井上咲楽さんに恒例の楽しいニュース オリジナル定規を持っていただきました
特別展「古代DNA―日本人のきた道―」井上咲楽さん取材会のあと、楽しいニュースのために特別に井上咲楽さんにインタビューに答えていただきました。
- NHK「サイエンスZERO」の司会もされている井上さんですが、元々科学に興味をお持ちだったのですか?
実は科学には苦手意識があったのですが、「サイエンスZERO」の司会をさせていただくようになってから少しずつ興味を持つようになりました。
小学生のときは、顕微鏡を親に買ってもらったりしていたので、当時はすごく興味があった記憶があるのですが、それ以来はちょっと遠ざかっていました。
でも、「サイエンスZERO」の番組を通して、また科学を好きになってきました。
- 今までの「サイエンスZERO」の放送回の中で、特に印象的だったのはどれですか?
「冬眠の科学」のエピソードは面白かったですね。
冬眠している生物を観るのも面白かったですし、「冬眠」を現代医療に使えないかといったエピソードがすごく興味深かったです。
≪参考≫
「もはやSFではない! “人工冬眠”研究最前線」
https://www.nhk.jp/p/zero/ts/XK5VKV7V98/episode/te/QZPPQQYK2V/
- 逆に放送で苦労したエピソード回はありますか?
石垣の研究をしている高校生に密着した回で、実験のために高校生と一緒に石を集めて石垣のモデルを作ったのですが、寒い時期にたくさんの石を集めるという準備が大変でした。
番組では研究者の方から何度も実験する話をよく聞くことがあったのですが、高校生と準備する作業に関わって、実験の大変さ実感しました。
≪参考≫
はばたけ未来の科学者たち!“スーパーサイエンス高校生”SP
https://www.nhk.jp/p/zero/ts/XK5VKV7V98/episode/te/345ZRRMN3G/
- 特別展「古代DNA―日本人のきた道―」に展示されている古代人と、もし会話できるとしたら、どんなことを聞いてみたいですか?
古代人のメンタルが知りたいです。
その時代にどんなマインドで生きていたのかとか、どんな悩みを持っていたのかとか聞きたいです。
悩みの相談会をやりたいです(笑)
昔の人が食べていたものとか、どんな生活をしていたかとかは、今の科学の力でどんどんわかってきていますが、文字が残っていないので、思っていたことを知るのが難しいのかなと思います。
なので、もし直接会えたら、そういう話がしたいです。
- 逆に現代人として井上さんが古代人にこんな悩みがあると伝えたいことは?
「私は将来が不安なのですが、古代人は不安じゃないですか?」と聞いてみたいです(笑)
- 最後に楽しいニュースの読者のみなさんに向けて一言お願いします
特別展「古代DNA―日本人のきた道―」は、「DNA」と付いているので、もちろん科学要素もありますが、展示なので観て楽しめるところが大きなポイントです。
教科書で見たような土偶の姿や人骨などは、インターネットでも見られるようになりましたが、生で観る迫力は全然違います。
科学の力が発達して、例えば、昔の人はシミができやすい体質だったとか、現代人にも親近感を感じられるようなこともわかるようになってきました。
観るのも楽しいですし、知るともっと楽しいですし、その知ることの裏には科学技術の発達があることを感じられて楽しめる展示会ですので、ぜひお越しください。
- ありがとうございました
(取材: 森川 創)
関連リンク:
特別展「古代DNA―日本人のきた道―」取材会に井上咲楽さん登場!
https://tanonews.com/?p=92866