ハロウィンが過ぎて、次に控える大きなイベントといえばクリスマス。
先日、新宿高野本店で「苺&X’masコレクション」の内覧・試食会が開催されました。
冬のフルーツの主役といえば、苺です。
苺をメインに厳選したフルーツを使った、クリスマス限定のケーキ、デザート、デリカテッセンなどがお披露目されました。
はじめに 4代目社長の髙野吉太郎さんから、ご挨拶がありました。
新宿高野は、フレッシュフルーツの販売から始まり、現在はケーキなどの生菓子、サラダなどのデリカテッセン、果物マドレーヌをはじめとする焼菓子を販売し、タカノフルーツパーラーではパフェなどを提供しています。
様々な商品があるものの、133年間の新宿高野の歴史で、ずっと核にあるのはフルーツです。
果物屋として、フルーツを最も美味しく食べるための提案を続けているとお話されていました。
フルーツの中でも、苺は「大戦争時代」だそうです。苺は、木にできるフルーツと比べて新しい品種を開発しやすく、老若男女に人気があって需要が高いので、新しい品種が次々に登場します。
「夏秋苺 恋姫」(長野県産)冬だけでなく、夏や秋に旬を迎える品種も開発されています。
時期や品種に応じて、カットフルーツにしたり、ケーキやパフェにしたり、ジャムや焼き菓子にしたりしているそうです。
苺で香り付けした紅茶「苺のチャイ」もありました。
クリスマスには、苺が主役のパフェが登場します。
苺のサンタクロースがとても可愛いです。
また、フルーツたっぷりのクリスマスコースが提供されるそうです。
苺とメロンで、クリスマスカラーになっていますね。
よく見ると、シャンパンの中にも苺が入っています。
イチオシのメニューを試食させていただきました。
まずは、デリカテッセン。
写真右から、合鴨のオードブルサラダ、シーフードカルパッチョ、マスクメロンミルクデザート、マンゴーフリュイデザート
「合鴨のオードブルサラダ」は、ベリーの酸味と合鴨が良いバランス。
「シーフードカルパッチョ」は、エビやサーモンが爽やかなぶどうを引き立てます。
サラダやカルパッチョといっても、主役はフルーツです。野菜も肉も魚も、あくまでフルーツを美味しく食べるための脇役で、果物屋としての「果物ファースト」の精神を感じました。
「メロンミルクデザート」と「マンゴーフリュイデザート」は、ババロアやムース、ジュレの組み合わせで、スッキリした甘さでした。
写真中央の「苺ミルクデザート」を含めた3種の「クリスマスカップデザート」は、12月21日〜25日の5日間限定販売だそうです。
続いて、クリスマスケーキのプレートです。
写真右下から時計回りに、マスクメロンNoel、キャラメルショコラ、プレクリスマス・フリュイ、ノエル・フリュイ
「ノエル・フリュイ」は、ビスキュイにラズベリームースとホワイトチョコムースの2層のムースがサンドされています。
上にトッピングされたフルーツの美味しさを引き立てるために作られたケーキです。
「プレクリスマス・フリュイ」(写真左)は、こぼれ落ちそうなくらい多くのフルーツが乗っていて、ビスキュイの間にも苺がサンドされています。
どのケーキもフルーツたっぷりで、クリスマスを彩るのにふさわしい華やかさでした。
こちらは、来年1〜4月に提供される予定の季節限定商品です。
写真右から、苺のパフェ、苺のプレートデザート、苺のジュース、シーズナルトライフル苺
苺のジュースは、1杯あたり約 1.3パックの苺を使って作っているそうです。水などは一切使用せず、100%フレッシュの苺でできています。
そのほかのメニューも、たっぷりの苺が贅沢に使われています。
季節限定商品の中から、「シーズナルトライフル 苺」のミニバージョンをいただきました。
下から、苺ジャム、フロマージュムース、苺とカスタードとパイグラム、シフォンケーキ、生クリーム、苺となっています。
ムースやクリームは、甘さ控えめです。苺の甘さや味を邪魔しないくらいに調節されています。
苺と乳製品はとことん相性が良いと感じました。苺の甘味と酸味、乳製品のまろやかさが絶妙なハーモニーを奏でます。
さらに苺づくしの一品がこちら。
「苺のパフェ」です。
下から、苺ジャム、パイグラム、苺ジャムとソフトクリーム、苺アイス、生クリーム、苺です。
生クリームの上に乗っているタピオカのようにも見える透明の粒は、スパークリングワインで作った「スパークリング粒ゼリー」というものです。まるで雪の上に輝く氷のようで、インスタ映えしますね。もちっとしていて、食感のアクセントにもなります。
苺は、今 1番美味しい時期を迎えているとちおとめです。甘くてみずみずしかったです。
最後に、焼菓子などのプレートです。
左上から時計回りに、果実のドリンクジュレ栃木県産とちおとめ、オレンジケイク、マロンケイク、果実マドレーヌ(黒いちじく、苺)
「果実のドリンクジュレ栃木県産とちおとめ」は、苺そのものを食べているような自然な甘さと酸味でした。
焼菓子はバターの香りが豊かでコクがあるアーモンド生地で、フルーツの味が際立つように計算されています。
特に「果実マドレーヌ」は、その名の通り果実をしっかり感じられました。
サラダもケーキも焼菓子も全て、「果物ファースト」。フルーツを美味しく食べることを第一に考えられていました。
苺をはじめ様々なフルーツで、クリスマスを彩るのはいかがでしょう?
(執筆 久保井朝美、 撮影 森川創)
関連リンク:
▼果物専門店 新宿高野 タカノフルーツパーラー&フルーツバー
http://takano.jp/takano/
▼久保井朝美プロフィール
http://www.weathermap.co.jp/caster/kuboi-asami/