世界中の美味しい食べ物や名店が集結している都市・東京。
そんな東京では、地元の懐かしいあの味を堪能することもできます。
そこで!愛知県出身の私がオススメする、東京で食べられる名古屋めしをご紹介します( ´ ▽ ` )ノ
名古屋めしの調味料といえば、やはり味噌!
味噌カツ、味噌おでん、味噌煮込みうどん、どて煮など。
また、多くの家庭の冷蔵庫には「つけてみそ かけてみそ」という、マヨネーズ並みの万能な味噌ダレがあり、ドレッシング代わりにサラダにかけたり、揚げ物につけたり、ご飯にかけたりします。味噌が、名古屋の人々の味覚を作っていると言っても過言ではありません(`・ω・´)
愛知を代表する味噌といえば、赤だしの「八丁味噌(はっちょうみそ)」ですが、これは名古屋発祥ではなく、私の地元・愛知県岡崎市の名産品です。
八丁味噌というのは、岡崎城から西に八丁(約873メートル)の距離に味噌蔵があることに由来します。
自然の気温変化に任せた天然醸造で、二夏二冬(ふたなつふたふゆ)、2年以上熟成させます。
そんな地域の特性を生かした八丁味噌の二大巨頭は、「まるや八丁味噌」と「カクキュー八丁味噌」です。
今回は、室町時代に創業した「まるや八丁味噌」をもとにした、味噌おでんがいただけるお店をご紹介します。
港区・麻布十番にある「煮込み てらにし」です。
味噌おでんとは、こんにゃくやたまごなどの具材を、八丁味噌、だし、砂糖、酒などで煮込む、名古屋めしです。
赤だしの八丁味噌を使うので、色はかなり濃いです。
味は、コクがあってまろやか♪
味噌の風味と、濃厚な甘みで、ご飯が欲しくなりますヽ(*´∀`)
中まで、よ〜く染みています。 |
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「みそタン」(写真左)は、ゴロッと大きくて分厚いです。
口に入れると、肉の繊維がほどけていき、肉の旨みと味噌の甘みが広がります。
これは絶品!是非食べていただきたいです。
「煮込み てらにし」の八丁味噌おでんは、こんにゃく、ちくわ、たまご、大根、豆腐、つくね、里芋、ぶたバラ、みそタンの9種類です。全品盛りもありますよ。
東京で味噌おでんを食べたのは初めてで、とても懐かしい気持ちになれました。
そして、一品料理の中に「どて煮」というキーワードを発見しました!これも懐かしい!!
「じっくり煮込んだどて煮」
こちらも八丁味噌を使っているので、赤黒い色をしています。
具材は、牛すじ、こんにゃく、大根です。
豚のモツが入っていることも多いですよ(^^)
「どて煮」は、大阪の「どて焼き」が発祥だといわれています。
どて焼きは、白味噌やみりんで、牛すじを煮込んだものです。それに対して、どて煮は、八丁味噌などの赤味噌で、牛すじや豚のモツや野菜などを煮込んだもの。
大阪発祥の料理でも、八丁味噌を使うと、すっかり名古屋めしの味になりますね。
ちなみに、名古屋では、どて煮をご飯にかけたものを「どて飯」と呼びます(о´∀`о)
名古屋めしを語る上で、やはり八丁味噌は欠かせません♪
色の濃さに驚くかもしれませんが、ぜひ食べてみて欲しいソウルフードです。
他にも、味噌串カツや手羽先、ひつまぶし、きしめんなどの名古屋めしがメニューに並んでいました。色々食べることができる、コースもありますよ。
地元・愛知県民オススメの「東京でめぐる名古屋めしシリーズ」次回もお楽しみに!
関連リンク:
▼煮込み てらにし
https://r.gnavi.co.jp/h1jsb9df0000/
▼久保井朝美プロフィール