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2025.03.13イベント・キャンペーン

ファン・ゴッホ家が守り受け継いできた作品に焦点を当てた日本初の展覧会 「ゴッホ展 家族がつないだ画家の夢」 報道発表会に展覧会サポーターの松下洸平さんが登壇!

左から 松下洸平さん、大阪市立美術館 館長 内田栄さん、東京都美術館 館長 高橋明也さん、愛知県美術館 館長 平瀬礼太さん

 

大阪市立美術館、東京都美術館、愛知県美術館は、「ゴッホ展 家族がつないだ画家の夢」を以下の日程で開催します。
[会期:2025年 7月 5日(土)~8月 31日(日)大阪市立美術館、2025年 9月 12日(金)~12月 21日(日) 東京都美術館、2026年 1月 3日(土)~3月 23日(月)愛知県美術館(予定)]

開幕に先立ち、本日 3月 13日(木)に開催された報道発表会に本展の展覧会サポーターを務める俳優・アーティストの松下洸平さんが来場し、本展の魅力などを語りました。

 

 

- 展覧会サポーターを務めることについて

松下さん:
子どもの頃から絵を描くのが好きで、高校まで美術科の学校に通っていて、油彩科で油絵を描いていたので、学生の頃はゴッホの作品を勉強していたこともありました。
ゴッホという存在は特別な思い入れのある画家のひとりでもあり、全国のみなさんにお届けできるサポーターとして何か自分にできることは一生懸命やらせていただきたいと思います。

 

 

- 本展の出品作品の中で特に注目している作品は?

松下さん:
特に注目している作品は《オリーブ園》で、とても穏やかな色彩と風景が印象的です。
亡くなる半年前くらいの作品なので、出会いと別れを経験して、自分自身とも向き合い、ゴッホの中にも穏やかな風が吹き始めた頃という印象を受けました。

 

 

- 俳優・アーティスト活動と関連し、ファン・ゴッホと共感する部分は?

松下さん:
時代も境遇も違うけれど、20代の頃はゴッホと同じように自分の作り出すものが間違っていないと思いつつも、なかなか多くの方の眼に留まらないという経験も少なからずありました。
そこで折れずにこの仕事を全うできたのは「いつか誰かの眼に留まる」と信じ続ける力だった気がします。
ゴッホもおそらくその思いを強く持って 27歳から晩年まで描き続けてきたと思うので、その力強さに共感します。

 

 

- 本展を楽しみにしている方々へメッセージを

松下さん:
作品のすばらしさや、画家を支えた、手紙という大事なキーワードに触れることができました。
今回日本で初めて公開される手紙が 4点あります。
作品のすばらしさだけではなくてこの展覧会を通して家族の大切さも感じていただける展覧会になっております。
僕自身も楽しみにしていますので、ぜひみなさんもお近くの会場に足を運んでいただければと思います。

 

 

■開催概要

「ゴッホ展 家族がつないだ画家の夢」

 

フィンセント・ファン・ゴッホ(1853-1890) の作品は、今日までどのように伝えられてきたのでしょうか。
本展は、ファン・ゴッホ家が受け継いできたファミリー・コレクションに焦点を当てます。
フィンセントの画業を支え、その大部分の作品を保管していた弟テオは兄の死の半年後に生涯を閉じ、テオの妻ヨーが膨大なコレクションを管理することとなります。
ヨーは義兄の作品を世に出すことに人生を捧げ、作品を展覧会に貸し出し、販売し、膨大な手紙を整理して出版するなど、画家として正しく評価されるよう奔走しました。
テオとヨーの息子フィンセント・ウィレムは、コレクションを散逸させないためにフィンセント・ファン・ゴッホ財団を設立し、美術館の開館に尽力します。
人びとの心を癒す絵画に憧れ、100年後の人びとにも自らの絵が見られることを期待した画家の夢も、数々の作品とともにこうして今日まで引き継がれてきました。
本展では、ファン・ゴッホ美術館の作品を中心に、ファン・ゴッホの作品30点以上に加え、日本初公開となるファン・ゴッホの貴重な手紙4通なども展示します。
現在のファン・ゴッホ美術館の活動も紹介しながら、本展をとおして、家族の受け継いできた画家の作品と夢を、さらに後世へと伝えてゆきます。

 

会期・会場
[大阪展]2025年7月5日(土)~8月31日(日) 大阪市立美術館
[東京展]2025年9月12日(金)~12月21日(日) 東京都美術館
[名古屋展]2026年1月3日(土)~3月23日(月) 愛知県美術館(予定)

 

主催
[大阪展]大阪市立美術館、NHK大阪放送局、NHKエンタープライズ近畿、中日新聞社 [東京展]東京都美術館(公益財団法人東京都歴史文化財団)、NHK、NHKプロモーション、東京新聞
[名古屋展]愛知県美術館、NHK名古屋放送局、NHKエンタープライズ中部、中日新聞社
協賛:NISSHA
後援:オランダ王国大使館
協力:KLMオランダ航空

 

公式サイト: https://gogh2025-26.jp/

 

 

(情報提供: 「ゴッホ展」広報事務局、取材: 森川 創)