター × オーガニックシュガー 焼き菓子でありながらジューシーな果実感を たっぷりと感じられる果実は「りんご」「ルバーブと木苺」「ハスカップ」新しいのにどこか懐かしい、ニューレトロなマドレーヌが登場!
食レポ:
チョコレートにコーティングされたマドレーヌに酸味の効いたハスカップのマリアージュは、あまり味わったことのない、個人的にリピートしたくなるマドレーヌでした。
(情報提供: 美十グループ PR事務局、取材: 森川 創)