梅雨の季節は、辺りが薄暗く、じめじめしていて、気持ちも晴れませんよね。そんなときは、お花を見て元気になりましょう。今回は今の季節を代表するお花、「あやめ」と「あじさい」を求めて、茨城県潮来市に行ってみました。あやめは、「水郷潮来あやめ園」周辺、あじさいは「二本松寺」で見られます。
潮来(いたこ)という地名は聞いたことがあっても、場所がいまひとつわからない人も多いと思います。千葉県から行くと、利根川を渡ってすぐの所です。
まずは、水郷あやめ園です。現地に着いてすぐに見えたのが、花嫁さんの銅像です。昭和のヒット曲「潮来花嫁さん」の記念歌碑だそうで、ボタンを押すと音楽が流れ出します。
たくさんのあやめが咲いています。水郷あやめ園では、約500種1000万株のあやめ(花菖蒲)が順々に咲くそうです。
近くには霞ケ浦や北浦の湖があり、湿地を好むあやめに最適な場所であります。奥に見える橋に登ってみましょう。。
上から見ると、綺麗に並んで咲いていますね。風が吹いてくると、とてもさわやかです。
あやめ娘が、枯れた花を摘み取っている様子も見られました。
手漕ぎ ろ舟に乗ることもできます。風情がありますよね。水が豊富な潮来ならではですから、時間がある人は乗ってみてはいかがでしょう。
こちらは「潮来笠記念歌碑」。橋幸夫さんの「潮来笠」という曲で、「潮来の伊太郎 ちょっと見なれば~♪」と、どこかで聞いたことがある人もいるのではないでしょうか。
こうやって見てみると、上品かつ華やかな花ですね。
黄色の花は少なめですが、ところどころで見られます。
なんとなく蝶々が飛んでいるように見えませんか?
こちらで記念撮影ができますよ♪
人力車に乗って園内を一周することもできます。有料ですが、案内してもらいながら楽しく観光できます。
あやめを持って帰りたいと思った人は、お店で買うことができますし、お土産にも困りません。
あやめの手ぬぐいや水中花、漬物などがあります。
昼間の太陽を浴びたあやめもよいですが、夜(18:30~22:00)はライトアップするので、また違った風景を楽しむことができるようです。
また、日によっては、嫁入り舟を見ることができます。
続いて、「二本松寺」へ向かいました。あやめ園からは車で10分くらいのところにあります。
お寺なのですが、入山料を払ってから本堂に行くまでの道端に紫陽花がたくさん咲いています。
横には田んぼがあり、現実を忘れてタイムスリップしたような感覚になります。
小高い山に紫陽花がびっしりです。
ここには、約100種10,000株の紫陽花があります。この日もいろいろな紫陽花が見られたのでその一部を紹介しましょう。
こちらはアナベルです。白い紫陽花は、緑の背景に映えますよね。
エリエールアニバーサリーです。大王製紙のエリエールブランド生誕30周年という節目に開発された紫陽花です。
ダンスパーティーです。ダンスをしているような咲き方をする紫陽花です。
柏葉紫陽花ハーモニーです。葉っぱが柏の葉に似ています。花の形が葡萄のようです。
ミカコです。うっとりする美しさですね。
レッドバロンです。真紅色の素敵な花です。写真をよく見たら、カエルが紫陽花を眺めています(笑)
キラキラ星。八重咲き、覆輪タイプで、ギフトとしても人気が高い紫陽花です。
紅です。ヤマアジサイですが、かわいらしく咲いています。
紫陽花は、種類によって花弁の形や枚数が異なります。色は、土壌がアルカリ性か酸性かによっても変化し、酸性が強いと青っぽくなり、反対にアルカリ性よりだと赤に近づきます。おもしろい花だと思いませか?
ここでは、ほんの一部しか載せられませんが、他にもまだまだあったので、好みの紫陽花を探してみると楽しいと思います。
紫陽花ではないですが、歩いている途中で気になる木がありました。多羅葉というモチノキ科の木です。ハガキの木とも呼ばれ、葉の裏に傷をつけると黒くなるので、昔は文字を書いてハガキのように使っていたそうです。よく見たら、文字が書いてありました(笑)。
出口では、ラスクとどら焼きが売られていました。お土産にいかがでしょうか。
これから咲きそうな紫陽花もたくさんありました。7月上旬まで楽しめるようなので、あやめ祭りと一緒に出かけてみてはいかがでしょうか?
■あやめまつり
場所:水郷潮来あやめ園周辺(潮来駅から徒歩3分)
開催期間:2018年5月26日~6月24日
入園料:無料
http://www.e-tabi.org/2018/18ayame.html
■あじさいまつり
場所:二本松寺 あじさいの杜(車:東関東自動車道 潮来ICから 約15分。電車 :JR潮来駅からタクシーで約15分)
開催期間:6月中旬~7月上旬(9:00~17:00)
入山参拝協力金:300円