昨日 3月 21日に3年連続で2桁成長の日本ロレアルが事業戦略説明会を開催し、ビューティーカンパニーとして、消費者のニーズに沿った戦略を推進し、世界No.1のテックカンパニーを目指し、AIやテクノロジーの活用、ビューティーテックの研究開発に注力することを説明しました。
日本ロレアル株式会社 代表取締役社長 ジャン-ピエール・シャリトンさん
国内の御殿場工場、川崎R&Dなどの4つの拠点、年次売上の向上、2024年をイノベーション、ディストリビューション、コミュニケーションの観点からの振り返り、日本向け・日本から着想を得て開発された製品、インバウンド・メンズ・ベビーブーマー世代の3つの区分での戦略について説明。
同社 経営戦略・マーケティング開発本部 チーフ コンシューマー オフィサー 前田 ジェームスさん
人口減少・少子化にも関わらず美容人口が増えていること、開発に生成AIを活用すること、日本市場規模 1兆円の美容家電 Beauty Techの開発、AirLight PROについて説明。
同社 デジタル戦略統括本部 本部長 上久保 学さん
生成AIを活用するマーケティング・プラットフォーム戦略、「CREAITECH」というコンテンツラボについて説明。
同社 ロレアルリュクス事業本部 事業本部長 都築 誠也さん
リュクス事業部の12のブランド、オンラインビジネスでのリーダーシップ、メンズカテゴリーでの10倍の速さでの成長、ブーマー世代の購入金額について説明。
ロレアル リサーチ&イノベーション 北アジアゾーン デジタルトランスフォーメーション 兼 カラーサイエンス統括 アレクサンダー ジャスパースさん
科学技術力、研究開発の推進力等、BEAUTY TECHや BEAUTY DATABASEの説明。
ロレアル リサーチ&イノベーション 北アジアゾーン オーグメンテッド・ビューティー統括 ダニエル イエさん
BEAUTY TECHから生み出された AIRLIGHT PRO、LANCÔME HAPTA、NANORESURFACER 400 BOOSTER等のBEAUTY DEVICEの説明と、CESアワード受賞についての紹介。
ロレアルグループは、116年にわたり美容・化粧品業界のリーダーとして、世界中の消費者の美へのニーズに応え続けてきました。
近年では、「ビューティーテックによる一人ひとりのための美」の実現を掲げ、生成AIを搭載したパーソナルビューティーアシスタントや、髪にも環境にも優しいヘアドライヤーなど、よりパーソナライズされ、包括的で責任あるビューティーの実現に向けたイノベーションを推進しています。
日本市場においては、1963年の事業開始以来、現在20のブランドを展開し、成熟した科学エコシステムと高い審美眼を持つ市場を重要な拠点と位置づけています。
2024年度は、プロダクトイノベーションや新ブランド導入の効果により、前年比2桁成長を達成。
特にラグジュアリーブランドを擁するリュクス事業部では、「イヴ・サンローラン・ボーテ」や「shu uemura」が過去最高益を記録しました。
さらに、「プラダ ビューティ」の本格ローンチ、「3CE」「スキンシューティカルズ」の日本再上陸を通じ、ビジネスの拡大を図っています。
説明会では、2024年度の振り返りと2025年度の日本市場戦略、そしてロレアルグループが注力するビューティーテック領域におけるビジョンについて発表が行われました。
また、日本初公開となる 4つのビューティーデバイスを展示されました。
【開催概要】
名称: 日本ロレアル 2025年度事業戦略説明会
開催日: 2025年3月21日(金)
・記者説明会
・ビューティーデバイスのタッチ&トライ
(情報提供: 日本ロレアル PR 事務局、取材: 森川 創)