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2025.07.04イベント・キャンペーン

「PARCOで発酵」井上咲楽さんがスペシャルトークショーに登壇!

 

6月 20日から浦和PARCOで開催されている「PARCOで発酵」のスペシャルイベントとして、3月に楽しいニュースで独占インタビューを行った発酵食品ソムリエ・食品衛生責任者の資格を持つタレントの井上咲楽さんが登壇されたトークショーが 6月 28日に開催されました。
トークショーでは発酵食品ソムリエでもある井上さんが、自身の発酵食品作りの経験や健康への意識、そして 100kmトレイルランニング完走といったランニングと体調管理について語りました。
また、発酵食品がもたらす喜びや、家庭での発酵食品作り、特に実家での味噌作りを巡る家族との心温まるエピソードを会場のみなさんと共有しました。
さらに、多忙な生活における心の整え方として日記の習慣を明かしたり、みなさんからの質問にもていねいに答えていました。

 


MC 斉藤百香さん

 

井上咲楽さん

 

MC:
皆様に自己紹介いただいてよろしいですか?

 

井上さん:
私は家でたくさん発酵食品を作って、ぬか漬けを始め、塩麹や醤油麹や豆板醤を 10代の頃から作っていまして、発酵が大好きで、発酵に囲まれた暮らしをしています。

 

MC:
自分もランナーの端くれとして触れずにはいられない話題があります。
奥信濃100 トレイルランニング100km完走、おめでとうございます!

 

井上さん:
ありがとうございます。
トレイルランニングという山を走る競技があるのですが、長野の山を 100km、17時間15分かけて完走しました。

 

MC:
ランナーとしてもトレイルランナーとしても活躍するには体調管理や体や心のケアがとっても大切だと思います。
ここからは井上さんに発酵、健康について色々と伺ってきます。
「発酵」について、どのようなイメージでいらっしゃいますか?

 

 

井上さん:
ひとつひとつのもの、材料をかけ合わせていくと発酵して美味しくなったりとか、発酵してできたものが私にとっては、味が変わったり酸っぱくなったり、そういう変化が料理とはちょっと違う可能性があると思います。
また、できた発酵食品を使って料理するのもすごく楽しくて、元々私はあんまり料理に興味がなかったんですが、発酵食品がきっかけで育てるのが楽しいなっていう感覚で発酵を作り始めて、それを使って料理に使ってみたらすごくご飯が美味しくなったり、深みが出たりとかして、自分の育てた子たち(発酵食品)でこんなに美味しくなるなんて嬉しいのと、世話してあげなきゃいけないみたいな…。
それがちょっと大変ではあるんですが、愛しさもあって発酵がすごく好きになりました。

 

MC:
日本酒を発酵しているところを見たことがありますが、本当に愛しくなりますよね、生き物だなって。

 

井上さん:
発酵食品を作って、日々観察していると本当にそう思いますね。

 

MC:
普段はどんな発酵食品を食べられていますか?

 

 

井上さん:
今は夏野菜をぬか漬けにして、家に帰ったらまず料理する前にぬか漬けをボリボリ食べたりしています。
お腹が空いてる状態で料理するのはあまり好きじゃないので、ある程度お腹に入っていて欲しくて、ぬか漬けをボリボリ食べています。
あと、塩麹は結構いろんな料理に使っていて、和食もそうですし、オムライス作る時にケチャップに入れてケチャップライスにすると、すごくコクが出て美味しくなったりします。

 

MC:
咲楽さんのインスタグラムを拝見してると日々の生活の中で発酵がありますし、実家でよく作られてるイメージがありますね。

 

井上さん:
元々は母が結構発酵食品を作るのが好きで、特に味噌とかは家族で作ったりして、「味噌を作るから帰っておいで」みたいな連絡が母からあります。
実家にいた頃から発酵は身近なところにありましたし、家族で1つの行事として、発酵があったのかなと思ってます。
発酵にハマったきっかけは、母の影響ですね。
うちは 4姉妹で私は長女で、結構喧嘩も耐えない家族だったんですが、味噌を作ってる時に喧嘩をし始めると、母が「味噌が美味しくなくなるからやめて!」みたいなことをよく言われました(笑)
日々喧嘩はするのですが、味噌を作る時は喧嘩しないのと、納豆を食べません。

納豆は菌が強いので、納豆が味噌にも影響しちゃうらしくて。

 

 

MC:
トークショーに参加されている皆さんの中で、ご自身で発酵食品作ってるいる方どれぐらいいらっしゃるんでしょうか?
(観客の何人かから手が挙がり)
お味噌とか、キムチとかを作っていらっしゃるんですね。

 

井上さん:
(観客の一人に、発酵食品ソムリエを取った方がいて)
嬉しい! 私も発酵食品ソムリエの資格を取ったんです!

 

MC:
咲楽さんの影響で皆さん、発酵の輪がどんどん広がってらっしゃいますね。
おすすめの発酵の取り入れ方はありますか?

 

 

井上さん:
塩麹は塩の代わりに使うとか。
塩麹を作ってもあまり使い方が分からないということも聞きますが、一番簡単なのは、お味噌汁にちょっと入れると美味しくなったり、パスタの茹で汁と一緒にソースを作る時にちょっとだけ塩麹に入れてあげると、それだけでも全然美味しくなります。
発酵食品作って世話するのが大変だと思いますが、例えば塩麹は冷蔵庫に入れると、発酵が進むのが抑えられたりします。
ぬか漬けもぬか床を失敗するという話もよく聞きます。
私も相当失敗しています(笑)
失敗するたびに、実家からぬか床をもらったり、市販されている美味しそうなぬか床を買ったりしています。
ぬか床がうまくいかなくても、そんなにネガティブにならず、みんなと違うやり方も逆に魅力的だなと思っています。
18歳で上京して、母のぬか床と同じような食材を漬けていたんですが、味がどんどん変わっていて、同じぬか床で同じ食材を漬けていても同じ食材つけているのに、母のぬか床と味が違うのはすごく面白いです。
発酵は生き物だから気まぐれなのはしょうがないと、気軽に発酵を取り入れてもらえたらなと思います。

 

MC:
1回失敗してもめげずに立ち上がるというのは、咲楽さんのランのスタイルにも似ていますね。
会場の皆さんで、ぬか漬けをやっている人はいますか?
(何人かから手が挙がり)
(挙手している)後ろの男性、すごく美味しいぬか漬けを作ってそうですね。

 

その男性:
茗荷を作っています。

 

井上さん:
茗荷いいですよね。茗荷と漬かり過ぎた きゅうりで、ぬか漬け炒飯を作りました。

 

その男性:
タルタルを作りました。

 

MC:
すごい! アレンジレシピも。活用されていらっしゃいますね。

 

井上さん:
皆さんのぬか床の味を知りたいです。

 

 

MC:
現在、「PARCOで発酵」というポップアップイベントを 1階でやっています。
発酵の化粧品や食材もありますので、ぜひお帰りにお立ち寄りをいただきたいです。
咲楽さんは気になった商品はありましたか?

 

井上さん:
発酵は見ていてたまらなくワクワクしちゃうんですが、中でも無印良品の塩レモンの参鶏湯が気になりました。
参鶏湯は、手軽で美味しそうで、この時期にもぴったりでいいなと思いました。
あと先ほど飲んでたのですが、コンブチャもすごく美味しかったです。
コンブチャは、家でも作っていて、昨夜、コンブチャを仕込んでいました。

 

 

MC:
さて、トレイルランニングをするには体調管理や体力が必要だと思います。
どのように日頃、体調の調整をされていますか?

 

井上さん:
フルマラソンを走った翌日は、なぜか体調を崩しがちです。
走ったあとによく風邪をひきがちなので、気をつけないといけないと思っています。
100kmのトレイルランニングの後はケアを頑張っても一時的に食欲が落ちたりしますが、そんな時でもなるべくぬか漬けとかさっぱりしたものを食べてみたりしています。
お味噌汁にちょっと塩麹を入れたり、自家製のヨーグルトを食べたり、発酵食品も 1つ取ればいいわけではなく、いろいろな食品によっていろいろな菌があるので、いろいろなものを少しずつとるために、私は、調味料がすごくいいなと思っています。
調味料なら、いろいろなものに使えて、いろいろなものに掛け合わせて使えて発酵食品が摂れます。
これを食べたら体調もマラソンも劇的に変わる!というものではありませんが、健康も体調も日々の積み重ねが大切なのかなと思っています。

 

 

MC:
食欲がない時でも取り入れられる発酵の調味料はとてもいいですね。

 

井上さん:
例えば、豆腐だけ食べられるとなったら、豆腐に醤油麹に乗せるだけでも発酵食品を摂れたりします。
毎日料理を頑張って作るとかではなくて、皆さんには仕事があったり他にもいろいろなやりたいことや、やらなきゃいけないことがある中で、料理を作らなくてもいいものを取り入れることができます。

いろいろなことを選択できる時代に、その中の選択肢に発酵があったらいいなと思います。
1階のポップアップショップにあったように、作らなくて手軽に取り入れられる発酵もあると思うので無理して全部やる必要はないと思います。
私も料理が全くできない時もあるし、「丁寧な暮らし」という概念にとらわれすぎなくてもいい時代なんじゃないかなと思います。

 

MC:
心と向き合うことも大切ですね。咲楽さんは、食がエネルギーの言動力ですね。
トレランの YouTube動画も拝見させていただいたんですが、消費して食べて消費して、そしてまた食べてエネルギー出して毎日頑張って生き抜いているというパワーを感じました。

 

井上さん:
走ってると、エイドステーションという食べ物とか飲み物が置いてあるところがあります。
そこでご飯を食べられるのがすごく楽しみなんですが、胃が疲れて食べられなくなってしまうと明らかにパワーが落ちてしまったり、逆に温かい豚汁をエイドテーションで飲むと一気に胃が復活してまた食べられたりとかもします。
だから本当に食べ物の力すごいなって思うし、奥信濃を走っているときは、体が極限状態だからなんか食べ物によって元気になったり、胃が復活してきたりします。

 

 

MC:
多忙な芸能生活の中で、ちょっと心がモヤモヤしたり、乱れたりっていう時もあると思いますが、心の整え方はどのようなこと意識されてますか?

 

井上さん:
よく落ち込んだりなんだりしてるんですが、10年以上前、中学生の時からずっと日記をつけています。
「3年日記」という日記がありまして、例えば、今年の今日、来年の今日、再来年の今日というのが 1ページで一気に見られる日記があります。
これまで 3年日記を何冊もやってきていて、今年からは「5年日記」を付けています。
今、25歳で、5年日記をつけると 30歳になるので、5年日記にしたのですが、この 5年間で自分がどういう風に変わってくのかなとか、あるいは意外と変わってないから、まあ、こういう自分もいるんだな、ということを受け入れようと思っています。
無理していいことを書くというよりは、こんなことが嫌だったとか、こんなことがすごく悲しかったといった、「ないことにしない」(=自分を押し殺さない)という風な書き方をしています。
なかなか人には言えないことでも、SNSとかでなく誰にも見られないところに書いておくことは、心のセルフケアになると自分では思ってます。
日記は毎日書かなくてもいいんです。
知り合いが、一緒に走る時に「5分だけ筋トレしてきたんだよね」と言われて、「5分だけって、意味あるんですか?」と聞いたら、「筋トレ嫌いでも なんかやった方がいいなって思うから、やらないよりマシ」と言われたことがあります。
確かにやらないよりもマシかもと共感しました。
料理でも何でもそうだと思うんですが、完璧にやらなくてもやらないよりもマシかなというぐらいの気持ちでやっていると、ちょっと進んだような気持ちになります。

 

 

MC:
今日の会場は浦和PARCOさんですが、PARCOについてもお伺いしたいと思います。

 

井上さん:
埼玉に ばあちゃんの家があるんです。
なので、浦和からは離れてるとは思うんですけど、埼玉自体は結構来ています。
飯能にも妹と行ったりします。
浦和PARCOは、今回初めて来ましたが、浦和は乗り換えでよく使っています。
実家が栃木なので、湘南新宿ラインに乗ってくときに浦和で乗り換えをする時もあります。
浦和駅から浦和PARCOはよく見えるので、10代の頃からよく見ていました。
実際 浦和PARCOに来てみてゆったり見られていいなと思いました。
お店もすごく見やすいですね。
他のPARCOも行ったりするんですが、浦和PARCOは広くていいなと思いました。

 

MC:
映画館もあるんですよ。

 

井上さん:
図書館もあって、いろいろな人が来られているんですね。

 

 

MC:
定期的な健康診断やがん検診、そして日常的なセルフケアに役立つカウンセリングなどを幅広く提供している「ウェルパ」というメディカルモールがあります。

 

井上さん:
今日は 7階に行ってちょっと見学をさせてもらったんですが、癒されるような空間で色使いとかも優しくて、デザインもちょっと丸みのあるようなデザインがあって柔らかかったのですごく行きやすいなと思いました。
25歳の私には定期健診はなかなか行きにくいところがあるのですが、浦和PARCOなら買い物ついでに行ってみようかなと思うので、すごくいいなと思いました。

 

MC:
ウェルパは病気になる前に自分をケアする場所というコンセプトで作られています。

病院は、病気になったら行く、具合が悪いから行くってイメージがあると思いますが、お買い物ついでにちょっと健診しようかなとか、自分をケアする場所としてぜひ足を運んでみてください。
さて、ここからはお客様からの質問コーナーにしたいと思います。

 

男性観客:
「新婚さんいらっしゃい!」のアシスタントは楽しいですか?

 

井上さん:
はい。楽しいです。
ちょっと前に徳之島に出張収録に行ったりしたのですが、収録前に藤井隆さんやスタッフさんたちと一緒にその土地の美味しいご飯を食べたりするのも楽しいですし、私はまだ未婚なので、いろいろなご夫婦を見られるのはすごく楽しいです。
なかなか聞けない話だったり、掘り下げられない話だったりとか、面白いご夫婦とかもいらっしゃって、それぞれのカラーがあって「型」に当てはまらないご夫婦がいらっしゃってすごく楽しいです。

 

子供:
科学は好きですか?

 

井上さん:
もしかしたら、NHKでやってる科学番組「サイエンスZERO」を観てくれたのかな?
お姉さんは学生時代に科学が本当に苦手でテストの点数も悪かったのね。
でもサイエンスZEROという番組の中で色々教えてもらう中でだんだん好きになりました。
どの放送回が好き?

 

子供:
「炎(をテーマにした)」の回が好きです。

 

井上さん:
ちょうど昨日「サイエンスZERO」の収録してました。かなり面白いからまた見てね。
科学好きですか?

 

子供:

好き。

 

井上さん:
ありがとうございます!

 

MC:
最後にお越しの皆様に一言お願いできますか?

 

井上さん:
今日は発酵というテーマでトークショーさせていただいたんですが、色々な話ができてすごく楽しい時間だったなと思います。
発酵を使ったり、PARCOの 7階に行ったりいろいろなセルフケア方法があると思いますが、皆さんにはそれぞれの発酵やセルフケアの方法を楽しんで欲しいなと思いますし、1個ダメでもダメだと押しつぶされずにいろいろなことにチャレンジしてほしいなと思います。
これからも発酵を楽しみたいと思います。ありがとうございました。

 

 

井上咲楽さんの食と健康への考え方や自己ケアの重要性を、井上さんの個人的な経験を交えながら楽しく語るトークショーでした。

 

(取材: 森川 創)